クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 アムネシアの少女   作:気まぐれキャンサー

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また遅くなりましたが何とか1ヶ月は空かずに済みました。ではどうぞ。


第17話 出会いと再会の島

 アルゼナルの司令室。そこではジル達が前の戦闘について話をしていた。イレギュラーな事が次々と起こって、ジル達は顔を顰めていた。

 

 「アンジュはエンジントラブル、フィオナは不明機との戦いで共にMIAか。まさかこんな事になるとはねぇ」

 

 ジャスミンがため息を漏らす。サリア、メイ、マギーも沈痛の面持ちだ。そんな中、ジルはアンノウンが写った写真を食い入る様に見ていた。

 

 (この色といい、形といい、あの男の機体にそっくりだ。奴の配下だとでもいうのか?しかし、それならば何故ドラゴンではなく第一中隊を、フィオナを襲う必要がある?いや、今は墜落した機体とライダー達を回収するのが先決か。最低でもヴィルキスが無ければリベルタスを行うのは不可能だからな)

 

 そして、ジルは顔を上げて命令を下す。

 

 「サリア、メイ、回収班を編成してヴィルキスとアルテミス、そしてアンジュとフィオナの回収にあたれ」

 

 「えっ!?機体だけでなく、2人もですか?」

 

 サリアは驚いていた。通常、ライダーがMIA認定された場合は、まず見つかることはない。見つかったとしても死体になって帰って来る事が殆どだ。

 

 「そうだ。最悪、死体でも構わん。必ず回収しろ、いいな?」

 

 「イ、イエス・マム」

 

 ジルの命令に戸惑いながらもそれに従うサリアだった。

 

 

 アルゼナルのデッキではサリアとメイを入れた回収班が輸送機に乗り込み、準備をしていた。すると、

 

 「おーい!メイち~ん!!」

 

 アルゼナルからヴィヴィアン、エルシャ、ココ、ミランダの4人がやってきた。彼女達の手には荷物があった。

 

 「みんな、どうしたの?さっき、帰ってきたばかりなのに」

 

 「回収に行くんでしょ?あたし達も手伝うよ。早く行かないとアンジュとフィオナ、死んじゃうかもしれないでしょ。2人は生きてるよ。あたし、わかるもん!」

 

 「早く見つけてあげないとね。2人とも、きっとお腹を空かせてるわ」

 

 エルシャの手には弁当が入ったバスケットがあった。

 

 「でも、みんなさっきの戦闘で疲れてるんじゃないの?だったら、休んでた方がいいんじゃ・・・」

 

 メイは4人を気遣うが、ココが大きく首を振る。

 

 「お姉ちゃんとアンジュさんが危険な目にあってるかもしれないのに、私達だけのんびりと休んでなんていられないよ!」

 

 「私も行く。アンジュとフィオナの事が心配だから」

 

 そう言うと4人は輸送機の中に入っていった。サリアとメイも後に続く様に入り、輸送機はアルゼナルを離陸するのだった。

 

 

 「んっ、あれ?此処は一体・・・」

 

 アンジュが目を覚ますとそこは見知らぬ場所だった。

 

 (どうして・・・私、ヴィルキスのコントロールが利かなくなってスクーナー級と一緒に海に落ちて、溺れた筈なのに)

 

 不思議に思い、起き上がろうとしたアンジュだが体が言う事を聞かない。手を見るとベッドに細いロープで縛られていた。と、隣に気配を感じて顔を向けるとそこには、

 

 「んんっ・・・あれ?君、気が付いたのかい?」

 

 上半身裸の見知らぬ少年が横になっていた。そして自分の体を見てみると何も身に付けておらず、裸だった。

 

 「え、えええええええええ!!??」

 

 アンジュは悲鳴を上げ、たちまち顔が赤く染まっていく。そして少年の方も、

 

 「ご、ごめん!念の為に縛らせてもらった。悪く思わないでくれ」

 

