蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜 作:松兄
セルフコラボ①(第57話):似て非なる世界の自分たち
ここは、とある世界。晴也たち蓮ノ空学院が、インターハイで絶対王者、雷門を倒し日本一になった世界。
今は、今後開かれる世界大会に向け、日本中の猛者たちが練習に励んでいた。
以前こちらの世界では、U-18イタリア代表の2軍と、U-18日本代表が戦い、日本が勝利を収めていた。だが、相手は2軍。それを最近聞かされ、サッカー協会から練習指示を受けていたのだ。
そして、今は休憩時間になり、サッカー部全員屋上で休んでいた。
花帆「今日もきつかったね〜……」
瑠璃乃「ルリ、バッテリーが……」
さやか「でも、いい練習になってますよ……」
綴理「うん」
慈「もうしばらく休んだら、またもうワンセット行く?」
梢「あら、乗り気ね慈。じゃあ後5分は休みましょうか……」
花帆「わぁい……5分も休めるんだ〜……」
天馬「み、みんな………」
監督が戸惑ったような顔で俺たちを見る。
晴也「監督? どうしました?」
天馬「あの……足元……」
晴也「足元……っ!」
蓮ノ空『きゃぁあぁあぁあああっ(うわぁぁあぁああっ)!!??』
天馬「み、みんな!?」
突如足元に空いた穴に、真っ逆さまに落ちていった俺たち。天馬監督の叫びも虚しく、穴はすぐにふさがり、俺達は落ちていった。
※「ここから向こうのメンバーには(V)をつけます」
晴也たち蓮ノ空は、ジャパンカップでドルトムントユースに敗退し、蓮ノ空に戻ってきており、練習に励んでいた。
花帆「瑠璃乃ちゃん!」パス!
瑠璃乃「あいあい!」パシッ
兵太「行かせないっすよ!」
すると、
『うわぁあぁあああっ!!???』
梢「ん? 何か聞こえ……」
ズドォオオォオオオンッ!!
丈二「うわっ!!」
晴也「な、なんだ!?」
フィールドに何かが落下してきた。
幸い、謎の落下物に巻き込まれた人はいない。土煙が辺りに立ち込める。
目を凝らしてそれを見ると……
蓮ノ空『!!???』
蓮ノ空(V)『痛ててて………』
もう1人の自分たちだった。
セラス(V)「あ、あれ……ここは?」
さやか(V)「分かりません…花帆さんどいてください重いです…」
花帆(V)「さやかちゃん!? それは酷いよ!!」
泉(V)「い、今はそれより状況確認したほうが良くないかい?」
梢(V)「そ、そうね……ここはどこなのかしら……!?」
晴也(V)「ど、どうしました梢先輩? そんなお化けを見るような……」
梢(V)「あ、あれ………」
梢(V)先輩が指差した方を見ると、
花帆「…………ドッペルゲンガー?」
慈「いや……、上から落ちてきたよ?」
さやか「上………!?」
上空を見ると、黒い大きな穴が空間に空いていた。しかし、その穴はすぐに閉まってしまった。
唖然として、お互いに見つめ合う両者。晴也が口を開いた。
晴也(V)「もしかして………」
晴也「パラレルワールド?」
蓮ノ空&蓮ノ空(V)『『え、えぇええええええっ!!???』』
その後、サッカー部室に行き状況を確認する。周りのみんなから『え!?』と、当然驚かれたが、取り敢えず状況が分からないことにはな……
聞くところによると、こちらの世界ではスプリング杯がそもそも存在せず、代わりにかつて会った翼さんや日向さん、たちが実際にいるらしい。
てことは、【キャプテン翼サンシャイン!!】の世界か?とも思うが、そうなると蓮ノ空がある事が説明がつかない。
それに、蓮華がこちらにもいて、学校はふらの。理亞さんと聖良さん、松山さんと同じチーム。
それらを総合すると………
晴也(V)「俺たちの世界と、前にあったバシムさんの【キャプテン翼サンシャイン!!】の世界を足して2で割ったような世界みたいだな……ヤノサさんも居るみたいだし」
晴也の出した結論に納得するみんな。こちらのみんなはほとんどが理解できなかった。
2人を除いて……。
晴也「なるほど、この世界自体がこの人たちにとっては自分たちの世界とほかの世界が混ざったような流れで動いてるわけか」
小鈴「大体分かりました」
吟子「うそ!?」
姫芽「というか、そっちの人たちあんまり驚いてないね〜」
姫芽(V)「あ〜うん。ほかの世界からお客さんが来て交流とかはしてたからね〜」
不思議そうなこちらの姫芽の言葉に、向こうの姫芽が答える。
梢「そうなのね。貴方たちは? 見かけないけど……」
泉(V)「ああ、私たちは……」
花帆「せっちゃん!?」
花帆先輩の驚いた顔。知り合い?
