ドーモ。ヴィランスレイヤーです。これはニンジャが来てヴィランを討つ物語。   作:白白明け

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今ならkindle unlimitedでニンジャスレイヤーの原作が無料で読めます!
原作自体はX(旧Twitter)でも読めるらしいのですが、私はXをやってませんのでとても助かっています。

ニンジャスレイヤーの原作は大ボリュームで大興奮間違いなしです!ぜひ、読んでみてください!


この文章も、少しでも皆様の暇つぶしになれば幸いです!
\(^o^)/




最終種目③

 

最終種目(トーナメント)、準々決勝。第1試合。

 

今回の体育祭、両者ともトップクラスの成績!

絞られて来たぜ栄光を掴む者!正しく両雄並び立つ!

 

ヒーロー科A組、緑谷出久。

         VS

ヒーロー科A組、轟焦凍。

 

準々決勝、第1試合の勝者は轟焦凍。

 

 

 

 

 

最終種目(トーナメント)、準々決勝。第2試合。

 

ビビるんじゃねぇ!優勝するには勝たなきゃいけねぇ相手だ!

絶対王者に追いつけ挑戦者!

 

ヒーロー科B組、コジュウタ・フジキド。

         VS

ヒーロー科A組、飯田天哉。

 

 

 

ジャイアントキリングされることを望まれている灰色髪の少年が居た。コジュウタである。

試合開始後、コジュウタがこれまで通りに手を合せて奥ゆかしく挨拶(アイサツ)―――する前に飯田天哉の腰が斜め45度に曲がった。

「フジキドくん!すまない!」

挨拶(アイサツ)を邪魔するのは失礼(シツレイ)。しかし、それを指摘するのを忘れてしまうほど、飯田天哉の謝罪姿勢は美しかった!もしコジュウタがこの謝罪を超えようとすれば、それは指切り(ケジメ)をするほかにないだろう!

コジュウタが問う。「何が?」

飯田天哉が斜め45度で返す。「爆豪くんの態度だ。君に謝罪しなければならないとずっと考えていた」「・・・爆豪=サンの態度が悪い。飯田=サンには関係ない」

飯田天哉は言い切った。「ある」コジュウタは僅かに怯む。「ナンデ」

「僕がA組委員長だからだ。僕には彼を止める義務があった。当然なことだ」「当然か?」「当然だ」「そうか・・・了解した」

 

コジュウタは飯田天哉からの謝罪を受け取った。それで飯田天哉が全力で戦えるなら、いい。

コジュウタが再び手を合せて奥ゆかしく挨拶(アイサツ)。「ドーモ。飯田天哉=サン。コジュウタ・フジキドです」

飯田天哉が返す。「それが君の礼儀なんだね。先ほどは中断してしまいすまなかった。コジュウタ・フジキドさん。飯田天哉です。よろしくお願いします!」

 

挨拶直後、飯田天哉が走り出す!彼は(イクサ)を理解していた!挨拶(アイサツ)を交わし合った瞬間から、(イクサ)は始まっているのだ!

コジュウタが叫ぶ。「ハヤイ!」実際ハヤイ!

飯田天哉の個性『エンジン』。脹ら脛に生えたマシンのマフラーが速度を生む!トテモハヤイ!

飯田天哉が距離を詰め、コジュウタの腹部にキック!「イヤーッ!」

コジュウタはこれをブリッジ回避!「イヤーッ!」そのまま連続後転で距離を取る!

しかし、飯田天哉は逃げるコジュウタを追いキック!「イヤーッ!」

コジュウタはこれをブリッジ回避!「イヤーッ!」

キックとブリッジの応酬。しかし、マズいぞ!ステージの土俵際は間近だ!このままブリッジを続ければコジュウタはステージから落ちる不様を晒してしまう!

