IS 面倒くさがりな天才   作:xix

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更新遅くなりました!!


うざい奴は吹っ飛ばす

~ 龍 side ~

 

30秒ほど前

 

俺とオルコっちはピットに着いて、ISの展開をしようとしていた。

今回はちょっっっとだけ本気で行ったほうがいいと思ってこの前使っていたNo.6とは違う、

今起動させることが出来るもう一機の方を使う。

 

「んじゃあさっき言った通りオルコっちはここで待機ね」

 

「わかりました」

 

ここに来ながらオルコっちに役割とその説明をして納得させて

ピットに待機するように指示しておいた。

そしてピットの入り口からアリーナの様子を見ると、鈴っちたちが襲撃者共とバトって……

 

ってヤバ!!

 

よく見ると鈴っちがロックされてるのを確認する。

俺は緊急展開しながら物理シールドも展開、さらに瞬時加速(イグニッション・ブースト)で鈴っちに向かって突っ込んだ。

 

一つはかわせたけど、もう一つがかわせそうにないようで

そのまま鈴っちを抱えてギリギリ、ビームをシールドで防いだ。

 

あっぶな~、No.6じゃ絶対間に合わなかったよ今の……

自分の機体の中お気に入りのこれがあって良かったよ、ホント………

 

抱えた鈴っちの顔を覗くとなんか目を見開いてるって言うか、ビックリしてるように見える。

あ、そっか。この機体が全身装甲(フル・スキン)で自分の顔も隠れてるのを思い出して声を掛けることにする。

 

 

で、今に至る。

 

「大丈夫?鈴っち」

 

そしたらまた目を見開いたようになる。

 

「……龍?」

 

「Ye~~s」

 

顔のフェイスを解除して、顔を見せる。

 

「………どうして……あたしを?」

 

「ん~~?助けたかって?」

 

まあ俺は普段面倒くさがりだからねー。

でも一応生きる上でのルールっての親父から叩き込まれたからね……

その一つが

 

「友達的なのを助ける理由ある~~?」

 

「うっ……」

 

それと………

 

「あと俺ってかわいいと思った()は助ける主義だからね~」

 

「か、かわいいって……///」

 

ん?顔赤くなってる。………あ~、かわいい言ったから恥ずかしいのかな~?

……ホントだったらわかりやすい奴だな。

 

「おい、龍」

 

一夏っちから通信が来た。でもオープンチャンネル?

プライベートじゃなくて?

 

「な~に~?」

 

「そのIS……なんだ?この前俺とセシリアで戦ったのと違うけど」

 

………はぁ~、めんどい

 

「あとで話すよ……だからまずあいつら片づけるよ」

 

「お、おう。わかった」

 

「鈴っち、行くよ」

 

「あ、うん」

 

俺は鈴っちを離してフェイスを付け直す。

 

「んじゃあ、俺が脚でかい方で鈴っちたちは腕でかい方をやって」

 

「え?大丈夫なのか?」

 

「……俺を嘗めんな。それに一夏っちなら俺の実力知ってるでしょ~?」

 

一夏っちが俺に聞いてくるけど、俺はいらん心配をするなというふうに返す。

 

「……わかった。任せる」

 

「ちょ、一夏!?」

 

「大丈夫だ鈴。あいつは強い。俺とセシリアでこの前戦ったけど手も足も出ずに負けたしな」

 

「でも!!」

 

鈴っち………はぁ。

俺はフェイスをしているけど溜息をした。

 

「鈴っち……俺が信じらんない?これでも鈴っちの専用機を整備したのは、今鈴っちを助けたのは、誰だと思ってる?」

 

「…………わかったわよ」

 

オッケ~~。んじゃ、やりますか。

 

「まずは俺と鈴っちの砲撃で攪乱させてそのままそれぞれ担当に分かれる。そっちは鈴っちの衝撃砲でさっきまでやってたけど、今度は一夏っちと一緒に接近戦中心でやりな。鈴っちのアレ(・・)はそのほうが使いやすいし。俺は俺のほうで何とかするから気にしなくていいからね~。あ、流れ弾は面倒だけどなるべく行かないようにするけど行くかもしんないから少しは気を付けてね~。んで、担当していたほうが終わり次第もう一方のほうに援護に行く。……簡単に言っちゃうとこんな感じかな?何か言いたいことある~?」

 

「なあ龍」

 

念のため質問があるか確認すると

………さっそく一夏っちから来た。アレについてかな?

