脱兎と鵺を調伏し、仕事を終わらせて寝る事ができた私は、起きたらまずは、顔を洗い歯磨きをする。そして、朝食を食べた後は、体術のトレーニングをする。式神使いは術者本人が弱いと意味がないからね。
その後は呪力を使い、体術の練習をする。
体術が終わったら、術式の…『解釈』だったかを拡げる。
累「(確かこの術式は、影から式神を召喚する術式の筈だ…ならば逆に自分や物も収納できるのでは?)…やってみる価値はある。」試しに銃を棚に入れる感覚で入れてみる。すると…
累「本当にしまえた…。この術式は機能が良いね…。」
累「(後は…式神って合体ロボみたいに合体とか出来ないかな?そうすればかっこいいんだけど…イメージしてやってみようかな?)」
累「雷狼《らいろう》!」
すると影から雷狼が出てくる。その姿は茶色い羽毛に覆われた大きくなった玉犬。その爪は大きくなっており更に…
累「(できるのか…。羽毛が生えて大きくなっただけじゃない。この呪力…電気の性質になってる?爪にも流れてる。)」
恐らく能力は爪に電気の性質をもった呪力で切り付けたり、背中の羽毛で放電する性質になっている。そう、これは『玉犬』と『鵺』の合体だ。確かこの事を『拡張術式』だとか言ってたか。
累「…よし、訓練はこれくらいにして、パトロール行くか。」
私は念の為、シッテムの箱を持ち歩きパトロールに出掛けた。
"D.U地区・シャーレ付近"
累「…やっぱりキヴォトスって不思議だなぁ…(色んな動物やロボットが人みたいに生活してるし、喋ってるし…)本当に不思議だね…(呪霊はいるね…目立たないように行動してる。恐らく生徒に見られたくないのかな?)」
その時ーーー
??「キャアアァァ!!」
累「!?(呪力!呪霊か!?呪詛師か!?)皆さんはここで大人しくしていてください!私が見に行きます!」
路地裏に着くと、人型、しかし腕がブレード状で顔らしきものに6つのマークがついた呪霊が1人の生徒を襲っていた。
呪霊「ナンダヨ。今良い所ダッタノニ。もう少し弱い者イジメさせろよ。」
累「(喋れるのか!)…悪いが、私の生徒に手を出してるんだ。
払われる覚悟はできてるよな?」
私の声は空気が冷えるかのように冷たかった。
呪霊「何キレテんの?弱い者イジメ楽しいよ?」
最早その声すらも聞きたくないから影絵を作る。
累「雷狼!!」すると雷狼は爪で切り掛かる。呪霊はその攻撃を受けて動こうとするが
呪霊「アビビビッ!?」
痺れて動けなくなっている。その隙に雷狼が呪霊を覆う形でホールドすると…。
呪霊「ギャアアァ!?シビッシビッレッて動けないィィィィ!?」
放電した。呪霊が動けなくなってる内に影から銃を取り出し銃口を呪霊の眉間らしきところに密着させる。
累「あばよ。クソ野郎」
呪霊「マッ、マッ、待てよ!おねがいm」パァァン!!
累「…悪い。聞こえなかった。…まずは病院に連れて行かないとなっ!!」
背後に立っていた呪霊に蹴りを放つ。…なるほど術式が分かった。
累「…お前の術式、何かが起きたらその顔のマークに溜まるんだろ?それで死にかけたら発動する…。クソみたいな奴だな」
呪霊「ナンデ分かったの?今までバレた事なかったのに。」
累「…語ることはない。それより、後ろ大丈夫?もう攻撃くるけど」
呪霊「は?《スッ》《ザシュッ》」
雷狼の爪が振り返った呪霊の頭を切り落とす。呪霊は完全に消滅した。それを確認すると私は少女を病院に連れて行く。
病院に預けた後、私はゲヘナやトリニティにとパトロールをしに行く。
"トリニティ総合学園路地裏"
呪霊「マ…ジョ…」
累「ふぅ…こいつで最後だね。…ここは呪霊が多いね。政治とか人間関係が原因かな。次に行かないとね。」
"ゲヘナ学園自治区の廃墟"
パアァン!
呪霊「ヒエエェェ…!」
累「…ここもトリニティと同じく呪霊が多いね。…少し疲れたし、帰るか。」
シッテムの箱を起動する。
累「アロナ、何か買って帰るけどやっぱりカステラとバナナミルク?」
アロナ「はい!先生も一緒に食べましょう!」
累「良いね。甘い物好きだし、丁度良いか。新作があったら一緒に飲もうね。」
アロナ「ありがとうございます!楽しみにしてますね!先生!」
これで私の一日は終わった。
…そう言えば、どこかから手紙が届いてたね。見ておかないと。
ここでとんでもないことに気づきました。
もしかしたら最終章あの式神が暴れてとんでもないことになるかも知れません。
新たな術式の解釈
物と自分の収納
雷狼 電撃能力のある玉犬