ドーモ。ヴィランスレイヤーです。これはニンジャが来てヴィランを討つ物語。 作:白白明け
雄英体育祭ッ、遂に決着ッ‼
長かったです。まさか終わりまでに8万文字以上書くことになろうとは・・・完結まで実際長そう。ガンバルゾー。
皆様の暇つぶしになっていれば幸いです。
後書きで職場体験編のアンケートを取ろうと思っています。
よければ投票をお願いします!m(_ _)m
互いに此所まで勝ち上がってきた!相手にとって不足はねぇさ!
ヒーロー科A組。常闇影踏。
VS
ヒーロー科A組。爆豪勝己。
準決勝、第2試合の勝者は爆豪勝己。
〈さァいよいよラスト‼雄英1年の頂点が此所で決まる‼決勝戦の開幕だァ‼〉
全国放送の中継テレビにプレゼント・マイクのシャウトが流れる。
〈誰がこの展開を予想した!A組に注目が集まる前評判を覆しッ、コイツが魅せたのはB組の勇姿ッ!意地ッ!友情ッ!コイツがB組代表ッ、それでいいだろォロ‼〉
灰色頭の少年がテレビに映る。コジュウタである。
〈対するはA組の雄ッ!大口叩いて負ければ恥か?いいや、戦わねぇことが恥なのさ‼見に来た奴に魅せてやれ!
爆発頭のヤンキーがテレビに映る。爆豪勝己である。
〈始めようぜッ!これで最後さ!
〈ヒーロー科B組。コジュウタ·フジキド〉
VS
〈ヒーロー科A組。爆豪勝己〉
〈今ッ、スタートッ‼〉
〈誰がこの展開を予想した!A組に注目が集まる前評判を覆しッ、コイツが魅せたのはB組の勇姿ッ!意地ッ!友情ッ!コイツがB組代―――
灰色髪の少年が全国放送されているステージに立っていた。コジュウタである。
〈対するはA組の雄ッ!大口叩いて負ければ恥か?いいや、戦わねぇことが恥なのさ‼見に来た奴に魅せてやれ!
コジュウタがステージに上がってきた爆豪勝己に向けてまずは
コジュウタは
コジュウタは爆豪勝己と“同じ穴の
「・・・爆豪、勝己」意外なことに
爆豪勝己が言葉を続ける。「俺はテメェと戦いに来たんじゃねェ」
傲慢に。不遜に。悪態をつきながら、爆豪勝己は獰猛に笑う。「俺はテメェを殺しに来たんだ」
その目は確かにコジュウタを真っ直ぐと見ていた。
「ブッ殺すッ‼」
コジュウタは溜息を吐く。「ヤンナルネ」だが、直ぐに笑った。
〈始めようぜッ!これで最後さ!
爆豪勝己が獰猛に笑う。
コジュウタが奥ゆかしく笑う。
〈今ッ、スタートッ‼〉
両者は示し合わせたかのように駆け出した。
試合開始後、まずはコジュウタが仕掛ける。「イヤーッ!」右カラテパンチ。爆豪勝己は身を屈めて回避。コジュウタの拳が手刀に変わる。「イヤーッ!」右カラテチョップ。爆豪勝己が横回避。「シネッコラー!」爆豪勝己がガラ空きのコジュウタの腹部に右爆破パンチ。「イヤーッ!」コジュウタがバク転回避。「シネッコラー!」爆豪勝己が追いかけて左爆破パンチ。「イヤーッ!」コジュウタが連続バク転回避。距離を取る。
互いの距離が離れたところで爆豪勝己が両掌をコジュウタに向けて爆破ッ!「シネッコラー!」バク転の着地を狙ったベストタイミング。
しかし、コジュウタは攻撃のタイミングを読んでいた。着地の瞬間、両脚屈伸運動。「イヤーッ!」コジュウタが大ジャンプで爆破を回避。
「イヤーッ!」コジュウタは跳躍からの滞空連続スタンピング。竹槍めいた鋭いキックが爆豪勝己に襲い掛かる。
「シネッコラー!」イカ殺しの殺人的滞空連続スタンピングを打ち消す爆破ッ。爆破ッ。連続爆破パンチッ!