 顔を赤くし、アンジュから離れると机に置いてあったポットの水をコップに入れる。アンジュが辺りを見回すとすぐ近くに自分が着ていたライダースーツが置いてあった。

 

 「それよりも君はどうしてこの島、にぃ!?」

 

 アンジュに尋ねようとした少年は床に落ちていたビンに足を取られ、バランスを崩す。そして、アンジュの股間に顔を突っ込む様にして転んでしまうのだった。これにはアンジュも顔が羞恥で真っ赤になる。

 

 「ご、ごめん!わざとじゃ「いやあああぁぁぁ!!!」ぐえっ!」

 

 少年が弁解する前にアンジュは彼を足で殴り、思いっきり蹴り飛ばす。そして、手首を縛っていたロープを力づくで千切るとライダースーツを持って浜辺の方へ逃げていった。

 

 「あいたたた・・・乱暴な子だなぁ。同じメイルライダーでも前に出会ったあの子とは大違いだ」

 

 アンジュに殴られた所をさすりながら少年、タスクは静かに呟くのだった

 

 

 ライダースーツを着たアンジュは浜辺へと向かい、そこで横たわっているヴィルキスを見つけるとそれに乗り込み、機体を動かそうとした。が、起動スイッチを押してもヴィルキスは全く、動く気配が無かった。原因を探ろうとアンジュが機体を降りるとファンの部分が黒く変色している事に気付く。アンジュがファンを開けて手を入れると、中から派手な柄のランジェリーが次々と出てきた。

 

 「な、何よこれ。どうしてこんな・・・あっ!」

 

 『助けてやろうか?痛姫様』

 

 自分が墜落する直前、不敵な笑みを浮かべるヒルダの顔を思い出す。

 

 「あの女ぁ!このっ!このっ!このぉぉ!!」

 

 アンジュは憤慨するとランジェリーをビリビリに破き、足で思いっきり踏みつける。すると、

 

 「酷いじゃないか、命の恩人に対してあんな事をするなんて・・・」

 

 森の方からタスクがやってきた。アンジュは銃を抜くと彼の足元に向かって発砲する。

 

 「動かないで!それ以上近付いたら撃つわよ」

 

 「お、落ち着いてくれ。俺は君に危害を加えたりはしない。だから、その銃をしまってくれ」

 

 タスクは必死にアンジュを落ち着かせようとするが、彼女は警戒を解こうとしない。

 

 「適当な事を言わないで!私を縛って、脱がして、だ、抱きついておきながら何を言ってるのよ!目覚めなければ、もっと卑猥で破廉恥な事をするつもりだったんじゃないの!?」

 

 「そ、そんな事するわけ無いじゃないか。君が気を失っている隙に豊満な胸を眺めたり、肉体の神秘を存分に味わって、手篭めにしようだなんて思う筈無いだろ」

 

 タスクは誤解を解こうとしたが言葉が悪く逆効果となり、アンジュの顔は真っ赤になる。

 

 「そ、そ、そんな事をしようと思ってたの!?なんて汚らわしい!来ないで、この淫魔!!」

 

 「ご、誤解だって!俺は本当に君を助けようと・・・って、いってぇ!!」

 

 今度は足元にいた蟹に指を挟まれて、その痛みでタスクは再びアンジュに向かって、倒れこむ。すると、またしても彼女の股間に顔を突っ込む形になってしまった。

 

 「~~~/// こ、このぉ!!どスケベ、ケダモノ、発情期の変態が~~~!!!」

 

 完全にキレたアンジュがタスクを撃とうとした、その時だった。

 

 ドカァン!!バキバキバキィ!!!

