夢過ぎ去りし跡の世界で転生者が生き抜くクトゥルフ神話 作:カーキtrpg
本編がまたしても締め切りを落とす自体になりました。
そういうことで、本編が長くなるという理由でカットした話を幕間として出します。
……来週こそは必ず本編を更新します、トラスト・ミー。
第十話の終わりごろの幕間
――安座等県 九智依羅分室――
「お前は何を言ってるんだ、小僧?」
魚乃目は俺の言葉にそう返してきた。
その視線は、まるで理解不能な言語を操る未確認生物を見るかのようだ。
こいつの言い分はわかる。
だが、俺も引くわけにはいかない。
「だから、言ってるだろうが。俺はしばらく、この分室で寝泊まりする」
二度目にはなるが、何度でもいってやる。
俺にとってここは死活問題だ、まだ家に帰るわけにはいかないのだ。
虚華と灯、あの二人の怒りがまだ終わってないのは明らかだ、せめて1か月、最低でもそのくらいは身を隠し、ほとぼりが冷めるのを待たなければいけない。
でなければ、とてもではないが二人とはあえるものではないのだ。
「あほか、さっさと家に帰れ小僧。ここの仮眠室は俺が使ってるんだ、男二人がむさ苦しく詰め込まれるスペースなんてねえよ」
「家族と顔を合わせられないのですね。情けないです」
二人は白けた視線を向けてくるがそんなのに構ってられるほどの余裕なんてない。
今は、まさに生きるか死ぬかの瀬戸際なのだ。
「まともな理由ならともかく、小僧のわがままに俺は手を貸す気はない。家出になんぞ協力はせん」
魚乃目はそういって分室での寝泊まりは認めない姿勢を崩そうとしない。
これは、予定が狂ったな。
魚乃目なら口うるさいことは言わないと踏んでいたんだが。
存外、硬い男だった様だ。
仕方ない、プランBだ。
ターゲットを魚乃目からソリアに切り替える。
「ソリア。お前、普段はどこで寝泊まりしてるんだ?」
唐突に話を振られ、ソリアがいぶかしげに片眉を上げた。
「私ですか? 市内にある一軒家を寮として頂いてますが、それがどうしたのですか」
よし、来た。
一軒家なら、一人では持て余している部屋の一つや二つぐらいはあるだろう。
「ソリア、頼む。お前の家に泊めてくれ。俺は絶対に帰りたくないんだ」
「ブッハッ!!」
切実な願いを口にした途端、横で魚乃目が派手に吹き出した。
何がおかしいんだ。こっちは文字通り命がけなんだぞ。
「貞久から、家に帰りたくないと言われるとは思いませんでした」
ソリアは半目になってこちらを見てきた。
そんなに嫌なのかよ、……まあ、嫌だろうな。
いきなり家に押し掛けさせてくれなんて、俺が言われたと考えても面倒だからな。
だが、ここを逃したら家に帰るしかない、そんなのは御免蒙る。
灯なら最悪、丸め込むことはできるかもしれないが、虚華はそうはいかない。
俺が口を開く前に杖が飛んでくるのはわかりきっている。
「貞久も年頃の男子ということですか。雑誌の袋とじに心を躍らせるぐらいなら構いませんが、そこまであけすけなのは感心しません」
「はあ? 何を言って……いや、すまん。俺が間違っていた」
一瞬、何を言われたのか理解できなかったが、脳内で言葉が繋がった瞬間、俺は頭を抱えた。
馬鹿を言ってるのは俺だよ、くそが。
いくらなんでもさっきまでのは酷すぎる、家に帰りたくない一心だったが限度がある。
言葉選びが絶望的に死んでいた。
年頃の男女のあいだで、泊めてくれなんて言うものではなかった、誤解を招くに決まっている。
「……まあ、いいでしょう」
「……まじ?」
ソリアから返ってきたのは、予想だにしない肯定の言葉だった。
その言葉には、吹き出していた魚乃目も意外なものを見たと言いたげな顔をしている。
「ただし、条件があります」
「条件?」
「家にいる間、貞久は私の従者としてふるまってください。私の荷物を持ち、ドアを開け、食事の準備から肩揉みまで。……プライドの高いあなたがそこまで折れると言うなら、家出に付き合ってあげます」
……意外な条件だな、俺に従者としてふるまえとは。
ソリアの冷ややかな視線を見るに、彼女は俺が屈辱に顔を歪め、二の足を踏むとでも思っているのだろう。
どうやら、ソリアの中での俺は「高慢で鼻持ちならない魔術師」として定着しているみたいだな。
だが、お前は決定的な勘違いをしている。
「そんなんでいいのか? そのくらいなら、いくらでもやってやるよ」
俺の即答に、今度はソリアの方が驚いたような顔をした。
やはり、俺がこの条件を吞むとは思ってなかったな。
だが、俺にとってこのぐらいの条件を吞むぐらいはなんともない。
家に帰らなくて済むなら、その程度の雑用なんてタダ同然の対価だ。
ソリアは俺をプライドの塊だと思っているようだが、そんなものはとっくに犬に食わせてある。
勿論、俺にだって少しくらいの矜持はある。
だがそれは、魔術師として卓越した呪文の腕や、マナを使った能力の行使に対する物であって、ソリアの従者をするくらいなんでもない。
俺の矜持は、ソリアの荷物を持ったり、肩を揉んだりすることで、落ちるようなものではない。
「おい、小僧……。お前、そこまでして帰りたくないのか。プライドはどこへやった」
「魚乃目、プライドで灯は説得できないし、プライドじゃ虚華の杖は防げないんだよ」
