BLuE ArCHive 作:匿名の死神
恐らくサブタイトルのダサさが伝わる人は旧アニBLEACHをしっかり見ている人だと思う
後クソリティand短い
1話【新章開幕!一護、新たなる世界へ!】
「……ん……?」
びゅうびゅう、ごうごう───何だろう。浮遊感。凄く、ジェットコースターに乗った時の風を感じる。いや、違うか?似ているが、それよりも圧倒的に角度が急だ。90度。100度。とにかく、メチャクチャ垂直落下しているような気がする。
寝ぼけながらも目をゆっくりと開ければ、見慣れた天井ではなく、とっても真っ青な空で……
なんてことはなく、尸魂界の街並みが目に映った。間違いなく、瀞霊廷の真上だ。護廷十三隊が居るはずだ。そこで、俺は全てが分かった。あぁ、なるほどな?ジェットコースターのように風を凄く浴びていたのは、特に他ならぬ落下していたからだったのか。なるほどなるほど、色々考えていたけれど、結構簡単な理由だったな。これなら俺でも分かった。物理の授業だけしっかり覚えといて良かったぜ。
「……ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!!!!!!」
そのまま、凄まじい落下音と共に、地面に叩きつけられた。
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「……あぅ……」
ここは、何処だ。俺は、誰だ。
何てテンプレセリフを吐きながらも、力を振り絞って立ち上がる。何て災難だ。本当にギリギリで死神になって、ダメージは軽減出来たがそんなもんじゃ済まない。多分人間のまま落ちていたら、骨折、大出血では済まないぞ。いやつーか死んでる。マジで即死レベルだ。こんな事をするのは浦原さんのような気もするが、何故か人間体だったのだから、そもそも関係がある訳ない。
というか、寝ていたはずなのに起きたら尸魂界の空でしたとかどんな寝起きドッキリだ。マジで死ぬところだったんだぞ。ともかく、今は後回しだ。早く穿界門を通って現世に帰って、とにかく、とにかく……
「……?」
そこで、1つ疑問を抱いた。いつもならば、死神になった際に身体が何処かに残るはずだ。あの時はあまりにも必死すぎて、代行証でなっただけで探していなかったが、何故か身体が存在していない。特段、死神の姿はいつも通りだ。斬魄刀を持って、死覇装。霊圧にも違和感はなく、代行証だって存在している。
こういう時にコンが居れば「おいテメー!」とか言って出てきてくれたら探す手間が省けるのに。案外居なくなってから気づく事っつーのもあるんだな。仕方ねぇ。一旦肉体を探して───。
「……」
戻るなんて事は無理になりました。何故かって、理由は簡単。囲まれてるんだ。死神でも無い奴らに。
おい待てどういう事だ。ここは尸魂界では無いのか?いや、流石に俺だって寝ぼけていたとは言えど、あれは瀞霊廷に見えた。でも、確かに屋根を突き破った感覚が無い。それに、あのまま急転直下して、地面に叩きつけられていた。だとすると───ん?は?
「撃て」
そんな俺の困惑はどうでもいいのだろう。明らかに聞こえるはずのない、というかあって欲しくない命令と共に、ガチャと引き金の音が聞こえた。ヤバい。何だか知らないが、恐らく後数秒後には肉塊になっている可能性だって有り得る。それは勘弁だ。死神の姿だとしても銃への耐性は分からない。というか、もしここで捕まったらそれこそ何をされるか分からない。
グッと踏み込んで、背中の斬魄刀を抜き取る。俺はこんなとこで捕まってる訳には行かねぇんだ。
「月牙……!」
無論、かと言って、相手を殺したいとも思ってはいない。もしもあれが死神でなければ、俺はただ刀を振って人を殺した大罪人になってしまう。それは、世界がどうこうとか以前に、俺が、俺自身が望むことではない。絶対に嫌だ。
「天衝ォッ!!!!!!!」
あくまでも目眩しの月牙天衝を放ち、凄まじい爆音と共に、地面がえぐれた。何かは分からない。だが、とにかく今は状況把握と俺がすべきことの把握のふたつをしなければ行けない。浮遊しながら、この街の安全そうな場所を探すことに決めた。斬魄刀を片手に、念の為に後ろを確認しながら。
投稿は亀です。