「イヤーッ!」「シネッコラー!」まるで竹槍と
「イヤーッ!」「シネッコラー!」一見すると“ゴジュッポ・ヒャッポ”。拮抗しているように見える。
(注釈:五十歩百歩ではない。昔、イアイのタツジンのヒャッポ・ニンジャの弟が「自分は兄に劣る」と奥ゆかしく気を回してゴジュッポ・ニンジャを名乗りはじめたものの、実際にはその実力は比肩するものであったという故事をもって、“ゴジュッポ・ヒャッポ”という故事成語が生まれた)
しかし、実際にはコジュウタが
「イヤーッ!」スタンピングと爆発がぶつかる瞬間に個性『無重』を発動。
爆発の威力を利用して大大ジャンプッ!見上げる程の高度へと飛ぶ!その高さはスタジアムの高さを優に超えていた。重力を無視した動きだ。
爆豪勝己は上空のコジュウタを見上げながら笑う。「そりゃ悪手だろ。似非ニンジャッ‼」
両掌を上空のコジュウタに向けて、大きく溜めを作る。個性『爆破』は強力だ。だが、強力だからこそ周囲への被害を考慮しなければならないという弱点がある。特に今のように戦闘可能範囲が決められていると不利になる。観客席への被害も考慮しなければならない。
だが、
実況のプレゼント・マイクが焦ったように叫ぶ。
〈まさか瓦礫を吹き飛ばしたヤツ⁉人に向けて撃っちゃダメなヤツだろ⁉〉
「シネッコラー!」大大爆発ッ‼ドカンッ!
後に大爆殺神と呼ばれる彼に常識はなかった。
悲鳴混じりの歓声がスタジアムに響いた。テレビを見ていた人々も目を覆う。爆煙が晴れた時、上空には人々の予想を裏切りおそるべきジャイロ回転をするコジュウタの姿があった!おそるべきジャイロ回転により爆発の衝撃を受け流していたのだ!
「イイィィヤァアアァーッ!」ギャルルルウゥゥゥウ‼なんと
致命的回し蹴りがッ、自然災害を生むと言うのか・・・!
爆豪勝己はステージ上に生み出された極小規模の
爆豪勝己は回原旋に
試合には勝ったが勝負には負けたと思っている。ならば、どうするか。
「こいや。アイツが見上げた
爆豪勝己が跳ぶッ。爆破の勢いを生かした跳躍だ。そのまま両手の爆破で姿勢を制御しながらの空中機動。なんたる体幹。
コジュウタに負けじと回転。回転ッ。回転ッ‼先ほど魅せた最大火力に勢いと回転を加えた人間榴弾が炸裂するッ‼
コジュウタのチャドー奥義、
爆豪勝己の
「イヤーッ!」「シネッコラー!」「「グワーッ!」」
両者がぶつかり合い。弾き飛ばされたッ!
コジュウタがニンジャ着地。膝立ちの姿勢を保ったが、地面にはブレーキ痕じみた跡が残っている。
爆豪勝己が転がりながらに着地。ゴロゴロと転がり勢いを殺した後、直ぐに立ち上がる。
両者が互いに無事を確認。「イヤーッ!」「シネッコラー!」
即座に駆け出し、
「イヤーッ!」コジュウタの腕と背中に縄めいた筋肉が浮かび上がる。純粋な膂力勝負では爆豪勝己が実際不利。ミレバワカルッ。
「シネッコラー!」爆豪勝己の掌で汗が火花を散らす。至近距離での自爆覚悟の爆破。決断的な状況判断。バクハツッ!