俺が真顔で断言すると、魚乃目は、もう勝手にしろと言わんばかりに深く溜息をつき、頭を振った。
「わかりました。……そこまで言うなら、貞久は私の従者ということで」
「家の中では、だろ?」
「ええ、たっぷりとこき使ってあげます」
ソリアは少しだけ口角を上げ、勝ち誇ったような、あるいは少し楽しんでいるような笑みを浮かべた。
まるまるカットされた、他転生者とのエピソード
ダゴン救世団の話のどこかに入れようとしたけど話数削減のためカット
会話文を中心とした、地の文少なめの小説を作る練習台として使った話
(本編からカットされただけで、設定としては残ってる)
――安座等県 安座等中学校空き教室――
昼休み。
同じクラスの奴からどうしても緊急の話があると言われ、しぶしぶついてきたのだが。
「……そういうわけで、佐伯田さんはいつになったら僕の家をつぶしてくれるんですか? もう原作から一か月は過ぎてるんですけど」
開口一番、これだ。
俺は思わず耳を疑った。
自分の家を掃除しろと言ったのか?
いや、つぶせ?
解体業者の手配でも頼みにきたのか、こいつは。
「しるかボケ、原作なんて初耳だわアホ」
「はぁぁぁ?! あなたがやらないなら、誰がやるって言うんですか?! 主人公としての自覚はないんですか!」
目の前の女装野郎がさらに声を張り上げる。
その剣幕に、俺は少しだけ眉を寄せた。
主人公だと? ますます意味がわからない。
「だから知らねえって言ってんだろ。いきなり人を空き教室に呼び出して第一声がそれか? 《人払い》まで使ってやることかよ」
目の前のアホのせいで、ため息が出てしまう。
「そもそも、誰だよお前」
「だーかーらー! 僕は小田 深雪、転生者です! さっきも言いましたよね?!」
「あーはいはい。小田ね、……言ってたか?」
「言いました! やっぱり聞いてなかったんですね!」
「あーもう、そんなんどうでもいいから話を続けろ」
俺の言葉にぶつくさと小声で文句を言った小田はそれでも話を続ける。
「では、最初から説明します。……僕はあなたと同じ転生者なんですけど、転生するときにあなたのことを教えられたんですよね」
「俺を?」
「はい。面白い奴がいるって。それで佐伯田さんの未来予測を物語として映像で見せられたんです」
「……それで原作か、俺を主人公というのもそれか。まあ、大体わかった。つまり俺は、お前の実家をつぶすのが本来のイベントだったのか?」
「そうです。なのにあなたから、いつまでたってもなんのアクションもないのはどういうことなんですか!」
「お前は俺のことを原作とやらでみたんだろうが、俺はそんなのは知らん」
あまりのバカらしさに、思わず俺が投げやりに返すと、小田は顔を真っ赤にして食い下がってきた。
「じゃあ僕はどうすればいいんですか?! 佐伯田さんが家をつぶしにくるのを、首を長くして待ってたんですよ!」
「お前なぁ……」
こいつのせいで、今日何度目か分からないため息が出る。
「どうして、そんなに俺に家をつぶしてほしいんだよ」
「だって、僕はあなたと違って望んで転生したわけではないんですよ? ただでさえ不本意なのに、生まれた家は退魔の名家。おかげでつらい修行をさせられて、怪異相手に血まみれの死闘を繰り広げる毎日なんですよ? 家なんてつぶれてしまえって思って、おかしいですか?」
「血まみれって。本人の希望でもなければ、現場に出るのは基本成人してからって聞いたぞ?」
「そんなの、政府関係の機関限定の話ですよ。僕らみたいな伝統的な旧家はそんなの気にもしてません。子供を幼いうちからがんがん実践に放り出しますよ」
鼻息荒くまくしたてる小田に、俺は冷めた視線を送る。
「ふーん。まあ、お前の言いたいことはわかったが、それは俺が動く理由にはなんねえよ、諦めろ」
「ええっ! 何でですか? 姉さんが可愛そうじゃないんですか?!」
「? 誰だよ姉さんって?」
「うそでしょっ! 琴音姉さんのことですよ! あっているはずですよね?!」
「琴音? ……ああ、あいつか。確かに前にあったな、あいつがなんかあったのか」
小田琴音。
確かに一度、顔を合わせたことがある。
名門の魔術師って触れ込みで岩木竹が依頼に同行させてきたな。
大した腕でもなかったから、忘れてたわ。
「ええー。なんでそんなにたんぱくなんですか? あなたは琴音姉さんの口車に乗って、勢いで家をつぶしに来たじゃないですか。それなのにそんな投げやりな態度は困惑するんですけど」
「あのなあ、そんなことを言われても俺はお前が見た原作なんてしらんからな。お前が見た俺がお前の姉とどういう関係なのかは知らんが、今のところ、俺と小田は何でもないぞ」
そう俺が返すと、小田は信じられないものを見るような目で俺を見てくる。
うざったいと思ってると、小田は探るように身を乗り出してきた。
「……姉さんは可愛いですよね?」
「あん? ……まあ、確かに可愛かったな、それがどうした」
「なら力を貸してくださいよ! 家を残したままじゃ姉さんは数年後にどっかにお見合いして嫁に行っちゃいますよ!」
「それこそどうでもいいわ。なんでそれで行けると思ったんだよ」
こいつは俺の話を聞いてたのか?
