IS 面倒くさがりな天才   作:xix

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幼馴染は面倒臭い

昼休み

 

 

龍、一夏、箒、セシリアの4人は食堂に向かっていた。

 

ちなみに箒とセシリアというのはクラスメイトの二人で、箒は篠ノ之箒といい、

名字の通り束の妹のこと。一夏とは幼馴染である。特徴はポニーテールとデカメロン(胸のこと)。

一方、金髪で縦ロールの髪に青いカチューシャのほうがセシリア・オルコットといい、イギリスの代表候補生。見た感じ淑女という印象がある。一夏とはクラス代表の座を賭けて勝負した仲である。

 

 

 

~ 龍 side ~

 

「待ってたわよ一夏!!」

 

食堂の入口前にツイテ女子がいた。

 

「おい鈴。そこどいてくれないか?」

 

「うん。て言うか……邪魔」

 

「わ、わかってるわよ!ていうかあんたが早く来ないのがいけないんでしょうが!!」

 

・・・・・・理不尽。ていうか、この子面倒くさそうな匂いがプンプンするし・・・

 

「ていうかあんた誰よ?ここの男子は一夏だけのハズよ?」

 

「ん~~~?あのさ~。ここにいて制服着てるから…………わかるよね?」

 

「え?あ、あんたもIS動かせるっていうの!?」

 

「せいか~~~い。パチパチパチパチ~~~」

 

「・・・・・・・・・・こ、」

 

「ん~~~?」

 

鈴という女子は肩を震わせてる。なんだろ?褒めたのに。

 

「子供扱いするなーーーーーーー!!!!」

 

襲いかかろうとするが

 

ガシッ

 

「・・・・・・・へ?」

 

素っ頓狂な声を出した。

 

「文句ある?」

 

俺は鈴の頭を自分の目線と会うぐらいまで掴みあげていた。

 

だってこの子、小さいし軽いから片手で掴みあげられるんだよね~~~。

 

ツイテがちょっと邪魔だけど、これぐらい俺には簡単。

 

「~~~~~!!!離しなさいよ!!」

 

「ここから退()けるだけだから待ちなよ~~~」

 

パッ

 

「キャ!!」

 

コテッ

 

俺は入り口から退けて手を離したら、鈴は尻餅ついた。

 

「んじゃ食券・・・・て、一夏っち?」

 

なんか知らないけど一夏っち達が呆然としてた。

 

「お~~~~~い」

 

「・・・・・・・お前身長だけじゃなくて手もデカいな」

 

「ん?バスケットボール片手で掴めるもん俺。そしたら人の頭もできるようになっちったんだ。それより御飯食べよ」

 

「あ、ああ。鈴、お前も来るだろ?」

 

「・・・・・・・うん」

 

鈴も同席することになった。

 

俺は食堂での飯は久しぶりだったから何にしようか悩んだけど、豚骨ラーメン大盛と野菜炒め定食大盛を結局頼んだ。

 

 

『・・・・・・・・・・・・・・』

 

「ん?何?」

 

「い、いや。すげぇ量だなって」

 

「え?これぐらい俺は普通だよ?」

 

「・・・・・・・それで普通なのか」

 

「うん」

 

「だからそんなに背が高いのですか?」

 

「う~~~ん、背が高いのは別によく食ったからじゃないんだけどね?」

 

「じゃああんた普段何食べてるのよ?」

 

普段何食うか?そんなの決まってる。

 

「お菓子(バーーーン」

 

胸を張っていう。

 

「「「(お菓子会社の社長なのも頷ける・・・)」」」

 

・・・・・この話もいいか。

 

「一夏っち・・・・・・その子と話あるんじゃないの?俺は邪魔っぽいからやっぱ一人で食うわ」

 

「え?あ、おい!」

 

俺は自分の料理をもって先に移動した。

 

ちなみに座ったのは二人用のテーブル席。ここなら来ないだろうと思う。

 

「んじゃ、いただきます」

 

感謝を込めて合掌した。

 

 

~ side out ~

 

 

~ 一夏 side ~

 

「それにしても何よあいつ。人の頭掴みあげるなんて」

 

鈴が話の途中で切って龍のことを話してきた。

 

「う~~~ん、俺たちも今朝会ったばかりだからよくわかんないけど……

これから知ってけばいいんじゃないか?」

 

プロのバスケットボール選手で世界でトップの会社の社長。そしてISを操縦できる。

 

どれもとんでもないのは俺でもわかる。

 

でも本人は………なんていうんだろ?

 

はっきり言って分かり難いんだよな。

 

でもこの学園には俺とあいつ以外に男子はいないから仲良くしたい。

 

 

・・・・・・・・放課後のIS特訓に誘おっかな。

 

 

「一夏、一夏!!」

 

「うお!・・なんだよ鈴、脅かすなよ・・・・・」

 

「なによボーっとしちゃって。それよりあんた、クラス代表なのよね?」

 

「あ、ああ」

 

「ならあたしがISの操縦見てあげてもいいわよ?も、もちろん、一夏さえよければだけど……」

 

おお!マジか!!

