【2年生編開始】新入生のみなさん!よう実ラジオのお時間です! 作:やさかみ
主人公のせいで無駄な出費が増えちゃったね。
そして、中間テストを終えた。なんと、今回このクラスに赤点は1人、須藤がいた。なんと2点も赤点を取っていたのである。なんでだよ。中間テスト通常より早い時期に得ていた上に答えが一緒ということもわかっていただろう。
まぁ、きっと余裕があったからこそ余裕とかまけていたのだろう。須藤くんは直前に焦ってやる方が記憶の吸着率が高い系なのだと思われる。……いや、よく見れば原作より高い点数をとってはいるようだ。ならばなぜ点数が足りないのか、それは須藤の周りDクラスがそれ以上に成長したからと言える。喜べば良いのか悲しめば良いのか。
そんなこんなで須藤が絶望した表情をしている。ポイントを買うにしても2点分。つまり20万ポイント。堀北さんと綾小路がそれぞれこの学校にきてから13000ポイントしか使っていなければ問題ない額だが、流石に使っているはずである。
ここで須藤が退学するのは流石によろしくない。山内に退学されるだけでも困るくらいなのだ。強制退学イベントの捨て駒として。なのでどうにかしないといけないのだが、ここは自分も協力すべきか。
自分の現在の所持ポイントは会長からもらった10万も含めて110,000ポイント。楽勝じゃないだろうか。
ポイントを自分と綾小路、堀北で出し合うとすれば十分に足りるだろう。
茶柱先生に生徒が抗議している中、自分は後ろの席の綾小路に話しかける。
「お前が今、4バカの仲間を1人失うことを悲しんでいるということはよくわかる。まぁ何かあれば相談してくれ、できた4バカの穴に自分が入ることはないが、手伝えることがあればすぐにでも手伝うから」
「おい待て。もしかしなくとも勝手に俺を3バカに加えてるだろ。」
こちらにジト目を向ける綾小路。しかし、先生が外に行ったのについて行くようにトイレに行くと言いながら廊下に出ていった。このまま彼はポイントの購入を打診をするはずである。
ふざけながらの話ではあったが、手伝うということをちゃんと認識してもらえたはずなので、自分にポイントを送ってくれと言ってくる可能性はある。それを待つことにしよう。
ないと思うが、もしも2人が合わせて90,000ポイントを出せないと言う状況になれば、自分のポイントを含めても足りない。そうなったら平田くんに協力を仰ぐことにする。櫛田に頼まない理由?須藤には堀北に惚れてもらいたいのだ。原作的に。平田はいくら出せるだろうか。まぁ、流石に足りるとは思うが。
そうこう考えているとメールがくる。須藤の赤点を消すためのポイントが40,000不足しているから、至急今あるだけのポイントを送ってくれないか?いつか返す。あと、足りなければ周りのやつにも募金を募って欲しいとのことだった。こいつ、ナチュラルに自分に対しては全額払えと言っている。返すとは言っているが。
まぁ、手伝えと言ったし元から全額払う覚悟ではあったのだが。しかし、40000で足りるとは好都合。生徒会長からのポイント4割が吹き飛ぶが安いものである。
自分は40,000ポイントを綾小路へと送った。
――――――
須藤の赤点の件、結論としてはどうにかなった。まぁ3人で二十万ポイント揃ったしね。綾小路に誰がポイントを払ってくれたんだ?と聞かれたので誰にも話さずに40000全て自分で払ったが?と答えればお前月初に30000しかないって言ってなかったか?と言われた。そういやそんなこと言ってたなと思いつつ、『お前の同情を誘ってポイントをせしめたかったからな。もっともお前は同情してくれないカス野郎だったが。』と言うと、『それにしては半端な額じゃないかクズ野郎?』と返される。こいつ、最初は遠慮気味だったのに最近は遠慮がない。まさか、この暮らしの中で成長しているというのかっ。そりゃそうか。
そして、なんやかんや綾小路の部屋で祝勝会が開かれた。自分は自宅にあった段ボールからコーラを持ってきていた。
須藤の赤点がどうにかなった話は綾小路が説明して堀北が教師陣を説得したこととなる。その結果、自分の40000ポイントと綾小路、堀北のポイント残高を空っぽにした件は闇に葬り去られている。
なお、ポイント残高が空っぽになっていた2人にはそれぞれ10000ポイントを与えた。綾小路はなんでそんなに持ってるんだと訝しみの目を向けてきており、堀北さんが施しはいらないとか言ってるのは無視した。多分、原作なら流石に2人して空っぽにはなってないと思うんだよなぁ。
その後は解散し、部屋に櫛田、綾小路、自分と3人のみになった。櫛田さんは自分と綾小路に堀北さんみたいな人が好きなの?と聞かれたが、綾小路と一緒にいてくれてる数少ない人だし好きだよと言っておく。
綾小路が櫛田の忘れたスマホ持ってくとか言いだしたので、もしかしたらと思いつつ、自分は綾小路が言った少し後に綾小路をついて行く。普通に尾行はばれているかもしれないが、まぁいい。懐の録音機やスマホカメラも起動し、事前準備も欠かさない。そうこうして歩いていれば荒々しい口調に荒々しい声が聞こえた。
そして、当たり散らかしている声はクラスのアイドル、櫛田のものだった。印象が全く違うし、人の表裏って激しいんだなぁとどこか感慨深いものを感じる。自分も原作知識で有能ムーブをしているが実際はただのクソ雑魚である。いや、表は普通を装って裏で原作知識で暗躍していて、そのさらに裏はただのざこ。よくわかんないなこれ。
まぁ、あそこまで表裏激しい人はそうそういないと思われるが。山内なんて何も隠さずに曝け出している。あれはあれで特殊な例で褒めるべきではないが。
視界に櫛田の姿が初めて入ったのは綾小路が脅されている場面。
櫛田の見えない位置から傍目に見ていれば綾小路が横目でこちらに気づく。見えない位置ではなかったとはいえ、脅されてる最中に気づくなんてどんな気配察知をしているんだと思っていれば、綾小路の視線の変化に気づいたのか櫛田がわざわざその視線の先へと身を動かし、普通に見つかった。
その後は自分は脅され綾小路と同じように胸を触らされそうになる。向こうからやってきたことを証明するものもあるし、これで脅されても問題ないどころか役得だなと考えていれば、綾小路が自分の手が胸に触れる直前に、自分は撮影しているから仮に脅したとしても意味がないということを暴露しやがった。櫛田は脅しが通用しないとわかるや否や触らせることなく手を離す。恨むぞ綾小路ぃっっ!!前世含めても幼児時代除いて触ったことないんたぞ清隆ぁっっ!!