 

「お前の言う鈴のアレ(・・)ってなんだ?まだ鈴のISに武器残ってるってことか?」

 

………適当に言っとくか。面倒だから。

 

「まあそうだよー。でも一夏っちー。鈴っちをよく見たほうがいいよ~」

 

「え?どういうことだ?」

 

「それは鈴っちから直接聞きなー。んじゃ鈴っち、準備オッケ~?」

 

俺はそう言いながらオルコっちの《スターライトMk-Ⅲ》よりでっかいレーザーライフル

《ヴァニティ・バスター》を左手に、60口径のバズーカ砲《サイクロン・ブレイカー》を

右手に展開して構える。

 

「ええ。そっちも問題なさそうね」

 

鈴っちも衝撃砲のパワーチャージが終わったようだねー。

んじゃ……

 

「行動開始」

 

言うと俺は両手のライフルとバズーカを、鈴っちは衝撃砲を連射し始めた。

一発の威力が高く、強力な回転がかかった弾丸とレーザーの幕、さらに衝撃砲の弾丸が

作戦通りあいつらを攪乱させて、二手に分かれさせることに成功した。

 

俺は射撃する手を止めずに回避行動をとっている脚長(あしなが)ISに向かい、

鈴っちたちも腕長(うでなが)ISのほうに向かった。

………よし、第1段階クリア。

 

俺はレーザーの連射を止めずにバズーカを収納、そのままでかい斧、

《ブラスター・アックス》通称ブラスターを右手に展開する。

こいつの切れ味半ないからねー。流石にあんな奴でも切れるだろうし……

 

俺は連射の手を緩めずにある程度接近できたからブラスターを構えて

 

「こんだけ長けりゃ……あたるでしょ!!」

 

横に振り込んだ。

でもこいつは回避できないって考えたのか、片腕を使って防いでくる。

 

でもね……

 

「そんなんで……防いだつもり?」

 

左手(・・)をブラスターに添えて俺が回転するように振りかぶる。

左のライフルはブラスターがあいつに当たった瞬間に収納した(・・・・・・・・・・・)

これは高速切替(ラピッド・スイッチ)という上級テクニックで、簡単に言うと瞬時に武装の展開、

収納を行うこと。

瞬時って言うとわかりにくいから具体的に言うと…………まあ、俺の場合0.5秒ぐらいの速さで収納から

展開(・・・・・・)が出来るかなー。つまり……片っぽなら0.25秒で出来るかなー。

 

俺は防がれたブラスターをそのまま両手で力任せに振り出す。今の俺のIS(こいつ)を纏ったときの

パワーとブラスターの切れ味で刃が黒ISの腕の肘から先が切られ(・・・・・・・・)

その勢いのまま横っ腹に直撃する。

 

………やっぱりか。

ピットに来る途中で入った情報からこいつらから

生体反応が感知されなかった(・・・・・・・・・・・・・)し、行動にいくつかパターンがあったから

もしかしてって思ったけど、今腕から血も何もなかったことから確信できたよ……

こいつらが無人機(・・・)だって言うことに。

 

瞬時に判断して、それからこいつは完全に潰しても問題ないって考えた。

俺は直撃した攻撃でそのまま上半身と下半身に真っ二つに切ろうとした瞬間、

こいつはブースターで勢いをつけた片足を振り上げてきた。

防ごうにも右から来ているから左腕のシールドじゃあ届かない。

そう判断してブラスターを振りかぶる両手を一旦離して蹴りを避ける。

体を捻る避け方だったから、これ以上は振れられないと思って離していたブラスターを片手に触れて収納。そのまま少し距離をとる。

 

……さ~てと~、向こうはどうかな~。

俺は余裕があったから鈴っちたちの様子を見る。

 

……向こうも向こうで優勢みたいだね。あ、そうだメール送っとこ。

え~っと……………………これでよし。

プライベートチャンネルでやるのもいいけど質問来そうで面倒だしな~。

そのままメールを鈴っちたちと管制室に送った。

 

「……んじゃ、とっとと終わらせて……帰ってお菓子た~べよっ」

 

俺はこの機体の十八番(おはこ)、でっかい槌《トール・ハンマー》を展開して突っ込んだ。

 

 

~ side out ~

 

 

 

~ 鈴 side ~

 

「行くわよ一夏!!」

 

「おう!!」

 

あたしたちは指示通り腕がでかい方に向かっていき、衝撃砲で牽制しながら一夏と一緒に接近する。

牽制だからもちろん避けられる。でも、今回は二人で接近するから当たる可能性は十分出てくる。

 

そしてあたしは青竜刀《双天牙月》を、一夏は雪片を振りかざす。

 

でもこいつは体を捻ったり、ブースターを使ったりしてかわしてくる。

 

でもね………甘いのよ!!