お前の姉とは何でもないって言ったはずだぞ。
「佐伯田さん、あなたは皮肉屋なやれやれ冷笑系を気取っているようですけど。高校生になったらそんなの剥がれ落ちますからね。将来のあなたは日本武道館をヒロインで埋め尽くしてジョニー・B・グッドを歌っているような男になりますから。どうせ、ハーレムを作ろうとして修羅場を量産するような最低男になるんですから、今から素直になっちゃいましょうよ」
ほう、未来の俺はそんな阿呆なことをするのか。
それにしても、皮肉屋なやれやれ冷笑系ね?
それに、最低男と。
なるほど、ふーん?
「……帰る」
「まってまって! 帰らないで!」
「うるせぇボケ! お前なんて知らん!」
「待ってよ~! もう厳しい修行も、死にかけになりながら現場に出るのも嫌なんです!」
「知らんって言ってるだろうが!」
背後で情けなく叫ぶ小田を無視し、俺は早足で教室から出て行った。
プロットしかない「北からの刺客」編の話
本編カットの影響で消えそうなので幕間として消化
会話文を中心とした、地の文少なめの小説を作る練習台として使った話パート2
――安座等県 安座等中学校 裏山――
「お願いです! 僕にあなた特性の集束具を作ってください!」
あのあと、小田と別れた後にすぐ深雪がやってきて、裏山まで連れてこられた。
なんでも、命にかかる緊急事態だと言って。
……いやまあ、どうせくだらないことだとはわかってた。
それでも、暇つぶしくらいにはなるかと思ってついて来たのが間違いだったか。
「またか、お前なあ。会うたびに何かクレクレ言われたって、俺の忍耐にも限度があるぞ」
「いいじゃないですか! 別に大した手間ではないんでしょう?!」
そりゃ、今までお前が欲しいって言ってきたようなものなら、特段手間ではないがなあ。
だがな、それとお前のためにわざわざ手を動かすかどうかは、完全に別の話だぞ。
「はぁ~、情けないやっちゃな。……で、集束具だっけ? どれのことだ?」
「ありがとうございます。集束具はあれですよ。儀式魔法に使う、コラムにあった、未熟者の集中呪文のための集束具です。それで、儀式の達人として儀式に対応できるものが欲しいです」
「……それって、Focusersのことか?」
「そう! それです!」
有利な特徴である「儀式の達人」を持っていない者が「儀式の達人」を持っているかのようにふるまえるようになるアイテム。
いわば凡人用の下駄だ。
「技能判定のボーナスは盛るか? デュアルにするなら多少時間は食うが」
「あ、そっちは他のバフで補えるんで。アデプト単体でお願いします」
そんなんでいいならすぐに出来るが。
にしても、集束具が欲しいってことはこいつ、達人じゃないのか。
「まあ、作ってはやるけどよ。儀式くらいは自力で、素の状態でこなせるようにはしておけよ」
「今の、冗談にしてもきつすぎますよ。言っておきますけどね、儀式の達人なんてそうそういるもんではないんですよ! ましてや自分が達人になるなんて、それこそ一生モノの遠い道のりなんですから」
……そうなのか?
