【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です! 作:やさかみ
体育祭
夏休みで発生するプラスを没収する生徒不満続出イベント、体育祭がやってきた。ルール説明がなされ、どの競技に出るかなどが相談されている。
テストの点数のマイナスは自分にとっては大したダメージではないのでスルーした。
須藤は自分が珍しく活躍できるイベントなので張り切っていた。
帆波クラスがAクラスになったので原作と組むチームが変わるかと思えばそんなことは無く坂柳クラス。
体育祭で重要となる身体能力については入学前と大して変わらないだろうから、公平性のためにも組むクラスは変わらないのだろうか。
堀北さんが、実力の高い生徒同士を同じ種目に入れて潰し合わせずに、弱い生徒と高い生徒を同じ種目に入れて確実に勝ちを狙うべきと言う。更にはクラス全体で−と+を0にすると言う話としていた。
しかし、それに反対するのは軽井沢さん。どうやら、清隆は原作通りに彼女を駒としたようだ。
そんな話し合いをよそ目に自分は思考に耽る。今回はどうしようか。Bクラス……変わったんだったややこしい。帆波クラスに遊びに行くのもあまり褒められたことではない。なぜなら坂柳クラス堀北クラス、龍園クラス帆波クラスと赤白が分かれているので敵対行動と感知されかねない。
無人島試験同様普通にクラス貢献するか、原作知識使ったところであんま効果的なことできなさそうだし。わざわざ使う必要は別にないわけで。堀北さんの成長を考えると敗北も必要……決めた。自分は原作なんて関係なく、クラスの一員として頑張ろう。
この時のためや対清隆のためにも鍛えてきたのだ。今なら堀北音声がなくとも、自爆特攻であれば綾小路をプールにつき落とせる自信がある。もっとも、綾小路には技術もあるのだが。そちらも鍛えていかなくてはいけない。自分も学んでいるのだが付け焼き刃だ。
特訓では理論を学んだり実践を重ねたりし、たまにバキを読んだりしてイメージを重要視して行ったりもしていた。清隆は羽毛というより枯葉だが、消力の真似事を達成している。天才じゃったか。
もっとも、今回、武道とかは使わないのだが。
それぞれの出る種目を決めるための身体能力テストが行われる。
自分は清隆の前で握力計を握り、原作綾小路が平均と勘違いして出した60.6を上回る数値である65を狙って出す。清隆は70を出してきた。お前事勿れ主義はどうした。平田にも驚かれてるじゃねぇか。自分も驚かれてたけど。
その後も、清隆は自分には全て勝つように調整しだした。事勿れ主義はどこにいったのだろうか。事勿れ主義を捨ててでも自分に勝つことの方が重要なのだろうか。
清隆に聞けば、お前に負けるのは一生の恥だと述べてくる。マジでぶっ殺すぞお前。
体育祭当日、須藤が張り切っている。これが単純な身体能力だけがものを言う試験なら、実際須藤は良い成果を残すだろう。だが、それだけでないのも事実。スポーツマンシップのへったくれもないのがここなのだ。
クラス内でAクラスリーダーの坂柳の話題が出てきた時、クラスメイトが坂柳のいるテントに向かって視線を向けた。清隆も同時タイミングで視線を向ける。それなのに目があったらしい。
その後、清隆はこそこそと、あれが例のか?と聞いてくる。自分は例のだよ。と返しておく。夜のプールに飛び込んだあとに清隆には色々言ってあるのだ。理事長の娘の自認がお前の幼馴染の天才腹黒以下略とか。
棒倒し。
少し須藤よりも前に体を捩じ込んで須藤の妨害を妨害しながら須藤を進める。自分の役目は須藤を前線に行かせること。
まぁら山田アルベルトが須藤以上に強いので向こうが過度な妨害とかルール違反をしようがしないが勝てる可能性は低いのだが。
敵にとってのうざい動きをしながら須藤をまえにすすめるが、しかし数の力は凄まじく須藤を押し進める事に苦難する。
須藤の方の数がすごくなったのでこりゃもう無理だと、数に負けて外に押し流されたようにして人に紛れて敵の棒付近に行く。
しかし、なぜか自分を警戒する神崎に止められ、その間に山田アルベルトが棒を倒したので敗北。どっちみち止められなかったとしても倒す前に負けていただろう。
神崎にグッドゲーム親指をたてる。神崎はあれがなければなと蹴られ汚れた須藤の方を見ていった。あれは、うん。
Cクラスによる堀北潰しを遠目に見ながら次の種目を考える。
自分は身体能力テストのときに本気は出していない。出していた科目もあるが、全てではない。なぜそんなことをしたかといえば、まぁ普通に勝ちたいよねと言うことだ。事前に横流しされることわかってるのに記録時点で本気を出す気はない。
そのおかげか、記録してる時の自分よりも強く、勝つつもりの自分より少し弱いくらいのCクラスがいた。全力を出したとアピールするために胸式呼吸を意図的に行う。
対清隆の特訓+対清隆の特訓により身体能力はそこそこ上がっていた。そう考えると今の自分は清隆がいたからこそいると言える。……もしや自分は清隆の狙い通りに成長させられている?