土俵際。飯田天哉がキック!「追い詰めたぞ!イヤーッ!」」

コジュウタはブリッジ回避!「イヤーッ!」と見せかけ、土俵際ギリギリについた腕を屈伸運動。空に舞い上がる!その勢いのまま反動垂直回転、からの飯田天哉へ連続ストンピング!「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」

滞空姿勢のまま竹槍めいて繰り出される連続ストンピングはコジュウタの個性『無重』(ムジュウ・ジツ)が成せる技。彼の動きは重力を無視できる!業前(ワザマエ)

コンクリの地面が砕かれる。しかし、そこにもう飯田天哉はいない!飯田天哉は連続ストンピングを2発受けた時点で逃げ出していた。実際ハヤイ!

 

コジュウタが地上に降り立つ。そしてカラテを構えたる。残心(ザンシン)だ!

飯田天哉はストンピングをガードした腕を見る。痺れて動かない。2発受けただけでこれである。あのまま逃げ切れずに連続ストンピングを受けていたらどうなっていたか、想像して冷や汗を流す。

古代ニンジャ神話において、イカは仲間の恨みを買い、古の殺人武器である(ボー)で打ちのめされ全ての骨を失ったと言われている!そうなっていたかも知れない!実際コワイ!

 

「だが、最悪の想定は免れた」飯田天哉はクラスメイトの麗日お茶子と試合前にした会話を思い出す。

 

 

「あの人の個性、私の個性と似てると思うんよ」

「『無重力(ゼログラビティ)』とかい。だとしたら厄介だな。触れられた時点で試合が終わってしまう」

「うん。でも、ちょっと違う感じもするんだ。騎馬戦の時のこと、覚えているよね」

「ああ、あの時は突然、轟くんが動きを止めたから驚いた。アレは心繰くんの個性が原因だったようだが」

「そう!デクくんも動かなくなってめっちゃ焦った!それでね、思うんよ。あの時、あの人達はデクくん達の動きを止めて逃げたけど、もし私と同じ個性なら、攻めてきたんじゃないかなって」

「・・・確かに触れて浮かせられるなら、その時点で勝ちが確定する。短い時間とは言え、逃げ回るリスクを犯す必要はない」

「うん。だからね。あの人の個性は私と似ていて、ちょっと違う。()()()()()()()()()

 

 

飯田天哉はカラテを構えたるコジュウタを見る。「麗日くんに感謝しなければ」

雄英体育祭でコジュウタ()は個性らしい個性を使っていなかった。障害物競走も騎馬戦も、クラスメイトである上鳴電気との第1試合だって、超人的な身体能力で乗り切ったと言われれば納得してしまう。「あるいは緑谷くんと同じ超パワー」と考えていた。しかし、違った。

それに飯田天哉が気づけたのは麗日お茶子のおかげであった。

「君の個性は重さを消す事ができるのかい」と問いながら、飯田天哉は返事を期待してはいなかった。未だに秘匿状態にある個性をコジュウタが晒すメリットはないからだ。

しかし、コジュウタは頷いた。「ムジュウ・ジツ。オレは触れたモノの重さを無視できる。そして、オレの動きは重力を無視できる」

答えたのは飯田天哉を舐めているからではない。

(イクサ)の本質はカラテにある。その真理を師匠(マスター)であるニンジャスレイヤーに教育的指導(インストラクション)されているが故の個性(ジツ)の開示だった。

麗日お茶子と似た個性。それは当たっていた。しかし、きっとコジュウタの個性『無重』は個性『無重力(ゼログラビティ)』とは違い()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ジツは、身体から離れた時点で解除される」

 

コジュウタはその弱点すらも臆面もなく晒す。

飯田天哉は苦虫をかみつぶしたような気分だった。個性を暴き精神的優位に立てたなら良かった。しかし、コジュウタ()は欠片も気にしていない。それに欠片も()()()()()()()

飯田天哉はヒーロー家系の少年である。祖父からのヒーロー一家(いっか)。武道の心得は多少なりとも持ち合わせている。だから、わかる。目の前で構えるモノの大きさが。

飯田天哉は理解する。「おそらく彼は戦いにおいて個性をあてにしていない」

()()だ。()()なのだ。

コジュウタにとって個性(ジツ)よりも重要視すべき()()

