ハイスクール 鬼と竜   作:謎の旅人

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第17話

ここは私の精神世界。ここの主は私とよく似た少女、絢音。あきらかに違うのは目の色。そして、性格。

 

 

「絢音、どうしたの?」

「ああ、絢乃。ちょっとね……。覚醒してから色々と思い出して……」

 

 

絢音の顔はなんだか暗いものでした。思い出したことは良いことのはずなのに。もしかして、悪いことだったのでしょうか? 絢音は私です。そして、私もまた絢音なのです。

 

 

「嫌なことを思い出したの?」

「ううん、違うの。良いことだよ。でも、ちょっと気持ちがね」

「私に言えないの?」

「言える……けど、まだ待って。まだ、言えない」

「そう……分かった」

 

 

複雑だと分かると、ただそう言うしかありません。私は待ちます。どんなに時間がかかってもです。そして私たちはずっと一緒です。他の誰よりも。

 

私は用意されていた椅子に座り、絢音と対面します。時間が過ぎると絢音もいつも通りに戻っていきました。

 

 

「ところで、暴走したとき私は1ヶ月ここにいたけど、その意味はあったの?」

「ん? あったよ。暴走したことにより肉体だけではなく、精神までも傷ついたの。もし、あのままここではなく体に戻ったら、精神的に壊れていたよ。それを防ぐためにここの時間的に約1ヶ月いてもらったの」

 

 

ただ私といたかったと言うわけじゃなかったんだ。そんな意味もあったんだ。

 

 

「まあ、それ半分、私の個人的なことが半分だったけどね」

 

 

前言撤回です。やっぱり私といたかっただけでした。

 

 

「さて、今度は兄さんに吸血鬼になったことを言わないとね。どうする、絢乃?」

「ちゃんと言うよ。もう色々あったから。それに兄さんは真祖の吸血鬼の眷属。あまり太陽の影響も受けていないはず。だったら早いほうがいいからね」

「ちゃんと言いなさいよ。やっぱり恥ずかしくて別の日にする、とかはダメだからね」

「分かってるって。ちゃんと言うもん」

「本当?」

 

 

随分と私のことを信用していないんですね。まあ、いいですけどね。

 

 

「ちゃんと信用しているって」

「むっ。いつも思うけど、勝手に人の心を読まないで!」

「いつもじゃないよ。ときどきだから」

「いや、ときどきだからといって許すとかじゃないから! 読まないでって言っているの!」

 

 

私が怒ったように言うと、絢音はただクスクスと笑うだけでした。私をからかっているのでしょうか?

 

 

「やっぱりそうなんだ。昔と変わらない」

「何を言っているの?」

 

 

意味不明なことを呟く絢音に疑問を持ちます。やっぱり私が完全に覚醒してから絢音がおかしいです。本当に何もなければいいのですが……。絢音を心配しつつ、頭の中もう一つの疑問を浮かべる。

 

 

「あ、そういえば、なんで私は覚醒したの? だって絢音の話じゃあ6人の血を飲むか、兄さんの血を繰り返し飲まないとダメなんでしょ? けど、私はたった少し飲んだだけ。それも一口分。どうして?」

「私もそれは疑問に思った。けど、兄さんの血を飲んで絢乃と同じ感覚を共有してみて分かったけど、原因は兄さんの血に含まれていた謎の力。これが私たちの体と合わさったことで、覚醒に至ったと考えられる。けど、これはおそらくという仮定。ちゃんと調べたいなら兄さんの血をもう一回飲むしかない。また同じような効果が出るかは分からないけど」

 

 

兄さんの血が原因、ですか。けど、あの力は私に馴染みました。それもなんの抵抗もなく。漫画じゃないですが、大抵この場合は拒否反応みたいのが起きるのがおきまりです。それがなかった。

 

どうして? 兄さんと私の相性がよかったからなんていうロマンチックなことが原因ならいいですが、ここは現実です。そんなのはありえないでしょう。

 

 

「そうだね。ここは現実。絢乃が考えているようなことはないかもね」

 

 

私の思考が読まれていることについてはもうつっこみません。

 

 

「でもね。もしかしたら、本当に相性がよかったからかもしれないよ。ここは確かに現実だけど、そういうことがありえることは私たちの存在が証明されている」

「なんで?」

「だって私たちのような吸血鬼や悪魔がいるんだ。私たちは一般人じゃない。そういうことがありえる存在。ね?」

 

 

言われてみればそうです。現実ではありえないという言葉は、私たちのような存在が言うには全く似合わない言葉です。なにせ非現実とされている存在がいるのですから。

 

 

「絢乃、そういえば面白いのを拾ったね」

「拾ったっけ?」

「拾った。確か~、アーシア、だっけ? あの子だよ」

「もう! アーシアさんは物じゃないよ!」

 