セラス(V)「こっちの世界の花ちゃんも知ってるってことは私も多分居るんだね」
梢「花ちゃん……?」
花帆「はい。私が小さい頃入院してた時にできた友達です! 来年高校生だったよね?」
セラス(V)「そうだよ。実はね………」
セラス(V)が、何があったか話してくれる
慈「中高一貫校の特別ルール!? そんなのあんの!?」
花帆「せっちゃんの学校が廃校!?」
セラス(V)「うん。けど、私は後悔してないよ? 花ちゃんやみんなと優勝できたし、何よりも瑞河の名前も残すことができたからね!」
花帆「そっか〜……よかった」
梢(V)「やっぱりどの世界でも花帆さんは優しいのね」
梢「それはそうよ。私の自慢の後輩だもの」
異世界の同一人物だが、お互いに花帆の自慢に花を咲かせる梢先輩たち。
花帆&花帆(V)「「恥ずかしいですよ……////」」
それに照れる花帆先輩たち。ちょっと和むみんな。すると、
さやか「で、なんかそちらの私は、そちらの晴也くんに距離が近い気がするんですが……何故?」
晴也(V)「え? ああ………」
さやか(V)「私たちは付き合ってますから///」
来夏「え?」
蓮ノ空『えぇえええっ!!???』
絶叫がこだまする。こっちの蓮ノ空。
梢「ちょっと晴也くんどういうこと!?」
さやか「わ、私、勝ちヒロインなんですか!?」
梢「まだわからないわ!!」
2人の様子に顔を合わせる蓮ノ空(V)のメンバー。
吟子(V)「ひょっとして………」
綴理(V)「こっちのこずは……」
慈(V)「晴也の事好きなの…?」
梢「わ、悪いかしら!?」
慈(V)「べっつに〜?」ニヤニヤ
蓮ノ空(V)の世界の慈先輩が、ニヤニヤと悪い笑顔でこちらの梢先輩を見る。
梢「慈! 異世界かもしれないけど、そのムカつく顔やめなさい!!」
小鈴「あと晴也くんは、ヤノサさんと、さやか先輩からも好きだと言われてます!」
晴也(V)「へ!?」
さやか(V)「晴也くん……?」
晴也(V)「お、俺じゃない! 俺じゃないから!!」
慌てる向こうの晴也。
晴也(V)「取り敢えず、多分そのうち迎えが来るだろうからちょっと練習しながら待たせてもらっても良いかな? 道具は一応つけてたからあるんだ……」
梢「道具って……慈? なんでボクシングのグローブなんか付けてるの?」
花帆「梢先輩も両手に野球のグローブ持ってません?」
小鈴「さやか先輩も……道着?」
梢(V)「ああ、コレは………」
ここで、練習内容を明かした俺たち。その練習メニューに顔を輝かせたこちらのメンバー。
晴也「それ、俺たちもやらせてもらって良いかな!?」
晴也(V)「俺は良いけど……」
さやか(V)「かまいませんよ?」
丈二(V)「おう」
兵太(V)「面白そうだしね」
梢(V)「じゃあ、少しの間、お世話になるわ」
蓮ノ空(V)『お願いします!!』
蓮ノ空『こちらこそ!』
― つづく ―
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