蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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高校生編開始がもしかしたら少し早まるかもしれません。

ラブライブキャラが出てくるまで今しばらくお待ちを


第6話:テレビ観戦 JY大会! vsドイツJY

 

 

 ハンブルグユースとの練習試合から5カ月後。

 

 ―――現在、フランス国際ジュニアユース大会がフランスのパリで開かれていた。

 

 その大会に参加している全日本JYには、大空翼や岬太郎、松山光、日向小次郎などの錚々たるメンバーが選ばれており、当然若林さんも選ばれていた。

 晴也も、若林と全国小学生サッカー大会の決勝で戦った新田瞬の推薦で全日本の監督である見上から声がかかったのだが、その時晴也は足を怪我しており、とても試合がまともにできる状態ではなく見送り。

 

 晴也も残念ではあったものの、怪我を治すことを優先し、今はドイツの自分の家でヤノサとツサノの姉妹と一緒にテレビで試合を見ていた。

 

 今日は決勝戦、全日本JY対、ドイツJYの試合だ。

 

 

ヤノサ「日本もやりますね………」

 

ツサノ「認識を改めないとだね。この大空翼って人、晴也くんと同じくらいに巧い……」

 

晴也「でしょうね……」

 

 翼さんの凄さ、日本人ならほとんどの人が知ってる。だが、全日本のシュートはドイツのキーパー……"鋼鉄の巨人:デューター・ミューラー"の前に全てねじ伏せられていた。

 

 

ヤノサ「さすがドイツの幻のキーパー!」

 

ツサノ「さすがにこれなら点が取られることはないね」

 

 カラム姉妹はそんなふうに言っているが……

 

晴也「……………いや、どうっすかね」

 

 晴也は、試合映像を見ながら、ドイツのキーパーにとある違和感を感じていた。

 

ヤノサ「?」

 

晴也「あのキーパー、もしかして……」

 

ツサノ「何か気づいたの?」

 

晴也「はい。もしかしたら……」

 

 画面のなかでは、日向が全日本のオフェンス陣と何やら話していた。

 

 すると、全日本の攻めパターンが大きく変わった。松山の低空シュート、[イーグルショット]や大空翼の[ドライブシュート]、日向小次郎の[タイガーショット]をとにかくミューラーの股下に集中して撃ちまくった。

 

 すると、ミューラーの反応があからさまに悪くなった。

 

 

ヤノサ「? ミューラーさんの反応が悪い気が……」

 

晴也「やっぱりか……あのキーパーは股下が苦手なんだ。日向さんはそれに気づいたんだな」

 

ツサノ「!! ウソでしょ!?」

 

 そして、前半をドイツの1点リードで折り返し後半戦開始。

 

 全日本も意地を見せ、日向の[ネオ・タイガーショット]が鉄壁を誇るミューラーを粉砕。

 

 ―――ドイツゴールに突き刺さり、同点に追いついた。

 

晴也「ん…………」

 

ヤノサ「うわ〜……やりますね」

 

ツサノ「パワーすごいねこの人……」

 

 その後も、三杉淳、岬太郎の連係から大空翼にパスが繋がり、岬と翼の渾身のツインシュート。

 

 しかし、根性で弾いたミューラー。だが、転がったボールに日向が合わせる。

 

日向「喰らえミューラー![ネオ・タイガーショット]!!」

 

 日向の[ネオ・タイガーショット]。しかしミューラーはこれもなんとか反応し、はじき飛ばす。

 

 だが、転がった場所が悪かった。

 

日向「行くぞ翼!」

 

翼「おう! 日向くん!」

 

翼&日向「「いけぇえええっ!!」」

 

 翼と日向のツインシュート、[ドライブタイガー]がガラ空きのドイツゴールに突き刺さり2ー1と全日本がリードした。

 

 

 それを見たヤノサたちは……

 

ヤノサ「嘘でしょ!?」

 

ツサノ「マジ……? 日本ってこんな強かったの?」

 

 

 しかし、ドイツも意地を見せてシュナイダーの[ファイヤーショット]炸裂。

 

