個性:斬魄刀ガチャ   作:らいこう

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第11話 USJ編3

 

 スチームは、立ち込める蒸気の向こう側で冷徹に戦況を俯瞰していた。

 正気を取り戻し、三人の連携を見せ始めた『死神』たち。

 このままでは、ここで『爆煙隊』は文字通り灰になる。

 

(ここまでか……)

 

 スチームは覚悟を決めた。

 たとえ自分がどうなろうと、不器用についてきてくれたこの『家族』だけは、逃がさなければならない。

 

「てめぇら、『爆煙隊』のスチーム様の最後だ! しっかり目に焼き付けとけ!」

 

 彼は懐から、一本の注射器を取り出した。

 

 ――個性増強剤。

 

 理性を生贄に、個性を限界以上に爆発させる禁断の劇薬だ。

 それを自身の肌へ突き刺そうとした、その時。

 

「なっ……!?」

 

 力強い手が、スチームの手首を掴んで止めた。

 

「何しやがるハイエ! 止めるんじゃねぇ!」

 

「あんたこそ、何をしようとしてるんだ!」

 

 ハイエの瞳には、怒りと、それ以上の哀しみが宿っていた。

 

「やめてくれ兄貴! そいつを使ったやつの末路を知ってるだろ!?」

 

「それがどうした! コイツを使えば『死神』に勝てるんだ! 使わねぇでどうする!?」

 

「あんたに……兄貴だけには、そんなもんを使わせるわけには行かねぇ! お前ら、兄貴を抑えろ!」

 

 ハイエの怒声に呼応し、部下たちが一斉にスチームに組み付いた。

 

「離せ! 離しやがれ!」

 

 暴れるスチームの手から、ハイエが強引に注射器を奪い取る。

 そして、迷うことなく、自らの首筋にその針を突き立てた。

 

「お、おい……! 何してやがる……ハイエ!!」

 

 スチームの絶叫が山岳ゾーンに響く。

 薬液が注入されると同時に、ハイエの全身の血管がどす黒く浮き上がり、肩の煙突から黒紫色の不気味な煙が噴き出した。

 

「テメェら……! スチームの兄貴は、俺たち『爆煙隊』の誇りだ……! なんとしても逃がせ! いいな!?」

 

 その遺言にも似た叫びに、周囲の部下たちが血を吐くような咆哮で応える。

 

「やめろ、やめてくれ! てめぇら、離せ!! 俺の命令が聞けねぇのか!!」

 

 数人の部下に抱えられ、戦場から遠ざけられていくスチーム。

 

「てめぇらは足手まといなんだ! 離すんだ! 逃げるのはお前らなんだよ!!」

 

 リーダーとしてのプライドも、強さも、今は仲間たちの重い情愛によって封じ込められていた。

 

「俺の命令を聞かねぇか!? お前達だけでも逃げんだよ!」

 

「兄貴さえ……兄貴さえ生きていれば『爆煙隊』は不滅なんだ!」

 

 ハイエの喉が、獣のような異音を立て始める。

 個性増強剤の影響で、脳が、理性が、溶けていく。

 

「ッぐぅ……! ぐうううぅうおお! オオオオオオォォォアアア!!」

 

 人ならざる咆哮。

 それと同時に、ハイエは残された最後の理性を振り絞り、戦場に残った者たちへ、そして『切り札』へ向けて指を指した。

 

「テメェラ、兄貴ガ逃げル時間を……稼ゲ……!」

 

 言葉はもはや、断片的な音の塊でしかない。

 だが、その意志は爆煙隊の全員に伝わった。

 

「起動シろ、脳無ゥ! 剣ヲ持っタ……やツを狙エェッ!!」

 

 突如、戦場の後方にあった大岩が、内側から爆発するように粉砕された。

 土煙の中から這い出してきたのは、むき出しの脳、漆黒の筋骨隆々たる肉体。

 対ヒーロー用改造人間――『脳無』。

 