 

あたしは龍に着けてもらった新装備(ニューウェポン)、《覇落(はらく)》を展開した。

見た目は腕が一回り大きくなるように取り付けられ、発射口が二つある。

カラーリングは機体と同じものに合わせてもらったから、違和感も特にない。

 

発射口の一つの照準をあいつに合わせて……

 

「行っけぇ!!」

 

発射口から出たチェーンが付いたビームのスピア(・・・・・・・)が向かっていく。

そのまま当たればいいんだけど、生憎これの速度は衝撃砲より少しだけ遅い。

だから衝撃砲もかわせるような奴だからこれも簡単にかわされる。

 

でもね………こっからコイツの真骨頂よ!!

 

あたしはチェーンを掴んでそのままあいつに向かって振る。

つい最近までこんなの使ったことなかったけど使ってみたいと思ったことあったし、龍との特訓のおかげである程度使えらるようになったからね。

しかもこれエネルギー兵器でもあるから燃費悪くなるかと思ったけど、

使ってみても全然問題なかったわ。

 

長く出されたチェーンを振って避けたあいつに叩きつける。

 

さ・ら・に!!

 

「くらいなさい!!」

 

叩きつけたチェーンに電流を流した。あたしもそのチェーンを掴んでるけど、もちろん龍がこれを着けてくれたときにプログラム構築や調整をしてくれたからそこも問題は特になかった。

 

電撃を受けたあいつはさっきよりも少し動きが鈍くなった。

 

これなら!!

チャンスだと思った瞬間

 

《ピピピ》

 

え?メール?こんなときに何よ!?

送信者を見ると龍からのだと判った。

たぶん調整のときにでもあたしの機体のアドレス見たんでしょうね……

何かあったのかしら。あれ?宛先に管制室が付いている。

何かあったんなら一夏とあたしだけでいいのに管制室ってなんで………

あたしはメールのタイトルを見ると

 

『敵の重要情報だよ~♪』

 

…………♪ってなによ!?♪って!!余裕ですとでも言いたいの!?

でも敵の重要情報って……なんだろう?

メールを開いて中身を確認する。

そしたら一文目からあたしが……いえ、送られた方全員が驚く内容だった。

 

『今確信持てたんだけどさー、こいつら無人機だよー』

 

……えぇ!!?ちょっ、どういうことよ!!

 

メールの続きを読むと

 

『俺がここに来るときにこいつらから生体反応がないって情報があったからさー。ちょっと気になってたんだけど、俺の攻撃で確信が持てることが起こったよー。俺が相手してる奴見てごらーん』

 

その文章にあたしは龍の相手をしているISを見る。

 

そこには片腕を失った状態で龍と戦闘している奴が居た。

そして腕の切り口を見ると血も何も出てない、機械の腕だった。

あたしたちは驚きながら続きを読む。

 

『ってことで思いっきりぶっ壊してもいいよ~』

 

………オーケー!!!

 

「一夏!!メール読んだわね!!」

 

「ああ!!これなら俺も全力のをぶつけられる!」

 

「今は動きが鈍ってるから一気に行くわよ!!」

 

「おう!」

 

まだあいつはさっきの電撃で動きがゆっくりだから今度は確実に当てられる!!

そしてあたしたちが突っ込もうとしたとき

 

『一夏ぁ!!!!!』

 

突然アリーナのスピーカーから一夏の幼馴染の声が響いた。

 

『男なら……男ならそのくらいの敵に勝たなくてなんとするぅ!!』

 

また大声で叫びだす。な、何やってんのよあの女!!

そしたらあの無人機、ゆっくりだけど放送室に腕むけてんじゃない!!

 

「鈴!!俺に衝撃砲撃て!全力でだ!!」

 

「な、なんで――」

 

「いいから早く!!!」

 

一夏があたしの前に立って必死に叫ぶ。ああ~~~、もう!!

