自宅に届いた『惑星開発キット』で、社畜SEは異世界工場の管理者になる ~運用保守はもう終わり。現代の物資と無限の資源で、銀河規模の自動化帝国を築き上げます~ 作:パラレル・ゲーマー
中華民国(台湾)、台北市。
総統府の奥深く、地下に設けられた国家安全会議の専用作戦室は、空調が利いているにもかかわらず、その場にいる全員がじっとりと冷たい汗をかいていた。
分厚い防音扉に守られたこの空間には、台湾総統をはじめ、国防部長、外交部長、そして国家安全局のトップたちが集結している。彼らの表情は一様に硬く、まるで死刑宣告を待つ囚人のような、重苦しく張り詰めた緊張感が漂っていた。
「……到着したようです」
国家安全局長が、耳元のインカムを押さえながら低い声で告げた。
「中国の特使団です。外交部のトップである王(ワン)をはじめ、国家安全部(MSS)の幹部数名。事前の取り決め通り、武器の所持は確認されず、最小限の随行員のみで地下ゲートを通過しました」
総統は無言で頷き、組んだ両手に力を込めた。
中国の外交トップが、極秘裏に、しかも自ら直接台湾の総統府に乗り込んでくる。
それは、台湾の歴史においてかつてない異常事態であった。
通常であれば、中立国での非公式な接触か、あるいはアメリカを介した対話が行われるのが常だ。だが今回は、中国側から「極めて緊急かつ重大な提案がある。一刻も早く直接会談したい」という、異様とも言える強い申し入れがあったのだ。
「……最後通牒、でしょうか」
国防部長が、苦渋の表情で唸った。
「最近の北京の動きは異常の極みです。日本に対して尖閣諸島の領有権を突如として完全放棄し、国内では大規模な粛清が吹き荒れている。……彼らは内部の矛盾と不満を外に向け、ついに我が台湾への武力侵攻の決断を下したのかもしれません。『無血開城せよ、さもなくば火の海にする』とでも言いに来たのでは」
「アメリカの動きも不気味だ」
外交部長が同意する。
「アメリカ軍がシリアで未知の軍事技術(不死身の兵士)を使用したという噂が飛び交う中、彼らは中国の尖閣放棄に対して不自然なほど静観を決め込んでいる。もし米中裏取引で台湾が見捨てられていたとしたら……」
「落ち着きなさい」
総統が、静かに、しかし威厳のある声でその場を制した。
「彼らが何を突きつけてこようと、我々は台湾の二千三百万の民主主義と自由を命懸けで守り抜く。その覚悟を示すだけです。……通しなさい」
重厚な扉が開かれた。
SPに案内されて入室してきたのは、中国外交部の王と、数名の幹部たちだった。
総統たちは立ち上がり、冷ややかな視線で彼らを迎えた。どんな傲岸不遜な態度で、どんな屈辱的な降伏勧告を突きつけてくるのか。全員が身構えていた。
だが。
「——総統閣下! 本日はこのような場を設けていただき、誠に、誠にありがとうございます!」
王特使は、部屋に入るなり、まるで長年の親友に再会したかのような満面の、そしてどこか引きつったような極端な笑顔を浮かべ、深く頭を下げたのだ。
その態度は「大国の使者」のそれではなく、まるで借金を頼みに来た商人のような卑屈さすら漂っていた。
「……は?」
総統は、予想外すぎる出鼻を挫かれ、思わず気の抜けた声を出してしまった。
国防部長も外交部長も、ポカンと口を開けて王特使を見つめている。
「ささ、どうかお掛けください。我々のような者のために立っていただくなど、とんでもない」
王は揉み手をするような仕草で、総統に席を勧めた。
その異常な腰の低さに、台湾側の面々は逆に「これはどんな悪辣な罠だ?」と警戒レベルを最大に引き上げた。
「……王特使。外交辞令は結構です」
総統は険しい表情のまま席に座り、相手を睨みつけた。