 

正体がアーシアさんだと分かった私は、物のように言われたので怒ります。絢音はクスっと笑う。私をからかっているの? 私はそう言う。

 

 

「いやいや、私にとって今のところ大切なのは義理の両親と兄さんと小猫ちゃんと絢乃だけ。他はどうでもいいんだよ。それこそ物と変わらない」

「……ひどいことを言うんだね」

「怒る? いいよ、怒っても。けど、私の存在はあなたを守ること。それだけは忘れないで」

 

 

そう言われると私は何も言えなくなる。絢音は私を守るために存在すると言った。遠い昔、私が死に掛けたから。いえ、そのぐらいのダメージを受けたから。今の私にそのときの記憶はない。

 

けど、絢乃は防衛システムのようなものではない。ロボットのように命令を忠実にこなすのではない。それは私が絢音と過ごして分かっていること。確かに絢音には意思があり、私たちのように感情を表す。当然、怒ったりもする。

 

 

「怒らないよ」

「なんで?」

「だって嘘をついているでしょ?」

「……ついてないよ」

「ついているよ。だって右手だけがグーのままだもん」

 

 

絢音は慌てて自分の右手と左手を見る。もちろん、どちらの拳も開いたまま。つまり嘘。よく漫画などで使われる手です。でもこれで絢音が嘘をついていたということが分かりました。

 

 

「だ、騙したね!」

「嘘だったんだね」

「うぐっ」

 

 

私に返され、絢音は何も言えなくなる。

 

 

「ねえ、今日の絢音はちょっとおかしいよ。記憶が戻ったみたいなことを言ったときだってそうだし、さっきだってわざと怒らせるようなことを言うしね。ねえ、どうして?」

「…………」

「どうして?」

「…………………」

「どうして?」

「はあ~、私の負け」

 

 

絢音は降参の意を込めて、両手を挙げる。私は体の力を抜く。嘘をついたときに力を入れていたから。どうも私は嘘とかは苦手らしい。そして、誰かを傷つけることも。

 

 

「認めるよ。私は絢乃を怒らせるようにしたよ」

「それで?」

「私は絢乃と関わらないようにと思った。だから、絢乃を怒らせて私とのつながりを減らそうと思ったの」

「その理由は?」

「それは……言えない。でも、いつかは話すから」

「分かった」

 

 

私はとりあえずその内容で納得する。詳しいことは絢音が言いたいときに聞こう。絢音だって理由があるのだから。でもね。相手にいくら理由があったとしても、簡単に許せるわけでもありませんよね。

 

パアンッ

 

そんな音が響く。絢音の頬は片方だけ赤く染まっている。私がその頬を叩いたのです。これでもう終わりです。

 

 

「えっ?」

「痛い? 痛いよね。でもそれは絢音が悪いんだからね。分かってる?」

「わ、分からない」

「分からないんだ。じゃあ、教えてあげるよ」

 

 

私は絢音の体に抱きつく。絢音は驚き体が固まったまま。そして、そのまま顔を正面から合わせる。

 

 

「このバカっ! どうしてこういうことをするの!! どんな理由か分からないけど、私は絢音とずっと一緒だから!!」

「っ!!」

 

 

絢音の顔が赤くなった。なぜかは分からないけど。とにかく頬を赤くしている絢音の顔と私の顔の距離はあとわずか。それこそ唇が触れそうなくらい。いえ、別にキスをしたいというわけではありません。

 

私は同姓とキスをする趣味はありません。けど、異性だとしてもキスしませんよ。私の唇は兄さんだけのものですから。

 

 

「あ、絢乃、兄さんみたいにプロポーズしているみたいな言い方になっているんだけど……」

「えっ」

「…………」

「…………」

 

 

互いの間に沈黙が流れる。うう、私も兄さんみたいに素で言ってしまうなんて。せっかく真面目に言ったのに台無しですよ。

 

 

「ごほんっ、と、とにかく! もう私とのつながりを消そうとしないで! いい? 分かった?」

「分かった。もうしないよ。ごめんね」

 

 

私は絢音から離れる。それとともに私に残っていた絢音の体温が失われていく。この世界では5感を感じることができる。まるで現実のように。でもここは確かに現実ではない。あくまでも精神世界。

 

 

「それでアーシアさんのことだけど、あの子がどうしたの?」

「ふふふ、あれは何かあるよ。何か持ってる」

「危険なの?」

「いや、あの子を見るにたとえ危険でも私たちに害を及ぼすことはできないよ。あの子は優しいからね」

 

 

あのアーシアさんに何があるんでしょうか? 危険な力? 無害な力? まだ分からない。けど、ちょっと気をつける必要があるかも。

 

 

「でも、何か持っているなら兄さんだって同じだけどね」

「それ、初耳なんだけど!」

「あれ? 言わなかった?」

「言ってないよ! 一番大事なことだよ!」

 

 

兄さんがアーシアさんと同じように何か持っているなんて、聞いてません! でも、その何かを私は一度も見たことがない。十数年間一緒なのに。それはどうして? 

