MOTHER×BLUE   作:ハヤモ

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ネス視点。今更キャラ崩壊も感じつつ
思い出補正ありつつも、物語進まない感
過去世界にネスがいるなら、他自治区にいる1年生時代の3年生達や、ゲヘナの雷帝の話ができそう…と思ったけど、まだそうした話があまり無いからね…やるとしたらオリジナル展開、妄想になってしまうよ…
マザー2で借金というと、トンズラブラザーズを解放する為の話が2回ありますが、それぞれ札束とダイヤモンドで解決しますよね
そのうち、ダイヤモンドは砂漠で発掘されますが、アビドスにそうした可能性はあるのか…
あと、ネスのお隣さんでしょうか。嫌味なミンチ家に、ネスのパパが莫大な借金をしているという。でも相手の言い分が何億もの額にちょっと掛けるくらいだのと曖昧な表現であること、そんな大金をどうして貸したのか、そもそも持っていたのかも怪しく…


砂漠と借金とグッズ

砂漠地帯に位置するアビドス高等学校。

かつては強大な地位を誇っていたものの、砂嵐により衰退。 多くの建物が栄光と共に埋まってしまった。

 

取り戻す努力はしたが失敗。 その際に多くの借金を残し、殆どの生徒は去ってしまった。

住民も暮らしていくのが厳しいからと去っていき、ゴーストタウン化が進んでしまう。

 

更に悪い事に、借金相手のカイザーという悪徳大企業が土地の権利を買い取っている。

 

このままユメが卒業し、ホシノまでいなくなれば高校は廃校。 学生が自治区を治めるキヴォトスにおいて、それは管理者の不在、或いは別の新たな支配者を必要とする。

その時、借金相手であり土地の権利を持つカイザーの人達がキヴォトスを支配する事になるだろう。

 

しかし、そんな結末をユメやホシノは求めない。 もうかつての栄光は無いけれど、それでも青春を過ごした母校であり土地なのだ。

何とかなるなら何とかしたいと思うのは、何も変な話ではなかった。

 

ユメが砂漠で遭難したのは、その一環。

カイザーの人達と何かを話して、借金を何とかしようとした。 といっても頭お花畑で、よく詐欺に遭い騙されてきたユメの事だ。 あまり期待は出来ないだろう。 何か起きたら、それは奇跡だ。

 

アビドスの借金を何とかする。

もう少し可能性がある話をするならば、そう。

砂漠で埋蔵金を発掘するほうが現実なレベル。

 

宝くじを当てるより低そうな確率に縋る。

そう妄想するしか無いところまで凋落しているのだ、アビドスは。

 

その身の上をユメ達から聞いたネスは、複雑な気持ちになってしまった。

 

 

「でも可能性があるなら、何もしないより良いと思うの! この怪しい地図、きっと埋蔵金の在り方じゃないかな!?」

 

「埋蔵金……! 先輩、探しにいきましょう!」

 

 

意外にもホシノまでやる気だった。

お宝を見つけたいという童心からだろう。

厳しい環境下もあってか、普段は厳しい口調なのに、こんな所は見た目相応に可愛い子である。

 

そう思うネスもまた、その1人だったが。

昔より少し成長したとはいえ、童心は残る。

いや、大人になっても男の子。 浪漫を求める生き物か。

 

裏山のトレジャーハンターなおじさん、ライヤーホーランドもそうだったし。

それに砂漠では丁度、埋蔵金絡みの冒険もあったなと思い出した。

 

 

「埋蔵金、ドコドコ砂漠の時を思い出すなぁ」

 

「ネスは埋蔵金を見つけた事があるの!?」

 

「ううん、ぼくじゃなくて大人達がね。 それに見つかったのはお金じゃなくて宝石、ダイヤモンドだったんだ」

 

「凄い事だよ!?」

 

「おお……ネスは近くで見ていたの?」

 

「ちょっと手伝っただけ。 でもその後、大人達がぼくにくれたんだ」

 

「ええ!?」

 

「随分と欲の無い人達だったんですね」

 

「手伝ったお礼にって」

 

