【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です! 作:やさかみ
クリスマス 正月
『今年度第3回、今年ラストのよう実ラジオの時間だよー!!みんな今年はどうだったかなー?新入生のみんなは新生活に困惑しながらも退学者ゼロでハッピーハッピー?2年生のみんなはもうすぐこの学校の生徒の1番上に立てるからわくわくしてる?3年生の先輩方は高校生としての最後だから張り切っちゃってる?まぁ感じ方はみんなそれぞれだよね!!それにしても、一年生がこれまで退学者ゼロだってことには驚いちゃったなー。もしかしたら3学期にはひっどぉーい特別試験なんかが待ち構えちゃってるかもよ?特に一年生は退学者がゼロだからってなんかされるかもー。そんな時のために、退学したくないのなら頑張って2000万ポイント貯めましょーってね。貯められるだけの実力がある場合に限るけどね!うん?いつもに比べて内容が普通すぎるって?毎度毎度そんなにネタがあると思わないでほしいなぁ。ではラジオは時間的に終わりまーす。毎度恒例のご挨拶ー、ようこそ実力至上主義の教室へ〜』
あのあと、南雲からメールと共に50,000ポイントを貰い、なんかしろと言われたので仕方なくよう実ラジオを行う。
結局、命令されてしまっているではないかと思いながらも、そもそもよう実ラジオの放送役が帆波さんなのだから、自分が生徒会に所属していなくとも実質的によう実ラジオを半合法的に行えるではないかと気づく。龍園のような悪用をされなければ良いのだが。
もしかして、自分を生徒会に入れたかったのはよう実ラジオを手中に収めたかったからなのだろうか。実力至上主義の教室ってあの時に言ってたの外堀埋められてたのかな。……まぁいいか。
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クリスマス。それはカップルの聖夜。宴。
外では多数の色鮮やかな光が灯り、煌めく星を頂点とした色彩のツリーはただカップルを見下ろすように佇む。
そんな日に、清隆は佐藤さんと軽井沢+平田でダブルデートをしているらしい。つまり、自分はクリぼっち。帆波さんや神崎はBクラスでクリスマスパーティーをしているらしく、流石にそこに混じることは遠慮した。
夏休みのプールで一緒に遊んだりはしたがそれはそれ。
須藤たちが何をしているかは知らない。ひよりさんもCクラスの友達となんやかんやしてるらしいし。絶対伊吹がそこにいるだろうし、警戒されてる自分がそこに混ざるなんてことはしない。
よって、自分にはクリスマスを共に過ごす相手がいないのである。一応、清隆がデート終わった後にクリスマス会しようと誘ってきてたので部屋をクリスマス仕様にしたり、一応宗教が違うミニ仏壇を隠したりしていたのだが。
それはそれとしてクリスマス仕様の部屋に一人寂しくいるという現状なのである。やっぱりBクラスのクリスマス会に混ぜて貰えばよかったか。
とは言っても、そもそも自分はクリスマスは一人で過ごすことが世の常というスタンスなので寂しさは感じない。友達の多くが楽しそうにクリスマスを過ごしているからって特に寂しさは感じない。皆と自分を比べて寂しさなんて感じたりなんてしない。しない。しない。
まぁ、あと2、3時間したら清隆が来るので無問題なのだが。
自分は外に出、自分同様にクリぼっちをしている奴らがたむろってるゲーセンに行き、小規模な格ゲー大会に参加する。15人中4位を勝ち取り、商品としてこのゲーセンのメダルを500枚獲得する。
見覚えのある妙に強い生徒にギリギリ勝てたのでまぁ4位でもよしとしておく。
自分一人のつまらん話は終わらせてクリスマス会の時間。自分はサンタ帽子を被ってグラスに氷とコーラを入れたりして準備をしていれば呼び鈴が鳴ったのででる。なぜか清隆が帆波さんを引っ掛けてきていた。
「このナチュラルイケメン野郎。デート帰りのくせにナンパでも成功させたか?」
