【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です! 作:やさかみ
学年末試験が終わる。誰も不合格になることがなく、退学者もゼロ。この一年を通してこの学年から退学者が出ることはなかった。
やったぜと言う名の雰囲気のクラス。しかし、そこにおとされる茶柱先生からの追加特別試験の話。
そう、やってくるのだ、クラス内投票が。
茶柱先生から述べられたクラス内投票のルールをまとめればこうだ。
クラス内にて批判票と称賛票を各人それぞれ三名に投票する。批判票をマイナス、称賛票をプラスとして考え、合計数のトップと最下位を決める。
トップには退学を免れることのできるプロテクトポイントが与えられ、そして最下位は退学することとなる。
なお、称賛票は他クラスにも投票をすることが可能となっている。
まぁ、退学取り消しの2000万ポイントがなければ確実に退学者を出す特別試験となっているのだ。理不尽極まりない。退学者が出た場合のペナルティはないが。
それもこれも月城理事代理とかいう清隆を退学させようとする奴のせいなのだが。原作で彼は2年生の無人島編で清隆に敗北していなくなる予定である。
なんでもいうこときくの言質をとれた今となっては関係ないが、坂柳を退学させたらこいつの対処に協力してくれる奴がいるなと、坂柳の退学を迷っていた理由の一つである。
事前にそういう試験が行われることを清隆や帆波さん、有栖には伝えている。清隆や有栖にはなぜそのようになるのかも。
有栖はお父様に手を出すとはふふふと、父に手を出す奴に向かって憎悪を向けていた。その憎悪が、清隆がお前に抱いてるものだぞというとハッとした顔をしていた。
今回の試験、自分にとっては茶番に等しい。
今時点での結論を言おう、うちのクラスの退学者は山内である。
自分は坂柳に対して、事前から月城理事代理が接触してきて清隆を退学させるように動けとと言ってくることを伝えている。そして、もしそう言われればどうするか考えて教えて?とも言ったのだ。
そうすれば、原作と同じようなことを言っていた。しかし、これをすれば綾小路くんにもっと嫌われてしまうかもしれないのでしませんけどとも言っていた。
こいつ、成長している。
自分は清隆がお前のこと嫌ったのは友達の自分に手を出したからであって、多分本人に手を出すのは怒らないと思うけどと言っておく。自分以外ならひよりに手を出したらそこそこ怒られそう。何気に清隆の好感度は自分で言うのはなんだが自分とひよりの2トップな気がするし。
あと、ペーパーシャッフルの時から組まれた勉強会メンバーとか軽井沢に手を出したらもしかしたら怒られるかもしれない。
まぁ、山内に手を出したところでそれ自体は咎められんと思うと助言をしておいた。というか清隆は山内を退学させたがってる気がするし。
……有栖ほど積極的に非道ではないとはいえ、手段として非道な手段も普通に用いる清隆にも教育の必要性があるのではなかろうか……ちゃんと色々把握した上でのやつだし別に良いか。
そして、だいたい有栖の考える通りにやることとなったのだ。
有栖は清隆と異なり、たとえ相手が見下している相手であろうと鬱憤はある。今回山内をターゲットにしていたのも混合合宿時に転ばされてその後に色々言われた恨みだそうなので、素直にやらせることが飴に……なるか?
まぁなるにしてもならないにしても、原作通りのままに進めるのが平田とか堀北の成長に繋がる。やはり原作は偉大である。まぁ、今回は原作知識ではなく今ここにいる有栖が考えた案が原作と同じだっただけだが。
もしも、それで綾小路くんに嫌われては嫌なので事前に聞いてほしいとも言われたので清隆にもすでに話してある。清隆は、有栖呼びは継続してるんだなと苦い顔をしていた。一応友達ってことにしてるし。
そして、試験が始まりイヤーな雰囲気になっている。帆波さんのAクラスは退学救済することに決まっているらしく、そしてすでに批判票を投じる生徒も賞賛票を投じる生徒もクラス内で疑惑とかが生まれないように事前に優劣に関係なく決めているとか。
なお、賞賛票トップは決まって帆波さんだとすぐに決まったらしい。
批判票トップは神崎が名乗り出たとか。まぁ、下手にクラスの無名な人とかに集めたら批判の意図がなくともそういう図式になってしまうかもしれないし。
退学しない前提なら、クラス内でも信頼され、批判の意図がないことが分かりやすい神崎に投票するのは適切だろう。
勉強会メンバー内で票を操作しようと話をしたり、帆波さんから自分の賞賛票を自分に投票しても良いかという話をされたりした。なお、その提案はすでにこっちである程度話ができているのでと特に大丈夫と返しておいた。
あと、今有栖に友情とかの概念を教えて悪いことを悪いと認識させ、謝罪にちゃんと謝意を含ませるようにするために神室と友情トレーニングをしていることも報告していた。
いつか有栖が謝りに行くかもしれないけど、それを受け入れるかは帆波さんに任せることも。そう言うと、前と同じように自身に対して行ったことについての謝罪は受け入れるつもりだと述べていた。自分に対して行ったことは別枠らしい。
それはそれとして、有栖と下の名前でさらに呼び捨てにしていることに言及された。
なんで坂柳さんのこと下の名前で呼び捨てにしてるのかなー?と、何処か圧を感じる。便宜上友達であるので下の名前、そして有栖には敬意を払う必要性もないので敬称もつけていないことを説明した。
何やら複雑な顔をしている。他に下の名前で敬称をつけていない女の子は誰がいるの?と言われたのでひよりと有栖の二人と返しておいた。
その二人にはなんで呼ばれてるの?とも聞かれたので有栖には佐原くん、ひよりには嶺二くんとそれぞれ呼ばれていると述べた。
帆波さんは少し悩んだ顔をして、『私のことも呼び捨てにしてくれないかな?……嶺二』と言うので帆波と呼べば、やっぱりまだ少し恥ずかしいと言われたので呼び方は変わらないこととなった。前もこんなやりとりしたな。
そして、来たる日。前日。感情論ではこの特別試験はどうにもならないと判断した堀北さんが理論的に退学させるべきは山内であると告げた。
山内はおかしいだろと反論するが、堀北さんにより決め手となったことを告げられる。
「あなた、佐原くんを退学させるために批判票を集めていたわね?」
ぬっ?有栖裏切ったか?
そう思うが、流石に有栖がただ裏切るメリットがなさすぎる。
ふと、みなが山内の方に視線を向けている中後ろを見れば、微かに自分に対して頷気を見せる清隆がいた。お前、さては裏でなんかしたな?
明日も投稿できるといいな(他人事)
冬休みまでのおまけ どれが好き?
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