駄文、躁鬱でどこまで書けるか不明の中。
台詞多めの方が良いかなとか色々思い……
頼れるお姉さん……エンジニア部や、そこから連なる学校の、科学者の卵達に出会えたジェフ。
あれよこれよと順調に進む中、やはりというか、ジェフのグッズや経験の話が自然と尋ねられる。
ジェフとしても、キヴォトスとはどういう所か、どうして頭に天使の輪のようなモノが浮かんでいるのか、特にヒビキは犬耳や尻尾が生えているから、そういう種族なのかとか疑問をぶつけていく。
その過程で、少しずつ互いの情報を共有。
今は仲良くスペーストンネルを修理中。
未知の乗り物に際して様々工具を持ち出し、規格外の部品にも対応するべく1から工具を作ったり。
ジェフの知識を元に、その構造に興味深そうにしながら、少しずつ元の形、丸みを帯びたどせいさん型に直っていった。
「───そうか。 ネスという少年達と冒険し、世界を救ったのか」
「ヒビキさん、信じてくれるんですか?」
「こんな凄いワープ装置があるからね。 尤も説明を受けても、その半分と理解できなかったが」
「……実は、ぼくも詳しくは分からない。 父さんと、どせいさんの科学技術は凄かったんだ」
「どせいさんというのは宇宙人なのかい?」
「一説には。 人の頭部に足が生えて、1本の毛が頭頂部から生えていて、そこに赤いリボンをつけている見た目で、独自の文化と話し方をする生物だよ」
「想像できないが、いつか会ってみたいな」
「ええ、ウタハさん達のように物作りが好きな方であれば、きっと歓迎してくれますよ」
「因みにどんな文化なんだ?」
「梯子の上に電話を置いたり、テーブルの上に椅子を置いたり、お茶を直接床に置いたり、ゴミ箱に座ったりしますね」
「変わった文化だな。 いや、寧ろそうした独自のセンス故か。 私たちも真似すれば、自ずと新しい浪漫が見えてくるかも知れないな」
「感化され過ぎると、自分もどせいさんになるという噂です」
「……怖い要素もあるとは。 恐れ入るよ」
ウタハとジェフ達の、ガチャガチャとしたレンチの音が響く中、その内に他の面々も参入し趣味や専門的な話になっていく。
やはり機械に関わる者同士、惹かれ合う何かがあるのかも知れない。
「……宇宙。 私達も関係は、ある」
「ヒビキさん? そうなんですか? ペンシルロケットで人工衛星を打ち上げたとか?」
「それも面白そうだね。 でも夢は大きく、将来は宇宙戦艦を作りたい。 その主砲にと、予算の大半を注ぎ込んでレールガンを作ったりもした……アレが、そう。 名付けて光の剣:スーパーノヴァ」
指差す先、何やら大きな長方形の白い箱。
よく見ると、引金や上下に割れた銃身が見て取れた。
「レールガン!? 火薬ではなく電磁力で実弾を発射できるという! それを実現したというのなら凄そうだ……!」
「ジェフのビームや、バズーカも凄いよ?」
それはそう。
何せ光学兵器と思われる謎の銃に、携行可能で何度でも使える重火砲を持ち歩いているのだから。
あと、タコとかこけしの形をしたモノを消し去ってしまう謎の機械もある。 ペンシルロケットやボムはまだ分かりそうなものだが……。
しかしジェフの興味は手元ではなく、エンジニア部の作品に向いている。
「あ、ありがとうございます……レールガンって弾を発射するのに必要な電力の確保に、大型のコンデンサやジェネレータといった部品が必要では? それらを小型化したり、別の手段を用いた? それか外付け? それでも砲身を作ったのは凄い事だけど……かなり重そうだ。 持ち上げられるんですか?」
「……鋭いね。 クレーンが無いと持ち上がらないくらい重い。 間違っても生身の人間が1人で持ち歩ける物じゃない」
「どれくらいの重さがあるんですか」
「約140キロ」
「……今後の、益々の実用化に期待します」
「ジェフ君、協力してくれても良いんだよ」