「極秘の直接会談を申し入れてきた真意を伺いましょう。我が国に対して、どのような要求を突きつけに来たのですか?」
「要求など! 滅相もございません!」
王は慌てて首を横に振り、そして、大きく深呼吸をした。
彼の目は血走り、額には大粒の汗が浮かんでいる。その姿は、何かに強迫的に追い詰められている人間のそれであった。
「総統閣下。本日は、我が国と貴国の間の長きにわたる歴史的対立に、終止符を打つために参りました。
……結論から申し上げましょう」
王は身を乗り出し、テーブルに身を乗り出すようにして、信じがたい言葉を放った。
「我が中華人民共和国は、数年後を目途に、台湾の完全なる民主主義的独立を承認し、武力統一という選択肢を永久に放棄する方向で調整に入りたいと考えております」
シン……。
作戦室の空気が、文字通り完全に凍りついた。
総統の瞬きが止まる。
国防部長は自分の耳を疑い、外交部長は息をするのすら忘れていた。
数秒間の、永遠にも似た絶対的な静寂。
「……王特使」
やがて、総統が絞り出すような、震える声で言った。
「それは、何の冗談ですか。
『一つの中国』は、貴国にとって建国以来の核心的利益であり、決して譲れない絶対的なドクトリンのはずです。それを放棄し、我々の独立を認めるなど……。
我々を油断させ、武装解除させるための謀略ですか!?」
「謀略ではありません! 大真面目です!!」
王は立ち上がり、必死の形相で身振り手振りを交えながら訴え始めた。
「時代は変わったのです! 我が国の偉大なる指導部……李総理をはじめとする最高幹部たちは、東アジアの真の平和と安定のためには、もはや古いイデオロギーに囚われている場合ではないと、そう歴史的な大英断を下されたのです!
台湾の皆様が独自の民主主義を築き上げ、繁栄されている現実を、我々は高く評価します! 独立して国連に加盟しようが、アメリカと軍事同盟を結ぼうが、もう一切口出しはいたしません!」
その言葉は、台湾が数十年にわたり血の滲むような思いで求め続けてきた「悲願」そのものであった。
だが、それが目の前の中国の特使から、まるでバーゲンセールのチラシを配るような軽薄さと焦燥感をもって提示されたことに、台湾の首脳陣の脳は完全にフリーズ(処理落ち)を起こしていた。
「……罠だ。絶対に裏がある」
国家安全局長が、小声で総統に耳打ちした。
「彼らが自らそんな条件を飲むはずがない。独立を餌にして我々を油断させ、その隙に……」
「罠ではありません!! 罠であるはずがないでしょう!!」
地獄耳のようにそれを聞きつけた王特使が、悲鳴のような声で叫んだ。
「すでに日本とアメリカの政府中枢には、この我々の方針転換を公式に伝達済みです! 彼らも我々の『平和への決断』を高く評価してくれています!
……ですが!」
王は、テーブルに両手をつき、懇願するように総統を見つめた。
「我々としては……我が国の指導部としては、数年後などという悠長なことは言っていられないのです!
本当は、明日にでも! いや、今日の午後にでも、貴国の独立を世界に向けて大々的に承認し、台湾問題から完全に手を引きたいのです!!」
「は……? 明日にでも?」
総統の顔が、今度こそ完全に引き攣った。
数年後でも信じられないというのに、明日独立を認めたいと言い出したのだ。
「そうです! 明日にでも独立してください! お願いします!」
王は、もはや外交官の矜持など欠片もなく、半ば泣きそうな顔で訴えた。
「我々は日本とアメリカに『明日にでも台湾独立を宣言したい!』と強く申し出たのです。しかし、あの忌々しい……いや、慎重な日米の官僚どもが、『そんな急激なことをすれば東アジアのバランスが崩れる。せめて数年かけて段階的にやれ』などと、我々の平和への熱意にストップをかけてきているのです!
