(本当に敵が出てきた...、皆が言ってた通りに...。)
荊州南部・長沙で始まった孫堅軍と区星らが率いる反乱軍との戦。
その展開が、戦前の軍議で父達が語っていた内容通りになっている事実に感嘆する孫堅の娘_孫尚香。
かつての広宗での戦と同様に、気球の様な形態へと変化したところ天の助に搭乗した彼女の目には、自軍本陣から打って出た孫堅軍の近くに、木々に紛れて隠遁していた伏兵が出現する光景が映っていた。
孫堅軍本陣の丁度真上となる上空に浮かび上がった天の助の力を借りて、即ち物理的に鳥類等と同じく地上を俯瞰する状態で漸く自分は敵伏兵の存在を感知出来たというのに、父や父が信頼する将達、そして現在自身と同じく天の助へと搭乗している武芸者_紫鸞とぬー$の戦士は、この光景をまるで未来が視えていたかの様に話を進めており、事実伏兵の出現に対しても、孫堅軍の将兵は落ち着いて対処している様に見える。
「ねえ、あなた達も父様達も、ああやって敵が隠れてるのが最初から分かっていたのはどうしてなの...?
確かに、隠れる場所が沢山あるのは分かるのだけど...。」
「...敵と斬り結ぶ事と戦は、似ているようで違うものだから...と言うべきだろうか...。」
「...えっと...。」
周囲の大人達が、何故敵の策を見破る事が出来たのか_自身の疑問に対して紫鸞から返ってきたのは、現在の彼女からすると要領を得ない内容だった。
恐らく『戦』というものが何たるかも理解出来ていない子供が相手である故に、なるべく短い言葉で端的に伝えようとしてくれたのだろう事は分かったが、今回に関しては余りに要約し過ぎたという事だろう。
そんな彼の隣で、兜を被っている故に分かりづらいものの、彼の言い草に笑ってしまっている様子のぬー$の戦士が助け舟を出した。
「つまり、『敵が何をしてくるか・何をされたら嫌がるか』を考えるのが戦に勝つ為の近道だという事だ。
無論、目の前の敵を倒し続ける事が究極的には勝利に繋がるというのも、決して間違っている訳ではないがな。
そして孫堅殿は、この長沙という戦場において自分達がされて嫌な事を把握していたのだよ。」
「確かに、隠れてた敵に皆がやられちゃったら、嫌だものね...。」
「確かに、味方の被害を抑えるというのも大切な理由だが、孫堅殿のお立場、即ち総大将としての物の見方は少々異なる。」
ぬー$の戦士からの軍議における大人達の思考についての解説を聴き、『自分達がされて嫌な事』として父が考えたのが『味方の死』であり、それを避ける為に思考を巡らせたと考えた孫尚香。
将としての父を見た経験が無い故に、家族思いな彼への印象をそのまま適用させた形であるが、そんな自身の意見を部分的には肯定しつつ、父が_総大将が見据える先は違う場所にあるとのぬー$の戦士の言葉を訝しむ。
「...皆がやられちゃう事よりも嫌な事があるの?」
「無論、死傷者を極力減らしたいという気持ちは当然孫堅殿にもある筈だ。
現に東西に展開している程普殿と韓当殿、そして本陣正面の敵に当たっている黄蓋殿らも、冷静に対処している。
事前の孫堅殿からの忠告と、孫堅軍全体の練度の高さの賜物と言えよう。
だが、孫堅殿がこの戦で為すべき事とは、『味方を誰も死なせない事』ではなく、『賊を必ず討ち、長沙に平穏を取り戻す事』なのだ。」
孫尚香の疑問に応える形でぬー$の戦士が言葉の後に指し示したのは、孫堅軍本陣から見て北東、未だ反乱の首謀者である区星らが引き籠っている敵本陣であった。
「孫堅殿が目指すのはまず、『区星を討ち、乱を収める事』...これがこの戦の目的だ。
可能であれば、この戦の中で更に奴に呼応した周朝と郭石をも討ちたい所だろうが、そこは敵の伏兵があとどれ程か...言い換えれば、敵の余力次第と言った所だろうな。」
「えっと...、その言い方だと、『区星だけは絶対に逃がしちゃいけない』って事?