審判のミッドナイトが焦った声を出す。「待っ・・・!」判断が遅いッ!爆発ッ!彼女の鼻に肉を焦がす嫌な臭いが・・・
爆煙が晴れる。両者は互いに譲らず。
爆豪勝己が凄惨に笑う。「このまま焼き肉にしてやるよ」
コジュウタのマスクが焼け焦げて落ちる。晒された口元は、なんたることか!奥ゆかしくも弧を描いていた!「ゴボッ、・・・爆豪=サン。無理を、しているネ?」
爆豪勝己の笑みが引きつる。図星だ。2度連続の最大火力。続く爆破。両掌の汗腺は酷使され、ズキズキとした痛みが続いている。
コジュウタのニンジャ観察眼は、それを見抜いていた。「ならば、オレもガンバッテ、ガンバルゾー!」
コジュウタが頭を引き、爆豪勝己の額にヘッドバッド。「イヤーッ!」「グワーッ!」
再びヘッドバッド。「イヤーッ!」「グワーッ!」3度目のヘッドバッド。「イヤーッ!」「グワーッ!」
爆豪勝己の反撃。ヘッドバッド。「シネッコラー!」「グワーッ!」再びの反撃。ヘッドバッド。「シネッコラー!」「グワーッ!」3度目のヘッドバッド。「シネッコラー!」「グワーッ!」。
両者同時にヘッドバッド。「イヤーッ!」「シネッコラー!」「「グワーッ!」」
お互いに額が割れながらも手を離さない。
観客席から上がる歓声はない。試合を見ていた一般の観客達は引いていた。一般のヒーローたちも大差のない反応だ。一部のトップヒーローだけが、2人の心境を理解していた。
コジュウタと爆豪勝己。優等生と問題児。一見すると正反対に見える2人だが、根底は似ていた。おそらく今の2人には目の前の相手しか見えていない。ただ目の前の相手より、1秒でも長くステージの上に立っている為に戦っている。2人を見ていたトップヒーローの何人かが、笑った。
それがわからない
会場で引き分けコールが沸き立つ。
「「「「引き分け!引き分け!ひーきわけ!ヒーキワケッ‼」」」」
「黙りなさいッ!」ミッドナイトの鞭が地面を打った。引き分けコールを一蹴する。モニターの大画面に彼女の顔が映る。端正な顔を様々な感情で歪ませていた。
確かにこれ以上の試合続行は2人の今後のヒーロー人生に関わる致命的な後遺症を残す可能性がある。だが、この試合は今の2人には必要なものだ。そう感じる。トップヒーローである彼女には感覚的に理解ができる。
試合を中断するのは簡単だ。ミッドナイトは決断的に状況判断。
「タイムアップを決めますッ!試合時間ッ、残り1分ッ‼」
審判の権限を持って決断的決定。試合の中断はしない。戦闘を長引かせて致命的な後遺症を残す可能性を極力排除。2人の未来と現在を守る決断的英断ッ。
ミッドナイトの声が聞こえた。「試合時間ッ、残り1分ッ‼」
「残り・・・」「・・・1分」どちらともなく呟いて、手を離す。示し合わせたように距離を取る。
既に2人の意識は朦朧としていた。試合に時間制限があったかどうかを疑問に思うことはない。そんなことに思考が割ける状況ではない。
コジュウタが言う。「ドーモ。爆豪=サン。決着をつけましょう」
爆豪勝己が言う。「似非ニンジャ・・・いや、コジュウタ。さっさと
コジュウタが笑う。「ヤンナルネ」
爆豪勝己が笑う。「こっちもなぁ」
コジュウタの腕がゆっくりと円を描きジュー・ジツを構えたる。
爆豪勝己は両掌に火花を散らせながら飛びかかる
〈残り30秒ッ‼〉
コジュウタが脱力。「イヤーッ!」そして、青黒い風と化す!ハヤイッ!
爆豪勝己のカウンター。「シネッコラー!」躊躇なく頭部を狙う!バクハツッ!