 

 「え!?な、なに今の音?」

 

 突然、森の方から何かが落ちてきた様な騒音が響き渡る。同時に森にいた鳥達もそれに驚き、一斉に空へ飛び立っていく。

 

 「なんだ今のは!?森の方から聞こえてきた気がしたけど、とにかく行ってみよう!」

 

 「あ、ちょっと待ちなさいよ!」

 

 タスクは森へと駆けて行き、アンジュもそれを追う。2人が森へ入り、捜索していると目を疑うような光景を目の当たりにする。

 

 「な、なんでこんな・・・」

 

 「そ、そんな、どうして・・・」

 

 『アルテミスが此処に!?』

 

 2人の声が見事に重なる。そこには水浸しになり、ボロボロのアルテミスが横たわっていたのだ。

 

 「って、え?あなた、この機体の事、知ってるの!?」

 

 アルテミスの事を知っていたタスクを不思議に思い、アンジュは訊ねようとする。が、アルテミスの前方に倒れている人影を見て言葉を失う。そして、タスクも目を丸くする。

 

 「えっ!?フィ、フィオナ!!」

 

 「ど、どうしてあの子が・・・」

 

 果たしてそれはフィオナだった。彼女も水浸しになって、地面にうつ伏せになって倒れていた。アンジュは慌ててフィオナに駆け寄る。

 

 「フィオナ、しっかりして!何があったのよ、ねえ!?」

 

 アンジュはフィオナに呼び掛けるが返事は無い。アンジュは彼女を仰向けにする。途端、アンジュは言葉を失う。

 

 「な、なに、この怪我?誰にやられたの!?ねえ、フィオナ!目を覚まして!!」

 

 フィオナの腹部に穴が開いており、そこから血がドクドクと流れていた。アンジュはパニックになり、フィオナの身体を揺すってしまう。タスクは慌ててアンジュを止める。

 

 「やめるんだ!彼女は大怪我をしている。下手に動かせば命に関わるぞ!!」

 

 「だったら、どうしたらいいの!?このままじゃフィオナが・・・」

 

 アンジュは今にも泣きそうな顔をしていた。タスクは彼女を落ち着かせるとすぐにフィオナの胸に耳を当てる。幸いにも、心臓はまだ動いていたが決して予断を許さない状況には変わりない。タスクは上着を脱ぐとアンジュに指示を出す。

 

 「君、人工呼吸はできるかい?」

 

 「えっ、出来るけどなんで?」

 

 「彼女、全身びしょ濡れな上に潮の香りがする。たぶん、海で溺れてたんだと思う。一刻も早く処置が必要だ。俺が上着で傷口を押さえるから君は人工呼吸をしてくれ」

 

 「わ、わかったわ!」

 

 タスクが上着で腹部を押さえると、アンジュはフィオナに人工呼吸を施す。アルゼナルでライフセービングの講習を一通り受けていたアンジュは拙いながらも人工呼吸を行った。

 

 (お願いフィオナ、息を吹き返して!!)

 

 アンジュは願いを込めて人工呼吸を続ける。そして、

 

 「がはっ!はあ、はあ、はあ・・・」

 

 フィオナの口から海水が吹き出ると彼女は呼吸を始める。それを見たアンジュはへたり込んで安堵する。

 

 「よかった。フィオナ、息を吹き返した・・・」

 

 「そうだな、君もお疲れ様。それじゃ、この子を洞窟へ運ぼう。もうすぐ雨が降りそうだし、森には毒蛇も出るからな」

 

 タスクはアンジュを労うとフィオナを抱きかかえて、アンジュと共に洞窟へと向かった。フィオナをベッドに寝かせると彼女が着ていたライダースーツを脱がし、身体を拭く。それから傷口を消毒し、簡単に縫合してから包帯を巻く。

 

 「やっと落ち着いたわね」

 

 「ああ、これで一先ずは安心だ」

 

 一通り、作業を終えて2人は漸く一息つく。

 

 「あ、そういえばアルテミスがあそこに置きっぱなしのままだけどよかったのかな?」

 

 「大丈夫だと思うよ。雨が降っているけど、パラメイルはそれ位はどうという事はないよ」

 

 そして、2人はフィオナを見る。彼女は穏やかに寝息を立てていた。

 

 「それにしてもフィオナ、どうしてアルテミスと一緒にあんな所にいたのかしら?」

 

