【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です!   作:やさかみ

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やっと2回目ができた。ご都合展開なのは許してくださいなんでも   するとはいっていない。

そろそろよう実ラジオしないと真面目にタイトル詐欺になるかと思うてね。
わーい総合評価500ポイントいったー。



第二回!よう実ラジオの時間だよー!

「今回はCクラスの訴えを全面的に認め、Dクラスの30クラスポイント、そして須藤健に対して一ヶ月の」

「会長‼︎明日まで、明日まで待ってください‼︎明日になれば、佐倉さんが特別棟にいたことがわかるはずです‼︎」

「先延ばしにしようとしているようですが、最初から名乗り出ていればその証拠とやらも既にあったはずでは?流石に、明日へと判断を回すことは認められません」

 

 裁判ではDクラスの完全敗北一歩手前、Dクラス側は最後の足掻きをしている最中だった。しかし、その最後の悪あがきもすぐに無きものにされ、無慈悲にも判決は下されようとしていた。

 

「次に妨害をするように発言をすればクラス査定に影響する。静かにしておくんだな。それでは、判決を下す。Cクラスの訴えを全面的に認め、Dクラスは30クラスポイントをCクラスへ譲渡、そして須藤健に対する一ヶ月の停学を『ピンポンパンポ〜ン』……」

 

 その言葉を妨害した予定のない放送に言葉を遮られ生徒会長は一瞬顔を歪める。坂上先生は我がクラスの完全勝利を2回も濁されたことに憤りを感じていた。橘は室内の放送音を消そうとするが生徒会長に止められる。なぜ、裁判の邪魔になるのを止めることを静したのか。その放送の次の言葉が聞こえた時、その場にいるものの目は見開かれる。

 

『みんな久しぶり!今年度2回目のよう実ラジオのお時間でーす!』

 

 初月の悪夢。教員たちのSシステムを独自で気付けるか、素の態度を調べる計画を根本から破壊した元凶。よう実ラジオだった。

 裁判に参加している者、そして、現在裁判が行われていることを知っている者たちはタイミングが良すぎると思考する。

 Cクラスにいる龍園は何をする気だとスピーカーを睨み、Aクラスにいる坂柳は今度は何をおっしゃるつもりなのでしょうと微笑みを浮かべた。

 

『今回は新入生のみんなにあることを教えようと思うんだ〜。ずばり!生徒間同士の問題に学校側がどう介入するのか!!』

 

 その言葉にさらに驚愕が現れる。薄々察していたとはいえ、このタイミングで審議のことに言及されると知るとそれはそれで驚くのだ。

 

『まず、トラブルがあったら被害を受けたクラスが訴えを報告してね?その後に生徒会やそのクラスの教師、当事者や付き添い人、証言者が参加する学園裁判的なのが開かれるんだ〜。本格的〜。そして、わかりやすいように今ちょうど起こっていることを例に挙げてみるね!今回の事件は他クラスの3人と1人の喧嘩なんだけど、3人の方が一方的な暴力を受けたと被害を訴えたの。それに対して1人の方は向こうから吹っかけてきた喧嘩だって反論するわけだけど、目撃者も証拠もないから通用しないって感じ〜。言葉の暴力は記録に残らないけど拳は傷として物的証拠が残るからね〜』

 

 坂上先生は我がクラスの勝利の直前に入ってきたこのうるさい雑音を早く消せと内心ブチギレていた。しかし、聞く体制に入っている生徒会長やその他の人の前に言えずにいた。

 

『ちなみに、どういう証拠が必要になると思う?気になるよね?特別に例として今回の事件の証拠に使える音声を公開するから次回からの参考にしてね!』

 

 その言葉に、その場にいるものはより大きく反応を示す。驚愕は皆が表し、その中には不安を示すものや、期待を向けるものもいた。生徒会長は興味深そうに口角を上げる。

 は?と龍園は言い、坂柳はほう?と言う。

 

『3.2.1.どうぞ〜』

 

 その後に流れた音声は、よく撮れてある、本来の世界線で佐倉が出したものよりもはっきりと答えが出る証拠だった。

 

「部活あんのに何のようだよ」という須藤の声。「調子に乗っている」「実力もないくせに」「そんなんだからDクラス」「勉強してないからその実力」と須藤を煽る声。

 そして、うざったりながらも殴らずにそこを去ろうとする須藤の足音。そこに流れたのは

「手が出せない臆病者」という、明らかに手を出させようとする挑発の音声。

 

 そこで音声は途切れた。

 

 『ご清聴、ありがとうございました〜。次回もよう実ラジオをお楽しみに!ようこそ、実力至上主義の教室へ!』

 