他の二人とは何が違うの?」
「そこまで辿り着けたのなら、今度は逆だ。
区星、そして奴に協力している二人の立場になって考えてみるのさ。」
父の思惑の予測に一つの区切りが付いた所で、今度は逆_敵の思惑に思考を巡らせる事を促され、顎に手を当てる孫尚香。
生憎と区星含めた反乱の首謀者達の個人情報は知り得ておらず、反乱を起こした経緯やそもそもの意図については、未だ政治や経済、それが人々の暮らしに及ぼす影響についての知識すら無い現状、ぬー$の戦士もこの点を聞いてきているのではないと考えるべきだろう。
「相手から見たら、当然だけど父様を倒さないといけないわよね...。
じゃないと自分がやられちゃう訳だし、他の二人も『次は自分の番』だって思ったから、協力してるんでしょ?」
「ああ。
だが一方で、奴らが一枚岩とは言い切れないのだ。
孫堅殿らが今しがた倒した、敵の伏兵の旗を見てみるといい。」
彼女が語った敵方の大まかな状況を肯定しつつ、更なる考察の一助としてぬー$の戦士が彼女へと指し示したのが、孫堅軍本陣近くに出現し、撃破された伏兵部隊の兵士が持っていたのだろう軍旗であった。
東西と本陣正面の三地点、それら全ての旗に刻まれた『区』の文字が、彼らが区星の配下である事を示している。
尤も、これだけではまだ、彼女は彼の言わんとする内容に思い至らないのか、首を傾げるが。
「...あの区星の旗がどうかしたの?」
「おかしいと思わないか?
先程、姫君殿は孫堅殿という共通の脅威が迫っている故に、周朝と郭石が区星に協力していると仰っただろう?」
「あっ、確かに!
それなら二人の旗があってもいい筈よね!
これじゃ、ただ一緒に父様にやられにきただけに見えてしまうわ...。」
自身の指摘に納得しつつ、敵の狙いの全容が明らかになっていない現状でも父の勝利を微塵も疑っていない彼女の姿に、兜の中で思わず頬を緩めつつ、周朝と郭石の狙いを可能性として示す。
当然彼らも、ただやられにきた訳ではない故に。
「考えられる可能性は二つ。
一つは先遣隊の役目を区星が担う代わりに、本命となる伏兵...即ち、敵を打ち破る役目を周朝と郭石が担うというものだ。」
「そっか...。
区星とすれば自分達の領地だから、余程有利でもないと本陣にいる兵は出し難いのね...。」
最初にぬー$の戦士が提示したのは、区星達が孫堅打倒、そしてその後の各々の領地の占領維持の為に団結している前提での考えであり、孫尚香も言われてみればと思わされる。
先程撃破された伏兵は、確かにその規模を考えれば先遣隊と見て間違いなく、これ程あっさりと全滅させられたのは想定外であったかもしれないが、少なくともこれだけで孫堅軍を壊滅させられるなどとは考えていなかっただろう。
何しろ、彼らが当たったのは損害の無い万全の状態の孫堅軍だ。
一度彼らの進軍をやり過ごし、後背をつくなり本陣を攻めるなりするならまだしも、これでは多少なりとも損害を与えられれば重畳と言わざるを得ない。
威力偵察同然、兵を無駄にしていると捉えられかねないこの用兵には当然疑問符が浮かぶが、ここで得た情報と敵の誘引を活かし、奇襲によって本命の打撃を与える役目を周朝達が担っているとすればどうか。
彼女自身も思い至った通り、区星とすればこれ以上兵を失う事は避けたい筈だ。
仮にここで孫堅を退けられたとしても、次の討伐軍が派遣されてくるのは目に見えている。
この戦の後の支配力を維持する意味でも、彼が本陣に温存しているだろう戦力を使うのは腰が重くなる筈だ。