「違う。帰りに会って、今日のことを伝えたらきたがったから連れてきた」
「急にきてごめんねー」
今日は二人の予定だったので突然来られてもピザとかケーキが足りないと思っていたが、そのことを察したのか清隆は手を前に出し、ケーキの箱を見せてきた。
「それは?」
「一人追加だと足りないだろ?」
「そだね。カップケーキ二つしかないし」
「前に試作って言って食べさせてもらったけど、そのカップケーキも手作りなの?」
「そだね」
とりあえず寒い廊下に留まらずにと部屋内に迎え入れようとする。しかし、途中で止まり思考する。正直清隆しかいないから飾り付けはしたが片付けはあまりしていなく汚い。汚部屋と呼ばれるほどではないが、男の一人暮らしと言えばな部屋をしている。そのことを説明すれば気にしないと言われたので普通に迎え入れる。
清隆とはいえ人を誘う予定ではあったので、下着を脱ぎ捨てたりゴミを放ってはいないことをここに明記しておく。
ケーキが冷蔵庫に入れられたタイミングでサンタ帽子を清隆にも被せ、二つしかなく、帆波さんに被りたかったりする?それなら自分脱ぐけどといえば被りたいというので渡す。その後、彼女も忘れていたが持っていたようで、そっちの帽子をどうぞと言われたので被る。
百均で買ったサンタ帽子が500円くらいのサンタ帽子にアップグレードされた。
二等分する予定だったピザを三等分し、乾杯してコーラを飲んだりして駄弁る。
その後、デザートにしようと清隆とは帆波さんが買ってきたケーキの箱を机にだす。すると、カップケーキは?と聞かれたので、自分のつくったのよりも美味しいのが三つあるのだし、ひとまずそっち食べれば良くない?という。
清隆はお前の手作りが食べたいと言い、帆波さんはせっかく作ってくれたのなら食べたいというので二人に手作りのカップケーキを渡す。帆波さんは途中で自分は急に来ただけの存在にすぎないということを思い出したのか遠慮し始めたが無視する。
自分は一人既製品を食べ、カップケーキを食べた清隆には前より美味いと言われた。
その後は駄弁ったりし、1、2時間した後に女子の階層に戻る帆波さんを見届け、片付けを始める。
片付けの最中にクリスマスプレゼントと、男子に人気なと調べたら出てきたと言いながらドラゴンソードキーホルダーを渡してきた。偶然同じものを買っていた自分はそれを清隆に渡す。
意図せずしてペアルックである。ドラゴンソードキーホルダーペアルックとは。
――――――
そして、冬休みに入る。
あと2.3日で年が終わる、正月をどう過ごそうかと思考する。そういや、清隆を初詣に連れて行きたかったがこの敷地内神社ないじゃん。いやまぁ近年の人工島なんだしそりゃないか。国立だから政教分離でもしているのだろうか。
日本人としてお参りはしておきたかったのだが。
そうこう考えながらも大掃除を進める。といってもこの8ヶ月くらいでものは増えているが掃除に時間がかかるほどではない。
こんな時だからせっかくだしやっておこうと窓の外側内側、網戸、エアコン内部、室外機、仏壇、コンロ、水道など、普段あまり手をつけない場所にも素人ができる範囲で丁寧にやった。
自分は掃除は始めるのは嫌いである。しかし、続けるのは好きである。始めるのは面倒臭いが、続けていると没頭できるのだ。
掃除が終わったので、あとは部屋を正月仕様に変える。ミニ鏡餅にミニ門松などを設置する。
年越し前にやるべきことは終わらせたかと思ったがふと思う。清隆は年越しそばとかおせちを食ったことがあるのだろうか。いやまぁないだろう。他に予定がなければ食わせてやろう。
清隆とは年越しそばを食い、年越しの瞬間に同じ部屋で共にジャンプ。初日の出を共に見過ごして、朝には共にお雑煮や既製品の多いおせちをひよりさんも交えて食べた。
鶏ガラ
おまけではどのルートが好き?
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