我々には時間がないのです! 一秒でも早く、この問題を『解決』しなければならない事情があるのです!!」
王の目は完全に血走り、狂気じみた光を放っていた。
台湾側は誰も知らない。彼ら中国指導部が、日本の『医療用キット(不老不死の薬)』を喉から手が出るほど欲しており、その引き出しの絶対条件として「台湾の放棄」を突きつけられていることを。そして、死の恐怖に怯える長老たちが「明日死ぬかもしれないのに、数年後まで待てるか! 今すぐ台湾を売って薬を貰ってこい!」と発狂しながら彼をどやしつけていることを。
「……王特使。貴方は自分が何を言っているのか、分かっているのですか?」
総統は、恐怖すら覚えながら後ずさった。
「もし貴国が、明日突然『台湾の独立を認める』などと発表すれば、貴国の国内はどうなるのですか。14億の人民は暴動を起こし、人民解放軍の強硬派は反乱を起こすでしょう。
中国という国家そのものが、内戦状態に陥り崩壊する危険性がありますよ!」
「そんなことはどうでもいいのです!!!」
王が、飛沫を飛ばしながら絶叫した。
「国内で暴動が起きようが、軍が反乱を起こそうが、知ったことか!
そんなものは我々の『最新の監視システム』と武警の圧倒的な暴力で、片っ端から鎮圧し、粛清するまでです!!
国家が燃えようが、人民が血を流そうが、我々指導部にとって最優先すべき『目的』があるのです!
だから……!」
王特使は、ついに総統の前に深々と、床に額をこすりつけるような勢いで頭を下げた。
「総統閣下! どうか、どうか貴国から、日本とアメリカを説得してはいただけないでしょうか!
『台湾は今すぐ独立したい! 中国も認めているのだから、日米も邪魔をしないで今すぐ承認してくれ!』と、貴国の方から強く彼らに要求していただきたいのです!
当事者である貴国が『明日独立したい』と叫べば、日米もそれを止められないはずです!
どうか、我々を助けると思って……独立してください!!」
作戦室は、狂気のどん底に叩き落とされたような静寂に包まれた。
自国を侵略しようとしていた巨大な帝国が、突然、「俺たちの国が内戦で崩壊してもいいから、お前たちから日米に頼んで今すぐ独立してくれ」と土下座して懇願してきている。
シュール。
狂気。
理解不能。
総統の脳は、この異常な情報量を処理しきれず、完全にショートしていた。
「……す、すみません」
総統は、震える手で額の汗を拭いながら、かろうじて言葉を絞り出した。
「あまりにも……あまりにも話が飛躍しすぎていて、我々には即答できません。
……ま、まず、持ち帰りさせてください。内部で……慎重に検討させてください……」
一国のトップが、敵国からの「独立承認」という最高のオファーを前にして、恐怖のあまり「持ち帰らせてくれ」と逃げを打つという、前代未聞の事態であった。
「……そうですか。急な話で驚かれるのは当然でしょう」
王特使は、顔を上げると、少し残念そうに息を吐いた。
だが、すぐにまたあの不気味な、引きつった笑顔を顔に貼り付けた。
「分かりました。我々も無理強いはいたしません。
ですが、我々の『平和への決意』は本物です。その証拠として……」
王は、背後に控えていたMSSの幹部の一人を手で示した。
「今後、いつでも、一秒でも早く貴国が『独立を宣言する』決意が固まった瞬間に、即座に北京と連絡が取れるよう、我が中国の政府高官を、この台湾に『常駐』させます。
我々はいつでも準備ができています。深夜でも早朝でも構いません!