「今はコイツを直すのが先決ですね……」
エンジニア部のお姉さん達も凄いけど、どこかポンコツ感もあるな……ジェフは早くも聡明な頭で答えに辿り着いた。
しかし、後に人間の少女そっくりのアンドロイドが、軽々とレールガンを振り回し始める事までは想像だにできなかったのである。
「でも形にはなってきたね。 知らない回路や機械部品ばかりで困惑もあったけど、ジェフのレクチャーのお陰だよ。 ありがとう」
「いえ、ぼくはそんな……それに、肝心の隕石が無いとワープはできない。 友達との通信も怪しい」
「通信って、過去や未来にも出来るの?」
「はい。 過去の経験からだけど」
「やっぱり凄い」
ジェフは過去にワープした時を思い出す。
体がロボットにはなったけど、スペーストンネルの通信機能で元の時代と連絡を取る事はできた。
相変わらず仕組みは不明だったが……ネスはそれで父親と会話していたから、今回も時間の壁を越えた連絡はできるかも知れない。
……ネスのグッズに、まだ受信電話があれば良いけれど。 いやあると信じる。 キャッシュカードと同様に大切なものだからね。
「凄いといえば!」
説明好きのコトリが溌剌に割り込んでくる。
「ジェフのグッズも相当ですよ! ペンシルロケットは何となく分かりますが、その銃や大砲、何故かタコやこけしを消し去る機械の仕組みは大変気になります!」
「いやこれも……ぼくが1から作ったものじゃないからね。 壊れていた機械を拾って、よなべして直したんだ。 開発した人、元の持ち主は別にいたんだと思う。 タコ消しマシンなんかも、アップルキッドっていう人の発明なんだ。 ペンシルロケットに関しては売り物だしね。 この鍵マシンというのも、ぼくが通う学舎の、ガウス先輩のものなんだ」
「やや、そうなのですか? だとしてもそれらを修理して使い熟せるジェフは凄いと思いますよ!」
「ありがとう、ございます……」
本日何度目か分からないお姉さん達からの褒められに、ジェフはこれまた照れ隠しに眼鏡の位置を不必要に直す。
「他にも何か面白い機械に携わったり?」
「そうだな……もう手元には無いけど、オレンジキッドという人の発明で歌うだけ歌って壊れた機械とかがあったかな」
「それは何というか、自爆装置を組み込みたくなる品物ですね!」
「その人、その後は茹で卵を生卵に戻す研究をしていると聞いたけど。 どうなったのか……あとアップルキッドの別の発明品の中に苺豆腐マシンというのがあったかな」
「苺豆腐マシン?」
「都会で流行っていたという、苺豆腐を作る機械だよ。 食べた事はないけど……豆腐を甘くして、アレはスイーツに入れて良いものか……ポーラの意見を聞いておくべきだった」
「? 人の好みはそれぞれですからね!」
「それにそのマシン。 戦いで使うと、何故か敵に勢い良く飛び出してダメージを与えるんだ」
「えぇ……食べ物を粗末に、いや、してはいない、のでしょうかね?」
「気にするは、そこじゃなかったけどね……」
その敵も奇妙な連中といえたが、あまり多くを語ると手が止まりそうなのでやめた。
実物がここにある訳でもないし、今更確かめるのも困難だろう。 答えの出ない事に触れて足踏みを始めては、時間が勿体無い。
「ところでウタハさん。 その、セミナーという生徒会や、シャーレという超法規的機関とは連絡は付きましたか?」
「うむ。 返信待ちだが出来たよ。 忙しいから直ぐに来ないだけさ。 大丈夫だ少年、安心したまえ。 それまで出来る事を完璧に完璧を重ねていこう」
「何から何まで、ありがとうございます」
「感謝したまえよ。 という事で、これに自爆機能をつけるんだけど、良いかな?」
「やめてください」
やはり油断大敵。
このお姉さんズに、気を許してはいけない。
ジェフは心に、密かに思ったのだった……。
連載にするべきか否か……
羞恥心で消したらごめんなさい……