清隆に聞いてみれば、特に狙ってはいないらしい。あと、自分は普通を演出したいのであまり高い点数を取られたら困るとも言っていた。自分に勝つから普通じゃなくなるんだろといえば、お前に負けるなんて一生の以下略
須藤平田妨害事件が発生し、クラスの雰囲気は最悪になる。清隆がスパイとかそう言う会話を軽井沢と平田を交えてしているので一人黙々と飯を食う。
そうしていればどこからともなく坂柳が現れた。
「偶然ですね、一人でお昼ご飯ですか?綾小路くんとは食べないので?」
声色に煽りを含んだ言葉を吐いてきた。こいつ、綾小路と仲良くしている自分に嫉妬しているのだろうか、それとも綾小路のことを友達だと思ってる可哀想な奴と哀れみを感じているのだろうか。
わざわざこちらにきたのは一人寂しく食べている自分を嘲笑いにきたのだろうか。
自分は、『えーと、Aクラスの坂柳さんでしたっけ?清隆は今別の人と食べてるので』と返せば、くすくすと笑う。こいつ性格悪いな。『清隆くん以外に一緒に食べる相手がいないのですか?』とも聞いてくる。そう考えれば、自分、Dクラスの交友関係狭いなと実感する。
Dクラスの中、ある程度知り合いなのは4バカと博士と堀北さんと櫛田さんと平田くんと佐倉さんと9名。クラスが40人なので4分の1程度。そのうち、ご飯を一対一で共にしそうなのは……清隆。次点で須藤、なお今はいない。佐倉さんとはなんやかんや仲良くなっているが、男女ということもありなんか壁がある。
大体Dクラスに仲の良いのは3人か4人だろうか。いなくなる筆頭の山内に情をわかせたくないので3バカの中ではあまり喋らない。
それに対してDクラス以外で飯を共にしても心置きないのは、椎名、神崎、帆波、次点で白波さんもだろうか。クラス外の方が交流があるな自分。しあし、今は彼彼女らは敵チームなので飯を共にすることはできない。
そして、坂柳クラスには交流のある生徒はいないので、つまるところぼっちである。
別に、自分はボッチ飯を寂しいと思う人種ではないのでよいのだが、清隆なんかよりもずっとボッチじゃないだろうか。なんか負けた気がして嫌だな。
「さて、ひとつお聞きしたいのですが、あなたにとって彼、綾小路くんはいったいなんですか?」
「友達だが?」
「なるほど。まだそう考えていらっしゃるのですね」
「まだとはなんだまだとは」
「いえ。こちらの話です。本人にも他言は無用ですよ?」
「そうですか」
やっぱりこいつ、脳内じゃ凡人如きが彼の友達?笑わせるとか考えているに違いない。この自認天才幼馴染め。
「それで?何か用があってきたんですか?」
「はい。今回はお聞きしたいことがありまして」
「清隆に関すること?」
「えぇ。あなたから見て、彼はどのような人なのかと思いまして。友達かどうかを聞いているわけではないですよ?天才だとか、すごいとか、弱いとか、そういった性質の話です。」
「ふーん……負けず嫌い」
「なるほど。そうでしたか。ちなみに、あなたは彼に勝っているのですか?」
「勝ったこともあるけど負けることが多い。チェスした時はボロ負けした。」
「!なるほど、チェスですか。なるほどなるほど。教えていただきありがとうございました。では、私はこの辺りで」
「ん」
そして坂柳は去っていった。何をしたかったのだろうか。愛しき幼馴染である綾小路のことが気になったのだろうか。好きな人に直接は恥ずかしいから友達に代わりに渡してもらおうとするバレンタインの娘かよ。
最後の文章は2日遅れのバレンタイン要素です。
よう実ラジオしばらくできなさそうだな。どうしよう
おまけではどのルートが好き?
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Cクラス
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Bクラス
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Aクラス