運命に呪われた者の青春譚   作:ただの出来損ない

7 / 9
今回、便利屋は出て来ません。代わりにオリジナル呪霊を出します。


降臨

"アビドス高等学校・対策委員会部室"

《累視点》

昨日借金を返済できた私は、アビドスに対策委員会の皆に報告するために来ていた。すると、セリカを除いたメンバーが来ていた。

累「おはよう、皆。ちゃんとお金は出したから安心してね。」

ホシノ「…うん。ありがとうね、先生。」

シロコ「ん、ありがとう…セリカにも後で伝えておく」

ノノミ「…私としては、ちょっと複雑な気持ちですが…これで皆、安心して此処で過ごせます!」

アヤネ「本当に…感謝してもしきれません…!何とお礼をしたら…!」

累「…大丈夫だよ、皆。それに、感謝したいのはこっちだよ。」

その時、空が暗くなる。ホシノ達も困惑している。

…これは、確か"帳"!でも何故!?使えるのは現状呪力のある私だけだ。呪霊もそこまでの知能がない筈…!

"少し前のアビドス高等学校から少し離れた場所"

??「さて…便利屋の子達が来る前に少し戦力を削るとしよう。」

謎の男が何処からか、異形の怪物…"呪霊"を放つ。

??「全く…取り込むのに苦労したよ。海外の呪霊は弱いと思ったのに…海外は広いわ、君は強いわ…」

男が愚痴を言っていると呪霊の声が響く

呪霊「俺は貴様に感謝しているぞ。ホルスとまた闘えるのだからな…!!」

呪霊はそう言うと、砂嵐を発生させる。

??「じゃ、後はよろしくね。」

男はそう言って立ち去る。

"現在、アビドス高等学校"

《累視点》

帳が降りてから、砂嵐が巻き起こり、強大な呪力が放たれる。

ホシノ「何が起きてるの…?」

シロコ「!…皆、気をつけて!何か来てる…!」

??「ホルス…!ホルスは何処だああぁぁ!!

累「何が起きているんだ…!皆は此処で待機、私が戻って来なかったら逃げて…!」

鵺を召喚し、声の方向へ行く。

声に近づくにつれ、肌と眼で呪力を感じる。そして声の主の目の前に来た。

…その姿は正しく"異形"。2足で立ち人間に近いが頭がウマで、体には紋様があり、何らかの動物の尻尾がある。

呪霊「ホルスではないか…。だが、闘う前の慣らしとしよう」

累「…参ったな、コレ。完全に特級呪霊だ。(この砂嵐は…コイツの仕業か!コイツは誰かをホルスと言っている…?だが)…悪いが、生徒を傷つけようとする奴を死んでも通さない!脱兎!」

