【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です!   作:やさかみ

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あかん、金髪の口調と性格がようわからん


ナグモン

 1学期は新生活だったこともあってかなかなかに長く感じた。しかし、二学期は予想外に時が早く進む。歳を感じる。まだ終わったわけではないが、あとは清隆が龍園をぼこって目立った二学期のイベントが終わる。

 もう目立ったイベントはないし、あとは坂柳を警戒しながら普通の一般学生として200000はあるプライベートポイントで遊ぼうか。よう実ラジオ4回もできるポイントだヒャッホイ。今の所する気はないけど。

 告発できることはいくつかあるのだが、それを告発した際の弊害も考えると大変。主に原作乖離とか。

 依存云々置いておいて原作知識が通用しなくなるようにするのは自身が持つ道具を捨てるのと同義。まぁ、いっそのこと完全に乖離させて依存したくともできない状況にするのも有りかもしれないが。

 

 

 そう考えていて、もう今学期に何があることはないと思っていたのだが、予想外にも自分はある人物に呼び出しを受けていた。

 

 

「失礼します。一年Dクラスの佐原嶺二です。南雲生徒会長に呼ばれてきました。」

「よく来たな佐原。歓迎しよう、いまここに生徒会役員は俺しかいないからそんなにかしこまる必要はないぞ?」

「この学校で職員をのぞいて1番かしこまる必要がある人が何言ってんですか」

「オレはなにもお前にかしこまられるために呼んだわけじゃない、まぁ好きにしたらいい」

「了解です」

 

 自分を呼び出したのは実力主義者の女癖の悪い生徒会長こと南雲雅である。どこから知ったか、自分のメールアドレスに生徒会室にこいと送りつけてきたのである。

 

「でだ、お前はなんで自分がここに呼ばれたか疑問に思っていることだろう。だから下手に話を誤魔化さずに言おう、生徒会に入らないか?」

「あんたもか」

 

 なんなんだがこの学校の生徒会長どもは。みんなしてなぜ自分を生徒会に誘う、しかも堀北生徒会長と違って自分と南雲生徒会長に接点ないだろ。

 

「おや、あんたもということは、もしかして堀北先輩からも勧誘を受けてたのかい?」

「まぁ、はい」

「なるほどなるほど。流石は堀北先輩、オレと同じようにお前に目をつけたというわけか。」

 

 南雲は流石は先輩と褒め称えている。何気に南雲は堀北のことを嫌っていない。それどころか好んでいるし尊敬だってしているだろう。それはそれとしてちょっかい出したりするが。

 

「だが、今入っていないということは当時は断ったということかな?」

「そうですね。自分、生徒会に入れるほど優秀じゃないので」

「そうかそうか。Sシステムについて見破った上に一年Cクラスに対して不利となる証拠を手に入れよう実ラジオで全校放送するような行動力もあるのにかい?オレが知る限り、ここまで全校生に認知されるような大胆なことをして影響を与えた一年を他には知らないんだが、謙遜も過ぎればよくないぞ?」

「なんで堀北先輩といい、南雲会長もそれ知ってるんですか」

 

 本当になぜ知ってるのだろうか。堀北先輩に履歴を改竄してもらう前に見たとしても帆波さんの名前が出てくるはずなのに。しかも、堀北先輩はともかく南雲とは接点すらなかったはず。

 

「そうだね、今オレの生徒会には一之瀬という生徒が所属していて最初はその子かと思っていたんだが、彼女のことをみていれば何か違う気がしてな。ある時によう実ラジオの裏に誰かいないのかを聞いたのさ。彼女は肯定とも否定とも取れないように誤魔化したが、オレはなにか隠す様子からその裏の人物に口止めされてると考えた。あとは生徒会長として少し調べれば簡単にわかる。一之瀬と関わりのある生徒、そして調査をしていた一年生の目撃情報などから特定は容易かったさ」

「なるほど。人脈と権力の暴力ですか。まぁ、証拠隠滅できてなかった自分の自業自得ですかね」

「よくわかってるじゃないか。お前もよう実ラジオで言っていたが、ここはまさに実力至上主義の教室と言える。調査されてばれたからと言っても、そのことに文句を言うことはできない、ただ実力がなかっただけだ」

「では証拠隠滅できてない自分に生徒会入りをするような実力はないと思いますよ?」

「あの規模で事を起こしてオレにさえ気づかれない奴はこの学校にはいないからな、謙遜する必要はないぞ。オレから見ても、お前には生徒会に入るに足る実力は備わっている」

「はぁ」

 

 検討はずれもここまできたら笑いものである。自分はただ知ってるだけだと言うのに。まぁ、外から見たらやってることがすごい自覚はあるのだが。

 だとしても生徒会に入ることはない。誰が好き好んで南雲の支配下に入るものか。素直に可愛い女の子でも誘っちまえ。坂柳とか。

 

「とにかく断ります。ぶっちゃけ、自分はそもそも精神性が生徒会に向いていないので。面倒臭い、その一言です」

「そうか、それは惜しいな。だが、入ると言うのならばただとは言わんぞ?そうだな、お前は一之瀬の過去を知っているか?」

 

 知っている。だが言わない。下手に知ってると言えば帆波さんと深い関係にいると敵視されるかもしれないし。

 

「もしかして過去教えてやる代わりに入れとか言うつもりですか?自分友達の過去に興味はないですけど」

 

 よって、質問には答えずに、あたかも南雲の言いたいことを事前に察知しての発言を装って答える。嘘はついていない。

 ちなみに、南雲は帆波さんの過去を知っている。堀北先輩に生徒会入りを断られたあと、南雲は帆波さんに目をつけ、自身に秘密を話す代わりに推薦を出し生徒会に入れてやると言ったのだ。原作乖離してなければだが、生徒会に入会してるのでおそらくそうなっている。

 

「そうか?お前も男、女の秘密に興味はないのか?」

「人伝えに聞くより、直接教えてもらえる方がよくないですか?あ、命令して言わせるとかは別ですよ?本人の意思で教えてもらうのがいいんです」

「確かにそうだな」

 

 あと、普通に南雲の言葉を断り続けて下手な印象抱かれれば嫌なので、趣味的に人から教えてもらうのは好みでは無いと言って遠回しに断る。

 

「まぁ、ともかく自分は生徒会に入るつもりはないですよ?なんでそんなに入れたいのかは知りませんけど、自分じゃ貢献しきれないと思うので。話が終わったのならば帰ってもよいですか?」

 

 しかし、生徒会に入るのは普通に面倒くさいのでそこに関しては包み隠さずに告げる。

 

「まぁ待て、最後に言っておきたいことがある」

「なんですか?」

「オレは、お前の過去を知っている」

「そうですか。では帰りますね」

 

 自分は失礼しましたと言いながら生徒会の扉を開けて外に出る。一体なんだったのだろうか。

 

 

 

 

――――――

 

 

「気にも留めないか。あの様子だとすでに克服しているな」

「いえいえ、あのような出来事は克服していたとしてもあのように流すことはできません。おそらく、あれは己の中で無かったことにして受け流しているのでしょう。過去と言われてどの過去か思いついていない様子でしたから」

「そうか。まぁいい」




雑に主人公に過去捩じこんだけど、これでええんやろか。

おまけではどのルートが好き?

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