気がついたら禪院直哉だったので好き勝手させてもらいます   作:黙々睦模目

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05 手合わせ

 

 僕がこの世界に来て5年が経った

 

 僕は雲嶽山でも上位の方には行くほどの実力を手に入れる事ができた。

 

 でも僕が強くなったとしても食べる物は変わらなかった…

 

 正直…少しは変わるかな〜っと

 

 少し期待したのは馬鹿だったな〜…と

 

 思っている僕も食欲にまみれだった…

 

 そう思いながら僕は食事をぱぱっと済ませ

 

 僕がいるのは雲嶽山の総本山の訓練場だ

 

 ここには僕と同じ孤児だった者がほとんどで

 

 その中でも5年目で雲嶽山の中でも

 

 上位の実力があると当然恨みもかう

 

 僕が負かした古参の者が特に凄い

 

 目力だけでも抑えられないほどの目で見られている

 

 口調も原因の1つだと僕は思っている

 

 だから僕は『悩んでいる』

 

 今ここで雲嶽山から去るのか

 

 雲嶽山に残って『青冥剣』を手に入れるかを…

 

 青冥剣は僕をボコしたじいさん

 

 雲嶽山の宗主が代々継承している剣だ

 

 だけど宗主になるには師弟達の信頼も必要だ

 

 だから僕は実力で奪い取るしかないと思っている

 

 こういう時は禪院直哉の事を恨んでいる

 

 あのドブカス…!

 

 「はぁ〜…」

 

 そして僕は誰もいない訓練場で呟いた

 

 僕はもうほとんどの師弟達から嫌われている

 

 だから僕がいる場所は避けられている

 

 もう僕からあの姉妹に会いに行く事もない

 

 来たとして冷たく突き飛ばす

 

 あの子達まで僕と同じ思いはしなくてもいい

 

 だから突き放す

 

 だから僕は1人で修行を続けている

 

 嫌われるのは好きじゃないけど

 

 嫌われるだけで助けられる人が…

 

 少しでも増えるならその方がいい

 

 それに偶に師匠が僕の修行の相手をしてくれる

 

 ほぼボコされて終わりだけど…

 

 師匠…宗主は僕を評価してるみたいだから

 

 宗主の期待には応えられる様に頑張ろうと思ってる

 

 そろそろホロウに入れるはず…

 

 16歳になってから…

 

 はい! 実戦!じゃ流石に生き残れない

 

 近いうちに師匠が連れて行ってくれるの

 

 待ちながら実力をもっとあげる…

 

 

 

 儀玄視点

 

 私が雲嶽山に来てから5年が経った

 

 私と姉様は彼…兄者ほど実力はないけど

 

 着実についてきた

 

 他の雲嶽山の師弟達とも仲良くなる事ができた

 

 だけど彼ら彼女らはいつも兄者を恐れていた

 

 …嫌悪していた

 

 「実力があっても僕達を馬鹿にしている」

 

 「仲良くしようとしても突き放される」

 

 「完全に私達を下に見ている」

 

 などよく修行の休憩している時に聞く言葉だ

 

 私は兄者がいい人だとわかっている

 

 …なのに兄者に話し掛けにいってもある日から…

 

 私と姉様を避ける様になった

 

 話し掛けても

 

 「話し掛けんな。あっちいけ」

 

 「誰やお前?知らんわ」

 

 「またあんたか?どっか行け。」

 

 まるで別人になった様だった

 

 私は悲しかった

 

 でも姉様はなにも言わなかった

 

 なにかを知ってる様に…

 

 

 

 

 それから3年後…

 

 直哉視点

 

 

 僕が直哉になって8年…

 

 身体的には13歳になった

 

 僕は相変わらず1人で訓練場で修行していたのだが

 

 宗主がやってきたので

 

 手合わせする事にした…

 

 僕達以外誰もいない訓練場

 

 そこで僕と宗主は手合わせする

 

 「ジジイ…合図は?」

 

 「必要ないじゃ…ろ?」

 

 僕はその言葉を待たず首元に手を突き出す

 

 「あっそ!」

 

 だが宗主は軽々と躱す

 

 「お主はいつも変わらないな何故剣を使わん」

 

 そして宗主は剣を使って僕に攻撃してくる

 

 「俺には…!剣とか道具は合わんのや!」

 

