今日も今日とて、原作読んでアニメ見て今後の展開どうするかな?と考えてます、ハイ。
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「寧の連絡によれば、二人は明日にでも完治するそうだ」
京香、優希、清治の三人は残りの醜鬼を全て殲滅した後、寧からの連絡で駆けつけた治療班により日万凛と朱々を預け、一先ず寮舎へと戻ることに。寮へと戻った三人は七番組寮舎内の一個室で今回の襲撃による緊急会議をすることにした。
「良かった……。優秀な治療班がいるんですね」
「魔防隊の治療班は精鋭揃いだからな。優秀な隊員をそう簡単に戦線から長期離脱にする訳にもいかない。……正直な所、俺がもう少し早く到着していれば、日万凛と朱々も怪我する事は無かった筈なんだが…すまねぇ…」
京香からの報告に優希はホッと安堵する。その一方、清治は自身の到着が遅れて今の事態になってしまったと暗い顔で自責する。
「そんな!?兄貴のせいじゃないですよ!」
「ああ、寧ろ清治が救援に来てくれてたからこそ今の事態で済んでいる。感謝しているぞ」
そんなことはないと清治を励ます二人。二人からの感謝の言葉に清治はフッ…と息を吐きながら徐々にいつもの調子を取り戻し始める。
「お前ら……。…そうだな。いつまでもこんな事をしてる訳にもいかねぇしな。早速会議を始め――
――たいんだが……京香?優希後輩?
「しょうがないだろう?まさか私も優希がこんな褒美を潜在的に望んでいるとは…」
早速会議に取り掛かろうとする三人――なのだが、清治がコイツ等マジでそれでやるのか…?とばかりの顔で京香と優希を見る。―それもその筈。何故なら―
――優希の股を足で踏み続ける京香による二人の
冷めた目で自分の奴隷を見下ろす京香。そんな彼女の足で股を踏まれ顔を赤らめ度々感じながら悶えている優希。
――こんなプレイの中で会議?マジでやんの?と誰だってそう思うに違いない。少なくとも清治はそう思っている。
「優希後輩がそんな女王様プレイをご所望とは…、これからの兄貴分としての心中は複雑だぜ……」
「私もだ。今回は普通に呆れたぞ、変態が…」
「俺も…、自分の秘めた可能性に怯えています…」
「――とか言ってその本音は?」
「…案外悪くないと思う自分に腹が立ちます…!」
「素直でよろしい」
「この…!ド変態が…!」
余計な清治の一言を優希が反応してしまい、さらに冷えた声色と共により股を踏む力が強くなり、顔が真っ赤になり息が荒く、より激しく悶えだす優希。その様子はまるでピチピチと漁師に釣られ、逃さないと捕まれた魚である。
「今回の出撃ではお前に言いたい事や問いたい事が多い。会議を始めるとしよう」
「俺も報告したい事がありますけど、この体勢でですか!?」
「いくらなんでももうちょいマシな体勢でやらねぇか?見てる俺もなんか気分悪くなってきた…」
「時間を活用しないと勿体ない。この褒美はまだまだ続くようなのでな」
「無視かよ」
そんな優希の下からの目線は、京香の
今もガン見の最中だが、しないことには始まらないのでこのまま会議を始めることにした。
「分かりました!!!」
「分かったよ…(こんな時でもブレねぇな、優希後輩…)」
「一本角は残念でしたね…」
目の前に探し続けた仇敵が出現し、討ち取れるチャンス。それをみすみす逃したとなれば、かなり気落ちするだろう。しかし、その当の本人である京香は然程気にしていない様子。
「朱々や日万凛の命が優先だ。お前には感謝している。清治にも迷惑をかけたな」
「今度は暴走すんなよ?
「分かっている。次は大丈夫だ」
「…ならいいけどな」
「それはそうと…、凄い…、感謝の方向性ですね…」
「お前が潜在的に望んでいるんだろうが!」
ドドドドド!!!
