今回、体調が優れない中書いたため駄文になっていると思います。ご了承ください…!
「へぇ~…そんなことがあったんだ」
翌日、アビドスに来た哮は、対策委員会の皆から昨日の放課後、紫関ラーメンで起きたことを聞いていた。
「はい! それでゲヘナの生徒さんと仲良くなったんです!」
「大将のラーメンを食べて、感激してたよね~」
「くっ…! 昨日連邦生徒会に呼び出されてなかったら、その子達に鱈腹食べさせてあげれたのに…!」
その場に居なかったことに、哮は悔しがる。
皆曰く、紫関ラーメンに来たゲヘナの子達は、仕事でアビドスに来ていたようなのだが、その際にお金を使ってしまったらしく、ラーメン1杯を4人で分け合うため紫関ラーメンに来たそうだ。幸い、大将が「手元が狂った」と言って、二郎系もびっくりな山盛りラーメンを出したおかげでたらふく食べれたそうだが、そうした子に飯をたらふく食べさせたい哮は、チャンスを逃がしたことに肩を落とすほど落ち込む。
「先生って、もしかして…結構お金ある?」
「シロコ、そういうのは聞くものじゃないよ」
「ちょっと財布を見せて欲しい」
「あっ! おい! シロコやめっ!」
哮の言葉から哮の財力が気になったシロコは、哮を押し倒して財布を探し始める。
「ちょっとシロコ先輩!」
「先生にそんなことしたらダメですって!」
シロコを止めるために、セリカとアヤネは止めに入る。
「うへ~、今日は平和だね~」
「そうですね~☆」
4人が取っ組み合いをしている中、ホシノは机にうつ伏せながらそう言い、それにノノミは笑顔を浮かべながら頷く。
その時だった。
アヤネが机の上に置いたタブレットが、一通の通知と共に警報音を鳴り響かせた。
「…校舎より南、15キロメートル地点付近で、防犯カメラが武装集団を確認!」
慌ててタブレットを操作したアヤネは、警報が鳴った理由を皆に告げる。
「まさか、スケバン?」
「いえ、違います。これは…民間の傭兵のようです!」
哮の腹の上に座り込んでいるシロコからの質問に、アヤネは防犯カメラの映像をタブレット画面に表示させ、それを皆に見せながら説明する。
「へぇ~、傭兵か~…結構高いはずなんだけどねぇ~」
起き上がったホシノは、あくびをしながら言う。
「これ以上接近されると危険です! 先生、出動命令を…!」
「…よし、それじゃあ皆。ハントと行こうか…!」
シロコをどかして立ち上がった哮は、オペレーターのアヤネを残して、武装集団の迎撃へと向かった。
哮達が迎撃のために正門前で武装集団を待っていると、前の方から数十人の民間の傭兵がやってきて、その後ろには、雇い主らしき者達が居た。
「あれ…あれは紫関ラーメンで会った……」
雇い主の姿を見たノノミが、ボソッと呟く。
それを聞いて、雇い主達を見たセリナは、彼女らを睨みつける。
「あんた達! ラーメン特盛にしてあげたのに…! この恩知らず!!」
大将の厚意を無下にして、アビドスへ襲撃を仕掛けて来た彼女らに、アヤネは怒りの形相で怒鳴りつける。
「あははははっ、その件はありがとう。でも、それはそれ、これはこれ…こっちも仕事でさ」
汎用機関銃を片手に持ち、大きなバックを肩からかけている白い銀髪の少女は、口を片手で覆いながら嘲笑う。
「残念だけど…公私はハッキリ区別しないと……受けた仕事はきっちりこなす」
サイレンサーがつけられている自動拳銃に初弾を込めながら、白と黒の髪に角が生えた少女は、険しい表情で哮達を見つめる。
「…なるほど。仕事って言うのが、便利屋だったんだ」
アサルトライフルのクリップをしっかりと握り閉めながら、シロコは彼女らを睨みつける。
「もう! 学生ならば、もっと健全な仕事が他にもあるでしょう? 便利屋だなんて!」
「ちょっ、アルバイトじゃないわ! れっきとしたビジネスよ。肩書だってあるんだから!」
怒るノノミに対して、薄いピンク色の髪に黒と金の角を生やしている少女が少し不服そうに言い返す。
「私は、便利屋68の社長。こっちは室長…こっちが課長…そしてこの子は平社員」
「はぁ~…社長、ここでそういうことを言うと、余計薄っぺらさが際立つ……」
笑みを浮かべながらピンク髪の少女は社員達の肩書を言うが、課長と呼ばれた白黒髪の少女は、呆れ顔で社長を見つめる。
「…誰の差し金?」
「それは企業秘密…!」
シロコからの問いに、社長は口に人差し指を立て、ジェスチャーをしながらはぐらかす。
「それじゃあ…反省して答えて貰わないとだな」
