【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です!   作:やさかみ

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サブタイトル雑すぎ案件


夕方

 ペーパーシャッフルは一般生徒から見て何事もなく終わりを迎えた。退学者が出るまでもなく、櫛田たちによる裏取引による退学者も出ず。

 CクラスとのペーパーシャッフルはDクラスの勝ちに終わった。よって

 クラスポイント

 帆波Aクラス 1031→931

 坂柳Bクラス 784→884

 龍園Cクラス 664→564

 堀北Dクラス 400→500

 クラス順変動 なし。

 

 帆波クラスは坂柳の策略か、それとも流石に地の総合力に差があったかで敗北したらしい。

 DクラスとCクラスは裏でいろいろあったが、だとしても勝利の理由は勉学に励んだことなのでDクラスは学力面でCクラスを上回ったと言える。付け焼き刃かもしれないが。

 

 

 そんなこんなで期末終わり、あとは冬休みまで特に何もなし。

 悠々自適に自分へのご褒美として少々お高く、キャラメルが苦いプリンを買っていればCクラスの奴が自分を監視してたりちょっかいをかけたりしてくる。

 男がプリン買うとかダセェとか言ってくるが、プリンの甘さにキャラメルの苦さが相まって醸し出されるハーモニーに文句をつけるかと即座に開封して口にキャラメルを絡めたプリンを突っ込んでやった。

 すると、なぜか『スマねぇ、うめぇわ』と言って帰って行く。龍園の命令で動いているだけあって案外素直である。あのCクラスどこかで見たことのある顔な気がするが気のせいだろうか。

 

 

 しかし、それはそれとしてその後はCクラスの監視は続く。黒幕を炙り出そうとしているのだろう。ぶっちゃけ、こういうふうに探ったところで黒幕なんて見つからないと思うが。実際、原作じゃ見つからなかったし。

 清隆にCクラスプリン事件について話せば、お前プリン好きだったんだなと返される。ベリーベリーライクと返しておいた。likeにveryで強調はできないぞと言ってくる清隆にはデコピンをしておく。多分こいつ、そこまで正確性を気にしてない発言とわかった上で意図的に訂正してきたな。

 

 

 

 

 そしてある日の夕方。自分は清隆に呼び出されていた。来たのは誰もいない屋上。

 

「なんで呼び出されたかわかるか?」

「時期的に考えたら親父さんと会ったりした?」

「わかってたか。その通りだ」

 

 確かこのくらいの時期に清隆は親父と会い、戻ってこいと言われた。ここでは元から茶柱先生の言葉が嘘であったことは自分の発言で元からわかっていたが、それが分かりやすく露呈した形になる。

 

「自分の発言、そして今回のことで茶柱先生の言葉が嘘と確定したわけだけど、こっからどうするの?」

「俺は元からお前の言葉を信じていた。今回の件で確定したということは関係ないが、少し動きは変えるかもな。一つ聞きたいんだが、これまでの俺の動きはお前は知ってたのか?」

「軽井沢とか櫛田とかの取引?」

「知ってたわけか。ますます情報源が気になるな」

 

 この8ヶ月みてきた清隆測定転生者eyeによれば、清隆が自分の知識の情報源のことが気になるのは本当らしいが聞き出そうとする気はないらしい。

 

「それはまだ秘密〜。天才と凡人よりも次元が違う領域の話だと思ってくれたまえ。まぁ、自分としては自分がここにいることで結構差異が出ると思ってたんだけどね、大体の流れは多分同じ。」

「嶺二がここにいることで起こる差異。例えばどんなことがあったんだ?」

「自分がいなけりゃお前の誕生日は軽井沢からのメールだけで終わりだったはず」

「メールのことまで知っていたか。あと、今の会話でお前の情報源がお前をいないものを前提としたものとわかった」

「誘導尋問だ」

「勝手に言っただけだろ。一つ気になるんだが、その情報源は秘密にしないといけないものなのか?」

「絶対ではないけど、まぁアイデンティティに関わるくらいだね」

「そうか」

 