 「ねえ、一つ聞きたいんだけどさ。この子の名前はフィオナっていうのか?」

 

 「そうだけど・・・あなたこの子の事、知っているの?」

 

 「うん、前に一度会ったんだ。ただ、その時は記憶を失っていて自分の名前を覚えてなかったんだ。もしかして、記憶が戻ったのか?」

 

 「いいえ、戻ってないわ。フィオナって名前も司令が付けたものだから。それにしても、あなたがフィオナと顔見知りだったなんてね・・・って、ん?」

 

 アンジュはピンと何かに反応する。すると、彼女の目が据わっていく。

 

 「ねえ、ちょっと聞きたいんだけど。あなた、フィオナに変な事をしてないでしょうね?」

 

 アンジュがタスクを睨みながら問い詰めると彼は慌てて否定する。

 

 「な、何言ってんだよ。俺がフィオナにそんな事をする筈がないだろう!」

 

 「どうだか。私にあんな事をしておいてさ。あっ!そういえば、さっきは必死だったから気付かなかったけどあなた、フィオナの裸を見たわよね!?」

 

 「お、落ち着いてくれよ。あれは医療行為だ、やましい気持ちなんてこれっぽっちもない!頼むから邪推して、殴ったり、蹴ったり、撃ったりしないでくれよ」

 

 「わ、わかってるわよ。でも、私とフィオナに何かしたらタダじゃおかないからね」

 

 アンジュはタスクに釘を刺すのだった。

 

 

 (ここは、どこなんだろう・・・)

 

 フィオナは不思議な空間の中にいた。やがて辺りは光に包まれる。光が止むとそこはとある施設の中だった。そこにいたのはかつて夢の中で見た、自分に似た少女と車椅子の老婆だった。2人はある機体の前にいた。それを見たフィオナは目を見開く。

 

 (あれは・・・アルテミス!?)

 

 それはまさしく、自分の機体であるアルテミスだった。フィオナが驚いていると老婆が口を開く。

 

 「よくお聞き。これはお前の分身ともいえる機体さ。お前はこれを使って使命を果たすのじゃ」

 

 前と違って今度は会話を聞き取る事ができた。少女は老婆の言葉を感情もなく聞いていた。

 

 (使命?なに、使命って。このお婆さんは何を言ってるの?)

 

 フィオナは動揺しながらも会話に耳を傾ける。

 

 「使命は決して楽ではない、お前の命にも関わる事じゃろう。だがそれを果たす為にお前とこの機体、アルテミスは生まれたのじゃ。世界を救う為に・・・」

 

 老婆の言葉はそこで終わり、辺りは再び光に包まれる。

 

 「えっ、そんな。待って!あなた達は誰?使命って何なの!?」

 

 フィオナは声を上げるがそれが届く事はなかった。

 

 

 「はっ!?え、ここは・・・」

 

 フィオナが目を覚ますとそこは見覚えのある場所だった。

 

 「どうして?私は確か、謎の機体に襲われて海に落ちた筈なのに・・・」

 

 フィオナは戸惑いながらも辺りを見回す。そこには椅子と床で眠っているアンジュとタスクがいた。

 

 「アンジュとタスク君、それじゃあ、此処って・・・あいたっ!!」

 

 起き上がろうとしたらお腹に痛みが走る。目を向けるとお腹には包帯が巻かれていた。と、アンジュが目を覚ます。

 

 「んっ、え?フィオナ、目を覚ましたの!?」

 

 「ええ。おはよう、アンジュ」

 

 アンジュはフィオナに近寄ると彼女を抱きしめる。

 

 「おはよう、じゃないわよ!私がどれだけ心配したと思ってんのよ。森で倒れていたと思ったら大怪我を負っているし、溺れて気を失っているし。死んだかと思ったじゃないのよ、バカ!」

 

 「うん。ごめんね、アンジュ。心配かけちゃって」

 

 フィオナはアンジュの背を手で擦る。と、タスクも目を覚ます。

 

 「あ、目を覚ましたんだね。よかった、無事で何よりだ」

 