 

「どうなっても知らないわよ!!」

 

全力だと下手して一夏のシールドエネルギーが切れるかと思って6割くらいで発射した。

そしたら一夏は瞬時加速(イグニッション・ブースト)をしながら無人機に突っ込んだ。

一夏はあたしにやってきた時より加速して向かっていく。

そっか!!たしか瞬時加速(イグニッション・ブースト)って、スラスターから出るエネルギーを取り込んで圧縮、それを放出して得る慣性エネルギーを利用してるんだっけ。

だから衝撃砲みたいなものをエネルギーとして吸収して行くっていうの!?

 

「ウオオオオオオオオオオオオッ!!!」

 

雄叫びを上げながら一夏は無人機に接近して

 

 

無人機の右腕を切り落とした。

でもあの無人機はまだ動いて、残った左腕で一夏を殴り飛ばした。

 

「「一夏っ!!」」

 

あたしと幼馴染の声が重なる。

一夏はそのまま接近されて、無人機の腕から熱源反応が出てきた。

危ない!!そう思っていたら―――

 

 

ドッガガガガガガガァン!!!ドォォォンッ!!

 

 

もう一体の無人機が……一夏の前。

つまりあたしたちとやっていた方にぶつかって吹っ飛ばされた。

 

「ふぅ~~~、セ~~~フ」

 

すると………龍がデカいハンマーを振り上げていた。たぶんあれで飛ばしてきたんだと思う。

…………正直あたしはそんなことされたくないわね……

 

「んじゃ、仕上げやるよ~。鈴っち、チェーンであいつら縛り上げて~」

 

「え、わ、わかった」

 

言われるがままにチェーンで縛り上げる。

龍はそいつらに向かってスキャナーっぽいのを出す。……何してるのかしら?

それが終わると、今度はあたしたちが戦ってた方に腕を突っ込んで何かを取り出した。

あれって………ISのコア!?

 

「んじゃ鈴っちー、エネルギーの部分だけで縛り上げてー」

 

そのままエネルギー部分だけのチェーンで縛る。

そしたら龍は手に持ってたハンマーをゴルフショットのような構えをとってくる。

……………………ってまさかあんた!!

 

「んじゃ、サイナ~~~~~~ラァ!!!」

 

カッッッッッキイイイイイイィィィィィィィンッッッ!!!!!

 

…………そのまま無人機共は天高く空に消えてった……………………………

って吹っ飛ばされてキラーン☆ってなるの生で初めて見たわよ!!

一夏も呆然としちゃってる……

 

「はい、お~~しまい」

 

……………………なんか締まらない終わり方をしたわね………

 

襲撃者事件はそこで幕を閉じた……

 

 

~ side out ~

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?わたくしの出番は?」

 

ピットにいるだけで終わった金髪が一名いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふんふんふ~~~ん♪」

 

ドシャアアアアアアアアアアアン!!!

 

「ムギャーーーーーーーーー!!!何事ーーーー!!?」

 

そして自分の作ったものが壊れた状態で頭に落ちてきたことに、パ二くった兎がいた。

 

 

 




これからは週一更新になるかもしれません……すいません

ビームチェーン《覇落》はらく
鈴の新武装。先端に長さを自在に調節可能なビームのチェーンが取り付けられたチェーンを射出する。(チェーンの先端にビームソードが出てくるような原理と同じ)
発射口が二つあるが今の鈴では一つの状態でしか使えない。
スピア状のビームを装備した状態で射出したり、縛り上げる、
叩きつける、突き刺すといったスピアやチェーン
特有の攻撃や青竜刀に繋げることで投影時の多種多様な攻撃パターンを
行うことが可能。
さらにビームチェーンにも通常のチェーンにも電流が流れるようになっているため、
掴まれたり叩きつけたりした場合、追撃を加えることも出る。
もちろん調整をしていれば使用者本人に電流は流れない。
ちなみにこの機能や整備、調節ができるのは龍にしか出来ない技術。
どういう原理なのかは龍の許可なしには調べられない。
無理やりやろうとすると調べようとした機械にウイルスが進入し、
機能が最低でも1年は凍結される。
鈴は以前からチェーンを使う系の武装が欲しいと思っていたため、龍が出した武装のリストからこれを選び、龍との特訓である程度使用に慣れたため、本国に連絡して脅は……お願い(・・・)で使用の許可をもらった。
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