【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です! 作:やさかみ
おまけ Fクラス
予告、放送多めにする予定の世界線
自分、佐原 嶺二は転生者である。
自分が転生者であることを自覚したのは15歳の春。高校に向かうバスにてうたた寝をしていた時だ。眠気とともに、前世の記憶と言えるなにかが脳内を埋め尽くし、自分の脳内メモリーを圧迫した。
そして、追加される前世の記憶分、脳内のメモリが強引に拡張されることによる頭痛を感じていた中気づいたのである、この世界は前世のライトノベル、ようこそ実力至上主義の教室へ、という作品であると。それを知った時、自分はこの世界がライトノベルだったのかという衝撃を感じていた。そして、それと同時にいま自分が人間不信&犯罪者予備軍製造学園に向かっているということを知ったのだ。
その時の内心は退学してやる、この心一つになっていた。しかし、そうともいかないことも自覚していた。
なぜ、そうともいかないのか。それは、退学なんかしたら親が悲しむからである。親を悲しませるなんて普通にいけないことなのだ。なので、本当に辛くなったりしない限りは退学はしない。
脳内の処理を終える頃にはバスについたようなので人の流れに従い降りたのだが、原作知識有り転生者eyeによってその瞬間に大量の監視カメラと隠しカメラが目に入ってきた。そのあまりの多さに絶句する、悪い意味で。そんなに監視する必要があるのかと、そんなに監視する癖に仕掛けないところ作ってるのイジメを誘発したいだけだろと色んな意味でこの学校がおかしいということを実感する。
そして、なんやかんやのクラス表。BクラスかAクラスに入ってれば良いなぁと思いつつ見てみるも。AクラスにもBクラスにも自分の名前は存在しない。
Cクラスか?と思いつつ見るも存在しない。Dクラスオリ主かよと思いつつ、表を見るが、そこにもいない。
はて?
もう一度見直すがそこにもない。どういうことだ。
自分は教師の不備かと思い、職員室に直行しようとする。しかし、クラス表の看板の裏に何かA4くらいのサイズの紙を見つける。
何かとそれを見てみれば、そこにはFクラスという名前と、そこに堂々と存在するたった一人、佐原嶺二の名前があった。
……一人だけな上に他のクラスからEを飛ばしてのFクラス。……特別学級?原作にそんなんなかっただろどうなってんだこの世界線。
教室に行けば普通の教室の真ん中に席が一つ置かれていた。わびさびかな?
「担任を務める坂柳 成守だ。この学校の理事長もしている、坂柳理事とでも坂柳先生とでも好きな方で呼んでくれたらいいよ」
なんでだよ。なんで坂柳パパが担任やってんだおかしいだろ。理事長の仕事はどうしたサボりか?
その後はプライベートポイントについて意図的に内容が省かれたりしながら説明がなされた。原作茶柱と大した内容の差はない。おそらく台本でもあるのだろう。
そして、質問はあるかな?と聞かれ、自分はそれに手を大きく上げる。
「気になっていることはわかる、なぜ、君だけがA〜Dクラスではなく、ただ一人Eを飛ばしてのFクラスにはいっているかだね?そもそもFクラスというのは今年が初でね。今後続くかは定かではないんだけど。理由はまだ説明できないんだ。すまないね。だが、君が望むなら他クラスに移籍する方法はある、このことは言えるよ」
「ありがとうございます?」
しかし、自分が聞きたかったことは事前にわかっていたようで答えられる。教えられないに対しそれくらい教えろやと文句を垂れつつ、移籍する方法はあるって2000万ポイント貯めろって話かと怪訝な目を向ける。
すると、こちらの事情ですまないね、優遇措置も少しはあるからさ。と言われる。
優遇措置の内容を聞けば、全ては言えないが、一部のものを安く買えたりするよ。と言っていた。その一部を教えて欲しいのだが濁されてしまう。
自分の中で今の状況について推測する。
まずはFクラスについての推測。普通の学校なら特別学級の一言で終わるのだが、この学校ならば話は違う。それはこの学校特有の仕組みが理由である。
この学校は、すでに皆知っているだろうのでは省くがSシステムやクラス対抗、特別試験などと色々ある。
まずはクラスポイント。
これがどのように変動するのか、だ。普段の態度での変動、自分は一人だけであり、自分一人の悪行が他クラスの一人と同じペナルティとなるのなら、Fクラスはクラスポイントの減少が凄まじく少ないこととなる。だって人数が40分の1しかいないのだ。普通に考えてその現象はかなり少なくなる。公平にするなら自分のペナルティは普通の40倍と言ったところだが、その辺りはどうなのだろうか。
そして、次に特別試験。無人島試験でFクラスにも同様のルールが課されればどうなるか。答えは簡単、自クラスには1人しかいないからと自分がリーダーと当てられる。あと、無人島での生活で使われるポイントが1人しかいないので少なくなる。そして干支試験は自分どこに入るのだろうか、優待者になるのかならないのか。
特に対戦系の特別試験なんかは問題である。AからDクラスなら偶数なので一対一の形式をあまりなく行うことができた。しかし、Fなんて追加したせいで奇数である。行えないではないか。そもそも1人しかいないと成立しない特別試験もあるではないか。
他にも気になることはあるが最後にクラス対抗。まぁ、わざわざFクラスなんてEを飛ばしてわけられているのだから完全に区別されてそうではあるが。……つまり面倒臭い争いに参加しなくて良いという意味なのでは?
やったぜ。
あと、なぜ自分がFクラスなのかについても考察しよう。転生者であることがバレた?んなわけがない。それとも理由は無しにオリ主だからと適当にやられたか。
真面目にこの世界の基準で考察しよう。どうにかして前世の記憶を選別しながら今世の記憶をさぐる。前世と今世がまだこんがらがって一日も経っていないからか、真剣に探れば案外今世の記憶というのは見つかるものだ。
そこそこ優れた人物ではある、BクラスとかAクラスにいてもおかしくなさそう。でも特殊枠にするほどの能力はない。なら何が理由なのか。この学校のクラス分けにはいくつかパターンがある、そこから考えれば能力でなく過去。
何か印象的な過去がないかを探ってみようか……なんて酷い過去を抱えているんだ今世の自分は。
それにしても正当防衛の親殺しか……確かに扱いに困りそうなものではあるが、それくらいならそもそも入学させんなという話である。つまり他のなんらかの理由が……うーんわからん。いつか話されることを待とう。
さて、Fクラスについての考察は一旦ここまでにしておこう。これからの自分の行動をどのようにするか。悩みどころである。
原作改変するしないとか、いやFクラスなんてもんに1人でいる時点でモブとしてなんもせんのは無理があるやろ。じゃあ何かをするとして、どうしようか。
高確率でFクラスはクラス対抗には関係ないのだし、遠目にクラス対抗を荒らせるようなことでもしようか……放送でもしようか。
というわけで自分は放課後になったのでその場をおさらばし、校内探索という名の原作知識ありきの推理材料探しに歩みを進めた。
歩みを進める中、途中フラッと放送室に立ち寄って放送権の値段を調べてみると500ポイントだった。……原作50000ポイントじゃなかったか?安すぎる……これがFクラス優待とでもいうのか。これ一つではないことを願う。
みんな待たせていたルートなのですぅ。クラス内対抗の中で放送しまくったらクラス内からも睨まれそうなので別の話のネタを引っ張り出してきたFクラス。これならどれだけ放送したところで自クラスに影響はない。
続きは本編終わってからかなぁ。今回は本編までの時間稼ぎと予告的なもの。
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