そこで、今回の長沙と同様に自分達の領地が危機に瀕する可能性のある二人の戦力を主力として構成。
これによって、今後も一箇所が攻められれば他の二郡の戦力が...という様に、持ちつ持たれつの関係を築こうとしているのだろう。
「そして二つ目...我々としてはこちらの方がありがたいが...。
敵が一枚岩ではないという可能性も有り得る。」
「それこそおかしな話じゃないかしら...。
勿論、苦手な人だっているとは思うけど、そんな事言ってる場合じゃないって思ったから敵は...。」
「姫君殿にはまだ難しいかもしれないがな...、自分に危機が迫っている時でさえ、他人を蹴落とそうとする人間というのは存在するのだ...。
あなたの言う通り、死んでしまっては元も子もないというのにな...。」
「先程、区星がなるべく損害を抑えたいだろうという話が出たが、それは周朝も郭石も同じという事だ。」
眼前の危機への対処よりも他者を出し抜く事を優先する_そんな血も涙もないぬー$の戦士の言に、孫尚香は空いた口が塞がらない様子だが、それを補足した紫鸞の言葉に納得せざるを得なかった。
勝利だけでなく、なるべくなら自分達の損害を抑えたい_他ならぬ自分自身の言葉を引用されてしまった故に。
区星の危機に際し、周朝と郭石が協力すると見せかけ漁夫の利を狙う_その可能性に辿り着いた彼女の表情は、悲哀に満ちていく。
「そんなのって...。
だって、それでもし長沙も守れずに終わっちゃったらどうするつもりなの...?
もしそれが本当だったら、後は一人一人攻められて終わってしまうわ...。」
「皆が姫さんみたいに優しけりゃ、戦なんかしなくて済むんだがな...。」
今の世には、他人を慮る余裕がない_逆説的にそう語った天の助に返答出来ず、視線を遠くへと送っていた孫尚香だが、そこで彼女はほんの僅かな、しかし戦の流れを決定付ける違和感を感じ取る。
「...あら?
ねえ、あっちの方、何で鳥達が急に...。」
「よし、周辺の伏兵は排除出来たようですな。」
「ああ。
だが、この先、敵はまだ兵を伏せているだろう。
釣り出して一気に叩きたい所だが、さて。」
自軍本陣周辺に出現した敵兵の排除に成功_そんな部下からの報告を黄蓋と共に喜びつつ、次の一手をどう打つべきか思案する孫堅。
事前の警戒が功を奏し、東西をそれぞれ進む韓当と程普、そして自身と黄蓋とで本陣正面の敵兵を難なく撃破する事に成功。
韓当と程普はその勢いのまま、東西の敵拠点に向け進軍しており、これらの攻略が成れば、戦線を大幅に押し上げる事が出来よう。
この勢いに乗じ、自分達もまた戦場中央に位置する拠点攻略へと向かう_そんな選択肢が取れれば言う事なしの展開なのだが、その決断をするには些か情報が不足しているのが実情であった。
先頃空中にて孫尚香達が察知していた通り、彼の下にも出現した伏兵が全て区星麾下の者達であるとの情報が届いている。
この事から、最低でも周朝と郭石の手勢は未だ無傷と考えるべきであり、敵本陣に近付けば近付く程に、まだ見ぬそれらの脅威に曝される危険性がある。
可能であれば、それらを表に引き摺り出し、後顧の憂いを完全に断ってから敵本陣へと進軍したい所だが、残る敵伏兵の配置場所や規模感が掴めていない現状、無闇に突っ込むのは下策と言わざるを得ない。
(韓当と程普の動きに釣られてくれれば儲けものだが、そう簡単にいけば苦労はせぬな...。)
「父様ーー!!」
「む、尚香?