『なんで恨みのこもった目線をこっちに向けてきてるんだよ』といいたげな顔をしている清隆に首チョップを決める。
プルプル震えている櫛田を放って綾小路に怒りのじゃれつきをお見舞いしていると櫛田がようやく声を漏らす。何が狙い?とか言いだした。狙いの一つは今この場で潰えたところだが?綾小路のせいで。
彼女の質問には『自分には狙いはなく、友人がけしからんことをしてたから撮影していただけ』と答えるが櫛田はその言葉を信用していないようで、無言で次の言葉を要求している。追加で、『近づいてみれば綾小路が脅されているようだと気づいたから、助けになるかもと思い撮影をした』と言う。
『もし、このことを言えばどうなるかわかってる?』とか言われ、想像する。少なくとも教室内ではまともに過ごすことができなくなるだろう。女子からはゴミを見るような目で見られ、男からもゴミを見るような目で見られる。彼女の本性を証拠としてだせばそれも多少マシになるかもしれないが、それでも彼女のやったことによる影響は皆の心に深く残り自分はその後も孤立を続けるだろう。
少なくともクラス内で過ごせなくなると返せば、『わかってるんだ。なら、お願いがあるの、さっき撮影したの、全部消させて?』と言った。自分は素直にパスワードの解かれたスマホを渡す。素直に渡すことで抵抗の意がないことを示すのだ。
彼女によってアルバムが開かれ、消されていく。ちゃんと削除した写真の一時保存先も消され、クラウドや写真以外の媒体でも保存していないかも調べ尽くされる。
綾小路は俺の潔白の証拠がとショックを受けていた。バラした本人が何を言ってんだ。
しかし、それでも櫛田は納得できていないだろう。櫛田はあまり人を信用しない。だから綾小路に対して脅して黙らせると言う方法を取ったのだ。証拠を消したとしても彼女の中にはしゃべられるかもしれないという不安が存在しているはずだ。
つまり、今度こそ胸を触らせて脅してくるかもしれない。さぁ、こい。準備はできている。
しかし、そんな様子はない。すでに一度防がれたものをもう一度できるとは思っていないのだろうか。彼女は自分に手を伸ばしたりはせず、動かしたのは口だった。
「一応確認するけど、このこと他の人に言わない?」
「言わないと誓う」
「信用できない」
「どうしろと?」
「……」
どうしろと?自分はため息をつきたい気持ちを心の中に留める。信用するための条件とは?と考える。彼女が脅してきてくれればそれに従うだけなのだが、それをする気がないらしいので他の手段が必要となる。
この沈黙は彼女が思考しているのか、それともこちらから条件を提供することを期待しているのだろうか。もしかしたら、こちらが決めるからこそ、こちらがそれを裏切らないという考えを持っているのかもしれない。
もし、ここでげっへっへ、胸触らせろ〜なんて発言をすればおそらく彼女が起動した様子のスマホの録音機能によって脅し返されるだろう。故に、あまり脅しの材料にもならずに彼女の信用を得られるくらいのものを出さないといけない。
なので、自分は一つの要求と、言った際のこちらの罰を述べることとした。要求だけではその要求がいらなくなった時に喋られるかもしれない。罰だけではこちらだけが不利になる内容なのであちらからとれば信用しきれない。なのでこの二つを条件とすることで信用を得る。
「暴露したとしても自分程度の発言力じゃ櫛田さんの信用は崩せないしどっちにしろ自分が自滅するだけだと思うけど、それでも暴露しないように何か理由が欲しいのなら……黙ってる代わりに今度、一緒に遊んでほしい。綾小路も含めての3人で」
「おい待て、なんで俺」
「あと、もし暴露したら自分の全ポイントを渡す。何もないよりかは取引って形のほうが信用できると思って。これでどう?信用してくれる?」
「……なんで一緒に遊ぶが黙ってる条件に入ってるの」
「そりゃ美少女と遊べる機会があるんだったら遊びたいですよ」
「……わかった」
どうやらこの条件で信用してもらえたらしい。本来とは違う結末となったが、美少女と遊べるのならば役得であることには変わりないのでよかったよかった。綾小路を巻き込んだのは憂さ晴らしである。
櫛田ぇ。無理やり関わらせて無理やり約束させた感がえげつなぇ。ご都合展開すぎるぇ。まぁ二次創作だしね!
綾小路と佐原はいい友です。互いに互いのことを心の底でどう思ってるかはともかくとして。
次回は明日‼︎誤投稿したので既に見たことある人は見たことある内容だぞ‼︎(ごめんなさい)
おまけではどのルートが好き?
-
Cクラス
-
Bクラス
-
Aクラス