 ハイエの命令に従い、その怪物は虚空を見据える。

 ターゲットはただ一人。

 

 自分たちを逃がすために壊れていく仲間たちと、怪物の出現。

 スチームは、抱えられ遠ざかる視界の中で、ただ泣きながらその光景を見つめることしかできなかった。

 

 ※ ※ ※

 

「……ッ、チィッ!」

 

 振るわれる剛腕によって、五形頭(げげつぶり)の鉄球を粉々に砕かれた。

 斬魄刀が自動的に消失する。

 

 それを受け、俺は亜空間から別の斬魄刀を取り出して構えた。

 その瞬間、脳裏に、システムメッセージが出現する。

 

 ――クエスト『敵からの攻撃を1分間、無傷で凌げ』が発行されました。

 ――報酬『UR魂石』。

 

 通常のクエストとは異なり、いつ出現するのか不明な特殊クエスト。

 報酬は待望の『UR魂石』だ。

 これさえあれば、この状況も一発で打開できる。

 

 だが、現状に対して、それはあまりに過酷な条件だった。

 

「オオオオオオッ!!」

 

 咆哮と共に、脳無の四本(・・)の腕が空気を爆ぜさせて迫る。

 右上腕の正拳を刀の腹で受け流すが、即座に右下腕が腹部を狙って振り抜かれる。

 

 ――速い!

 

 一撃でも掠れば『無傷』の条件など消し飛ぶ。

 斬魄刀だけで対処しなければならない。

 さらに最悪なのは、脳無の後方で個性を暴走させているハイエだ。

 

「焼ケ……焼ケェェッケケケケケケッ!!」

 

 脳無の再生能力を前提とした、敵味方お構いなしの広範囲火炎放射。

 先程までとは桁違いの高火力。

 

 避けているのに、熱気がジリジリと肌を焼いてくる。

 

「真夏には、まだ早ぇんじゃねぇか!?」

 

 ハイエの個性が薬物で暴走した結果、その火力はもはや生身で扱える領域を超えていた。

 腕を煙突に変え、放たれる猛火。

 

 その熱量は、放つ側のハイエ自身の皮膚すらも瞬時に焼き、爛れさせていく。

 それでも奴は止まらない。

 

 スチームを逃がすというその一点のみを支えに、焼身の苦痛を絶叫と共に火炎へと変換していた。

 

 同時に迫る、四本腕の暴力。

 脳無の身体能力は、文字通り次元が違った。

 

 ただの踏み込みで彼我の距離を一瞬で縮め、振るわれる拳は地面を爆発させる。

 反射神経を限界まで引き上げ、回避に全神経を注がなければ、一瞬で肉塊に変えられるだろう。

 

 反応して避けるのでギリだ。

 攻撃を返す余裕なんて、どこにもない。

 一撃でもまともに喰らえば、この均衡は瓦解し、一気に詰む。

 

 ――手数が足りねぇ……!

 

 今使っている斬魄刀を解放すれば、この火炎はどうにかできる。

 しかし、脳無へ対処する武器が足りず、捌き切れなくなる。

 

 二刀流ができれば片方で防御に専念できるが、俺の個性の制約がそれを許さない。

 二本使えば、一方が消えてしまう。

 

 亜空間から出すこと自体は問題ない。

 だが、武器として二刀流を行った瞬間、片方が消滅する。

 このままだと、一分も耐えきれない。

 

 脳無の右上腕が振るわれる。

 それを刀で弾いて逸らす。

 だが、休む間もなく右下腕が死角から振り抜かれた。

 

「——ッ!」

 

 刀は戻せない。物理的に防げない。

 しかも、脳無の背後でハイエが腕を構えるのが見えた。

 火炎放射の予備動作。

 

 脳無の追撃を、右足を高く振り上げて蹴ることで強引に相殺し、その反動を利用して後方へ跳んだ。

 直後、俺がいた場所を極大の業火が焼き尽くす。

 

 脳無がその火炎に飲み込まれた。

 距離を取らなければ、俺もああなっていただろう。

 

 だが、脳無は熱を厭わず、火炎を突き破って突進してきた。

 焦げた皮膚が移動中に剥がれ落ち、下から新しい肉が爆発的に再生される。

 

 だめだ。手数が足りないなんてレベルじゃねぇ。

 このままでは対処しきれずに削られる。

 ましてや『ノーダメージ』という条件が、鉛のように重くのしかかる。

 

 かといって、ダメージ覚悟で特攻しても倒せるか?