 僕は宗主の剣が当たるギリギリで躱す

 

 そして宗主の剣を持つ手に突きを入れる

 

 「な…!」

 

 すると宗主の手から剣が離れる

 

 僕は宗主が剣を持っていた腕に

 

 足を絡め、宗主のバランスを崩す

 

 そしてそのまま宗主の体重を利用して

 

 宗主を地面に叩きつける

 

 そのまま首元に突きの当たる寸前で止めた

 

 「はぁ、はぁ、これで俺の勝ちや、…!」

 

 宗主は自分が負けた事に驚愕している様だった

 

 「…まさか、もうわしが負けるとは」

 

 「…なんや?やっと理解できたか、老害…」

 

 正直…これは賭けだった

 

 宗主は僕の事をまだ青二才だと思っていたのだろう

 

 宗主の無意識の油断が僕を勝ちに導いたのだ

 

 だけど流石に疲れた…

 

 そして僕はそのまま地面に倒れ込んだ

 

 「お主はもう限界だったか…!はっはははッ!」

 

 「うるさいねん…くそ…ジジイ」

 

 「後5年…いや3年でわしは一本取られると思ってたんだがな〜…お前には驚かされるばかりだ」

 

 「…それじゃ…遅いね、ん…」

 

 すると地面を転がっていた宗主が立つ

 

 「何故そこまで力を欲する?」

 

 正直悩んだ

 

 本当の事を言うのか嘘をつくか…

 

 そして僕は選んだ

 

 「俺はな…また、…家族に会いたい…」

 

 すると宗主は目を見開いた

 

 「お主家族がおるのか?」

 

 だけど僕はそのまま寝転びながら言う

 

 「わからへんわ!…だけどな〜俺は惨めに死ぬ気なんてあらんのや…!死んだとしても誇れる俺がええんや…!」

 

 「…そうか」

 

 「俺は生き残る…!俺は惨めに死なんわ!俺はジジイ!あんたを超えてその先に行くで…!あっち側に立つんわ俺、や…!」

 

 すると宗主がニヤリと笑う

 

 「…ならお主にもそろそろホロウを体験させよう」

 

 「!?…やっとかいな…3年は待ったで…!」

 

 「お主自殺希望者か!」

 

 「んな訳ないやろ!クソジジイ!」

 

 そして僕はやっと息が整ったので立ち上がる

 

 「明日!明日ホロウに行かせろ!俺は強くなるんや!だから少しでも早くエーテリアスと戦いたい!」

 

 「…ふむ、お主の期待は裏切るがホロウに行くのは3日後だ…近くの共生ホロウが活発化したと聞く」

 

 「…なら明日ダメなんか?」

 

 「お主1人で行かせられるか」

 

 「…そうかい。俺は1人がええ…来るとしてもあんた…クソジジイ以外足手まといや」

 

 「そういうな…そろそろ他の師弟達とも親しくしないと…ホロウじゃ生き残れんぞ」

 

 僕ははっきり言う

 

 「俺はな1人であっち側に立つんや!俺は守られる側じゃなくて守る側や!」

 

 「では何故嫌われる必要があるんじゃ?」

 

 「好かれた所で誰かを守る事はできんねん…」

 

「好かれたら1人でも助けられんかったら批判される…やろ?なんで助けられなかったんだ!って」

 

 「そんなん最初から嫌われてた方が絶対楽やない?好き勝手してもこいつはあ〜やから…って納得するやん?」

 

 「お主…変わっておるな…」

 

 「人助けは全部いい事ばかりやないやで…」

 

 僕そう言って宗主を置いて、その場から離れた

 

 そして僕は自分に用意された部屋に向かう

 

 「…結局大人の良いように事実は変えられんやからな…あんたみたいにな…」

 

 そして直哉が去った訓練場には

 

 宗主だけが立っていた

 

 「…直哉。お主の過去に一体なにが…」

 

 

 

 

 




正直ぱぱっとゼンゼロのストーリーの方に行きたいので

 飛ばし飛ばしで行きたかったのですがゆっくりの方がよかったらそうします

ゆっくり進行した方がいいかぱぱっと進めてほしいか

  • ゆっくりがいい
  • ぱぱっと進めてほしい
  • もう全部飛ばしてゼンゼロストーリーまで
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