この度は、投稿が遅くなって大変申し訳ございません……ナメクジみたいなスローペースですが、投稿を続けたいと思ってますので、気長に待っていただけると幸いです
「第一から第四歩兵小隊、私に続け!」
イオリは4つの歩兵小隊を率いてモリスへと突撃して行き、モリスの軍勢と正面から衝突。次々と襲い掛かってくるモリスを蹴り飛ばしたり、至近距離で銃弾を撃ち込んで倒して行く。
「突出した能力や純粋な力はないが…っ!」
「テポッ!」
「数が多い!」
モリスの1体を足払いで仰向けに倒したイオリは、愚痴を吐きながら倒れているモリスの頭部に至近距離で弾丸を撃ち込み、そのまま消滅させる。
「ゴロゴロッ!」
「チキチキ~ッ!」
「ウガッツ!」
「うげ、また来た…」
銃のリロードを馴れた手つきで素早く行っているイオリの元に、また別のモリスが接近してきて、イオリは苦虫を嚙み潰したような顔をしつつも、銃を構え直したその時、モリスの集団の横から派手な爆発が起き、大半のモリスが吹き飛んだ。
「なっ…!」
いきなりの出来事にイオリが驚いていると、
「死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください!」
「ポップコーンみたいに弾けちゃえ!」
爆発で起きた煙から出てて来たハルカが、ショットガンで生き残りの頭部を的確で撃ち、そこにムツキが火が付いたダイナマイトをばらまき、次々と爆発で他のモリス達を吹き飛ばしていた。更にその後方、風紀委員会が居る場所とは反対の位置では、爆発を逃れたモリスにアルが手慣れた手付きで、スナイパーライフルの銃弾を叩き込み、そのアルに近づこうとするモリスをカヨコが処理をするという連携が行われていた。
「…普段は厄介だが、こういう時は役に立つな」
便利屋の暴れっぷりにイオリは、少しばかり感謝をしつつ、問題児達に負けられないという気持ちが沸々と湧いて来る。
「問題児達に後れを取るな! 迫撃砲、撃て!」
イオリの指示により迫撃砲が放たれ、モリスに降り注ぐと隙が生れる。そして、その隙をイオリが見逃すことはなかった。
「今だ、突撃!」
合図と共に歩兵隊は再び進軍を始め、迫撃砲からの援護を受けつつ、モリスの勢いを押し返し始めた。
その一方で、哮達はノノミとセリカ、ヒナの援護の元、哮とシロコがモリスを倒しながらアグヌスの元へと向かっていた。
「エンゲージ!」
隙を見て、バックルから新たなセンタイリングを取り出した哮は、指輪に描かれている絵柄を変え、それを金のテガソードにセットして2回クラップする。
「
一気にモリスを片付けるため、暴太郎戦隊ドンブラザーズの赤き戦士、ドンモモタロウに姿を変えた哮は、指輪の能力で折り紙で作られた動物達を上へと投げ飛ばした。
投げ飛ばされた折り紙は人並みに巨大化すると、モリス達の方へと向かい、突きや叩きなどといった攻撃で次々と倒していく。
「ザングラソード!」
ドンモモタロウの固有武器を手に取った哮は、それをモリスに振りかざし、見事な剣捌きで切り倒し、シロコと共にアグヌスの元までやってきた。
「両手を上げて、膝をついて!」
「まさか、モリスをかき分けてここまでやってくるとは……邪魔者が多いせいで、モリスの数が足りなくなっているのかな…?」
シロコが銃口を向けられる中、アグヌスは飄々とした態度で2人を一瞥した後、脅威だと思って居ないのか、戦場の方へと顔を向けた。
先程までかなりの数が居たモリスだったが、便利屋の爆弾や風紀委員会の迫撃砲などによって、かなりの数が減らされており、徐々に勢いが減って来ていた。
「元々は、風紀委員長単体が目的だったからな…爪が甘かったか」
「聞こえなかった? 両手を上げて膝をついて…!」
独り反省に入っているアグヌスの態度にイラつきを覚えたシロコは、一発威嚇としてアグヌスの足元を撃った後、低めの声で再度言う。
「はぁ~…全く、躾がなっていない犬だ」
「犬じゃない、狼…!」
「シロコ、怒るところそこじゃない」
アグヌスの発言に怒るシロコに、哮は冷静にツッコミを入れる。
「それでもまあ、ここまで来たご褒美として、良いものを見せてあげよう」
「良い物…?」
「ああ、とっても良い物さ…」
哮とシロコが警戒する中、アグヌスは厄災の指輪が付けられている右手で自身の胸に当てると、静かにある言葉を口に出す。
「
アグヌスの言葉に反応した厄災の指輪は、不気味に光ったのち、黒紫の雲を出現させてアグヌスの身体を包み込んだ。
黒紫色の雲が繭のように形を形成し蠢き、頭部部分には怪しい光で光る2つの目のような物が浮き上がって来た。そして、雲の繭を振り払うように中に居るであろうアグヌスは剣らしきものを振り、繭を一刀両断してその姿を見せる。
