気がついたら禪院直哉だったので好き勝手させてもらいます 作:黙々睦模目
「親分!お待ちしておりした!」
「おう、お疲れ」
彼は僕が来るまで車の外で待っていたようだ
「お開けします!」
「おう」
そして僕は車の助手席に座った
そして運転席に駆け込む、
部下を見る
「お前は今日からドライバーと呼ぶわ」
「え?でも…俺には名前が…」
「馬鹿か?俺と一緒にいて、本名使う阿呆がどこにおんねん?偽名に決まってるやろ」
嘘だ、だって名前覚えてないし、
なんて呼べばいいか考えてなかった
「な、なんだ…そういう事ですか親分!いつも名前で呼ばれないのはなんでだろう…と思ってましたが、そういう事だったんですね!」
「…お前らは俺の事を信じとけばええねん」
「はい!」
「ならさっさと車出せ」
そして車のエンジンの音が鳴った
連絡がつかない2人はなんて呼ぶか
「俺の家にいる2人はガタイがいいやつは、タンクで〜…最後の1人は、あ〜…メッセンジャーで、お前から後で伝えとけ」
「わかりました親分!」
本当になにも疑わないな…
「後、俺の家は侵入者がおるからお前は俺が侵入者引きつけてる間に、タンクとメッセンジャーを回収して郊外で雲隠れしとけ、この車のマップに入っとるから」
「わ、わかりました。でも本当に侵入者が?」
「考えろ、あの2人が連絡出ねえんや、何かあったに決まっとる。あいつら2人は俺呼び込む人質にでもされたんやろ」
「でも、親分は大丈夫なんですかい?」
「さっき言ったよな?お前らは黙って従え」
「はい…、到着しました親分」
そして僕は車から出る
苦しい思いするのは僕だけでいい
「あんがとさん、お前はしばらく待っとけ…俺が侵入者引きつけたる」
「どうかご無事で、親分」
「そんなん無事に決まっとるやろ」
そして僕は自分の家に向かって歩く、
僕は扉に向かって片足を蹴り上げ、
扉を吹き飛ばした
電気はついていない
そもそも壊されているようだ
目の前には拘束された2人の頭が下に沈んでいた
「おい、警備役、おまえらなに寝てんねん」
だが、2人は反応しない
そのまま僕は進む
2人が拘束されいる横は通路となっていて
死角となっていて、奥がよく見えない
僕はゆっくり前に進む…
「はぁ…面倒くせぇわ〜…」
僕は一度、キッチンに向かう
「そこに隠れとるんやろ〜?相手してやるから少し待てや、…ボコしてやるから」
僕は冷蔵庫に手を伸ばし、
中から注射器を取り出し、首元に突き刺した
「…いてぇ〜、ほんまこれには慣れんわ」
すると死角の方から物音がする
「まあ待て、ゆっくり行こうや」
そして僕は冷蔵庫に向き直り、
缶のエナジードリンクを取り出し
それを一気に飲み干した
「ほな…俺の準備できたわ、相手してやるよ…『青溟剣』来い、あ?おい!『青溟剣』!」
僕が呼んでも青溟剣が来ない
ありえない、あれは僕以外知らない場所に、
「無駄だ、兄者」
すると死角に隠れていた人物が姿を現す
白髪の女…、雲嶽山の服、
青溟剣を取り戻しに来たんだな…
忌々しい、まだあの剣を使うのか
「おい女、さっさとそれを俺に返して帰った方が身のためやで?、女は男の3歩後ろに立てばええねん」
「フ…」
女は僕を鼻で笑う
「あぁ…?舐めるんちゃうぞボケカス」
「短気だな、兄者」
ムカつく…なんでこんなにもムカつくんだろう
「そもそも、俺を兄者と呼ぶな女」
「兄者…それはわざとか…?それとも本当に分からないのか…?」
何を言っているんだ?
