【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です!   作:やさかみ

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明日下手したら投稿できないかもですねぇ。できたとしても今日と同じやうな時間か。




 平田と軽井沢が別れたという話題が教室を埋め尽くし、そして教室には坂柳が山内を誘いにきた。リーサルウェポンとか言いながら坂柳について行く山内を眺める。朝からイベントが目白押しである。

 

 

 あと、帆波さんのよくない噂が出回り始めている。坂柳が行動を始めたようだ。

 ここは静観すべきか行動すべきか。行動すべきかと言っても、やはり解決しようと思えば清隆に任せっきりにするのが1番確実なので行動しないべきなのではないかと思ってしまう。

 まぁ、今はまだ噂の影響力は少ないので、心配のメールを送るに留めておく。帆波さんは大丈夫だよ!と返ってくる。自分にできるのは友達として心配することくらいである。

 一応、噂のことで手伝おうかと言うが、断られる。まぁ、そうなることは知っていた。あくまでも自分ができる範囲でやって行くこととする。

 

 そう考えていれば清隆に呼ばれ、清隆の自室に行く。

 

「最近、一之瀬の噂が広がっているらしいじゃないか」

「そうらしいね」

 

 なにを話すかと思えばやはり一之瀬さんの話らしい。すでに堀北さんと一之瀬さんに話をしに行ったのだろうか。

 

「お前はこの件も何か知ってるのか?」

「坂柳がやってるとか」

「そうか。俺はこの件を静観するつもりだが、お前は?」

「自分もそうかな」

 

 確か原作では清隆は最初、帆波さんがどうなろうと知ったことではないと言うスタンスだったが、坂柳が神室を使って関わらせようとしてきたから関わったはず。つまり、今清隆に関わる気がないのは当然と言えるか。

 

「お前の知識としての俺はどうしていたんだ?」

「坂柳に挑発的なことされて仕方なく行動に出た」

「そうか。なら俺は宣言しておく。今回、俺は坂柳が接触してこようと、手を出さない。」

「……マジ?」

「マジ」

「……なぜに?」

 

 しかし、結局清隆に任せるのが最善だし、知識とかの依存関係なく普通に考えて清隆に任せるほうがいいよねと思っていた自分に対して清隆は予想外の発言をする。

 

「お前の依存はお前の知識にある俺の行動に一因があると思ってな。俺が動くよりもお前自身が行動した方が依存からは脱せられると思った。それに、お前は一之瀬とだいぶ仲が良いだろう」

「いや、そうだけど……マジ?」

「何度聞いても変わらん」

「自分が下手打って帆波さんの精神がただただ折れても?」

「助けを請われたら手を貸すが、まずはお前がやってみろ」

「マジですかぁ」

 

 清隆なりに考えてくれた結果らしい。しかし、しかしである。まさか清隆からそんなことを言われるとは思ってもいなかった。

 

「話は以上だ。健闘を祈る」

「まぁ、自分も帆波さんの友達だし、清隆が何もしないっていうならできることは全部するよ」

 

 

 

 

 

 

 そうは言ったものの、どうしたことかと手持ち無沙汰になる。ちょくちょくメールで心配とかして、相談をされてたりはする分一人で抱え込みすぎていないとは思うのだが。

 清隆が動かない場合、自分がやらなければならないことは主に二つ。帆波さんの精神の対処。そして、噂とかの吹聴の禁止。

 前者は彼女の過去をすでに知ってる自分がなんとか向き合うとして、後者はどうしようか。堀北先輩にお願いするか……しかし、もう生徒会をやめているし、どこまで影響力があるか。南雲には頼んだところで意味がないだろう。

 原作だと、副生徒会長に櫛田から得た様々を掲示板に流してもらい、被害を学校全体にすることで生徒会を強引に動かしていた。

 しかし、自分にはそんな伝も情報もない。いやまぁ情報は知識としてはあるのだが。量ではなく質で攻めるのもアリだろうか、何か学校が動かざるを得ない特大のスキャンダルでも見つけて学校中に放送してやるとか。南雲とか。

 しかし、南雲のスキャンダルを流して意味があるのだろうか。南雲も馬鹿ではない。自分がスキャンダルを流したところで証拠の有無や様々な方向から自分を負かしてくるだろう。リスクが高い、

 流したところで敵視されたりするリスクがなく、それはそれとして話題性が高い良いものはないだろうか。

 

 そう考えている時、メールが届く。

 

 

 

 

 ――――

 

 

「で?呼びだしてなんのつもり?坂柳」

「おや、さんをつけるのをおやめになったのですか?」

「敬意あらわす必要もなくなってるし」

「おやおや、私がそんなことをしたつもりはないのですが」

 