いや、そうだったか。
シナリオ中では敵も味方も当たり前のように使い手がゴロゴロ出てきたからな、感覚がマヒしていたわ。
「それでもお前、一応は転生者だろうが。それくらい気合でなんとかしろ」
「うわっ! 酷いですよ、僕じゃなかったら今の発言だけで愛想つかしてましたよ!」
なーにが、愛想が尽きるだ。
その台詞を熨斗をつけて返してやりたい。
愛想が尽きかけているのは、間違いなくこちらの方だ。
「……で、形状はどうする。ワンドか? それとも短剣か?」
「あっ、かさばるのは嫌なんで指輪にしてください。それと、なるはやでお願いします」
……この野郎。
自分の懐が一切痛まないのをいいことに、注文だけは一丁前だ。
調子に乗るのも大概にしろよ。
「……いいだろう、お値段$700,000になりまーす」
「おっ! 久しぶりにガープス$で値段を聞きました! えーと、僕の財産には$700,000分の余裕があるんでそれで……」
「うるせえ! 現実のアメリカドルだボケェ! 誰がキャラクターシート広げていいっつった、キャッシュで払えや!」
「ええー! 今までお金なんて取らなかったじゃないですか! いきなりどうして!」
「自分の胸に手を当てて、その厚顔無恥な振る舞いを思い出せ!」
「べつに変なことしてないでしょ! 僕が今使ってる、家から渡された集束具はゲブラにしか対応していないんですよ! 可愛い後輩にこんなものを使わせるんですか!」
「ふざけんな! どこに可愛い後輩なんているんだアホが! お前は可愛くないし俺とは同い年だろうが!」
「僕が可愛くないって、その目はガラス玉かなんかですか! 僕を男だって見抜けるような人なんて今まで一人もいなかったくらいの美貌なんですけど!」
「いいから払え! もしくはその中途半端な知識を全部初期化してキャラシを作りなおしてこい!」
「無茶言わないでくださいよ! 第一、現金で70万ドルなんて、僕一人の裁量で簡単に動かせる額じゃないんですよ!」
深雪は必死の形相で食い下がる。
挙句の果てには、俺の制服の袖を掴んで駄々をこねる子供のように振り回し始めた。
「袖を離せ! 千切れるだろうが!」
「離しません! 作ってくれるって言うまで、僕は一生ここから離れませんからね!」
ぶんぶんと振り回される腕の遠心力で、俺の肩の関節が悲鳴を上げる。
……はぁ、結局はこれだ。
こいつの図々しさと、このテコでも動かないという異常な執念に、いつも俺が折れることになる。
「……はぁ。今回だけだぞ」
「さすが! 話がわかる! 貞久のそういうとこ、大好きですよ!」
さっきまでの必死な形相はどこへやら、深雪はパッと顔を輝かせて袖を放した。
現金なやつだ。
「指輪だったな。サイズを言え。あと、呪文の属性比率はどうする?」
「えへへ、セフィロト全対応型で。サイズは……ほら、これくらい」
差し出された深雪の指は、確かに癪に障るほど細くて白かった。
俺はその指を一瞥し、作成プランを頭の中で作っていた。
「……ちっ。明日には持ってくる。今日はもう帰るぞ」
「はい! お疲れ様でした、マエストロ!」
俺が折れたことに満足した深雪は軽快な足取りで裏山を下りていく。
「……やれやれ。俺も大概、甘いな」
夕闇が迫る裏山で、俺は小さく毒づいた。
ディマカエリ dimaChaeri
10体のディマカエリ、別名「ダンジョン・キーパー(地下牢の番人)」は、ヘルブレイドの監獄次元を維持・管理している。
各ディマカエルは身長7〜8フィートの痩身な人型悪魔であり、鋼鉄色の鎧のような皮膚と赤く光る眼を持つ。
鋭い牙を有し、その髪は有刺鉄線のコイルで構成されている。
肉体は小さな金属製の鉤や突起で覆われている。
両手首には短剣ほどの長さの半格納式ブレード・タロン(刃の爪)が備わっており、腕から突き出して戦闘に用いる。
その声には、黒板を爪で立てたような、おぞましい音が底に流れている。
HPが0になれば、彼らは崩れ落ちて金属の粉末と化す。
そのうち1体は看守長としてマスターキーを身につけている。
殺されれば、別の1体がその役職を引き継ぐ。
通常は武器を持たないが、必要があれば兵装庫(9)からバスタードソードや鞭を持ち出すこともある。
ST: 16 HP: 16 Speed: 6.50
DX: 14 Will: 12 Move: 6
IQ: 9 Per: 12 Weight: 180 lbs
HT: 12 FP: 12 SM: 0
Dodge: 9 Parry: 11 DR: 3 (焼き6)
鋭い歯 (16) 1d切り。間合いC
長い鈎爪 (16) 1d+2 切りまたは刺し。間合いC,1
特徴
冷淡 闇視 飲食不要 耳障りな声 脆弱/自然には存在できない サディスト (9)
短いとげ 年をとらない 無感動
技能
格闘/16 ブロードソード/14 尋問/11 脅迫/13 レスリング/14