コジュウタがブリッジ回避!爆豪勝己の拳が空を切る。
この
「イヤーッ!」暗黒カラテ奥義、サマーソルトキック!―――「グワーッ!」爆豪勝己が空中へ打ち上げられる!―――からの羽交い締めッ!回る。回る!回るッ‼
「イヤーッ!」コジュウタが頼るのは、
暗黒カラテ奥義ッ、アラバマオトシッ!「イヤーッ!」
「ゴウランガッ!」コジュウタが
だが、しかし、しかしである!「
コジュウタの動揺を
爆煙を吹き飛ばしながら、爆豪勝己がコジュウタに迫ってくる。爆豪勝己は地面との衝突の瞬間、拳で地面を殴って爆破することで勢いを殺していたのだ!
なんたるカラテ学習能力。戦闘センスだけで見るなら、爆豪勝己はコジュウタを超えていた!
〈残り15秒ッ‼〉
コジュウタが迎撃の姿勢。しかし、未だにカラテを破られたショックから抜け出せていない。
「イヤーッ!」カラテパンチが空を切る。
爆豪勝己の反撃。「利子つけて返すぜェ‼」
1畳分の距離。爆豪勝己が構えたのは、驚くべき事に
飯田天哉で観た“サマーソルトキック”と“アラバマオトシ”。回原旋の“タツマキ・ケン”。そして、実際に受けたコジュウタの“カラテ”。全ての
「シネッコラー!」
「グワーッ!」コジュウタが崩れ落ちる。立ち上がろうとする。だが、「ぐっ、グワーッ」重篤なダメージ!
〈残り10秒ッ‼〉
・・・お気づきだろうか?コジュウタが零した血の粒が、空中で静止している。聡明な読者諸君は知っているだろう。これは異常緊張状態による相対時間の鈍化効果。今、コジュウタに起こっているのは
だが、
そして、
・・・残りは7秒。声が聞こえた。
「「「「コジュウター‼」」」」
観客席でポニーが、回原旋が、鉄哲徹鐵が、物間寧人が、心繰人使が、B組の生徒たちが、叫んでいた。
友だちの声が聞こえたッ‼
〈残り5秒ッ‼〉
コジュウタが立ち上がる。「ゴウ、ランガッ」流れた血流が青白い光となって立ち上る。瞳に鬼火めいた青色の光が宿る。「負けて悔いなし。だが、マケタクナイッ‼」血涙が流れていた。
爆豪勝己は理解する。「
折りたくても折れぬ己の野心。無謀な夢を見て、 “
出会い方が違えば2人はきっと―――
「コジュウタァアアア‼」潰す。この手で今ッ、潰さねばならない!もう
「一番強ぇのはッ、この俺だアアアア‼」既に右腕は上がらない。左手で拳を握る。
「誰にも譲らないッ。オレは、実際強いッ‼」既に右腕は上がらない左手で拳を握る。
両者の拳がぶつかり合う。スタジアムが揺れた。砂煙が晴れた時、立っているのは1人。
灰色髪が揺れる。コジュウタだった。爆豪勝己は大の字で倒れている。
ミッドナイトが試合終了を宣言する。「勝負ありッ。勝者は―――
その瞬間、コジュウタが崩れ落ちた。
―――・・・、勝者なし!引き分けよ!」
最終種目、決勝戦。勝者はなし。
爆豪勝己が カラテ(我流)を 覚えた。レベルアップ! ヨカッタネ!
オリジナルカラテ
握り拳に貯めた汗を自分の拳ごと爆破することで必殺の威力を誇る。
コジュウタ・フジキドの ニンジャソウルが レベルアップ! ヨカッタノ?
暗黒カラテの
ポン・パンチ。腰を沈めた姿勢から、ジュー・ジツの踏み込みを経て繰り出される必殺の威力を秘めたパンチ。形象拳の崩拳のことと思われる。
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