 

 答えは否だ。

 正直、現状では圧倒的な火力不足。

 

 あの異常な再生能力を上回るなら、高い破壊力が必要だ。

 手持ちのRでは駄目だ。

 

 『剡月(えんげつ)』か『天狗丸(てんぐまる)』のような爆発的火力があれば別だが、それ以外ならSR以上になる。

 だからこそ、このノーダメージという針の穴を通すような条件を完遂して、URを引かなければならない。

 

 脳無の上腕、下腕をまとめた拳が、重戦車のごとき勢いで振り下ろされる。

 無理やり身体を捻って回避し、一歩、その懐へ。

 攻撃後の僅かな隙を狙い、俺は渾身の力で斬魄刀を振るった。

 

 足の腱を切り裂いた。

 だが、斬り裂いた端から肉が癒着し、瞬時に再生される。

 

 即座に、脳無の足が振り上げられた。

 腱を切るために体勢を低くしていたのが仇となる。

 回避が、間に合わない。

 

 風を切るような豪脚。

 俺は迎え撃つように斬魄刀を横に構え、まともに受け止めるのではなく、衝突の衝撃を逃がすように利用して、大きく距離を取った。

 

「上鳴! 合図をしたら全力で放電しろ!」

 

 爆煙隊と戦っている上鳴へ届くように、喉が張り裂けんばかりの声で叫ぶ。

 

「わ、分かった! けど、全力でやったらお前ら巻き込んじまうぞ!?」

 

「対処法はある、俺を信じろ! 斬魄刀の解放が合図だ!」

 

「何やるか知らねぇが、分かった! 信じるぜ玩具(がんま)!」

 

 上鳴の威勢の良い返事を確認し、俺は続けて、八百万にも指示を出す。

 

「八百万! 俺の方へ来い!」

 

「承知いたしましたわ!」

 

 脳無の四本腕が空気を切り裂き、俺の胴体を狙って同時に振り下ろされる。

 俺はその衝撃を真っ向から受けるのではなく、全力で斬魄刀を振りかぶり、受けに回ることで利用した。

 

 重量物同士が激突する重低音が響き、俺の身体は意図した通り八百万の元へと弾き飛ばされる。

 着地と同時に、流れるような手さばきで刀を反転させ、円を描いた。

 

「水天逆巻け――『捩花(ねじばな)』!! やれ上鳴ィ!」

 

 解号の言葉と共に、円を描いていた斬魄刀は姿を三叉の長槍へと変えた。

 槍からしぶきが宝石のような飛沫が舞い上がる。

 激しく渦巻く水のカーテンが、俺と八百万を球体状に包み込んだ。

 

「これなら俺は……クソ強え!」

 

 合図を受けた上鳴を中心に、山岳ゾーンが白の世界に染まる。

 水越しの視界で、放電に巻き込まれた爆煙隊が次々と焼け焦げ、沈黙していく。

 奴らの身体から立ち上る白い煙が、その威力の凄まじさを物語っていた。

 

 だが、その中でも二人だけ無事だった者がいる。

 薬物で暴走したハイエと脳無。

 

 それでも雷撃の効力は十分だ。

 神経を焼かれたことで、その動きは鈍重を極めている。

 

「八百万、今のうちに剣を一本作ってくれ。丈夫なら何でも良い!」

 

「わかりましたわ! お使いください!」

 