 「タスク君。久しぶりだね、元気にしてた?」

 

 「相変わらずさ。君の方は大変だったみたいだけど」

 

 フィオナとタスクは仲良さそうに話をする。それを見たアンジュは少々、不貞腐れながらもフィオナに訊ねる。

 

 「フィオナ、一体なにがあったの?あなたもアルテミスもボロボロで森で倒れてるなんて・・・まさか、あなたもあのゴキブリ女に何かされたの!?」

 

 「ゴキブリ女って、ひょっとしてヒルダの事?違うよ、今から説明するから落ち着いて。ね?」

 

 フィオナはアンジュを宥めるとこれまでの経緯を話す。

 

 

 アンジュが墜落した後、ドラゴンを殲滅させてから謎の機体が現れた事。

 

 必死に応戦するも能力が高く、劣勢に追い込まれた事。

 

 第一中隊を逃がす為に自分が殿を担った事。

 

 ハッチを壊され、相手のライダーにレイピアで貫かれてアルテミス諸共、海に墜落した事。

 

 海の中でアルテミスが独りでに動き、光り輝いた事。

 

 

 「謎の機体!?アルゼナル所属のパラメイルじゃないの?」

 

 「うん。あんな機体、アルゼナルでは見た事がない物だった」

 

 アンジュは驚いた顔をしており、タスクは顎に手を当てて考えていた。

 

 (黒いパラメイル・・・まさか奴の機体なのか?)

 

 「ん?ねえ、タスク君、どうかしたの?」

 

 「え?あ、いや。一体なんなんだろうなと思っただけさ」

 

 フィオナに聞かれたタスクは慌てて誤魔化す。

 

 「タスク?もしかしてそれがあなたの名前なの?」

 

 「そうだけど。って、まだ自己紹介をしてなかったな。俺はタスク、この島で暮らしている。君は?」

 

 「・・・アンジュ。フィオナの仲間よ」

 

 アンジュとタスクは互いに自己紹介をする。それからフィオナの方に顔を向ける。

 

 「まあ、それはともかく。フィオナ、あなたタスクと顔見知りみたいだけど何かされてないわよね?」

 

 「ちょ、ちょっと!何を聞いてるんだよ!そんな事はしてないって・・・」

 

 「タスクは黙ってて!私はフィオナに聞いてるの!」

 

 「何かって何?特に何もされてはいないけど」

 

 「裸にされたり、股間に顔を突っ込まれたりもされてないのね?」

 

 アンジュの話を聞いたフィオナは顔を赤くする。

 

 「そ、そんなことされてないってば!初めて会った時だって水浴びしてたら鉢合わせて、私のライダースーツを持ってたから返してもらおうとしたら、私の胸に顔を突っ込んできて・・・って、あれ?」

 

 「ちょっと、フィオナー!?何を言っちゃってるのーーー!!?」

 

 フィオナが初めてタスクと出会った時の事を事細かに話してしまい、タスクは思わず絶叫する。やがてアンジュはタスクの方へ向く。

 

 「ひっ、ア、アンジュさん?」

 

 それを見たタスクは怯えた表情になる。アンジュの顔は目と口が両方とも釣りあがっていた。まるで獲物を見つけた猛禽類の様だった。

 

 「へぇ、やっぱりフィオナにもそんな事をしてたんだぁ・・・」

 

 「ア、アンジュ、落ち着いて。平和的に話し合おう。話せばわかる・・・」

 

 タスクはアンジュを必死に落ち着かせようとするがアンジュは彼に近付くと口で思いっきり噛み付くのだった。

 

 「あいたたたた、ぼ、暴力反対~!」

 

 「噛まないとは言ってないわよ、私は!!」

 

 (ふふっ、やっぱり仲良さそうだね。この2人)

 

 そのやり取りをみていたフィオナは小さく微笑むのだった

 




フィオナをアンジュ、タスクと合流させました。次回はこの3人の島での生活を書きたいと思います。それでは
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