 

 

「当たり前さ。だって、それは召喚するようなものだから。ああ、召喚と言ってもこれは比喩だから。つまり、召喚をしていないのに絢乃が見ることはできない。そして、本人もまた同様。いくら持ち主でも最初からその扱いを知っているわけではないからね。召喚方法も分からない」

「そうなんだ。絢音って本当に色々と知っているね。でも、知らないこともあるよね。それはどうして?」

「さあ? 分からないよ。ただ分かるだけ」

 

 

本当に色々と分からないですね。絢音は謎ばかりです。本当に私が作り出したのでしょうか? それさえも怪しく思えます。でも、そういう嘘は感じられません。これでもそういう感情の変化は多少分かるんですよ。

 

日頃からもそういうを感じています。クラスメイトの感情の変化を見たりとね。分からない人もいますけど。でも、ずっとというわけじゃない。そんなことをしていたら、人間不信になってしまいますよ。

 

 

「絢乃、そろそろ起きたほうがいいよ」

「そんな時間?」

「そんな時間。次に会うのは寝たときだね。ちゃんと言えたか楽しみにしているよ。じゃあね」

「うん、じゃあ、起きるよ」

 

 

私はこの世界から私の体へと戻って行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は目を覚ました。体を起こして周りを見ますが、まだ兄さんたちは来ていないようです。リアス先輩たちは何かしているようです。私には分かりません。興味ありませんから。リアス先輩たちは私と目が合います。

 

2人とも学校中で言われているように、お姉さまとしても色気が染み出ています。むむ、これが年上の色気ですか。お姉さまの色気ってなんだかエロいですよね。スタイルがいい分ね。私のスタイルもいいほうですけど、お2人には勝てません。

 

そんなことを考えていると目が合っているリアス先輩の口が開かれます。

 

 

「絢乃、起きたのね。あなたのお兄さんはもうすぐ来ると思うわ」

「分かりました」

 

 

それだけの会話が終わり、私は身だしなみを整える。リアス先輩は難しい顔をして考え事をしていた。けど、そんな顔はすぐに終わる。私が身だしなみを整え終わると同時に、絢乃と声をかけてきた。

 

 

「何ですか?」

「あなた、はぐれ悪魔を討伐してない?」

 

 

その質問にすぐに答えられませんでした。はぐれ悪魔? 名前からしても大体の想像はできます。でも、これが正確な答えとは限らない。そして、討伐? いえいえ、私は討伐なんて言葉を使うようなことをした覚えがありません。

 

 

「どうなの?」

「してませんよ。というか、はぐれ悪魔ってなんですか?」

「言ってなかったわね。はぐれ悪魔とは――」

 

 

リアス先輩がはぐれ悪魔について説明をします。はぐれ悪魔は簡単に言うと従者でありながら主を裏切ったり、主を殺した悪魔のこと。ほとんどが自分の欲のため。なるほど、誰だって人間より巨大な力が手に入ればそれを試したくなります。

 

私は違いますよ。私は兄さんといることができればいいんですから。それで、はぐれ悪魔がどういうものか分かった今。私は本当の意味でさっきの質問を理解しました。

 

 

「うん。やっぱりはぐれ悪魔を討伐してません。第一、私は不殺主義です。滅多なことでは殺しませんよ」

「そう。分かったわ」

「それで何でそんなことを聞いたのですか?」

 

 

私は聞きます。たしかに私は真祖の吸血鬼で強力な力を持っています。けど、そう質問されたからには何かあったはず。それがリアス先輩に何かあるなら、ちょっとは手助けをしたい。皆さんには色々と迷惑をかけたから。

 

ただの罪滅ぼしみたいなものです。これは親切心ではない。相手はそう思っているかも知れないけど。

 

 

「私たち悪魔ははぐれ悪魔を討伐する。私たちにもそういう依頼が来るわ。それがつい最近も来た。私たちはいつも通りそのはぐれがいるという場所に向かったわ。けど、いたのははぐれ悪魔の二度と動かない屍だけだったの」

 

 

ああ、なるほど。ここまでくれば大体はもう分かりました。つまり、リアス先輩たちが倒すはずだったはぐれ悪魔がすでに誰かに倒されていた。だから、これはついこの間リアス先輩たちをボロボロにした私が犯人ではないのでは? と思ったわけですか。

 

 

「そして、その数日後。私たちはあなたを見たわ。私たち以上の力を持った者。これがあなたを疑った理由よ。ごめんなさい」

「いえ、別にいいです。ああ、でも困ったことがあれば私も手伝いますよ」

「ありがとう。そのときはよろしくね」

 