 

「そりゃ助か―――」

 

「一夏には私が教えることになっているのだ!!」

 

「それにあなたは二組でしょうに!!敵の施しは受けませんわ!!」

 

おおう、なんだよいきなり。

 

「あたしは一夏に聞いてるの。関係ない人は引っ込んでてよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――3分後――――――

 

3人が口喧嘩している間、俺は飯を食ってる。

 

あ、そういえば。

 

「親父さん元気にしてるか?まあ、あの人のことだから元気だと思うけど」

 

あの人の中華料理、美味かったからな~~。

 

「あ………。うん、元気………だと思う………」

 

ん?どうしたんだ?

 

「そ、それよりさ、今日の放課後空いてる?久しぶりにどこかに行こうよ」

 

「え?あ、う~~ん、そうだな……」

 

龍も一緒にそのとき話そうかな。

 

俺が返事しようとしたとき

 

「生憎だが、放課後は埋まっている。一夏はISの特訓があるからな」

 

「そうですわ!クラス対抗戦に向けての特訓は今の一夏さんには欠かせませんから」

 

・・・・・俺の予定を勝手に決めるなよ。

 

「ふーーーん・・・・まあいいわ。じゃあ、それが終わったら行くから。空けといてよね一夏」

 

そして鈴は行った。

 

でも放課後、特訓するけど………龍、呼ぼうかな?

 

 

~ side out ~

 

 

 

~ 龍 side ~

 

けっこう美味かったな。

 

食器を片付けて俺は食堂を出た。これから午後の授業だ。

 

 

「・・・・・・・・面倒臭」

 

 

理由:ISに関することは全て頭に入ってるから。

 

・・・・・・・・・・お菓子のアイディアでも考えよ。

 

そう考えてる間に教室に着く。

 

 

ガンッ

 

 

・・・・・・・・そして頭をぶつける。

 

マジでここの扉低い・・・どうにかなんないかな・・・・・・

 

 

頭を(さす)りながら席に着く。

 

でも俺は背が高いから今使っている、周りと同じ机や椅子だと小さい・・・

 

・・・・・・放課後もう少し大きめのやつ頼も。

 

そんな考えをしている間に一夏っち達が戻ってきた。

 

でも一夏っちだけ俺の席に近づいてきた。なんだろ?

 

「なあ龍」

 

「な~~~に~~~~~~~?」

 

「放課後ISの特訓するんだけど、お前も一緒にやらないか?」

 

一夏っちの言葉に聞き耳を立てている女子2人確認。

 

今の一夏っちの言葉に反応したのも確認。

 

・・・・・・・・さらに一夏っちの死角から俺のことを睨んできているのも確認。

 

 

 

結論:一夏っちに好意がある可能性大。

 

・・・・・・なら

 

「やめとく」

 

「え?なんでだ?」

 

「なんとなく」

 

実際、俺には特訓とかより残りの専用機の完成が先なんだよねぇ~~~~。

 

特訓とか面倒だし。

 

「なんとなくって・・・・・」

 

「というよりなんで誘ったの?」

 

まあ、同じ男子だから。っていうのが理由だと思うけど。

 

「男同士だし、親睦を深めようかと思って」

 

・・・・・・・・・・・・俺の予想とほぼ同じだし。

 

「じゃあ理由を言おう」

 

「え?なんとなくって言わなかったか?」

 

「それは置いといて、理由は――――」

 

「理由は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「面倒だから」

 

「おい!!」

 

だってマジで面倒じゃん。

 

「そんなわけで俺は参加しない」

 

「お、おい頼―――」

 

 

プシュッ

 

 

「授業を始めるぞ」

 

おお、Nice timing

 

「てなわけで」

 

「・・・・・・・わかったよ」

 

一夏は渋々、席に戻っていった。

 

 

あと篠ノ乃、オルコットの2人が拳を握って笑顔になっていたのは余談だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

「あ、村崎時くん。まだいたんですね」

 

俺は副担任の山田麻耶先生に呼ばれた。

 

「予想ですけど、寮部屋の話ですか~~~?」

 

俺がこう考える理由は簡単。

 

この学園の全生徒は基本、寮で過ごすことになっている。

 

だから俺も女子が99%のこの学園では寮生活を送ることになる。

 

そう予想できるため、俺は聞いてみた。

 

「はい。これが村崎時くんの部屋の合鍵です」

 

そういって俺に鍵を見せてきた。

 

ふと、俺は思う。

 

「・・・・・念のため聞きますが相部屋ですか?」

 

不安だったから聞いてみる。

 

「いえ、2人部屋になっていますけど、同居人はいません」

 

「(ふぅ、良かった)・・・わかりました。ありがとうございます」

 

俺は鍵を受け取って礼を言う。

 

「それと夕食は寮にある食堂で6時から7時の間に摂ってください。

寮には大浴場がありますけど村崎時くんは使えないので部屋にある

シャワールームを使ってください」

 

「・・・・・・了解です」

 

夕食は6時から7時・・・・・・俺にとってはちょっと早い時間だと思う。

 

あ、一応言っとくけど大浴場が使えないのには突っ込まないよ?