私は脱兎を召喚した瞬間に本体を影に入れ、銃を取り出す。

…その瞬間、辺り一面に嫌な空気が充満する。

呪霊「…この程度の式神が、俺の視界を塞ぐな。目障りだ。死ね」

次に見たのは胸から飛び散る私の鮮血と、脱兎の分身達が呪力を帯びた砂嵐で粉々になっていく光景だった。

呪霊「少々手加減したつもりが、貴様は弱いな。…次はホルスの番だ。待っていろ、その体をバラバラに引き裂いて「おい」!?」

声を掛けたのは、死んだ筈の累だった。その手には"カード"が握られている。

呪霊「(コイツ…!死の間際に覚醒したか…!)」

累?「…誰が弱いって?しょうがねえなぁ。"俺"のフルパワー見せてやるよ。耐えろよ?」

カードを使った瞬間、累は両拳を上下向きを合わせ…

累「布留部…由良由良…八握剣異戒神将『魔虚羅』」

累の背後に、方陣を持った巨大な白い怪物が現れる。

魔虚羅。歴代の十種影法術師の中で誰1人調伏できなかった最強の式神。だが、今の累は"大人のカード"の効果により調伏した状態で召喚された。

呪霊「クソッ…!何だよコイツ…!(あの手の剣は俺を一撃で殺せる…!)く、来るな…!」

呪霊が再度、砂嵐による攻撃をする。魔虚羅はそれを喰らうが…

"ガコンッ"と方陣を回転させ、体の損傷を回復させる。そして歩を進める。

呪霊「ひいぃ…!?く、来るな…!」

また攻撃するも、効いていない。

すると生き延びたいのか、命乞いを始める。

呪霊「もう貴方の生徒を襲いません…!なのでお願いします!術式を解いてください…!」

累「あ?…何言ってるか聞き取れねえけど耳障りだし、この砂嵐も目障りだからムカついて来た…だから死ね」

呪霊「そ、そんな…!ああ!やってやる!

 

 

領域展開『砂塵雷嵐(さじんらいらん)!』

その領域内はピラミッド型の構造物があり、常に砂嵐と雷があちこちで起こっている。魔虚羅と俺もその攻撃を受けてしまう。

呪霊「はははっ!これで貴様らもお終いだあぁ!"ガコンッ!"…は?」

あれ?なんか俺も攻撃受けなくなった。まあ、良いか。

累「今度は俺が来てやるから待ってろ」

俺は呪霊に接近し、拳に呪力を篭める。

累「『黒閃』!

次に膝に呪力を篭める。

累「『黒閃』!

よろめいてる呪霊に全呪力を篭めた拳で殴る。

累「『黒っ閃』!!!うおおぉぉぉ!!らあぁ!!

黒閃の勢いをそのまま拳に乗せて殴る。すると、呪霊の領域が砕ける。

呪霊「(負けて死ぬのか…?この俺が…ホルスと闘う事なく…?そんなのは認めん…!!!)」

『認められるかああぁぁ!!ホルスウウウゥゥゥ!!!何処だああぁぁ!!』

呪霊が霧散しながら叫ぶ。

累「最期までうるせえ奴だ。最早あきれ…ん?」

砂嵐の勢いが更に強まり、雷が落ち始める。

 

この時、呪霊ーー否『セト』の霧散した呪力が何かに向かっていく

 

空からあまりにも莫大な呪力が現れる。

 

"××の領域"

??「…これは…小生の勝ちです!!このゲームの攻略には先生が鍵でした!これにより特級仮想怨霊『神格セト』が顕現します!」

 

"アビドス砂漠"

そこに2人の大人が話していた。

??「クックック…。これはこれは、恐ろしい事になりましたね。」

??「地下生活者が動かなくても、あのセトを使えばセトの憤怒と融合して顕現してしまうとは…。呼び出した私もここまで予測できなかったね。」

??「どうします?"夏油"さん。このまま見続けますか?」

額に縫い目がある和服の男ーー『夏油傑』が黒スーツの異形の問いに答える。

夏油「いや、私は見続けるよ。あのセトは私1人でも倒せるか怪しいけど…先生が使っていたあの"カード"あれにはもう一つ効果があると思うんだ」

??「ほう。それが見れたら私達は退避としましょうか」

"アビドス砂漠"

《累視点》

翼を持った異形の巨人が降り立つ。

セト「…五条累、こうして俺を本物の神にしてくれた事、感謝しよう。」

累「…そうだな。俺の力がないと神になれない呪霊だった頃と大違いに変わったな。」

俺はポケットにまた手を掛けようとする。

セト「させると思ったか?」

すると高密度の嵐による斬撃が飛ぶ。

累「チッ!…だが取れた!」

"大人のカードを使う。"

すると、空から光が落ちて来て…

??「あれ?傑達は?あっれー!悠仁じゃん!どうしたの!?」

??「五条先生?偽物じゃない…本物?」

フードを深く被った男と白髪目隠しの見た事ある人が来た。

累「悟さん…?何でここに…」

五条「え…累…?確かお前、あの時、死んだ筈…」

セト「…貴様ら、神の前で堂々と無駄話か。耳障りだ。万死に値する」

 

 

 

 

 




今回はここまでです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。