 八百万の手から、浅打に似た無骨な刀を受け取る。

 左手に捩花、右手に鉄の刀。これなら、十分だ。

 

 再始動した脳無へ、俺は再び飛び込む。

 

「捩花ッ!」

 

 不意に迫るハイエの火炎放射。

 俺は捩花を振るい、渦巻く水流で猛火を真っ向から相殺した。

 

 激しい水蒸気が上がる中、死角から伸びる脳無の四本腕。

 その右上腕を右手の刀で弾き、右下腕を捩花の柄で叩き落とす。

 

 さらに左上腕が俺の頭部を狙うが、首を捻って回避。

 空いた左下腕の突きを、右手の刀を滑らせて逸らす。

 

 ――あと20秒……!

 

 脳無の脚力が地面を爆ぜさせた。

 跳躍からの踏みつけ。

 俺は二本の得物をクロスさせて盾にし、その衝撃を逃がしながら大きく距離を取った。

 

 数瞬後、火炎が脳無を飲み込んだ。

 ハイエも動けるようになったようだ。

 脳無が火炎を突き破り、熱波を纏って突っ込んでくる。

 

 ――10秒、5秒……!

 

 全ての攻撃を紙一重でかわし、あるいは得物で弾き流す。

 心臓の鼓動が耳元でうるさいほど鳴り響く。

 

 そして、その時がやってきた。

 

 ――クエスト『敵からの攻撃を1分間、無傷で凌げ』を達成。

 ――報酬としてUR魂石が届きました。

 

 亜空間に虹色の魂石が収納されたのを、脳裏で理解した。

 

「クエスト達成! だが、ガチャを引く時間がねぇな!」

 

 目の前には、無傷で巨体を暴れさせている脳無と、未だ火力を増すハイエ。

 八百万と上鳴では、この怪物と正面切るのは不可能だ。

 

 戦闘は引き続き、俺が継続するしかない。

 

 ――どうやってガチャを引く時間を稼ぐ?

 

「玩具! そろそろ充電がヤベェ。あの雷出すヤツ、使えないのか!?」

 

 上鳴が悲鳴を上げる。

 もう『爆煙隊』の奴らは動けないはずだろ?

 何に電気を使う?

 

 そう思い、視線を上鳴に向ける。

 そこには、放電で倒れたはずの『爆煙隊』が数人、上鳴達と戦っていた。

 

 奴ら、あの負傷でまだ立ち上がる力があったのか。

 ほとんどが、白目をむいている。それでも、戦っていた。

 

 ――あいつら、根性で立ってやがる!

 

「不可能だ! あれはランダム合成! しかも物理的にもリソース不足だし、作るのにも時間がかかる!」

 

 上鳴が言っているのは『厳霊丸(ごんりょうまる)』だろう。

 対人戦闘訓練で使えたのは、斬魄刀の合成によるもの。

 斬魄刀の合成――『骸ノ楔(むくろのくさび)』は、斬魄刀を五本(・・)消費する。

 

 今は使っている捩花と合わせても、四本しかRの斬魄刀がない。

 

「ガチャを引く時間を稼ぐために、別の刀を作る時間を作るなんて、本末転倒ですわ!」

 

 八百万が叫ぶ。正論だ。

 今ある手札で、現状を解決するしかない。

 

「そんなら、最後に俺が一花咲かせてやる! それで、少しは時間が稼げるだろ! この後、俺は使い物にならねぇからよろしく!」

 

「任せろ! 二階級特進させてやる!」

 

「助けろって意味だよ!!」

 

 上鳴が最後のリミッターを外した。俺は八百万と合流し、再び捩花の水膜で守りを固めた。

 

「そんじゃあ……ド派手に行くぜぇぇぇ!!」

 

 USJ全体が震えるような、今日一番の放電。

 脳がショートする限界を超えた雷光が、脳無とハイエ、そして『爆煙隊』を完全に硬直させた。

 

「ウェーイ……」

 