 くすくすと笑う坂柳を殴り倒したくなりながらも何もせずに耐える。別に、自分は坂柳というキャラクターは嫌いではない。どころか推しだ。それはそれとして人として好きかと言われたらNOを返すが。

 

「そうですね、佐原くんは近頃、一之瀬さんに様々な噂が広がっていることをご存知ですか?」

「ご存知だよ。推定坂柳が行ってることも」

「おや、いったいどのようなご理由でそのように考えたのでしょうか。まぁ、聞くまでもないと思いますのであえて聞きはしませんけど。今回はあるお願いがあるのですよ」

 

 自分は構える。わざわざこのタイミングで自分を呼び出した彼女は何を考えているのか。彼女は自分を清隆の近くにいて仲良くしているからと敵視している。

 そして、今回彼女がこんなことをしている目的は清隆の気を引くため。

 ……ダメだお願いを推測できない。

 

「今回の件、佐原くんは手を出さないでくれませんか?」

「……無理」

「おやおや、そう断らなくても。今回の件では、清隆くんがあなたのことをどう思っているか浮き彫りにできる予定なのです。そこであなたに動かれれば少しばかりその計画に穴ができてしまいましてね。どうか引き受けてもらえないでしょうか。あなたも知らないでしょう?清隆くんが本当はあなたのことをどう思っているのか」

「清隆が内心で自分をどう思っていようが知ったことか。自分が手を出さないところで何をしれるかは知らないけど、従う気はない」

「そうですか、残念です。」

 

 坂柳は残念がるが、心の底から残念がる様子ではない。自分が断ることをわかっていたのだろう。

 彼女には自分を関わらせないようにする手段、または関わってもどうにかできる作戦があるのかもしれない。

 

「話は以上です。それでは」

「あぁ」

 

 自分がこれからやることリストに坂柳対策も入れた方が良さそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 一之瀬帆波は犯罪者である。そんな手紙がポストに投入されていた。そろそろ自分も動く必要がありそうだ。自分から原作を思いっきり変えるような行動をしたのはいつ以来か、探せば相当にあると思うが、やはり変えたというので印象深いのは1学期の頃。

 その後は清隆の暗躍によって全てが動かされていたから体育祭で知識によって勝ったりはしていたが、物語に強い影響を与えるほどのことはしてこなかった。

 清隆が原作と異なり動かない以上、自分が動かなければならない。まぁ、自業自得だろう。

 

 

 隆二から相談を持ちかけられた。題材は一之瀬に対する誹謗中傷らしい。自分に誹謗中傷をどうにかできないか、どうにかできなくとも一之瀬の精神ケアをできないかとのことだった。

 自クラスでもなんとかしようとしているが、一之瀬は平気な様子をしている。無理をしているかもしれないが、自分たちにそれを明かす気はない。だから、他クラスであり、Bクラスの誰よりも信頼されているお前なら。ということらしい。

 自分、Bクラスの誰よりも信頼されてるのかと内心驚きつつ、答える。

 一応はなんとかしようと動こうと思っていること。そして、精神ケアはできる限りはする気だとも。しかし、本人は自分にも大丈夫と言っていることを告げる。

 手伝えることは俺たちBクラスにできることならば手伝うと言っていた。自分は何かあれば言うと言っておく。

 

 

 

 一之瀬さんが風邪になったらしい。事前に防ぐことはできなかったか。一応、免疫高めたり風邪に良い食べ物をご馳走していたのだが。

 これで自分が少し励ますだけで彼女が立ち直ることはできていないことがわかった。やはり、噂を消し去るしか道はないだろう。

 原作清隆と同じ方法を試すか、何を試すか。

 なんか、一部のDクラス生徒が自分を見て何かヒソヒソしている。なんだろうか。

 

 

 Aクラスに行き、隆二と相談する。

 噂を止めるための案はあるのだが、そのための情報が足りない上に少々リスクもあることを述べる。どういうのかと聞かれたので問題を一之瀬さん個人から学校全体に拡大して生徒会を動かすと述べておいた。

 それはリスクが高いなと言われる。あれは清隆だからこそできた方法だ、自分には到底できない。

 もう一つはえげつないほどにでかいスキャンダルを学校全体を巻き込む方法で開示して強制的に騒がすこと。

 それはそれでリスクが高いと言われる。まぁ、それはそう。

 

 そうこう話していれば、白波さんが近づいてきた。

 

「さ、佐原くん、そ、その……」

「……どうしたの白波さん」

「そ、その、これ」

 

 白波さんがそう言って見せたのはスマホ。そして、見せたかったのはその画面だろう。そこには、掲示板、そして佐原嶺二は犯罪者であるの文字。なんだこれ




ストックがマジでなくなったのである。

冬休みまでのおまけ どれが好き?

  • 龍園クラス
  • 一之瀬クラス
  • 坂柳クラス
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