アグヌスの姿は、人間を逸脱した物になっており、簡単に言えば灰色で侍の姿をしている鬼。
白骨化した侍の骸にも見えるその鬼は、腰に帯刀していた2本の刀を抜刀すると、腰を深く下げて身構える。
「…戦禍のベルルム様の配下であり、最強の剣術使いテムノー…いざ、参る…!」
「なっ…!」
先程までは違って、重々しく古風なアグヌスの喋り方に驚く哮達にアグヌスは斬りかかて来た。
その刀を哮はザングラソードで受け止め、火花を散らしながら鍔迫り合いをする。
「先生、援護する!」
シロコはアグヌスから距離を取りつつ、マガジン1つを使い切る勢いで弾丸をアグヌスに向けて撃ち、同時にドローンからミサイルも飛ばす。
「ふんっ!」
「おっと…!」
「はぁっ!」
アグヌスは哮を押し飛ばすと、刀を振るって赤黒い斬撃を飛ばして銃弾とミサイルを相殺する。
「…援護をお願い」
「えっ? あっ、ちょっと!」
その様子を後方で見ていたヒナは、セリカとノノミに一言掛けた後、アグヌスの方へと走り出すと、瓦礫を蹴って空高く舞い上がり、紫色のオーラを全身から沸き立たせる。
「っ! シロコ、下がるぞ!」
「うん!」
ヒナの雰囲気から危険を察知した哮は、シロコに声をかけながらアグヌスから距離を置く。
2人がアグヌスから距離を取った次の瞬間、
ヒナが構えていた銃から轟音と共に紫色の光弾が雨のように放たれ、アグヌスに数秒の間振り注ぎ、最後に爆発を引き起こす。
キヴォトス外の者であれば、オーバーキルと言っていいほどであり、例えヘイローがあったとしても気絶へと追い込むことができる攻撃だが、アグヌスは2本の刀を振るって爆発で舞い上がった土煙を払い、無事と言わんばかりに姿を見せた。
「なるほど、私を狙うことができる程の力はあるようわね」
地面に綺麗に着地したヒナは、弾を撃ち尽くした愛銃のリロードを行いながら、刀を構えているアグヌスと睨み合う。剣術の強者とゲヘナ最強の風紀委員長の気迫が支配する空間に、哮とシロコは瓦礫の影から様子を伺っていた。
「……シロコ、援護してくれるか?」
「勿論…!」
少し考えた後、バックルから1つの指輪を取り出した哮から援護を頼まれたシロコは、サムズアップして答える。
「それで、どうやってアイツを倒すの?」
「決まってるだろ? 目には目を…侍には侍だ…! エンゲージ!」
「え…?」
答えに唖然とするシロコを置いて、哮は瓦礫の影から飛び出ると同時に、指輪を金のテガソードにセットすると同時に、2回金のテガソードを叩いた。
侍戦隊シンケンジャーの赤き戦士、シンケンレッドへと姿を変えた哮は、ヒナとアグヌスの間に割って入る。
「侍と落ち武者…丁度、いい機会だ。どっちが剣術ナンバーワンか、久々にナンバーワンバトルと行こうか…!」
哮は、指輪の能力で手元に日本刀とよく似た刀、シンケンマルを手元に呼び出すと、左手でしっかりと握り締めて、金のテガソードと共に身構え、それを見たアグヌスもまた、二本の刀を構える。
何処からかゴングが鳴る音が聞こえてくると同時に、2人は相手に向かって走り出す。
「はぁ…っ!」
「ふんっ!」
互いに振るった剣が、甲高い金属音と火花を散らし幾度もぶつかり合う。
このままでは、埒が明かないと思った哮は、アグヌスと火花が散る鍔迫り合いを始めて、相手の動きを封じ込める。
「…シロコ、ヒナ!」
「ん!」
「任せて…!」
2人の名前を叫んだ哮が、力を込めてアグヌスを押し出して離れると同時に、シロコはドローンのミサイルを、ヒナは愛銃を撃ち尽くす勢いでそれぞれ撃つ。
「ぐっ…!」
哮との戦いで消耗していたことと、先程とは違ってミサイルが加わった弾幕を諸に受けたアグヌスは、少しよろけながら後ろへと下がる。
「はあぁぁぁ……!!」
アグヌスの隙を突いて一気に間合いを詰めた哮は、アグヌスが反応する前に、シンケンマルと金のテガソードで、すれ違いざまに斬った後、反撃のために振り返りざまにアグヌスが振り下ろして来た刀をシンケンマルで受け止め、金のテガソードで胴体を一突きする。
「ぬっ…! ふんっ!!」
一突きを貰ったアグヌスだが、それを耐えて哮に2本の刀を同時に振り下ろすが、哮はそれを軽々と身をひねって除け、その勢いのままアグヌスを金色のテガソードとシンケンマルの同時切りで斬り飛ばす。
「……っ! ぐっ!」
斬り飛ばされたアグヌスは、地面に上手く着地することができず、数回転がった後、地面に突っ伏す。
「シロコ…! ヒナ! トドメと行こう!」
「ん、任せて…!」
「準備は出来ている…」
立ち上がろうとしているアグヌスに、シロコはリロードが済んだドローンを飛ばし、ヒナは愛銃の銃口を向ける。