「そもそもお前は何を言っている、俺はお前を知らんわ女、…蛮族が」
すると女性小さく悲しそうに言う
「そうか…」
なにが言いたいんだよ…
「…記憶が欠落だけならまだ助かる、兄者一緒に帰ろう、昔みたいに」
「お前如きが俺を語ろうとするな」
「いや、兄者が覚えていないだ、『私達』は知っている」
なんだこいつ…
ムカつく…ムカつく…
「女が!何言うとんねん!青溟剣が奪われた程度でお前如き、ぶっ殺せるんだよ!その後に青溟剣を回収すればいいだけや!」
僕は女に向かって懐に隠していた、
小銃を1発飛ばす
だが簡単に躱されてしまう
「…この程度で殺せんか、」
「舐められては困る…」
イライラするぅ…
でもここからこいつを連れ出さないと…
「…場所移そか、俺の家を荒らされたら困るわ」
「そうか…まあいいだろう、あの2人を巻き込まない為だろう?」
「んなわけないやろ、あんなの守る価値もないわ」
「そうか…ならッ!」
すると伸びている2人に目掛けて、
拳を振るおうとする
「ほらな、やっぱり大事ではないか」
「この…、あまぁ…!」
振り下ろされた拳を僕の手のひらで抑えつける
こいつ絶対に許さない
「女ぁ…お前は殺す」
「本当に殺せるのか?兄者」
何様なんだよ…こいつ
「黙れ!この…ドブカスが!」
僕は全力で女に拳を振るい、
建物を貫通させ、外に女を吹き飛ばす
「流石だ…兄者、昔となにも変わっていないのが、不思議なくらいだ」
だが女性に傷一つない
「黙れ!女ぁ!」
「私は女と言う名前ではない!『儀玄』だ兄者!」
「そんなん知るかよ!女ぁ!」
「儀玄と言っているだろう兄者!」
おかしい…!
なんで投射呪法を使っているのに、
僕の攻撃が当たらない
攻撃が受け流される
僕はそれを当然とばかりに読み通りのは…
なんでわかっているんだ…?
こいつは、僕についてこれるんだ…?
ありえない…
そんなはずないのに…!
僕についてこれる奴はいない!
僕は一度距離を取る
すると女…儀玄は僕を挑発してくる
「どうした?兄者、昔と余り変わっていないな」
「…確かに俺は昔と変わらん、変える必要性がなかったからな、お前ら雑魚と違ってな、」
「兄者から見たらそうだろうな、だが私達はそれを追い抜かせて貰う」
ムカつく…ムカつく…!
「俺を簡単に超えられると思うな!女がぁ!」
「…待て、兄者…まさかお前、」
「…うるさいねん、」
まただ…頭が痛い…
「兄者!」
「女が近づくんじゃねぇ!」
頭が痛い…、なんでこんな時に…!
『殺せ!そいつを殺せ!』
「…、うるさいねん…!黙れ、や!」
『目の前の奴を殺すんだ、禪院直哉』
「…俺の名前を…、呼ぶな、や…!」
『目の前の女を殺してしまえ、そうすれば楽になるぞ』
「誰かも分からん奴の言うことを…聞くわけ無いやろ」
うるさい…うるさい…
これは幻術かなにかなのか?
あの女が使ったのか?
なら、早く無力化させないと
僕が負けてしまう…
頭痛も幻聴も後回し…
「幻術程度で俺を止められると思うなぁぁぁ!」
僕はすぐ殴り掛からず、
女の周囲を移動し、
音ゲーのリズムを刻む様に速度をあげる
「…兄者、私は幻術を使った覚えはないが、一体なにがあったのだ」
敵の言うことに耳を傾けてはダメだ!
あいつを倒してから、また考えればいい!
あの女を無力化し、青溟剣を回収する方が大事だ!
僕は女、儀玄の前に既のところで止まる
儀玄は僕がまっすぐ向かって来ると思ったのか
拳をアッパーを決める様に空を切った
「終わりや」
「なッ!」
そして僕は全力でガラ空きになった
脇腹に向かって拳を振り下ろした
壁に強く叩きつけられ、口から血を吐き出した
「これで…、…、終わりや、」
まさか、こんなに力を、
使わせられると思わなかった…
辺りを見渡せば、周囲の建物は壊れている
塀に大きな穴に、道路にはひび割れ
僕の家は一階部分が吹き飛んでいる
ここまで来た車はもうない
ドライバーが2人の回収は成功したようだ
一気に疲れた…
すると誰かが駆け出す音が聞こえてくる
その音と一緒にあの女の名前を叫ぶ声が響く
「儀玄!」
「師範!」
後ろに目をやるとあの女と同じ白髪の女性と
雲嶽山の服来た集団が来ていた
…そのうちの1人が、『青溟剣』を背負ってにこちらに向かってきていた
「…チッ!今回は引いてやる、運が良かったな」
あの人数だと今の僕が相手するのは厳しい
僕は懐から閃光弾をだし、
ピンを抜いて集団の方へ投げる
「直哉!待って!」
その声が聞こえた瞬間
閃光弾は光り、僕はその場から撤収した