 

女子ばっかりの大浴場に行って変態扱いは嫌だから。

 

「んじゃあ、さいなら~~~」

 

山田先生・・・・・・面倒だから山っちって呼ぼ。

 

俺は山っちに挨拶して荷物を持って寮に行った。

 

・・・・・・おっと。さすがに三回も当たらないぞ。

 

少しだけしゃがんで俺は教室を出た。

 

「寄り道しないで帰ってくださいねーーー」

 

後ろから山っちの声が聞こえる。

 

・・・・・・・・・・・・寮に行く間に寄るとこなんてあんまないよね?

 

そう思い出しながら、心の中で突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~~んと~~~~~・・・・・・」

 

1062………入口から一番奥じゃ~~~ん(泣)

 

もらった鍵と寮の案内図を見ながら嘆いていた。

 

「・・・・・・・・やっと到着・・・」

 

俺の歩幅も普通より大きいため、すぐについた。

 

「さてと」

 

 

ガチャッ

 

 

部屋のドアを空けた瞬間

 

「お帰りなさ―――」

 

 

バンッ!!

 

 

勢いよく扉を閉める。

 

・・・・・おかしい。同居人はいないと言っていた。

部屋番号は1062。よし合ってる。

 

「・・・・・・・・」

 

《ピ、ピ、ピ、プルルルル、ガチャ》

 

『なんだ?』

 

「どうも~~~織斑先生」

 

念のためケータイの番号教えてもらっといてよかった。心の底からそう思う。

 

『村崎時か。何の用だ?』

 

「俺の部屋に不法侵入者を発見しました」

 

『なんだと?捕らえたのか?』

 

「いえ、部屋で裸エプロン状態で俺を待ち構えてます」

 

『・・・・・・・そいつの特徴は?』

 

「・・・・・水色で外側に撥(は)ねてる髪型。胸は大」

 

『・・・・・・・・今そちらに行く』

 

「了解」

 

《プツッ、ツー、ツー、ツー》

 

 

 

 

 

――――――1分後――――――

 

「待たせたな」

 

「いえいえ。態々来てくださってありがとうございます」

 

「では・・・・・・・出て逝かせるか」

 

「先生。字が違うと思います」

 

コキッペキッ と拳を固めながら告げるから、さすがの俺も突っ込んだ。

 

 

ガチャッ

 

 

「お帰りな―――」

 

「・・・・・・・・(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ)」

 

・・・・・・・・・・・錯覚か?阿修羅が見える・・

 

「え、あ………お、織斑…………先生?」

 

「・・・・・何か言うことは?」

 

「ご、ごめんなさーーーーーーーい!!!」

 

素早く土下座。しかし

 

「貴様は何度問題を起こせば・・・・気が済むんだーーーーーーーーー!!!」

 

 

ドゴォォォォォォォォン!!!

 

 

この日、神の雷が1人の少女に落ちた。

 

注:死にそうなくらい痛い拳骨です。

 

そして俺は織斑先生には絶対逆らわないことを誓った。

 

~ side out ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「い、痛いよ~~~~~~~」

 

頭にでっかいタンコブが出来た少女が部屋にいた。

 

「相変わらず面倒なことするな~~~。前に会った時と全然変わってないじゃ~~~ん」

 

「う~~~~、龍くん慰めて~~~~~」

 

「反省する気ない奴にはお菓子もあげなければ、そんなことする気もない」

 

「え~~~~~~~(泣)」

 

「マジで相変わらずだな、楯無」

 

龍の前で涙目状態の少女、更識楯無。

 

このIS学園の生徒会長であり、

 

「3年振りの幼馴染に向かってそれなの?酷いよ~~~」

 

泣きながら言ってくる。

 

泣いてばっかだが一応、龍の幼馴染。

 

「で、何しに来たの?」

 

鞄から新作のポテトチップを出して食べながら質問する。

 

「会いたかったから来た」

 

「あっそ。じゃあ帰れ」

 

「冷たくない!!?」

 

「んで、本当に用はそれだけ?」

 

「あ、うん。私もここに住もうと思って」

 

「・・・・・・・・・・・襲うぞ?」

 

「うっ・・・・・・や、優しくしてね?」

 

「無理だな」

 

実は龍に骨抜きにされたことが(かつ)てある。

 

そのときの記憶が若干(よみがえ)り、楯無は動揺する。

 

「でも今日はやんね~~~~~」

 

「え?」

 

「気分が良くない」

 

転入初日から面倒ことがあり、先程もそんなことが合って気分があまりよろしくなくなった。

 

「なんで?」

 

「・・・・・・・・」

 

ガシッ

 

「・・・・・・あ、あの~~龍くん。この手は何?(汗)」

 

龍が頭を鷲掴みしてきて冷汗を流す楯無。

 

「・・・・・・気分悪くした罰」

 

ググググググググッッ

 

「いたたたたたたたたた!!!!痛い!!痛いよ!!龍くん!!!」

 

アイアンクローを喰らい、(わめ)く楯無。

 

「何か言うことは?」

 

「ご、ごめんなさいーーーーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

この日、寮では2名の女子の叫びが聞こえた。

 




にじファンで出したものはここまでです。

次回は一週間後までには出そうと思います。
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