ニンジャスレイヤー(憧れ)と共に積み重ねた研鑽。故に構えれば滲み出す威圧的雰囲気(アトモスフィア)

コジュウタ()は何時だって言っていた。それを飯田天哉も知っていた。

 

「空手、か」

「そうだ。カラテだ。チャドー。フーリンカザン。・・・そして、チャドー」

 

コジュウタは言う。「飯田=サン。()()で来い」

飯田天哉は己を恥じた。「そうだな。最初から、そうするべきだった」

 

飯田天哉のエンジンが唸る!これは障害物競走(第1種目)でも騎馬戦(第2種目)でも使う機会がなかったからこそ、次の轟焦凍との試合まで温存しておきたかったクラスメイト達も知らぬ彼の奥の手!

しかし、それは間違っていたと知る!

 

エンジンのトルクと回転数を無理矢理上げ爆発力を生み、使用後は反動でエンストする諸刃の剣!

 

レシプロバースト‼「イヤーッ!」

 

飯田天哉がコジュウタの頭部へキック!手加減はない()()だ!

コジュウタはこれをブリッジ回避・・・否、違う(チガウ)!上体を仰け反らせて放つこの技は・・・!

 

暗黒カラテ奥義サマーソルトキック!「イヤーッ!」

 

ニンジャ反射神経が成せるカウンター!飯田天哉の身体が上に飛ばされる!

個性『無重』(ムジュウ・ジツ)では人を浮かせられないのか?否ッ、「イィヤアーッ!」更にもう一撃!飯田天哉の身体が更に上へと打ち上げられる!「グワーッ!」

だが、まだ飯田天哉の目から闘志は消えていない!「僕は・・・飯田家次男ッ!インゲニウムの弟だッ‼」

唸りを上げるエンジン音をニンジャ聴力がとらえる。

コジュウタは知る。飯田天哉にもまた譲れぬ誇り()があるのだ!

ならば、「見事ッ!」コジュウタも宙に舞う!そして、空中で逆さまになっている飯田天哉を羽交い締め!

そして、そして、おお!そのまま回転!回転!回転!

キリモミ回転しながら垂直落下‼地面へと叩きつける‼

 

これぞ闇に秘匿されし暗黒カラテ奥義。

アラバマオトシッ‼「イヤーッ」

業前(ワザマエ!)

 

ステージを砕く爆音。コンクリが砂塵となり砂煙が舞う。

見ていた観客が言う。「・・・やり過ぎだろ」「サマーソルトの時点で勝負は決まった」「追い打ちなんて、むごいわ」

否、違う(チガウ)。「死して屍拾うものなし」覚悟には覚悟で答えねばならない。

砂煙が晴れる。コジュウタが立っていた。その頬には一筋の傷。赤い血が流れる。

実際紙一重の攻防であった。()()()飯田天哉の最速を、コジュウタのニンジャ反射神経が僅かに上回ったに過ぎなかったのだ。

 

だからこそ残心(ザンシン)を忘れない。

 

「ゴウランガッ」

 

最終種目(トーナメント)、準々決勝。第2試合。

勝者はコジュウタ・フジキド。

 

 

 

 

 

最終種目(トーナメント)、準々決勝。第3試合。

 

優勝への道は見えてきた!クラスメイトでも関係ない。

あるのは敗者か勝者の二択だけ!

 

ヒーロー科A組。芦戸三奈。

         VS

ヒーロー科A組。常闇影踏。

 

準々決勝、第3試合の勝者は常闇影踏。

 

 

 

 

 

最終種目(トーナメント)、準々決勝。第4試合。

 

回すか爆破か大舞台!女子供も関係ねぇ!

ここで勝たなきゃダメなんだろう!