紫鸞達も降りてきたのか...。」
「何か異変を察知すれば、すぐに伝えに来るとは申しておりましたが、果たして...。」
悩める孫堅に届いた福音は、頭上から降り注いだ娘の声であった。
声のする方へと目を向ければ、不思議な形に姿を変えた天の助に乗った彼女が、紫鸞達と共に地上へと近付いてきているのが分かる。
黄蓋の言を後押しする様に、彼女は一秒すら惜しむ様に父の待つ場所へと駆け出してくるが。
「聞いて、父様!
私達、敵の伏兵がいる場所を見付けたわ!」
「何、それは真か!?」
「本当だ。
中央拠点の奥、こちらからは見え辛い木々の生い茂る辺りで、鳥が一斉に飛び立つのを彼女が見付けてくれた。」
「成程、兵達が近付いた事で鳥が逃げ出したのですな...。
しかし姫様、よくその様な事をご存知で...。」
彼女の言葉には流石の孫堅も目を丸くするが、他ならぬ彼女と共にいた紫鸞達がその言葉を後押しした故に、齎された情報に真実味が増す。
野生動物の習性を理解した観察眼に舌を巻くのと同時に、彼女が如何にしてその様な知識を身に付けたのか、黄蓋も興味が尽きない様子だ。
「侍女や兵から隠れる時に覚えたのよ!
動物が逃げたり、一箇所をじっと見てると、『あ、人がいるんだな』って!」
「それはまた...何とも反応に困りますな...。」
「ははは、だが今回ばかりは助かったぞ。
よくやってくれた、尚香。」
「後はどうやって敵を誘い出すかだが...。」
「ふむ...よし、黄蓋。
朱治と呉景、それと孫河を呼んでくれ。」
孫尚香の語った内容を素直に喜んでいいものか、判断に困った様子の黄蓋だが、事実として敵の策を事前に察知した意義は大きい。
孫堅もこれには素直に娘を誉めると、次の一手の準備を指示した。
潜む敵を一網打尽にする為の、敵の誘引_それに対しては最も効果的な手があるのだと不敵な笑みを浮かべる。
「隠れた獲物を釣り出す餌...。
この江東の虎の身であれば、不足はあるまい。」
「くそっ、くそっ...!
折角の作戦が台無しじゃねえか!」
自身を取り囲む敵兵、その先頭に立つ敵将_孫堅の手腕に思わず毒づく区星。
戦が始まってから、本陣に攻め込まれ数多の敵兵に囲まれる現状迄を振り返ると、自分達が用意した策が尽く失敗してしまったと認めざるを得ない。
敵本陣周囲に伏せた兵、そして東西に設置した拠点が次々と攻略されてしまったのは、間違いなく痛手ではあったものの、一方で『江東の虎』の威名から想定しなければならない事態でもあった。
その脅威は周朝と郭石も十分理解していたようで、腹の中はどうであれ、まず孫堅打倒を為さなければ自分達に未来は無い事は一致していたのだ。
故に拠点を餌としてでも孫堅軍を十分に引き付け、彼ら二人の軍勢によって一網打尽にする手筈だったのだが、それを狂わせたのが他ならぬ孫堅だった。
何と彼は、あろう事か自分自身を『餌』にしてみせたのである。
敵の総大将が目の前にいる_そんな甘過ぎる誘惑に耐えられなかったのだろう。
中央拠点に自ら進軍した彼のあからさまな挑発に、勝敗の要となっていた伏兵はものの見事に釣り出され、逆に敵陣近くに伏せられていたらしい敵兵によって壊滅させられてしまったのだ。
せめて自分達三人の内の誰か一人でも、彼らを指揮していれば_そんな後悔が頭を過ったものの、『手柄が一人に集中しない様にする』という今にして思えば状況を理解出来ていなかったと言わざるを得ない不問律によって、自分達は全員が本陣に待機してしまったのだから後の祭りである。
その後の展開は最早戦の体を成してはおらず、周朝と郭石は討ち取られ、自身の命も風前の灯だろう。
孫堅がどの様にして伏兵を看破したのかは気になるが、歴戦の猛者である彼にとっては、自分達程度が考える事など手に取る様に分かるという事だったのかもしれない。
「だが、ただで死ぬ訳にはいかねえ!!」
「くっ、殿、お下がり下さい!!」
道連れを狙った文字通り捨て身の攻撃_決死の決意を見せる区星の動きに、孫堅軍の兵達が見せる反応も早かった。
素早く自分達の体と武器を主と区星との間に割り込ませ、突進してくる敵を何としてでも迎え撃つ構えを見せる。
故に彼らの意識が前方へと集中してしまったのも、そして彼らの後ろから区星へと向かっていった存在に対する反応が遅れてしまったのも致し方ない事だったのだろう。
「父様をやらせはしないわ!!」
「なっ、しょ...尚香!?」
「なっ、何だこのガキ!?」
「姫様、お戻り下さい!!!!」
そこで前へと躍り出た少女_孫尚香の行動には、敵味方問わず全員が呆気にとられる。
その隙を活かした彼女が区星の腰にしがみつくと、彼女は恐怖を目一杯に圧し殺した笑みと共に、父へと、そして父に付き従う兵達へと振り返った。
「ふふ...意外と上手くいってしまうものね...。」
「姫様!!!!
