蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

65 / 65
セルフコラボ⑧(第64話):一矢報いる

 

 

 向こうにもあった、花帆(V)先輩。さやか(V)先輩。瑠璃乃(V)先輩の、3人連携の必殺シュート。

 [トライフレア]がこちらの蓮ノ空ゴールに突き刺さり点差は3点に開く。

 

 みんなは呆然とし、焦り始めていた。

 

晴也「クッソ………」

 

 花帆先輩と晴也がセンターサークルに入る。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 晴也の軽い蹴り出しから、花帆先輩がボールを戻す。ボールは慈先輩まで戻る。

 

慈(なにか、コイツらに初見殺しになる技は……!)

 

 慈の考えていることは、向こうの蓮ノ空のメンバーが知らない、こちらの蓮ノ空だけの技をぶつけるというもの。だが、生憎データが足りなすぎる。

 

 慈がドリブルで攻め上がると、吟子(V)が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!

慈 vs 吟子(V)

 

 

吟子(V)「センターバックが爆走は危険じゃないですか?」

 

 向こうの吟子(V)が止めに入る。慈が取られたかと思った瞬間!

 

姫芽「めぐちゃん先輩!」

 

 姫芽が走ってパスを要求。2人のワン・ツーで抜き去った。

 

吟子(V)「っ!」

 

慈(ん? 反応が遅れた………?)

 

 慈先輩が感じた違和感。

 

綴理(V)「行かせないよめぐ」

 

慈(っ! 綴理か………)

 

 そこへ、

 

小鈴「慈大先輩! こっちです!」

 

姫芽「こっちいますよ!」

 

綴理(V)(っ!)

 

 一瞬迷った綴理(V)。迷った末、姫芽の方に身体を切った。慈の判断は……

 

慈「小鈴ちゃん!」パス

 

小鈴「はい!」パス!

 

 

 普段ほとんど使ったことの無い慈先輩と小鈴の連係。今のワンプレー、相手の反応が悪かった気がする。先ほどの姫芽とのワン・ツーも。

 

 

慈(試してみるか………)

 

慈「姫芽ちゃん!」パス

 

姫芽「おっと! アレですね!」パス!

 

蓮ノ空(V)『!!???』

 

 慈先輩と姫芽の2人の必殺ワン・ツー。なぜか相手は対応ができていない。

 

晴也「もしかして!!」ダッ!

 

 

 何かを悟った晴也は、ボールを叩き込めそうな位置に走る。

 

花帆(V)「行かせない!」

 

姫芽「めぐちゃん先輩!」パス

 

花帆(V)「あっ!?」

 

慈&姫芽「「[みらくら師弟コンビ・V3]!!」」

 

 

 2人の阿吽の連係からの必殺ワン・ツーのパス回し。ディフェンスラインを切り裂いた。

 

慈「やっぱり! あんたたちの蓮ノ空には、アタシと姫芽ちゃんの2人連携の必殺ワン・ツーは無いんだね!!」

 

梢(V)「流石に慈だけあって勘は鋭いわね……」

 

梢(V)(さすがの私たちも、初めて見る技には対応が若干遅れる!)

 

さやか(V)「っ! ゴール前警戒!!」

 

 蓮ノ空(V)が、ゴール前を固める。

 

姫芽「行って!」ドッ!!

 

 

 姫芽からのセンタリング。

 姫芽の振り抜かれた右足から放たれたボールは、ゴールからやや逃げるようにカーブしながら山なりの弧を描いて晴也へ向かう。

 

晴也「うし…!」

 

 ――だが、

 

さやか(V)「そう来ると思いましたよ!」ガッ!!

 

慈(V)「さやか(V)ちゃん! 2人で潰すよ!」

 

晴也「っ!! 邪魔だ」

 

 2人の徹底的なマークに遭う晴也。だが、

 

晴也「? ……このボール、……曲がる!」

 

ギュオンッ!!

