蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜 作:松兄
アレから2日後。いよいよジャパンカップの開幕の日。晴也は、蓮ノ空のメンバーと合流して会場入りした。
さやか「まっまく、先に行ったと聞かされたときは何事かと思いましたよ」
晴也「すみません。1回戦の相手が留学してた時の留学先だったんです」
梢(その晴也くんが会った相手、女の子なのよね……)
この大会は、かつて大空翼が制したワールドユースで激闘を繰り広げた、ブラジルユース、オランダユース、スウェーデンユース、フランスユースの他に、イタリアのロンバルディアユース、ピエモンテユース、そしてドルトムントユース、開催国として全日本ユースが招かれていた。
そして開催国の高校サッカー日本一として蓮ノ空だ。
おえらいさんの挨拶を割愛し、いよいよ1回戦。ドルトムントユースvs蓮ノ空学院の試合。
――だが、ドルトムントユースの空気がおかしい。ヤノサさんの空気が何か獲物を殺すかのような狂気じみた空気になっている。
晴也(なんだ………?)
昨日の夜――、ドルトムントユースのミーティングでは、蓮ノ空のデータが試合映像として映し出されていた。
その映像を見ていたヤノサは、
ヤノサ(………?)
ヤノサ「!!」ガタッ!
ヤノサは、音を立てて席を立ち上がった。
監督「ど、どうした?」
ヤノサ(何……コレ。どの試合も、晴也君におんぶに抱っこで勝ち上がってきたような試合ばかり! 晴也くんを利用して勝利という甘い汁を吸ってるだけの寄生虫共に囲まれてるんですか!?)
映像には、確かにチームメイトの守備や得点もあったが、それのキーマンになってたのはほぼ晴也。
晴也がいなければ何もできないチームに見えていた。
ヤノサ(許せない……! 自分たちのために、晴也くんを使い潰す気だなんて!)
そしてこの感情が、今回の発端である。
選手が整列し、握手する。だが、
花帆「よろしくお願いします」スッ
手を差し出す花帆先輩。
ヤノサ「……………」
しかし、手を取らずに行ってしまったヤノサ。
花帆「え?」
慈「何あの子!? 感じ悪!」
綴理「はるに聞いてたけど、さやにすごい似てるね。けど……」
瑠璃乃「纏ってる空気が似ても似つかないと言うか……」
晴也(アイツ、この間会ったときとはまるで別人……何があった?)
STARTING MEMBER!!
ドルトムントユース
GK 敵のキーパー
DF 2番 3番 ツサノ
DMF ヤノサ 6番
OMF 7番 8番 9番
FW 10番 11番
蓮ノ空
FW 晴也
OMF 吟子 花帆 瑠璃乃
DMF 綴理 小鈴
DF 木曽路 さやか 慈 姫芽
GK 梢
晴也(っし、日本での成果、見せてやる!)
晴也が意気込んでいるが――、
ツサノ(ヤノサ、怒ってるなぁ……)
ヤノサ(……処刑します)
そして、世界の選手達が観客席から見つめる中、試合開始のホイッスルが鳴った。
― つづく ―
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