話を聞いていた哮は、対策委員会の皆の前に出ながら、指輪を外した。
「エンゲージ!」
便利屋と傭兵達が不思議そうに見つめる中、哮はいつも通りに計6回クラップし、ゴジュウウルフへと
「赤い狼…社長、あれ…恐らくターゲットのシャーレの先生…」
変身した哮を見た課長は、そう社長に耳打ちをする。
「あら、ターゲットの方から来てくれるなんて…ありがたいじゃない」
不敵な笑みを浮かべる社長に対して、課長はその内心で不安を感じていた。
「ノノミは正門で接近してきた敵の迎撃! シロコは右回り、セリカは左回りで攻め。俺とホシノは真ん中から突撃。アヤネは障害物に隠れている敵を随時報告してくれ。ああそれと…できる限り、傭兵の方を先にやってくれ」
『『『『『了解!!』』』』』
通信機で皆に指示を出した哮は、盾を構えたホシノと共に走り出した。
「これも仕事だから、悪く思わないで頂戴ね…総員、攻撃開始!」
哮達が動き出したことで、社長は社員達と傭兵に向けてそう言い放った。
「はあぁぁぁぁ!!」
「えっ! ちょっ! 突っ込んできた!?」
「う、撃て撃て!!」
低姿勢の状態で銃を構えず突っ込んでくる哮にビビりながらも傭兵達は銃を撃ち始めるが、哮は恐れることなく弾丸を避けたり、弾きながら突き進み、1人の傭兵の手首を掴んで、そのまま他の者達の方へと投げ飛ばした。
「きゃあ!」
「ぐわっ!」
「わあっ!」
投げられた子は、銃を撃っていた複数人の子を巻き込んで地面に倒れ込む。
「くふふふ…やるね~、先生! でも、これはどうかな?」
電柱の影に身体を隠しながら、室長の子は機関銃を哮目掛けて撃って来た。
「先生、危ないよ~」
「おっと…サンキュー、ホシノ!」
機関銃から放たれた弾をホシノが咄嗟に盾で防いでくれたことに礼を言いつつ、哮がバックルから新しい指輪を出そうとしたその時、
「今だよ! カヨコちゃん!」
「ナイスムツキ!」
課長が障害物で身体を隠しながら距離を詰め、哮に対して蹴りかかって来た。
「あっぶな! エンゲージ!」
回し蹴りをギリギリで避けながら、哮は指輪を金のテガソードにセットした。
「させない…!」
拳銃を構えた課長は2発撃つが、哮は弾丸を金のテガソードで弾きつつ、その衝撃でクラップ2回した。
「はっ!」
青い刃の先で円を一周描き、1回クラップした哮は、怪盗戦隊ルパンレンジャーの赤き戦士、ルパンレッドへと姿を変えた。
「姿が変わった程度…!」
「ルパンソード!」
課長は次々と拳銃を撃つが、剣を装備した哮に銃弾を弾かれたり、剣で拳銃を押されて軌道を変えられ、命中弾は出なかった。
「仕方ない…!」
リロードのため、課長は一旦哮との距離を取る。
「VSチェンジャー!」
剣を地面に突き刺し、哮は銃で課長に追撃を加えようとするが、何処からか弾丸が飛んできて哮の身体に被弾すると同時に小さい爆発を起こし、その反動で哮は吹き飛ぶ。
「ぐっ!」
「「「「先生!!」」」」
「…大丈夫だ。問題ない…!」
その場に居る対策委員会の皆に心配された哮だったが、地面を数回転がったのち起き上がり、皆に声をかける。
「ふふふっ…我ながらいい腕ね」
「……中々やるな…」
自分を狙撃したのが、社長だと確認した哮は、その腕を褒めつつ周囲を見渡して相手を倒す方法を少しの間考える。
「…よしっ!」
良い策を思いついた哮は弾幕の中を走り出し、ワイヤーガンを放って一本の電柱にワイヤーを巻き付かせ、それを巻き取りながら宙を飛び、社長との距離を詰めていく。
「う、撃ち落としなさい!!」
「おりゃあぁぁぁぁ!!」
冷や汗を掻きながら社長は周りにいる傭兵達にそう命じ、傭兵達は銃を撃ち始めるが、弾が高機動なルパンレッドに変身している哮に身を捻る程度で躱されて当たることはない。
「はぁっ!」
「ぐわっ!」
「きゃあっ!」
逆に哮が放った数発の光線によって銃を吹き飛ばされて尻餅をつかされる。
弾幕が薄くなった瞬間に、哮はワイヤーを外して回収しながら地面に着地し、そのまま社長に目掛けて走り出す。
「あっ…アアア! アル様には、指一本触れさせません!!」
平社員と呼ばれた黒紫髪の上から帽子を被った少女が、哮の前に怯えながら立ちふさがり、ショットガンの銃口を向ける。
「ほっ!」
「えっ?」
「ちょっと大人しくしといて」
哮は一枚のカードを平社員の子に投げると、そのカードは銃に突き刺さり、彼女がそれに注意を逸らしたタイミングで、ワイヤーガンを撃ち、身動きが取れないようにワイヤーで拘束する。
「うっ!」