「ドローン、作動開始」
「逃げることはできない…!」
シロコが放ったドローンのミサイルは、動きを封じ込めるためにアグヌス周囲の地面に着弾して爆発を引き起こし、そこにヒナが光弾の雨を降らせる。
「烈火大斬刀!」
2人の生徒がアグヌスに猛攻を仕掛ける中、哮はシンケンマルを刀身に火の文字が書かれている2メートルの巨大刀、烈火大斬刀に変化させると同時に、烈火大斬刀の刀身に炎を纏わせる。
「百花繚乱!!」
哮は、ヒナが弾を撃ち尽くしたのと同時に、炎を纏った烈火大斬刀をアグヌスに向けて勢いよく振り下ろした。
「ぐあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
諸に食らったアグヌスは、赤黒い火花を散らし、悲痛な雄叫びと共に爆散して行った。
「これで俺が、剣術ナンバーワンだ!」
試合終了を知らせるゴングが鳴り響く中、哮は決めポーズとして右手の人差し指を天高く突き上げ、腕を降ろした後辺りを見渡す。
アグヌスが連れて来たモリスの軍勢は、生徒達の活躍もあって1体残らず殲滅されており、完全に戦闘は終わったと言ってよかった。
「…さらっと、便利屋の子達は逃げてるな」
辺りを見渡していた哮は、便利屋68の姿がないことを確認し、小さく呟きながら変身を解く。
そこで、一息ついたヒナは2回手を叩いた。
「…風紀委員会、集合」
ヒナの合図を聞いた風紀委員会は、ヒナの後ろに並び、イオリとチナツはヒナの少し後ろの所に並び立つ。風紀委員会の行動に、対策委員会の皆は警戒心を高めつつ、哮を囲って身構える。
「…事前通達無しの兵力の無断運用、他校で騒ぎを起こしたこと…そして、私のせいで戦闘に巻き込まれることになったこと…」
数歩前に出たヒナは、淡々と話し、深々と対策委員会の皆に向かって頭を下げた。
「い、委員長…!?」
「あ、頭を下げました…」
ヒナの行動に、風紀委員会や対策委員会の皆が驚くが、ヒナはそれに気にすることなく話を続ける。
「今回のことについては私、空崎ヒナより、ゲヘナ風紀委員会の委員長として、アビドスの対策委員会に対して、公式に謝罪する。今後、ゲヘナ風紀委員会が、ここに無断で侵入することはないと約束する。どうか、許して欲しい…」
頭を下げて謝罪したヒナは、顔を上げて風紀委員会の方へと向く。
「全員撤収、帰るわよ」
「ま、待って委員長! 便利屋達はどうすr……」
撤収命令を出したヒナに意見しようとしたイオリだったが、ヒナに睨まれて何も言えなくなる。
「行くわよ」
ヒナの命令に従い、風紀委員会は撤収を始める。
そしてヒナは、哮に近づくと耳打ちで、何かを話した後、風紀委員会と共に去って行った。
「先生、何話したの?」
声が聞こえなかったシロコは、首を傾げながら哮に尋ねるが、
「後で話すよ」
「……うん、分かった」
っと言われたため、後で聞くことにした。
するとそこに、
「うへ~、おじさんが出る幕はなかったみたいだね~」
何処かに行っていたホシノが、皆の前に姿を現した。
「それで? これは一体何があったの…? おじさん全然わかんないんだけど」
「説明したいところなんですが…私達も分かってないことが多くて……ホシノ先輩は、何をしていたんですか?」
『そうですよ! 肝心な時に何処行ってたんですか!』
「ほんと、しっかりしてよ!」
「う、うへ~…先生、2人が厳しいよ~」
ノノミの言葉を皮切りに、アヤネとセリカがホシノを問い詰め始め、ホシノは冷や汗をかきながら哮の方に顔を向けて、助けを求めた。
「はいはい、情報の整理とかは明日、学校ですることにして、今日はもう帰ろうか。皆疲れているでしょ?」
ホシノに助け舟を出すためも哮は、手を叩いて注目を集めて帰宅を促した。
「そうね…シャワー浴びたいし…」
「それじゃあ、仲良く帰りましょうか!」
哮の提案に、皆は情報の整理などを明日の自分達に任せ、仲良く家へと帰っていった。
リンちゃんSS
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哮とリンちゃんの慰安旅行
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豊夜哮の配信(リンちゃん視点)
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床のトマトジュースを血だと思って焦るリン
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哮とリンちゃんラジオ~脳破壊を添えて~