「わあ〜! 優しい人達だったんだね!」

 

「いやいや、だとしても丸ごと子供に渡すなんて。 せめて売ったお金の一部でしょうに」

 

「ははは……本当に、良い人達だったよ。 工事現場の小屋に、無料で泊めてくれたりしたし……食べ物を分けたりはしたけど、それ以上のお礼を受けたよ」

 

 

ネスは当時に思いを馳せる。

 

あの砂漠で夢を求めた男達。

その元へ辿り着いたネス。

 

砂漠にはシャベルカーや、或いは人力でポッカリと穴が空けられていて、砂の下の空洞へと続いていた。

 

しかし、そこから先の発掘作業は難航。

聞けば、掘り進んでいたら、やたらNo.3の強さに拘るバケモノモグラ達が出てきて作業が出来なくなり困っていると分かった。

 

ネスがコレらを倒してやると、作業は再開。

そして出てきたのはダイヤモンドだった。

 

売れば良いのに、男達は律儀だった。

モグラ退治をしてくれたネスに譲ったのだ。

夢を追っていただけにか、ココロが真っ直ぐで純真な大人達であった。

 

札束やコインの類ではなく、野次馬はお零れにありつけない、山分けが出来ないじゃんと残念そうにしていたものの、それは莫大な借金をパァに出来る程の価値があった、とても凄いものだった。

 

当時のネス達はその価値を知らず、いや知っていてもなお、それを騙されて借金を背負わされて困っていた人達の為に使用した。

 

因みに、それで助けるのは2回目だった。

1回目の時は裏社会的な生き方をしていた人から貰った札束を使用して助けた。

 

共通しているのは、どちらも偶然手に入った事。

そして借金は、悪い大人達に騙されたから。

 

アビドスの借金は騙された訳ではなく、先代が残していったものだが……。

その裏には悪徳な大人達の陰謀が見え隠れしているので、似た状況といえるかも。

けれど、今回も砂漠で価値のある物が見つかるかまでは分からなかった。

 

それでもネスは話に乗った。

お世話になっているのもあるし、浪漫を追い求めたいし、また自分の強運(ラック)を試したくなったから。

 

 

「ぼくも手伝うよ。 砂漠で小さな物、探し物を見つけた事もあるからね。 今回も何か見つけられるかも」

 

「それじゃ、ネスの幸運に肖ろうかな!」

 

「幸運を呼ぶ少年ネス、期待しているよ」

 

「ありがとう。 穴掘りに使えそうなPSIは使えないけど、テレパシーで心の声を聞けるから、もし砂漠にサルだけじゃなくて動物の骨とか白ゴマが落ちていたら、話しかけて情報を聞けるかも知れない」

 

「ええ!? そんな事もできるんだ!?」

 

「アビドス砂漠に動物は見当たらないし、ゴマなんて気にした事もありませんが……というか、どんな状況を経験してきたんですか!?」

 

 

何やら奇妙な冒険談の一片に触れたようだが、こんなのはほんの一部だ。

ネスの経験した砂漠には、他にも壊れたスロットマシンの代わりになっているアミーゴな兄弟と、その友人がいたり、寝そべって日焼けしている変人がいたりした。

 

 

「日射病になったらぼくがヒーリングで治すよ。 それか濡れタオルがあれば大丈夫かな」

 

「ネスは凄いなぁ。 頼りになるよ!」

 

「ユメ先輩が頼りなさ過ぎなんです」

 

「ひぃん……ごめんねホシノちゃん……」

 

 

かくして、準備を整えて砂漠に繰り出した!

アビドスの校舎に僅かに残る備品の中から何とか使えそうなものをかき集めて。

 

◇ユメとホシノが仲間になった!