 

ヒーロー科B組。回原旋。

         VS

ヒーロー科A組。爆豪勝己。

 

 

 

試合開始直後、回原旋の挨拶(アイサツ)。「自己紹介がまだだった。回原旋だ」

爆豪勝己は挨拶(アイサツ)を無視。「似非ニンジャの腰ぎんちゃくが調子に乗ってんじゃねぇ」

回原旋の顔に露骨な嫌悪が浮かぶ。意に介さず爆豪勝己の悪態は続く。「アイツの真似したところで、テメェはただのモブに過ぎねぇ。勝つのはこの俺、爆豪勝己だ」

普段の回原旋であったなら、悪態に塗れたこれが爆豪勝己なりの挨拶(アイサツ)だと好意的な解釈をしただろう。回原旋()は優しく善良であった。しかし、今は爆豪勝己(アイツ)の言動が癪に障る。

「お前はどうしてコジュウタに突っかかるんだ」「気にくわねぇからだ」「何が?」「・・・全部だ」

回原旋は爆豪勝己のコジュウタへの嫌悪に理由などないのだと解釈する。危険(キケン)だ。理由なく人を嫌悪する人間は実際危険(キケン)。それが友人に向けられるのなら―――回原旋も優しくはいられない。

回原旋の両腕がドリルめいた回転を始める!「イヤーッ!」目の前の危険因子を排除せねばならない!

爆豪勝己は迫り来る回原旋に向けて両手を突き出す。そして、「イヤーッ!」爆発!

爆豪勝己の個性は『爆破』。掌の汗腺からニトロの様な汗を分泌し、それを爆発させたのだ!その爆発力は人を簡単に吹き飛ばす威力を誇る。まともに食らえば直ぐに場外だ。

「イヤーッ!」回原旋は独楽めいた動きで爆発を回避。爆豪勝己に迫るが、爆煙が晴れたその場所に既に姿はない。

回原旋が焦る。「どこへ・・・」上だ!

爆豪勝己は空中に居た。爆発の光で回原旋が目を瞑った一瞬の隙をつき跳躍していたのだ!迎撃と闇討ち(アンブッシュ)を両立する戦闘センス。業前(ワザマエ)

「俺を相手に持久戦をやるつもりはねぇってのはわかってんだ」爆豪勝己が上空から、地上へ向けて両手を突き出す。爆豪勝己()の言うとおり、回原旋は短期決着を望んでいた。

個性『爆発』の爆発力は汗の量に比例する為、動くほどに強力になっていく。それを見抜いた回原旋の戦闘センスは業前(ワザマエ)であったが、爆豪勝己は更に上を行く。

“急ぐと失敗する”。ミヤモト・マサシの有名な(コトワザ)だ。

自分が短期決着を望んでいるように、爆豪勝己は持久戦を望んでいるという思い込みが回原旋の思考を鈍らせていたのだ!

 

「イヤーッ!」地上が爆発!「グワーッ!」回原旋が吹き飛んだ!

 

「勝つまで待つなんて雑魚の思考だァ!」爆豪勝己が笑う。

「なんだよ、これくらい。なめんな」回原旋は笑えずにいた。

爆豪勝己が地上に降りる。「・・・」先ほどまでの激しさが嘘のような静けさで、回原旋を見る。

勢いに任せての追撃はない。抜け目がない(クレイバー)だ。爆破の直撃を受けた回原旋は立ってはいるが、ボロボロの有様だ。衣服(ジャージ)は破け、見える素肌は煤けている。回原旋は致命的なダメージを受けていた。

まさに無慈悲な(イクサ)。決着は一瞬の呼吸。わずかなボタンの掛け違いで、ついてしまうものなのだ。それがたとえ、回原旋であろうとも・・・。恐るべきは爆豪勝己のセンス!