……いつでも、独立を申し込んでくださいね! お待ちしておりますから!!」
王特使は、まるで訪問販売のセールスマンのように明るく言い放つと、深いお辞儀を残して、足早に作戦室から立ち去っていった。
残された中国高官は、ニコニコと笑いながら部屋の隅に立っている。
バタン、と重厚な扉が閉まった後。
……数秒の沈黙の後、台湾の地下作戦室は、完全に爆発した。
「ど、どういうことだ!!!」
「罠だ! いや、あいつら完全に狂っている!!」
「国内の暴動を無視してでも明日独立させたいだと!? 意味が分からない! 狂気の沙汰だ!!」
国防部長が頭を抱え、外交部長がパニック状態で怒号を上げる。
総統もまた、椅子の手すりを強く握りしめ、顔面を蒼白にさせていた。
「落ち着け! 落ち着きなさい!!」
総統が叫んで場を静めた。
「彼らの言動は完全に常軌を逸している。だが、もしあれが何らかの真実に基づいているのだとすれば……。
日米は、一体彼らに何をしたというのだ?
中国という巨大な国家の指導部を、ここまで狂わせ、自国を破壊してまで『何か』を渇望するジャンキーに変えてしまうほどの……どんな恐ろしい取引が、我々の知らない裏側で行われているのだ?」
総統の背筋に、中国の侵攻よりも遥かに恐ろしい、得体の知れない冷たい恐怖が走った。
「……とりあえず、アメリカだ!
アメリカに事実確認だ! ワシントンのホワイトハウスにホットラインを繋げ!!
中国が本当にあんな狂った提案を日米にしているのか、問い質すのだ!!」
総統の絶叫に近い指示により、即座に暗号化された通信回線が開かれた。
◇
アメリカ合衆国、ワシントンD.C.。
ホワイトハウス地下のセキュア・ルーム。
モニターの向こう側でパニックに陥り、目を血走らせながら事の顛末を捲し立てる台湾総統の姿を、ノア・マクドウェルとエレノア・バーンズは、まるで極上のコメディ映画でも観るかのように、薄く冷ややかな笑みを浮かべながら眺めていた。
『……というわけなのです! 中国の王特使は、明日にでも我々を独立させると言い出しました!
彼らは日米がそれを止めていると言っていましたが……これは事実なのですか!?
アメリカは、中国のこの狂気を知っているのですか!?』
総統の悲痛な問いかけに対し、ノアは優雅にコーヒーカップを傾け、涼しい顔で答えた。
「ええ、事実ですよ、総統閣下。
彼らは本気です。我々アメリカに対しても、毎日のように『早く台湾を手放させてくれ』と泣きついてきていますからね」
『なっ……!?
ほ、本当に……!? なぜ彼らはそこまでして我々を手放そうと……!?』
「それは彼らなりの『切実な事情』があるからでしょうね」
エレノアが、氷のような声で冷酷に切り捨てた。
「ですが総統。貴方がたは、彼らの異常な焦燥感に巻き込まれる必要はありません。
我々アメリカとしては、彼らが自国を焦土にしてまで急進的な行動に出ることは、東アジアの安定を損なうため望ましくないと考えています。
……ですから、我々は彼らを『止めている』のです」
『と、止めている……』
「はい。信じられないなら、日本政府にも聞いてみてください。
彼らもまた、我々と同じ見解のはずですから」
ノアが肩をすくめて言うと、台湾総統はモニターの前で崩れ落ちそうになった。
世界最強の超大国であるアメリカが、中国の暴走を「宥めて」いる。
台湾をめぐるパワーバランスは、もはや台湾自身の与り知らぬ次元で、完全に日米のコントロール下に置かれているのだ。
『……わ、分かりました。
日本政府にも、直ちに確認を取ります……』
総統は震える手で通信を切り、今度は東京の首相官邸地下へとホットラインを繋いだ。
◇
東京都千代田区、首相官邸地下『特別情報分析室』。
モニターの向こうで、今にも泣き出しそうな顔で事の次第を訴える台湾総統に対し、副島総理と日下部参事官は、深く、それはもう魂の底から絞り出すような重い溜め息を吐いていた。
『……日下部参事官、副島総理!
これは事実なのですか!? 中国は本気で自国を崩壊させてまで、我々を独立させようとしているのですか!?
