蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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 いよいよアメリカ戦が始まります。アメリカのメンバーには……


第79話:vsアメリカユース 試合開始

 

 

 あれから松山考案の《カウンターフォーメーション》を練習した全日本ユース。

 結果、ディフェンスラインに梨子とさやか、2人の司令塔を置いたほうが良いということになり、松山が中軸としてプレスをかけた相手に、梨子とさやかが味方に指示を出して体勢を崩させた所を2人が仕留めるという形に落ち着いた。

 

 そして、今日はいよいよアメリカユースとの試合の日だ。

 

 

 

― ユニバーサル・ユーススタジアム ―

 

 選手達はスタジアムにやってきていた

 

ミハエル「またお会いしましたね。ヤマザルくん」

 

石崎「そのしゃべり方は………」

 

 誰かに声をかけられ、その方向を向く石崎。視線の先にはあの選手がいた。

 

石崎「あ~~っ! やっぱりミハエル!!」

 

ミハエル「サルザキ!再会したのも何かの縁です。あなたに美しいものを見せてあげましょう! イチノセ!」

 

石崎「おわっ!?」

 

 石崎がふと別の方向を向くと、アメリカユースの選手の1人が上空にいた。そしてシュートを放つ。

 

イチノセ「ペガサスショット!」

 

ドンッッ!!

 

 シュートが若林に向かって一直線に飛んでくる。

 

若林「っ、はああっ!」

 

ガチぃ!!

 

 放たれたシュートを、若林は見事止めてみせた。

 

石崎「おい! いきなり若林つぶしなんて卑怯だぞ!」

 

イチノセ「いや違う! 挨拶代わりだよこれは!」

 

若林「すまんな。俺たちはそういう経験があってな……」

 

 若林は、小学生の頃に敵チームから悪質な一斉タックルを喰らってケガをしたことがある。

 

 メタ的な話をすると、『まともに戦っては勝てないので、そういう凶行に走る選手もいる』のが原作キャプテン翼のシーンであるのだ。

 

イチノセ「俺たちアメリカユースがそんな悪質なチームに見えるのかい?」

 

石崎「見える!」

 

 断言する石崎。

 

イチノセ「え!? ………あ」

 

イチノセ(そうか、ウチは荒っぽいプレーが売りだった!)

 

 思い出した一ノ瀬。バツが悪そうな顔をする。

 

翼「石崎くん、落ち着くんだ。アメリカユースは確かに荒っぽいプレーを売りにしているが、そんな卑怯なことをする人達じゃない。何より、今のシュートからは彼が純粋にサッカーを楽しむ人間だって伝わってきたよ…!」

 

晴也「うん。サッカーに真剣に打ち込んでないと打てないいいシュートだった。」

 

イチノセ「大空翼、大海晴也、…ありがとう。さすがは全日本だ」

 

ミハエル「さて……今回は頼もしい3人の日本人と協力して、この前の借りを返させてもらいますよ」

 

石崎「ふん! 返り打ちにしてやるぜ!」

 

ミハエル「フッ」

 

石崎「へん!」

 

 そんなやり取りをしてそれぞれ控え室に行く。ミハエルと石崎が険悪な挨拶だった……。

 

 

 試合前―――、チームミーティング。

 

三上「ミハエルは奇妙なやつだが、彼は当たり前に手強い相手だ。前に一度勝ったからといって油断するじゃないぞ!!」

 

全日本『はいっ!』

 

石崎「そういやアイツ、さっき3人の日本人って言ってたぞ!」

 

三上「うむ。どうやら他に"ドモン・アスカ"という選手と、"ニシガキ・マモル"という選手をチームに入れていたようだ」

 

松山「イチノセ程じゃないみたいだが、そいつらも中々のテクニックを持っているみたいだな」

 

桜咲「必ず決める。俺の実力を見せてやる!」

 

連撃「引っ込んでなさい。私が決めるわ」

 

梨子「カウンターフォーメーションで相手を止めて、そこから攻撃を仕掛けて2人に決めてもらう……」

 

松山「ああ。まずは計画通り俺たちの戦術を見せてやろうぜ。それに…ミハエルみたいなタイプは絶対引っかかる必殺タクティクスも考えたぜ」

 

 

 ―――アメリカユース 控え室。

 

イチノセ「まさかこんなことになるなんてなぁ……」

 

ドモン「ハハハ……災難だったなイチノセ」

 

監督「なんかスマンな……。さて、全日本ユースだが、以前敗北している相手だ。気を抜いてはダメなのは言うまでもない」

 

ミハエル「ただのラフプレーは彼らに掠りもしませーん!」

 

監督「そうだ。いつも以上にボールを意識したプレーを心がけるんだ。後は、イチノセ、ミハエルがあのキーパーを破れるかどうかだ」

 

イチノセ「若林源三……。SGGKと呼ばれる彼からは、オレ1人じゃ点を取るのは無理かもしれない……。ドモン、ニシガキ、その時は…頼む!」

 

ドモン「任せとけ」

 

ニシガキ「俺たちの武器はペガサスだけじゃないことを、アイツらに見せてやろうぜ!」

 

 どうやら向こうもアメリカユースも様々な攻め手を持っているようだ。

 

 

 

 そして、いよいよ試合が始まる。選手入場し、それぞれフィールドで位置に着く。

 

ーフォーメーションー

アメリカユース

GK         メル

 

DF ハンプトン  ベーカー  ドモン

 

DMF   ニシガキ  ブラウン

 

OMF ミストレ  ムーア  イチノセ

 

FW    ミハエル  オリビア

 

全日本ユース

FW     桜咲  蓮華

 

OMF      松山

 

DMF  綴理  果南  葵

 

DF 石崎  さやか  梨子  善子

 

GK       若林

 

 

イチノセ「翼と晴也がいない!?」

 

ミハエル「舐めプですか〜? よくありませんね!」

 

松山「それは違う! 翼と晴也だけがエースだと思うなよ!」

 

 2人がいないことを残念がるアメリカユース。

 

 しかし―――、『それが不服ならば引きずり出せば良い』と気を一層引き締めるアメリカユース。

 

審判『試合開始!』

 

ピィイイイーーーッ!!!

 

 審判が試合開始の笛を吹いた。

 

 

― つづく ―




キャプテン翼も中々口の悪いキャラは居ますからな。
(初期の葵と出会ったばかりの頃の、ピエモンテユースの頃のジェンティーレなんかは性格や話し方がブルロと大差ないと思ってる)
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