 

さて、リアス先輩の話も終わりましたし、後は兄さんを待つだけです。来たらもう少しで家に帰られます。久しぶりにお父さんとお母さんにも会えます。お父さんたちにとっては数日でしたが、こっちからしたら1ヶ月ですから。

 

思いっきり甘えてもいいですよね。兄さんに甘えるのは夜として、それまではお母さんたちに甘えます。親子なら普通です。

 

 

「部長、絢乃ちゃん、どうやら来たようです」

 

 

朱乃先輩がそう言った数分後、この部屋の扉が開き、兄さん、小猫ちゃん、木場先輩が入ってきました。私は兄さんのもとへ近寄ります。

 

 

「兄さん、帰りましょう!」

「……待ってください。絢乃さんには今すぐ帰ることは許しません」

 

 

けど、叶わず、無表情ながら背後に黒いオーラを出している小猫ちゃんに止められる。怖くなって思わず後ずさりそうになった。

 

 

「……なぜか分かっていますか?」

「も、もしかして私が勝手に外に出たこと?」

「そうです。それ以外にありますか?」

「……服を台無しにしたこと」

「……それは今は別にどうでもいいです」

 

 

では、座ってください。もちろん正座です。そう言われ私は正座をします。兄さんを見ても私から目をそらし、周りを見ても同じように目をそらしていました。

 

 

「絢乃さん、私は悲しいです。私は信じていたんです。ちゃんと家にいて無理をしないって」

 

 

あはははっと小猫ちゃんは自虐的に笑う。まるで病んでいるみたいに。

 

 

「私、バカですね。信じてたのに嘘をつかれて、裏切られて。絢乃さんにとって私はその程度だったんですね」

 

 

小猫ちゃんの声は次第に震えていく。周りのみんなは雰囲気を察し、この部屋から出て行った。

 

 

「私は絢乃さんを親友だと思っていました。初めての親友だったんです。ちょっと昔話をします。私には姉がいます。いえ、いました。私は姉が大好きでした。誰もよりもです。その日々は幸せでした。けど、それはいつまでも続きません。どんなものにも終わりがある。姉は悪魔になりました。私の幸せもそれがきっかけで崩れだしたんです」

 

 

小猫ちゃんの過去。それが語られます。その頬には涙が一筋流れます。

 

 

「姉は力を手に入れ、その力で自らの主を殺しました。そのときの私は喜びました。また姉と幸せな日々が帰ってくるのだと。でも、さっき言ったように私の幸せはすでに崩れだしていました。そんな日々が来るはずがなかった。姉は私を置いていなくなり、私は部長によって悪魔になりました」

 

 

私はただその話を聞く。小猫ちゃんの感情が私の中に入り込んでくるような感じがしました。そして、その感情に当てられ私もまた涙を流していました。

 

 

「部長の悪魔としての人生が始まります。みんな良い人です。でも、私にとってどうでもいいことでした。だって、姉さまがいない生活なんて生きていても意味がなかったから。でも、死のうとは思いませんでした。だってもしかしたら姉さまに会えることがあると思ったから」

 

 

小猫ちゃんのお姉さんの呼び方が変わっていました。私はそれに気付き、お姉さんが大好きだということが分かります。

 

 

「私はみんなの前では表情は表しませんでした。結果、どうなったと思います?」

 

 

私に問いかけてくる。けど、答えられない。大体の想像はつきます。それは感情を表に出せなくなる。

 

 

「私は表情を出すことができなくなりました」

 

 

予想していたとはいえ、自身の口から言われると驚きを隠せませんでした。でも、いつも見ている小猫ちゃんは心から笑っているように見えます。それは?

 

 

「でも、今は表情を表すことができます。全部絢乃さんのおかげです」

「私?」

「そうです。絢乃さんと友達になってから私は表情を表すことできたんです」

 

 

私の体に衝撃が走ります。私は小猫ちゃんに抱きつかれていました。

 

 

「絢乃さんは私を助けてくれた人なんです。そして、初めての親友……なんです」

 

 

顔を見るとさっきよりも多くの涙を流していました。顔は涙でびしょびしょです。私も手を小猫ちゃんの腰に手を回します。

 

 

「お願いです。私にとっては絢乃さんは大事な……人なんです。だから、たとえ私のことを親友と……思わ……なく、ても……! 命に……かかわることをしないでください!!」

 

 

それは心からの叫び。途中から嗚咽する。私もまた小猫ちゃんのように涙を流す。ああ、いくら兄さんに会って回復をしようと思っても、小猫ちゃんを騙していいはずはなかったはずです。

 

今の私はただ小猫ちゃんに対する謝罪でいっぱいでした。

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