 

慈(V)「なっ!」

 

さやか(V)「このコースは……!」

 

吟子「ナイス姫芽!」

 

 そこに走り込んできていたのは吟子。完全に不意を突いた。

 

姫芽(V)「させないよっ!」

 

 しかし、姫芽(V)が自慢のスピードで追いついた。このまま撃てばブロックされる。

 

吟子「と、思うじゃない?」スルッ!

 

姫芽(V)「えっ!?」

 

 すると、吟子は跳んできたボールに対して、頭の位置を下げる。

 ボールは頭のあった位置を通り抜けてスルー。タッチラインを割って外へ……

 

兵太「ナイス吟子!」バシッ!

 

 ここで、ディフェンスラインからオーバーラップしてきたソジがトラップした。

 

姫芽(V)「げっ!!」

 

 

 完全に吟子に気を取られた姫芽(V)。ソジは少しドリブルすると、センタリングを上げる。

 

兵太「行けっ!」ドッ!!

 

 

 ソジの振り抜いた左足。

 ゴール前に入ってくるボール。だが、当然晴也はがっちりマークされる。

 

さやか(V)「あなたの恐ろしさはこっちの晴也(V)くんで嫌というほど分かってるんです! 徹底的に自由を奪わせてもらいます!!」

 

晴也「っ! 可愛くねぇなこの先輩!」

 

さやか(V)「っ!?」

 

ビシャーーン!!

 

 すると、さやか(V)先輩に電流が走ったかのように動かなくなった。

 

さやか(V)「可愛くない……? 晴也くんに嫌われた……?」

 

晴也(およ?)

 

慈(V)「さやか(V)ちゃん! あなたの彼氏は"その晴也"じゃないでしょうが!!」

 

さやか(V)「はっ!? そうでした!」

 

 我に返ったさやか(V)先輩。だが、動きを止めている間にマークを外していた。

 

さやか(V)「って、不味いです!」

 

慈(V)「何やってんのさやか(V)ちゃん!」

 

 すると、

 

綴理(V)「さや! ボクがフォローするよ!」ガッ!

 

 綴理(V)が急いで戻り、晴也の右から背肩奪取(ショルダーチャージ)(プレス)をかける。

 

晴也(っ!)バッ!

 

トンッ!

 

 晴也は跳躍して左足を後方に振り上げ、来たボールを蠍足(スコーピオン)トラップ。

 

綴理(V)「っ!」

 

 そのまま、グルンっ!と、身体を空中で捻り……

 

晴也決まれぇええぇえええっ!!!

 

ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 

 晴也の曲芸じみたウインドミルボレーショット。ボールは相手ディフェンスを上手く外してゴールへ飛ぶ。

 

梢(V)「っ!」

 

梢(V)(このディフェンスの位置と晴也くんの体勢なら、狙えるのは晴也くんから見て左下と左上の2択! 迷っちゃダメ! 確率2分の1(ギャンブル)!!)

 

バッ!!

 

 梢(V)先輩は跳躍した。

 

梢(V)「下カモン!!」

 

 飛んだボールは……

 

梢(V)(っ! よりによって……上!?)

 

バシュウゥウウウンッ!

 

 

 シュートは、ゴールネットに突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!!

蓮ノ空 1 ー 3 蓮ノ空(V)

 

 

 

晴也「おっしゃああああっ!!」

 

花帆「や、やった……!」

 

さやか「1点…決まった!」

 

梢「さすが晴也くん!」

 

 一方―――、

 

梢(V)(っ、やられた…! でも、今のは私が読み外したから。次は入れさせないわ!)

 

姫芽(V)「すみません。向こうのソジくんが来てるのが見えてませんでした……」

 

さやか(V)「向こうの晴也くんにみんなの視線が集まった隙を狙ったんですね……」

 

慈(V)「切り替えよう! 次に入れさせなければ済む話!」

 

 

蓮ノ空(V)『はい!』

 

 

開始:31分

 

蓮ノ空 1 ー 3 蓮ノ空(V)

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。