「勝負ありだ。降参しやがれ。前座のモブが」爆豪勝己が回原旋の不様(ブザマ)を笑う。

その態度が、この有様が、何よりも回原旋を苛む。「ふざけんな」爆豪勝己に向けた言葉ではない。己に向けた言葉であった。視線を上げれば無傷で立つ爆豪勝己()がいる。相手に欠片のダメージも与えられていないという現実がある。

「負けた。完敗だ」回原旋は口には出さぬが納得した。だが、満足はできない。

 

腰ぎんちゃく(モブ)には腰ぎんちゃく(モブ)の、意地があんだよ」

 

『決勝で待つ』コジュウタが回原旋に言った言葉だ。

約束は守れない。クソを下水で煮込んだような性格の奴に負けた。

だから頭を垂れるのか。見下される事を是とするのか。不様(ブザマ)か。

否、違う(チガウ)

回原旋の両腕が再びドリルめいた回転を始める。爆豪勝己が舌打ちをする。

「面倒くせぇな。ブッ殺すぞ」「やってみろよ」「アァ?」「ぶっ殺すぶっ殺すって、ダセぇんだよ」

 

 

「お前それ、家族殺された奴の前でも言えんのか?」呪い(ノロイ)めいた声だった。

 

 

回原旋の雰囲気(アトモスフィア)に爆豪勝己が僅かに圧される。頬を冷や汗が伝った。

「吐いた言葉は呑めないんだぞ。お前の軽口で傷つく奴がいるかも知れねぇじゃんか」

わかっている。彼はきっとそんなことを気にはしない。

「優しい奴なんだ。俺よりずっと、強くて、優しくて、こんな心配なんて、きっと必要ない」

爆豪勝己は理解する。何かが回原旋の逆鱗を撫でたのだ。しかし、彼にはそれがわからない。

「・・・なに言ってんだ?」

回原旋は答えない。答える筈がない。コジュウタの過去。何故、彼が誰に対しても真摯であろうと(アイサツを)するのか。彼が何故、強いのか。何を願い、ヒーローを志すのか。

 

“過去は黙して語らず”。「教えてなんて、やるもんか。俺の最高の、憧れ(ヒーロー)を‼」

 

回原旋が走る!「イヤーッ!」

爆豪勝己は再び迎撃のために両手を突き出す。「馬鹿カァ!」爆破ッ!

「モブが勝手に自爆しやがった」勝利を確信した爆豪勝己の目に映るのは、ボロボロになった回原旋の姿。・・・ではない!

爆煙が渦巻く。周囲の瓦礫が巻き込まれ弾け飛ぶ。回原旋が回転しながら飛んでいた!

博識な読者諸君はこの必殺技(ヒサツ・ワザ)を目撃したことがあるだろう。

だがッ、しかしッ、誰よりも近くでこの必殺技(ヒサツ・ワザ)を見たことがあるのは回原旋なのだッ‼

 

 

コジュウタは回原旋にカラテを教育的指導(インストラクション)する際に言っていた。

「オレの未熟なチャドーでは模倣だが、旋=サンのセンカイ・ジツなら可能かも。ハゲミナサイヨッ」

 

 

回原旋に憧れと共に刻まれたこの必殺技(ヒサツ・ワザ)の名は―――

 

暗黒カラテ、チャドー奥義タツマキ・ケンッ‼「イヤーッ!」

 

「バカナーッ⁉」回転しながら迫り来る竜巻の如く連続蹴りを爆豪勝己が爆破ッ!「イヤーッ!」更に爆破ッ!「イヤーッ!」更に爆破ッ!「イヤーッ!」更に爆破ッ!絨毯爆撃ッ‼

冷静(クレイバー)ではない。死に体の筈の回原旋の雰囲気(アトモスフィア)に圧された恐怖!バクハツッ!

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・」必要以上に個性を行使。爆豪勝己の掌がズキズキと痛む。

肩で息をしながら見る光景。竜巻は既に消えている。しかし、顔の直ぐ横に回原旋の脚がある。寸止めか。否ッ、違う(チガウ)

「・・・」回原旋は片足立ちの姿勢で気を失っていた。

その勇姿は台風の中で立ち続ける案山子(カカシ)のようだ‼

無言の気迫に圧されて爆豪勝己が尻餅をつく。

勝者が敗者を見上げる中で試合終了が告げられた。

 

準々決勝、第4試合の勝者は爆豪勝己。

 

 

 

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