筆が進むうちにっ!投稿!
「醜鬼を美味しく食べる方法ないかな…?」
「いきなりどうしたの?清治兄?」
「普通の人は醜鬼を食べられませんよ……」
7番組宿舎。そのリビングにて、ゆったりと寛いでいる最中、ポツリと呟いた清治に隊員である
尚、7番組組長の
「ほら、俺って醜鬼相手してる最中にエネルギー補給っていう意味でやってるじゃない?」
「あぁ〜、あのグロテスクシーンも真っ青な食事みたいなヤツだよね?」
「……そう言われるとなんか傷つくんだけど。まあ、とりあえず味がもの凄く不味いのよ。思わず桃を口にしたいくらいには」
「男性は食べれませんってば…」
再び日万凛にジト目を向けられるが、朱々は好奇心旺盛な為に興味津々な様子。
「そんなに不味いの?」
「あれが世界から不味い物を融合させた物体だと言っても過言ではないくらいには不味い。携帯していたカロリーメ◯トのモソモソ感がマシに思えたわ」
「清治さんの特異体質にも欠点があったんですね」
「興味本位だけで不味い物を進んで食べたいとは思わないっての……」
故郷で醜鬼を狩っている際、清治に現れた特異体質。その名も『鬼喰い』
その効果は、その場だけの一時的なものだが、醜鬼を食らうと己の身体能力が飛躍的に上がるという代物。勿論のこと、特異個体を食せば、その効果は絶大に上がる。実際に、7番組の付き添いで2人も清治が鬼喰いしている場面を見ている為、その効果の高さに納得していた。
それを抜きにしても、桃の恩恵を受けずに醜鬼を只管に狩る清治の姿はまるで天狗の様だった。それを思い出し、日万凛は問うてみた。
「自分もその呼吸?という体術も扱えるのでしょうか?能力でなければ、自分にも扱うことが出来るかもしれませんし…」
その問いに対し、清治は微妙な顔をした。
「……出来るか出来ないかを言えば、Yesだ」
「!じゃあ「俺は薦めないけどな」―え?」
希望が見えたとばかりに顔を輝かせる日万凛に、清治は敢えて待ったをかけた。日万凛は納得できないとばかりに、テーブルに身を乗り出し清治を問い詰めた。
「どうしてですか!?さっき自分にも出来るって……」
「答えは極めて単純。お前の能力、『
日万凛の『
日万凛は刃物や銃火器と多彩な武器を扱うに対し、清治の使う呼吸は一定の動作と肺活量が必要とされる。日万凛の多彩な戦術には、清治の呼吸が合わないのだ。
「……」
(そんなに表情を暗くする事かよ。全く……、シスコンのちょっかいでここまで拗らせるとは。ああ、もうっ!!)
清治からの説明に、日万凛の顔に影が差してきた。―と思いきや。
ペシッ…!
清治の、チョップ攻撃!
日万凛に24ダメージ!
「痛ッ!何するんですか!」
「勝手に暗くなって人の説明を最後まで聞かないからだ。アホ」
(うわぁ…、中々良いの入ったなぁ)
それを感じ取ったのか、清治は日万凛の頭に軽めの良いチョップを入れる。因みに朱々もやられた事がある為、自然と頭を擦ってしまう。
いきなり入れられた清治からのチョップに日万凛は思わず非難の視線を送った。
「姉貴と同じでプライドが高い割には、気持ちの浮き沈みが激しいんだよ。いいか?俺はあくまで、呼吸は日万凛には合わないという意味で言ったんだ。」
「それじゃあ……」
「合わないのなら、自分の
「オヤスミナサーイって、何それ…」
思わぬ発言で思わずプッと笑ってしまう。…そう、行動を行き詰まってしまった時には、いつだってこの兄貴分が道を指し示してくれる。それが鱗滝 清治という男なのだ。
「じゃあ、相手をよろしく頼みますね。先に行ってますから」
「オイオイ、言った側から兄貴分を扱き使う妹分がいるかよ」
「でも、付き合ってくれるんでしょ?
振り返った日万凛のやる気満ちている表情に、仕方ないなぁと清治は苦笑した。
「ボロボロに泣かされても知らないからな?」
「そしたら組長に言いつけますから」
「京香に頼るのは卑怯だろ!?」
「卑怯も戦術の1つですから」
「ちょ!待てって、オイッ!!」
「天花、八千穂を呼べ。大至急」
「清ちゃん?朝早く来てどうしたの?」
「東姉妹、拗らせ、とばっちり、OK…?」
「あ、うん。わかった。今すぐ呼ぶから待ってて」
翌日、こめかみを浮かばせた物凄い笑顔の兄貴分が朝早く六番隊宿舎を訪れ、拗らせシスコン姉貴を呼び出して、これまた良い笑顔で刀を抜刀しながら、
ユニアリに天花さんのレア枠あって欲しい!(欲望)