 白目を剥いて固まる上鳴。

 あいつが稼いでくれた数秒。

 俺は亜空間から、虹色の結晶――『UR魂石(こんせき)』を取り出して砕いた。

 

 瞬間、現実世界に『ガチャ演出』が具現化する。

 空間を裂いて、複数の地獄蝶が現れた。

 

 今まで、起こり得なかった現象。

 俺の体内から霊力が放出されているのを感じる。

 

 複数の地獄蝶が周囲を飛び回り、一点に集束して光の柱を形成した。

 光が収まったとき、地面には一本の斬魄刀が突き刺さっていた。

 

 俺はその柄を掴み、引き抜く。

 瞬間、斬魄刀の正体が脳裏に伝わる。

 

「斬魄刀を解放する! 八百万、上鳴を連れて可能な限り離れろ!!」

 

「玩具さん、どうかご無事で!」

 

 八百万が上鳴を担ぎ、全力で距離を取る。

 二人の気配が安全圏まで離れたのを確認し、俺は解号を口にした。

 

「万象一切灰燼と為せ――《流刃若火(りゅうじんじゃっか)》!!」

 

 ――轟ッ!!

 

 周囲の水分が一瞬で蒸発し、大気が悲鳴を上げる。

 

 思った以上の出力だ。全神経を研ぎ澄ませ、制御に注ぐ。

 周囲には脳無だけでなく、倒れている爆煙隊の奴らもいる。

 殺しちまえば、俺はヒーローじゃなくなっちまう。

 

 一振り。ただ一振り、刀を薙いだ。

 

 それだけで、大気を焼き切る炎の奔流が脳無を飲み込んだ。

 再生の暇すら与えず、その肉体を焼き尽くしていく。

 炎が止んだ時には、全身から煙を上げる脳無が立ち尽くしていた。

 

 もう再生は機能しておらず、まるで個性因子ごと焼き尽くしたかのようだった。

 ドサッ! と鈍い音を立てて脳無の巨体が倒れ伏す。

 

 ハイエも倒れており、ピクリとも動いていなかった。

 爆炎の余波で『爆煙隊』も吹き飛んだが、命に別状はないはずだ。

 最低限の力で、これか。

 

 俺の未熟な力ですら、これほどまでの力を出せるのか。

 これが炎熱系最強最古の斬魄刀。

 少しでも気を抜けば、USJ一帯を火の海に変えていただろう。

 

「……ハァ、ハァ……ど、どうなりましたの……?」

 

「ウェ、ウェーイ……?」

 

 爆風に耐えた八百万たちが、恐る恐る戻ってくる。

 

「問題ない。もう終わった」

 

 流石にこれ以上『流刃若火』を維持するのは恐ろしい。

 もったいないが、間違いが起こらないように消滅させた方が良いな。

 『流刃若火』は炎が舞うように消えていく。焦げた匂いと共に静寂が戻ってきた。

 

 俺は後処理として、転がっている爆煙隊と脳無を縄で手早く拘束する。

 

「よし。八百万、広場へ戻るぞ。他の奴らを助けに行かねぇと」

 

「ですが、玩具さんは大丈夫ですの……? あんな化け物と真っ向から戦って……」

 

「自傷ダメージしかねぇよ。五形頭に頭突きしたとこが一番痛ぇわ」

 

 コスチュームが少し焦げ臭いくらいで、身体に深刻なダメージはない。

 それより、他の奴らが心配だ。

 

「ついでに、隣の『火災ゾーン』に寄っていくぞ。誰か飛ばされてるかもしれねぇ」

 

「……そうですわね。参りましょう!」

 

「ウェーイ……」

 

 八百万と上鳴の了承を得て、俺たちは火災ゾーンへと走り出した。

 黒霧に飛ばされた奴らは、最後は必ず中央のセントラル広場へ集まるはずだ。

 

 俺たちは一歩ずつ、USJの入口へと足を進めた。

 

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