気がついたら禪院直哉だったので好き勝手させてもらいます   作:黙々睦模目

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01 気が付いたら…

 

 僕は普通の高校生だった

 

 家庭環境は恵まれていた方だったし

 

 アルバイト先にも恵まれていた

 

 リアルでは友達はまぁ…少なかったけど

 

 でも仲がいい人達ばかりだった

 

 ネットゲームで知り合った人達とも仲良くしていた

 

 だからこそ僕は生活に何の不満もなかった

 

 そんな日々を過ごしていたある日

 

 いつもの様にアルバイト先から帰って、夜ご飯を食べ、お風呂に入って、いつもの様に家族と談笑して、自分の部屋でソシャゲのデイリーをやって眠りに就いた

 

 (明日もバイトあるし…頑張ろ…)

 

 でも目が覚めたらそんな考えは一蹴された

 

 目が覚めた僕の視界ははっきりしていなかった

 

 それでも気づいた

 

 (ここ…どこだ…?)

 

 訳もわからず回りを見渡す

 

 僕が目覚めた場所は僕のいつも寝ている部屋ではなく、どこかもわからない路地裏に僕はボロボロの段ボールの中に寝転んでいた

 

 そして自分の視界が低い事に気づいた

 

 (なんで…こんなに手が小さいんだ?)

 

 そして僕の着ていた服もボロボロで汚れていた

 

 そして近くに捨てられていたヒビの入ってる鏡を覗く、するとそこには僕の見慣れていた顔ではなく…つり目で切れ長ほ顔立ちに若い金髪だった

 

 (なんだこれ…これじゃまるで…『呪術廻戦』の『禪院直哉』じゃないか…)

 

 『禪院直哉』こいつは僕の観ていたアニメのキャラ…そしてどうしようもないクズだ…なんで…

 

 「これでどないしろっていうねん…あ?」

 

 そして気づいた自分の口調も変わってることに

 

 「なんでや…どうなっとんねん!」

 

 (「なんでどうしてこうなった!」と言おうとしてもまるでフィルターに掛けられた様な感覚だ)

 

 これじゃあ自分の思った様に話せない

 

 (ほぼ無言縛りか?)

 

 「どんな罰ゲームやねん…」

 

 凹んでいても仕方ないので今状況を整理する。

 

 僕視点、目が覚めたら5歳の禪院直哉の様な体になっていること。そして僕は頼れる様な親がいない事。こんなに服がボロボロで体も汚れているから当然だと思う。そして一番の問題は金がない…これじゃあ生活はできない。服もボロボロだから買い替えたいができないだろう…

 

 となると選択は限られている

 

 このまま絶望して空腹で死ぬを待つか…

 

 盗みでも働いてでも生きるか…

 

 僕は余り頭も良くないからこれくらいしか思いつかなかった。でも僕は生きたかった

 

 だから僕は盗みを働く事にする

 

 僕はじめじめした路地裏から出て街道に足を繰り出した

 

 僕が路地裏から出てみたのは横浜の中華街で見たような建設物ばかりだった僕はその光景に目を奪われた

 

 (なんで僕は日本にいたのに…なんで中国の様な所に?僕は誘拐?もしくは人身売買で売られた?…でも体が幼い事への説明はできないし…)

 

 そんな考えに耽っているといい匂いが横をかすめる

 

 (肉まんか…)

 

 近くには肉まんを売っている屋台があった

 

 目が覚めてから一切なにも食べていなかったから肉まんの匂いに僕の食欲は我慢できなかった

 

 気づいたら僕の体は動いていた

 

 客が金を払って受け取る瞬間僕はそれを奪っていた…

 

 自分でも驚く速度で奪ってしまった

 

 そして僕はもう後戻りできないと思った

 

 僕は自分の出せる全速力で走って逃げたそして僕は路地裏に隠れ、身を潜め追って来た客を見失わせる事に成功した…

 

 空腹に負けたとはいえ…こんなに体が動くと思ってもみなかった。そして僕はその罪悪感に襲われる

 