『ご自分の命をしっかり守るのも、武門の娘の務め』と申し上げてきた筈ですぞ!!!!
ご自分が何を為さっているのか...!!!!」
「ええ、分かっているわ...黄蓋...。
そして、父様が仰っていた『武門の長』の意味も...。」
「何を...何をするつもりだ...尚香。」
主の娘の身を案じる故に、いつになく語気を荒げる黄蓋だが、それに対しても笑みと共に応えた孫尚香の体からは、何故か光が放たれ始めた。
理解が追いつかない事態の連続に、孫堅が声を震わせ娘の真意を問うと、父と視線を交わした彼女の瞳からは、大粒の涙が溢れ始める。
徐々に強くなっていく光と共に、彼女の言葉が父へと届けられた。
「『誰よりも強くあり、皆の先頭に立つ』...それが武門の長の姿なのでしょう?
ねえ、父様...。」
「しょう_」
娘の名を呼ぶ父の声は、光と共に訪れた巨大な爆発、そして区星と彼女自身を飲み込んだ破壊の奔流によって掻き消されてしまった。
突然の出来事に、誰しもが理解が追いつかず、原理など解明のしようもない。
彼らに伝わるのは、ただ目の前に広がる『事実』のみ。
「嘘...だろ...?」
「そ...そんな...姫様が...。」
「何故だ...どうして...。」
「くっ...。」
「何と...、何と早まった事を...!」
「諦めるな!!
捜索を...、治療の準備を!!」
「...。」
声を震わせる者、彼女を止める事が出来なかった自身の無力さを呪う者、部下へと指示を出す者。
その何れもが、あの光の中で彼女がどうなったのか_抉れた地面と自分達にまで伝わってきた強大な力に飲み込まれた結果を否定しようとする。
そんなものの中心にいればどうなるか_原理は分からずとも本能的に理解出来てしまう故に。
そしてそれは当然、余りの出来事に声すら出ない彼女の父にとっても同様である。
「...あ...ああぁぁ...。
うおああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「殿...くっ...!」
娘の死_そんな現実を受け入れられない孫堅の叫びが木霊する中、爆発によって生じた煙が晴れていき、否応無くその向こうにある光景を一同が想像させられてしまう。
愛娘の血や肉片が染みとなって大地に残り、彼女がそこにいた痕跡を示す_そんな光景を主に見せまいと、黄蓋がいっそ気絶させてしまうべきかと動きを見せた時だった。
「ふう...、全くもう、びっくりさせないでよね...。」
「お前無事なんかい!!!!」
孫尚香は年齢的に直接戦闘には参加させられないので、こんな感じで。
孫堅軍本陣近くの伏兵に対する考察は、実際に筆者が拙作を書く様になって気になる様になってきたステージのギミックに対する疑問を反映させてみた感じです。
「あっ、こんなすぐ伏兵出てきちゃうんだ」みたいなゲーム的な展開にどうにか理由付け出来ないかなと思って書いてみました。