拘束されて動けなくなった平社員の子は、その場に倒れ込んだ。
「社長っ!?」
「おおっと! 君の相手はおじさんだよ~!」
「くっ!」
流石に狙撃手の社長には近接戦は分が悪いと思った課長は援護に入ろうとするが、ホシノがその邪魔をするように、ショットガンを撃ち込む。
「アルちゃん! 今援護に…っ!」
リロードを済ませた室長が、課長の代わりに社長の援護に入ろとしたが、右側の敵を粗方倒し、家を登って迂回してきたシロコから銃弾を撃ち込まれたため、向かうことができずその場に留まった。
新たにルパンマグナムを取り出した哮は、スナイパーライフルの銃口を向けられる中、ルパンマグナムをVSチェンジャーにセットし、巨大なエネルギー弾を銃口に集め始める。
「…私達はどんな依頼も成功させてみせる、便利屋68! 舐めないで頂戴!」
社長は向かってくる哮に目掛けてスナイパーライフルから銃弾を撃つが、哮は飛んでくる銃弾を軽々と除け、社長の懐に入り込むと、低姿勢の状態でエネルギーを溜めた銃を向ける。
「悪い子には、ちょっとお仕置きだ」
「なっ……!」
エネルギー弾が放たれた衝撃により、2人の姿は砂煙で見えなくなり、その場に居た者達は、2人の行方が気になり戦闘を中断して息を飲んで見守る。
そして、風で砂煙が晴れて行くと、そこには銃で身を守ろうと構えて社長と、銃口をワザと社長からずらしている状態で片膝を突きながら低姿勢で動いていない哮の姿があった。
「えっ…? あれ…?」
自分が無傷なことに驚いた社長は、目を丸くしながら驚く。
「あんまり生徒を傷つけたくないから、これで手打ちにしてくれない?」
一息ついた哮は、社長にそう問いかける。
「こちらも依頼で来ているのよ。そう簡単に引き下がるわけには――」
社長がスナイパーライフルを構え直そうとしたその時、校舎の方から夕方5時を告げるチャイムが鳴り始める。
「あっ、定時だ」
「日当だとここまでだよね。それじゃあ皆帰ろ~」
「蕎麦屋行こ、蕎麦屋~!」
定時になったことで、傭兵達は武器を納めてゾロゾロと帰り始めた。
「こらー! ちょっ、ちょっと! どういうことよ~! 待ちなさーい!」
傭兵達を引き留めようと社長は声をかけるが、1日分の最低賃金しか支払われていない傭兵達は、社長の声を無視して帰っていく。
「……」
「これはヤバいね。どうするアルちゃん? 逃げる?」
数の優位があっという間になくなったことに課長は頭を抱え、室長は今後の動きを呆然としている社長に尋ねる。
「あ……う、うう…」
部下に尋ねられて、社長は少し戸惑ったのち、
「こ、これで終わったと思わないことね! アビドス! シャーレの先生!!」
哮やアビドスの皆に向けて指を指しながらそう言う。
「あはっ! アルちゃん、完全に三流悪役のセリフじゃん!」
「うるさい! にげ…退却するわよ!」
「アル様、お待ちくださ~い!」
室長に弄られつつ、社長はアビドスから離れるために走り出す。
「…じゃっ」
3人に置いて行かれた課長は、哮達にそう言い残して3人の後を追った。
「…色々と凄い子達だったな…」
指輪を金のテガソードから外した哮は、走って逃げていく便利屋を見ながらアビドスの皆の元へ歩き寄る。
「…先生、お腹空いた」
腹を鳴かせながら、シロコは来た哮の方を向いてそう言う。
「……まあ…取り敢えずひと段落したことだし…便利屋68や依頼主についての調査は後回しにして、飯を食べに行くか! 勿論、俺の奢りで!」
さんせ~い!!
シロコに言われた哮は少し考えたのち、自分が奢るということで対策委員会の皆と飯を食べに駅の近くへ向かうことにした。
アンケートは次話投稿時に締め切りとさせていただきます!
リンちゃんSS
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哮とリンちゃんの慰安旅行
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豊夜哮の配信(リンちゃん視点)
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床のトマトジュースを血だと思って焦るリン
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幼児退行リンちゃん
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哮とリンちゃんラジオ~脳破壊を添えて~