「ちょちょちょちょちょ!?」
「京香〜?そこまで踏まれたら優希後輩のムスコが不能になっちまうから止めておけよ〜?」
「知らん!勝手に潰れていろ!」
「そんな訳いかないっての……」
京香が離れたタイミングで、優希は寝たまま天井を眺めながらポツリと呟いた。
「その…、一本角に乗って女性なんですけど、魔都災害で行方不明になった俺の姉に似ているなって…」
「一瞬、お前の動きが鈍った理由はそこか。確かな証拠はないんだろう?」
「はい、感覚ですけど…」
あの女性は既に優希を仕留められる距離にまで近づき、攻撃を当てようとして――何かを感じ取って動揺し攻撃の手を止めた。
それはまた優希も同じだった。お互いの目線から離れられなかった、というのが正しいだろうか。
「でも、あっちも俺を見て動揺していたような…」
「――女の勘ならぬ
――姉の勘。本来なら馬鹿らしいと吐き捨てるところだが、優希からすれば、自分の姉なら言いかねないと内心でそう思った。清治は自身の顎を指先で撫でながら思案する顔を浮かべる。
「もし仮に優希後輩の姉なら、しばらく動きが慎重になるな」
「何故ですか?」
「あっちからしたら、俺達魔防隊は優希後輩という人質の命運を握っているといっても過言ではないからだ。変に刺激したら何をされるかわからない。だから下手げに動く事は得策じゃないんだよ」
「なるほど…」
「とはいえ…、今回はあくまで運がよかっただけだ。次会う時は本気で優希後輩を取り返そうとしてくるだろう。気が抜けないぜ」
「そうとも限らんぞ?弟を捜していると言っていたからな。その単語から姉を連想してしまったんだろう」
「?」
褒美の続きが始まったのか、素足となった京香が寝転ぶ優希をジッと見つめ次第に意地悪そうにニヤッと笑った。
「弟の特徴として、世界一のイケメンと言っていたぞ」
ふみふみふみふみふみふみ――
そう言いながら今度は顔面を踏み始めた。
「うっ…、確かに…、そこは…、違いますけど…」
「それにあの技と強さは、人間じゃない」
「俺みたいに能力で変身している可能性は?」
京香の足が少しずつ、優希の下半身へと這い始める。
「一人一個が限度だというのに、奴は魔都の桃を何個も食べていた。――初めて現れた人型の醜鬼だろう」
「そうだな…。なーんか…、俺に似た気配…。正確にいえば、
「それで間違いだろう」
「…とにかく、もう一度会ってみれば確実に分かると思います」
気合を入れ直すとばかりに、京香の顔に真剣さが増した。
「奴等とは必ずまた会うさ。こっちから見つけ出すぐらいの気合で行く」
「はい!」
にぎにぎ
――また股を踏んでいるので場面が台無しだが。
「やはり嬉しそうだな。踏まれているのに…」
「……、眺めが素敵ですし…」
「ッ!」
――京香の
「変態め……」
恥ずかしげに赤面する京香の近くで、清治は大爆笑しながら腹を抱えていた。
その後、褒美をし終えた京香は窓越しに魔都の風景を見ながら自身の思っている事を告げた。
「今まで単調だった醜鬼が進化をはじめ、人型まで現れた」
「この報告で揺れるぞ。――日本そのものがな」
優希が家事へと戻り、姉の事で集中出来なくなっている所を寧に慰められている時と同時間。
清治と京香は組長室でお互いの意見を交わしてした。
「アレが優希の姉だとして…、まともに優希が戦えると思うか?」
椅子に腰掛ける京香は腕を組みながら清治へと問う。その清治の反応はなんとも微妙そうな顔を浮かべていた。
「どうしても身内となれば、それは難しいだろうな。優希後輩は優しいからな…。尚のこと慕っている姉貴に手を上げることは出来ないだろうな」
「やはりか…。その時は私が戦うしかないな」
「次は数を連れてくるかもな。どちらにせよ厄介な敵?には変わりないさ」
「違いない」
二人はお互いに苦笑した。
――魔都の端。
離脱した女性は一本角に乗りながら、近くの岩に自身の弟と思われる怪物の顔を髪で削りながら描いていた。
「アレは絶対優希だったわ。どうしてあんな姿になったのかしら…」
自身の弟が何故あんな姿になったのか…?それは主人の能力によるものだが、そんな事を彼女が知る筈もない。
「下手に手を出すと優希がどうなるか分からない。詳しく調べる必要があるわね…。――あの男の隊員もね」
色々と調べる事が山積みだ。また苦労事が舞い降りてきた。
「でも……」
―くすっ…。
――だが、そんな彼女の顔はそんな事など気にしてなさそうだ。寧ろ、そんなものはついでみたいなもの。
だって、また最愛の弟に会えたのだから。
(いざとなれば魔都で暮らせばいいしね…!また会えて良かったわ…!)
京香の予想は現実となる――。
醜鬼の進化に対応すべく、新たな命令が魔防隊に下るのであった――。