 全日本ゴールに突き刺さり、同点に追いついた。

 

 

晴也「まあ、ドイツの起点の作り方上手かったしな……シェスターって人やっぱ凄いんだな。対戦したことないけど」

 

ヤノサ「それはそうですよ。ドイツの司令塔ですよ?」

 

ツサノ「頼む。逆転して!」

 

 ドイツ人である2人は、母国の勝利を祈る。晴也は、どちらが勝ってほしいとかは関係なく。とにかく試合での両者の動き方を見ていた。

 

晴也(………………)

 

 そして試合終了間際、全日本のビッグチャンスが到来する。

 

 味方のシュートがミューラーに弾かれたものの、ミューラーは体勢を崩した。翼が走った場所に、弾かれたボールは降ってきた。

 

翼「[ドライブシュート]だあっ!!」

 

ドゴォオォオオンッ!!

 

ミューラー「くっ、させんっ!!」

 

 ミューラーも意地で跳躍。シュートを掴むが、体勢が悪すぎた……。

 

 バシュウンッ!

 

 ボールはミューラーの手をはじき飛ばし、ドイツゴールを突き破った。

 3ー2。全日本が再びリード。ここで、

 

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

 

 

 ここで長い笛が鳴り、全日本の優勝が決まった。

 

 

ツサノ「うわーー! ドイツ負けたあーー!!」

 

ヤノサ「まさか……負けるなんて思わなかった……」

 

晴也「よし」ピッ

 

 晴也はビデオデッキのリモコンを操作した。すると、ビデオが取り出し口から出てきた。

 

ヤノサ「? もしかして録画してたんですか?」

 

晴也「うん。いいプレーの参考が増えた」

 

ヤノサ&ツサノ「「!!???」」

 

 

 こんなときにも貪欲に自分の糧にしようとする晴也、完全に母国の応援のことしか考えてなかった2人は度肝を抜かれてしまった。

 

晴也「ん? どうしたの?」

 

ヤノサ「いや、晴也くん……すごいなって」

 

ツサノ「すごすぎる……」

 

晴也「? そう?」

 

 さて、試合が終わり2人は帰る時間に。すると、帰り際にヤノサが

 

ヤノサ「じゃあ、明日また学校行く前に迎えに来ますね? その足じゃあ、一人じゃキツイでしょうし」

 

晴也「ごめん。ありがとう……」

 

ヤノサ「いえ………///」

 

 

 この頃になると、ヤノサも自身の心の異変を自覚していたが、それが恋というものだとは、気づいていなかった。

 

ツサノ(にしても、全日本……晴也くん無しでドイツを倒すなんて……晴也くんも招集される予定だったって言うし、もしも晴也くんがいたらどうなってたんだろ………)

 

 考えられる最悪の可能性に、ツサノは密かに身震いしていた。

 

 

 そして、この試合中継が終わった頃―――、

 

 

 

― 日本・静岡県沼津市 ―

 

千歌「す、すごい……! 私も、サッカーやりたい!!」

 

 

― 同時刻・石川県金沢市 ―

 

梢「私も、サッカーで世界を目指すわ!」

 

 

 金沢の別の場所――、

 

さやか「高校ではまずは日本一が目標ですね!」

 

 

綴理「すごい……ボクもさっかーやろう」

 

 

吟子「凄かったぁ……。日本もやればできるんよね!」

 

 

姫芽「サッカーかぁ……」

 

 

 

 

― 石川県・能登 ―

 

慈「ルリちゃん、私たちで世界じゅうを夢中にしよう!」

 

瑠璃乃「うん! めぐちゃん!」

 

 

 

 

 

― 長野県 ―

 

花帆「すごい試合だったなぁ……! 私も、サッカーやりたい!!」

 

 

 

― 福井県・敦賀 ―

 

小鈴「徒町も、頑張ってみたい!」

 

 

 この試合を見ていた、後に世界大会、ユニバーサルユースで日本代表に入る少女たち。

 

 もちろん全員ではないが、この試合に、胸に期待を膨らませていた。

 

― つづく ―




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