そして、貴国がそれを止めているというのは……本当なのですか!?』
「……事実です」
日下部は、ポケットの中で胃薬のパッケージをぐしゃぐしゃに握り潰しながら、乾いた声で答えた。
「彼らは本気で、明日にでも台湾を切り離そうとしています。
……あの老人たちは、もう完全に理性を失っています」
『な、なぜですか!?
日本は彼らに、一体どんな魔法をかけたというのですか!?』
「魔法ではありません。ただの……いや、何でもありません」
日下部は首を横に振った。
不老不死の薬の存在など、台湾に明かすわけにはいかない。
「……ですが、総統。我々の立場は明確です。
明日の独立など、常軌を逸しています。東アジアの情勢をあまりにも急激に破壊し、中国国内の大反乱を引き起こし、その難民と混乱の波は確実に台湾と日本を飲み込みます。
我々は、そんな無責任なカオスを許容することはできません」
副島総理が、力強く、そして疲労感たっぷりに言葉を継いだ。
「総統。どうか、我々の言うことを聞いてください。
中国がどれほど泣きついてこようと、どれだけ『今すぐ独立してくれ』と土下座してこようと……。
絶対に、『明日独立』だけは勘弁してください」
『か、勘弁してください、とは……』
「彼らの狂気に付き合ってはいけません。
独立のプロセスは、数年かけて、段階的に、国際社会の合意を得ながら進めるべきです。
我々日米が、中国の暴走の手綱はしっかりと握っておきます。
……ですから、総統。どうか貴方も、彼らの焦りに乗せられず、冷静に対処してください」
日下部と副島総理の、もはや「お願い」に近い懇願。
台湾総統は、モニターの向こうの日本の首脳たちの顔を見て、背筋に冷たい氷柱を突き立てられたような圧倒的な恐怖を覚えた。
中国という強大な帝国が、正気を失って自爆しようとしている。
そして日本とアメリカは、その巨大な龍の首に完全な首輪を嵌め、暴走を「宥めて」いる。
自分たち台湾は、長年中国の脅威に怯えて生きてきたが……。
真に恐れるべきは、中国をここまで狂わせ、そして完全にコントロールしている、この見えない「日米の裏のシステム」なのではないか。
『……承知、いたしました。
我々は……貴国とアメリカの助言に従い、軽挙妄動は慎みます……』
総統は、震える声でそう答えるのが精一杯であった。
通信が切断された後、日下部は机の上に突っ伏した。
「……本当に、あのジャンキーども(中国指導部)は、私の胃に穴を開ける気ですか。
まさか台湾総統のところに直接泣きつきに行くなんて、誰が想像しますか」
「まあ、なんとか台湾側が冷静でいてくれて助かったな。
台湾が調子に乗って『じゃあ明日独立します!』なんて言い出したら、我々は中国に薬を渡さざるを得なくなり、そして東アジアは火の海になっていた」
副島総理も、疲れ切った顔で天を仰いだ。
「しかし、これで台湾も悟っただろうな。
世界の真の支配構造が、どこにあるのかを」
「ええ。彼らもこれからは、我々に対して極めて従順になるでしょう。
……恐怖という名の、見えない鎖によって」
日下部は新しい胃薬を水で流し込んだ。
工藤創一がもたらしたオーパーツは、もはや外交のテーブルを通り越し、国家の正気すらも完全に破壊し尽くしていた。
狂気と混沌が渦巻く地球で、日本の官僚たちは必死にその崩壊を押し留めようとしている。
その頃、テラ・ノヴァの空では。
工藤創一が、何も知らずに鼻歌交じりで、全長3キロの超弩級空中都市『ヤタガラス』の内部で新しいプラントの配置図を引いていた。
世界の終わりと始まりは、常に彼の手のひらの上から生み出されているのだ。
ここまで読んでいただきありがとうございます! もし「面白い」「続きが気になる」と思っていただけましたら、ページ下部より【お気に入り登録】や【評価】、感想などをいただけると執筆の励みになります。 作者のモチベーション上昇に直結しますので、是非ともよろしくお願いします!