運命に呪われた者の青春譚   作:ただの出来損ない

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今回は調伏回です。
戦闘描写が適当かもしれません。


調伏

初日の騒動もようやく落ち着きを取り戻した頃、夜の帳が降りる時間帯に累は誰もいない場所に来ると、1人で影絵をした。

それは犬の形でーー。

累「玉犬《ぎょくけん》!…やっぱり、呼べるのか…。」

累が影絵をすると、影から式神である玉犬が2匹来ていた。1匹は黒でもう1匹は白の色をしている。

『十種影法術』ーーー。十種もの式神を使役し、戦う術式だ。今回来た玉犬は、初期の式神である。その他の式神は「調伏の儀」をしないと使うことはできない。調伏の儀を完了するには、式神と戦い勝たないといけない。だから調伏の儀をするために屋外に来ていた。そして影絵をする。今度は兎の形だ。

累「脱兎《だっと》。」召喚した瞬間、脱兎が凄まじい量へとなる。脱兎。その能力は無限とも言える増殖能力だ。脱兎を調伏できたら撹乱や混乱の中での奇襲にも使える。脱兎の群れが円を作り、山を作っている中、累は見えていた。1匹だけ呪力量が違うことに。累は分身の群れから本体の脱兎が出てきた瞬間に、銃弾を脱兎の本体の頭を撃ち抜く。脱兎の分身の群れが消える。これにて脱兎の調伏が完了した合図だった。

累は更に調伏の儀を始める。今回は鳥の形だ。

累「鵺《ぬえ》。」影から鳥のような姿をした式神が飛び出す。その瞬間、鵺が電撃を纏って突撃してきた。正面から見てみると、その顔は骸骨のようだ。累は咄嗟に横に回避する。鵺が通った瞬間に翼に銃弾を浴びせる。だが翼への攻撃は殆ど通っていない。

累(硬いな…。一番柔らかいところはやっぱり顔か?喰らう覚悟で撃つ必要があるか…。)

鵺が追撃の体当たりをして来る。累は賭けとして、後ろに跳んで鵺の顔が近くなった瞬間。鵺の顔に4発もの弾丸が撃ち込まれる。

《ヒョオオオォォォォ!!!》

鵺の攻撃が激しくなる。すると、累がいきなり空に持ち上げられる。

累「(マズい…!今ここで撃っても良いが上手く着地できるか…!?いや…ここは…!)脱兎!!」

脱兎を召喚し、地面には脱兎が広がる。累は鵺の脚を撃つ。すると落とされるが先に召喚した脱兎をクッションにして着地に成功。追撃に来た鵺に更に銃弾を浴びせる。

《ヒョオオォォ……》

鵺は力尽き、消える。

鵺には玉犬と脱兎は相性が悪かったが、戦闘とは別の使い方をすると言う学びができた。

累「…流石に疲れたな。帰ったら寝るとするか!」

その後、累がシャーレに戻ると仕事が待っていたのは別の話。

累「…仕事、多過ぎない?過労死しちゃうよ?え?良いからやれ?はい…すみませんでした…。」

 

 

 

 




今回取得した式神
脱兎   鵺

脱兎を瞬殺できた理由
累が六眼で本体と分身の呪力量と呪力の流れを見分けられたから。
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