 だが空腹には勝てないそして僕はその客から奪った袋を覗くそこには肉まんが3個入っていた

 

 (3個ならお腹も満たせるかな…)

 

 そんな事を考えながら肉まんを1つ食べていると

 

 ぐぅぅ〜っの言うお腹の鳴る音が聞こえた

 

 そして音が聞こえた場所を見ると2人の白髪の女の子がチラチラとこちらを見ていた

 

 僕と同じ様に服もボロボロだ

 

 多分あの子達もお腹が空いてるんだと思う

 

 僕はあの子達の方に向かう

 

 「…なんや?そんなジロジロみてなんかあるんやったらこっち来たらどうなんや?」

 

 (口調はどうにもならないな…)

 

 すると慌てて逃げようと2人組の内一人が動こうとするがもう一人は僕の持つ肉まんに夢中な様でよだれが垂れていた。正直汚い…

 

 「ひでぇ面やな〜…そんなに食いてぇならやるわ。ほれ俺は一個で十分や」

 

 そして僕は持っていた肉まんの入った袋を2人組に向かって投げる

 

 するとよだれを垂らしていた子がキャッチした

 

 「おお〜!あっつあつ!あちち!」

 

 「こら!まずお礼言わないと!あの…!ありがとう」

 

 「あぅ…ありがとう!」

 

 慌てていた方が姉かな

 

 妹の方はちょっと怒られていたげど…

 

 仲がいいな…羨ましい

 

 「そんなん気にせんでええわ」

 

 「でも…これ貴方のじゃないの?」

 

 「気にせんでええってそれ盗んだもんやから」

 

 「えぇ!?」

 

 「ん?」

 

 妹の方は図太そうだな

 

 

 「逆に聞くが俺達みたいなボロボロな服着てる奴が買えるなけないやろ考えればわかるやろ」

 

 「うん…そうなんだけど」

 

 「弱い奴は死ぬだけや。お前も生きたいなら覚悟決めい。そんなんじゃ自分どころか家族も守れへんぞドアホ」

 

 「でも…」

 

 「姉様…」

 

 妹の方は姉の裾を引っ張っていた

 

 「甘ちゃんが…」

 

 僕も言えたことではないが

 

 1人は寂しいからな〜…

 

 「しゃ〜ないな〜…お前ら俺について来いそして従え」

 

 「え…?」

 

 「ん?…???」

 

 僕はやっぱ…見捨てたくないな

 

 「お前らが引きつけてわいが盗む。お前らは手を汚さず俺は飯にありつける。俺はお前ら知らんけど盗ったもんは分けたる。これでええやろ」

 

 「え…でもそれでいいの?」

 

 「うるさいな〜あんな文句あるんやったらついてこなけりゃええねんそれくらい自分達で考えんかい…」

 

 そして僕はその場を離れる

 

 すると僕のボロボロな服の裾が引っ張られる

 

 「あぁ…?」

 

 振り返るとさっきまで肉まんに食いついていた妹の方が僕の裾を掴んでいた

 

 「……」

 

 掴んでいるのになにも喋らない

 

 「肉まんはもうあれで最後や」

 

 「がぁ〜ん…」

 

 もう肉まんはないと言うと凹んでしまった

 

 こいつ大丈夫か…?

 

 すると姉の方も駆け寄ってくる

 

 「ついて行く!だから一緒に連れてって!儀玄(いーしぇん)貴方も!でも私達は貴方にばっか押し付ける気ないから!」

 

 「手伝うから肉まんまたちょうだい」

 

 そして頭を下げてきた

 

 正直驚いた

 

 僕を利用するだけ利用してくれても良かったのに

 

 妹の方…儀玄というらしいが図太いな…食い意地まみれだけど…大丈夫かな

 

 「まぁええわ、好きにせぇ…」

 

 そして後ろに2人を連れて移動する

 





覚え書きなのでなんか違和感ある所あったら教えてください直します
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