 別に、本当のことを清隆に暴露しても構わない。清隆ならその事象のあり得なさに疑惑を浮かべるかもしれないが、それはそれとして自分という存在の異質さも加味すれば納得するだろうし、知ったところで関係が変わったりすることはないだろう。

 まぁそれはそれとして、原作綾小路ならともかく、今の清隆になら違うとわかった上でも厨二病患者扱いされそうではあるので言わないが。

 

 まぁ、このことに関しては精算して行く必要があるのは事実だろう。最近は裏で動くことも減り、ほとんど清隆に任せっきりである。それが最善なのだから。

 今まで行った目立った原作改変。

 よう実ラジオによるプライベートポイントのシステムの言及。Bクラスへの情報提供。過去問の早期獲得。よう実ラジオによる須藤暴行事件の証拠放送。紙袋マンによる悪即斬。

 そして、それらにより発生した原作乖離。クラス順やクラスポイント、それぞれの人の関係性。

 

 清隆はこれらの乖離にも対応、というかそもそも元を知らないのだから普通に適応するだろう。なので、自分がしなくとも精算はされるのである。

 しかし、自分の手で清算することが依存から抜け出し、クリーンになる秘訣なのだ。知らんけど。まぁ、こういうのは達成感が大事なのだ。これで依存を抜け出せなければその時はその時である。

 

「知識に囚われるというのはもうどうにかなったのか?」

「清隆目線ならどう?」

「まだ微かに何かに囚われている。だが、以前ほどは感じない」

「なるほど。人に打ち明けるって大事なんだねぇ」

「誰かに打ち明けたのか?」

「お前と生徒会長……にはしてないか。まぁお前と帆波さんの2人だね」

「一之瀬か……」

 

 まぁ、人心掌握術をもつ清隆が言うのだ。自分が依存から抜け出せてきていることは本当なのだろう。まぁ、依存から抜け出したところで使いたければ使うのだが。

 とりあえず、原作知識に絡ませないといけないという無意識を排除する。そして、原作知識なんてよくわからんもんで生まれたものではない清い人間関係も作る。

 そういえば、神崎や須藤って原作知識を基につるんだわけではなく、清隆や帆波さんと絡んでいたときにたまたまできた繋がりなので清い関係なのではないだろうか。

 原作知識がなければ関わりもしなかったと思うが、この関係も大事にしていこう。

 しかし、そのためにも前々から考えていた須藤への謝罪をする必要があるかもしれない。証拠を出し渋っていたことである。須藤をカメラのない場所に呼び出して殴る代わりに許してくれないかと言うことにした。

 

 呼び出した須藤に対し、自分は元から持っていたのに出し渋り、そして審議の最中にようやく動いてよう実ラジオの放送者に放送してほしいと言ったことを説明したのだ。その結果、入学当初より丸くなり、何か事情があると考えた須藤は軽いチョップで許してくれた。

 なお、このことは内密にとお願いはしてある。神埼くらいにまで親密度が上がった気がする。

 

 

 

 帆波さんに須藤くんに証拠を自分が出し渋っていたことを報告し、許してもらえたことを伝える。人に話すというアドバイスありがとうとも送っておく。

 帆波さんは『もしかして、悩み、解決しちゃった?』と返してくる。相談の約束がなくなることを危惧したのだろうか。自分は楽にはなったが完全にはなくなっていないことを報告しておく。

 よかったと返ってきて、それが送信取り消しされる。悩みがあることに対してよかったなんて言ってごめんと送られてきた。律儀である。気にしてないと返しておいた。




よう実ラジオしたいけどすべき場所が見つからない。ラジオ自体はしなくてもラジオネタは使うべきだろうか

おまけではどのルートが好き?

  • Cクラス
  • Bクラス
  • Aクラス
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