気がついたら禪院直哉だったので好き勝手させてもらいます 作:黙々睦模目
僕がじいさんにボコされて3年が経った
僕達3人は雲嶽山と言う所で修行する事になった
最初はなんで姉妹の2人が逃げなかったのはちょっとだけ腹を立てたが衣食住が確保されたからそれはいいか
…いいや、よくない!
あいつらが隠れてたら僕がボコされずに済んだと思う…!
これは貸し1としておこう…
雲嶽山での生活は少し辛いくらいで苦ではなかった
寝床もあるし綺麗な服、1日3食栄養バランスはしっかりしてる。路地裏生活よりはよっぽどましだ
正直路地裏生活は苦しかったからか好き嫌いは少なくなったのは良かったと思っている
修行と言ってもまだこの体は5歳くらいなので苦でもないむしろ走り回って今日のご飯を探す生活だったから体力もあるから全然辛くない
…強いて言うならやはりこの口調が問題ではある
妹の方は野菜ばかりで泣いている。いつも泣いてるな…
肉まん食べてる時みたいに嬉しそうに食べなよ…
それに偶にこの雲嶽山の兄弟子達は肉まんを買って分けてくれる…
だがほぼ争奪戦だから僕はいつも姉妹の為に肉まん2つを勝ち取って渡していた
「ほれ…いつもの肉まんや2人で一個ずつ食べぇ…俺はいらんあんまり好きじゃないからな」
すると姉の方が口を開く
「……でもここに来るまで食べてたよね?」
確かに食べてたし好きではあるだけど
「俺は別に食べたりするのは好きじゃあらへんし…それくらいなら嬉しそうに食べるやつで俺に親しいやつに分けてやるのが道理やろ」
「…でも」
「お前しつこいねん!毎回いつもいつも!少しはお前の妹の…チビを見習えド阿呆!」
すると黙って肉まんをもぐもぐ食べていた妹の方…
儀玄が口を開ける
「…チビじゃないもん」
わかりやすく下を向いて凹んでいる
「実際チビなんやから当然や!俺にチビって言われたくないんやったら…そうやな…好き嫌いせず食えば俺より大きくなるかもしれんで?そん時お前は俺を馬鹿にすればええ(実際身長で越される事はないだろう)」
「…確かに!」
すると儀玄はその場から飛び上がった
「ちょろいな〜…お前」
「ん…?なんて?」
「もうええわ…んじゃな」
そして僕は2人に背を向けて修行に戻る
僕は修行していた気づいた事がある…
それは『投射呪法』を使える事だ
『投射呪法』とは1秒を24分割する事ができ、それを頭の中で想像してそのとおりに動ければそのとおりに動けるのだ…
但し欠点もある想像した通りに動けなければその分の負荷と1秒間その場で停止してしまうのだ。
これは致命的な弱点だ
戦闘中少しでも想像通りに動けなければ敵の目の前で止まってしまうのは死を意味する
そして僕は『思い出したのだ』
この世界で何故修行するのか?
人間同士の戦いでもあるのかと思っていたが違った
…確かに人間同士の対立がないわけではない。
だけど真の敵と言えるのは『エーテリアス』と言われる化け物だ
そしてそんな化け物がいるのは僕が知っている限りあのゲームだけだ…
『ゼンレスゾーンゼロ』終末世界が舞台のゲームで登場キャラのほとんどが悲しい過去を背負っている
この世界はそのエーテリアスと言われる化け物が集まった場所が複数あり、それは『ホロウ』と言われている。
だがホロウは放置していると拡大するのだ。
エーテリアスを狩り尽くさなればホロウは消えない…
むしろ拡大してしまうので『雲嶽山』…僕達の出番と言う事なのだ
雲嶽山の弟子達はホロウに入ってエーテリアスと戦わなければならないのだ。
当然兄弟子達は全員ホロウに入っては戦い続けている
…だけど無事に帰ってくることは少なかった
…僕達もいずれそのホロウの中に入らなければいけない
姉の方はしっかりしているが妹の方は正直不安しかない…不安にならない要素がない
だから僕が強くなってみんなを守らないといけない。
全員を助ける事はできない…
なら僕の知っている人はなるべく助ける…
これは偽善だ…でも僕はやる…
『全て思い出した』僕の年齢が8で今の年数で考えると後8年後には『エリー都が陥落』する…
つまりゲームで言う『旧都陥落』が後少しでやってくるのだ
それまでに『投射呪法』を習得しなければ『死ぬ』
…いや正確に言うなら生き残れないの方が正しいかな?
むしろ旧都陥落前に死ぬ可能性の方が高いだろう…
強くならないとみんなを守れない…
はぁ…家族が恋しい…
でも弱気は吐くわけには行かない…
このままもう家族には会えない可能性の方が高いのにそんな弱気な事言ったら更に寂しくなってしまう…
それに妹分達も守らないと…
でも…
「…母さんのご飯の味が恋しいわ」
明日から忙しくなるのでなるべく早く上げていくので誤字脱字や矛盾している所もあると思います。できる限り投稿して誤字あったら直しますのでよろしくお願いします