 

 

「砂漠は昼は暑くて夜は寒い。 それに広くて迷子になり易い。 偶にカイザー系のオートマタもいるから気を付けて。 あと銃は使えなくても、お守り代わりにハイこれ」

 

 

◇(ネスはホシノから壊れたライフルを貰った)

 

 

「これは? 壊れた鉄砲?」

 

 

長い杖のような鉄砲を渡され困惑するネス。

所謂小銃、ライフルに分類される物のようだ。 肩掛け用の紐……擦り切れた、古い革製のスリングが付いている。 倉庫から急遽引っ張り出したもののようだ。

意外と軽く、動きの邪魔にならない。 不慣れなアイテムだったけど、それとなくリュックと背中の間に挟むようにして背負ってみた。

小さな背丈に並ぶ長さだ。背筋矯正器として使うなら有用かも知れないが、ホシノの思惑は別にあった。

 

 

「キヴォトスじゃ銃を持っていないと、反撃されないって思われて悪い奴に絡まれるからね。 ネスは銃は使えないって言うけど、お守り代わりに背負っておいてよ。 何かの役に立つかも知れないし」

 

 

はなす →グッズ

PSI そうび

チェック つよさ

 

→壊れたライフル

→せつめい

◇杖状の壊れた銃らしき装置。

持っているだけでエンカウント率が低下する。

中身が壊れていても、外側は丈夫なのでバット代わりにも出来る。 でもきっとジェフなら直してくれる。

(*道具は本来の用途で使いましょう。 え、今までのネスのバットやポーラのフライパンはどうなのかって? そんなのシラーヌ・ド・ゾンゼーヌ)

 

戦闘中に使えば、銃床や銃身で相手を叩く事が出来そうだが、手慣れたバットの方が良さそうだ。

 

 

「使えそうな物は借金返済に充てられて殆ど残ってない。 そうじゃなくても、転校した生徒達が持っていたか。 それはたまたま倉庫の奥で埃被って残っていたんだ。 壊れていたからだろうけど、ボロのバットと一緒に立て掛けてあったから、直す気が無くて、そういう用途だと開き直って使われていたのかもね」

 

「そ、そうなんだ。 使わせてもらうね」

 

 

(*道具は本来の用途で使いましょう)

 

 

「さあ行こうネスにホシノちゃん! シャベルは持ったよ! あと水着もね!」

 

「それじゃ下に着てから行きましょう」

 

「え、なんで水着なの? まさかユメとホシノも、砂漠で寝そべって日焼けするの?」

 

「も、って。 そういう人がいたんだ?」

 

「砂漠だから砂も服の内側に入るし、汗もかくでしょ。 その対策だよ……よいしょっと」

 

「目の前で脱がないで!?」

 

「そっか。 ネスは男の子だもんね……!」

 

「もう異性とは分別しないといけない年頃ですね。 ユメ先輩、またそうやって教育に悪い事をするんですから」

 

「ひぃん、ホシノちゃんだってぇ脱ぎ始めたじゃない」

 

「私は……ネスに近い背丈というか、目に悪い膨らみもありませんからね。 という訳でネス、ユメ先輩は駄目だけど私の時は気にしなくて良いから」

 

「出ていく! 直ぐ出ていくから!」

 

 

真っ赤になって部屋を後にするネス。

男の子扱いされているのは良い事なのか悪いのか、それでも扱いは子供というか。

 

そんないたいけな異端児を、遠くから覗きの如く見つめるビュンビューンな人影はいて。

 

 

「クックックッ……まさかネスサンの影響で、暁月のホルスまで超能力者となるとは。 大変興味深い……梔子ユメは今のところ目立った能力は観測出来ませんが、他の生徒さんも発現するかも知れません。 ともすれば、私共ゲマトリアとしては研究の対象が増えて有難い事です。 もう暫く様子を見ましょう……将来が楽しみですねぇ」

 

 

いつかの漆黒の人影……黒服は呟くと、次の瞬間には何処かへと消えていく。

ここキヴォトスは生徒だけではない。 ネスのように外部から来た者、概念がこうして渦巻いている。

それが波乱を呼ぶのか、キヴォトスの未来にどう影響するのか。

 

それは誰にも分からなかった。




平和でマンネリ感……
過去と未来のやり取り。シロコ*テラーやAL-1S等の、バッドエンド世界線の絶望話ができそうですね。その中でネスサンが頑張る、と…(未定
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