 放送は終わる。その場の雰囲気はそれぞれの人によって違い、少し混沌めいていた。

 必死にこれ何かの間違いだと弁解するもの。こんなもの証拠たり得ないと主張するもの。お前たち話が違うではないかと睨むもの。今回放送された音声が事実であれば困るものでなんとかしようとする者。

 それに対して、その音声に助けられはしたが、なぜ今なのかと警戒を示すもの、そんな警戒なく誰だかしらねぇが感謝するもの。

 どちらの立場でもないが面白そうにするものなど。

 

「ふむ。先ほど流れた音声をもとに考えれば、Cクラスは呼び出されて一方的に暴力を受けたという訴えをしていたが、今の音声を聞く限りでは呼び出されたのは須藤健であり、暴力を誘発するように挑発したのもCクラスと判断できるが」

「ほ、堀北会長!この音声だけでは証拠として不十分です!証人が持ってきたものでもないこれをこの裁判の証拠とするのはっ」

「たしかに、放送を証拠とするのは不適切かもしれない。だが、今の放送によりCクラスの主張が誤っておりDクラスの主張が全面的にただしい可能性が大きくなったわけだが。」

「っ!!」

 

 場は反転した。信頼は全てがひっくり返った。言葉による挑発という、暴力による傷とは異なり本来後に残されないものが現れ、その全てはひっくり返った。

 Cクラスの嘘の訴えが成立していたのはあちら側に傷という証拠以外がなかったからでしかなく、あった場合はそれが成立しない。

 無論、煽られたからと言って暴力に走るのは得策ではなく、普通に罰せられるべきものだ。しかし、今回はそこにCクラスの嘘の訴えという、裁判で問うべき被害者の訴えの正当性を根本からへし折る事態が起こった。その場の悪は、どちらかと言えば嘘の訴えを出したCクラスということになる。

 

「しかし、証人もおらずに放送のみで明かされたものを証拠として認めることが許されるかと言えばそうでもない。その言い分も正しいと言える。」

「そんなっ!生徒会長、今の音声は明らかに証拠として十分な内容だったと思います!!」

「正式な証人の行ったものではない以上、正式な証拠として認めることはできない、が。先ほど述べた判決をそのまま下すことにも問題がある。証人が証拠を提出したのならば決まったようなものだが。よって、証拠と証人を揃え、明後日の放課後4時に再度行う審議までに」

「ま、まって、くだ、さい」

 

 そこに声が入る。堀北鈴音のような堂々としたものでもなく、必死に自己保存のために言葉を並べるものでもなく、冷静に判断を下すものでもない。ただ、頑張っていることがわかる声。

 

「しょ、証拠、い、今、あります。」

「ほう?」

「こ、これ、これに、おくられ、て」

 

 そう言って佐倉はスマホを差し出した。それはそのままプロジェクターに繋がれ、流れたものは、現場をまるで監視カメラで撮ったかのようなそんな映像だった。

 

「証人によって証拠として出された。よって、これは正式な証拠として受理される。この証拠はCクラスの訴えが暴力を受けたことを除き、全面的に虚偽であったことを確かとするものであるとし、判決を改める。暴力行為を行った須藤健には一週間の停学。そして、侮辱、暴力行為を誘発するような発言をしたCクラスの3名も一週間の停学。そして、虚偽の訴えを出し新たな証拠が出るまで虚偽を貫いていたCクラスは30クラスポイントをDクラスへと贈与するものとする。これにて、審議を終える。」

 

 判決に抗議するものはもういなかった。完全にここから勝つことが不可能であると、ここで足掻けばさらなる痛みが襲いくるとわかってのことだ。Dクラス側も、須藤健が停学になるのは好ましくないが暴力行為自体は否定できない事実なので抗議はしなかった。

 

 そして、裁判は終わった。完全にCクラスに流れがあったそれは、最終的に一名の停学と3名の停学+クラスポイントの譲渡の判決により、終わった。

 

 




放送1分明らかに超えてんだろというツッコミは、正直反論できませんけど、ザ・ワールドの描写時間が長すぎるのと同じようなもんと考えてください。…すみません作者には1分内ですませられような内容にできませんでしたスマソ

判決とか、審議でこんな事態認められないだろだったり、最初から放送音量は0にしとけよとか、思うことはあるだろうけど許してちょ。まあ、全校への放送権を買ったのに放送の音量を0にして流さないようにするなんて暴挙は許されないべきだよね。

主人公視点は19:15〜

おまけではどのルートが好き?

  • Cクラス
  • Bクラス
  • Aクラス
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