混ざり合う世界へようこそ、47   作:メタ(ル)

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ミッションストーリー:ロングロングショット

「トゥリファスへようこそ、47。」

 

「ダーニックは現在そこから2km離れた先の大きな城で自身のサーヴァントであるウラドⅢ世と常に行動をしているわ。」

 

「ブリーフィングの際に言ったように狙撃をする場合は近くの廃屋にあるスナイパーライフルを使って頂戴。

私たちと協力関係のサーヴァントは近場のカフェにいるそうよ。」

 

「ああ、それと47。今になって確認されたことなのだけど、この聖杯大戦に別のルーラーのサーヴァントが現界していることが判明したわ。

詳細は随時追って説明するけど、なるべく接触は控えて。」

 

「任務を開始して、47。」

 

 

通信を聞き終え、バスから降りる。

中世ヨーロッパの街並みに囲まれた集落へ、究極の捕食者は降り立った。

 

 

 

 

~~~~~

 

 

 

 

「最近はお城の衛兵さんたちがここにやって来ているけど、やっぱり何か起こってるのかな?」

 

「そうだろうがそうでなかろうが、俺らには関係ないな。」

 

 

 

 

「ねーママ!この帽子買ってー!!」

 

「はい、分ったわ。すみませんこれください。」

 

 

 

ありふれた日常の光景を見ながら私は進んだ。

ここでは聖杯大戦による被害が少ないそうだが、隣町は酷い有様らしい。

 

やって来たのは所々の壁にひびが入っているレンガ造りの建物だ。

その中に侵入し、階段を上っていく。

最上階へ着いたところに開いている状態のICAブリーフィングケースの上に支給品である『ICA BARTOLI WOODSMAN HUNTING RIFLE COVERT』*1を拾った。

 

 

 

 

ミッションストーリーを発見

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Ω
ミッションストーリー

ロングロングショット

 

狙撃を選んだようね。

今調べたところ狙撃に適している地点がそこから数十m離れた所、高さ50メートルの電波塔が絶好の狙撃ポイントね。

周辺にはユグドミレニアの関係者もいないようだし、電波塔から銃弾と言う強烈な電波を与えましょう。

 

 

 

Ω電波塔に入る方法を探す。

 

 

 

拾ったスナイパーライフルをケースに収納し、近くにあった電波塔に辿り着いたが、案の定鍵が掛けられており親友が困難であった。

 

 

「(バールか、鍵‥‥‥)」

 

 

周辺の捜索を始める。

まず訪れたのは八百屋、そこでアンズと落ちていたコインを回収。

次にコインランドリー、またもや落ちていたコインとパイプの裏に隠れていた殺鼠剤を入手。

最後に車の整備所、不法侵入にならない判定の所だけを捜索した結果、ドライバーとバールを回収した。

 

先ほど居た電波塔の入り口に戻って来た。

そこで辺りに人がいないことを確認しつつバールを使用した。

 

 

 

 

ガチャン!!

 

 

 

 

大きな音と共に網目状の鉄扉をこじ開けた。

そして、電波塔内に侵入し、上へと昇った。

 

 

途中誰かの視線を感じたが‥‥‥

 

 

 

 

Ωミッションストーリー完了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「‥‥‥‥‥‥あいつが居るってことは、目的はダーニックか。」

 

「ん?どうした、マスター?」

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

上まで昇った私はブリーフケースの中からスナイパーライフルを取り出して、構える。

高性能スコープによって遠くの人の像がはっきりと見える。

スコープを除きながら城を見渡していると、玉座のある部屋に青い髪をした見た目は20代ほどの男性が立っていた。

 

 

『あれがダーニック・プレストーン・ユグドミレニア、『八枚舌』と呼ばれた魔術師。

若作りをしているようだけれど、年齢は90代後半とかなり高齢よ。』

 

『そして、隣にいる槍を構えた男がダーニックが召喚したウラドⅢ世。

ルーマニアの元領主でドラキュラのモデルとされている男ね。

今は生前と同じく王としているようだけれど、彼もある意味怨霊ね。』

 

 

ここは一撃で狙撃、つまるところ頭部か心臓を狙うのだが距離が離れ、さらにはダーニック自身が動いているので狙いが定まらない。

ひとまずスコープを除きながら城の周囲を視始める。

城壁辺りには衛兵とみられる者達がツーマンセル以上のグループで行動している。

さらに探すこと数十分、西側城壁の壁に張り付くように配電盤が設置されているのを発見した。

配電盤のコードの先は先ほどの玉座の部屋にあるサブの照明につながっているようだ。

あれはスナイパーライフルの銃弾でショートさせることが可能だ。

 

あれでダーニックの気を逸らすことで動きを止める事はできるだろう、しかし、

 

 

「距離がありすぎる。もう少し時間を稼ぎたいな。」

 

 

距離が離れすぎていて、撃った瞬間は動いていなかったとしてもあちらに到着したころには動いている可能性が高い。

もう少し時間を稼げる方法を探すべきだ。

そんなことを思っていた矢先、

 

 

「何だ、あれは?」

 

 

城の庭園から森へつながる獣道がある付近で倒れている2人の人とそこで話し合いをしている3人の人影が見えた。

3人の方は明らかにサーヴァントだった。

 

 

『47、倒れてる2人についてなのだけど、片方は黒のセイバーのマスターであるゴルド・ムジーク・ユグドミレニア。

もう片方は推察の域になるけど、独自の自我を確立させたホムンクルスでしょうね。

大方、逃げ出そうとしてたところをバレて互いにもみ合いになり相打ちになったところでしょうね。』

 

『それと、話してる3名はサーヴァントね。

ICAの過去の聖杯戦争の資料によると真名は、大剣を持っている大男が竜殺しで有名なジークフリート。

ピンク髪の美丈夫はシャルルマーニュ十二勇士のアストルフォ。

弓を携えている清冽な気配を持つ青年がギリシャ神話に登場するケイローン。』

 

「有名どころの英雄たちだ。ユグドミレニアは本気らしい。」

 

『ええ、そうね。

彼らは恐らくこの状況の対処で困っているんでしょうけれど‥‥‥これを利用してみるのはどう、47?」

 

 

 

ダイアナとの通信を一旦切り、再び狙撃する体制に入る。

狙う目標はまず、配電盤だ。

スナイパーラフルのトリガーに指を掛け、息を殺す。

 

 

 

パシュッ!!

 

 

 

放たれた銃弾はそのまま配電盤にヒット。

遠くの方では急に明かりが消えて席を立つダーニックが見える。

そしてダーニックは玉座のある部屋のベランダに出る。

 

 

「━━━━━━?」

 

「━━━━!」

 

「━━━━!!」

 

 

出てきたダーニックは配電盤を確認しようとしたと同時、下での話声を聞いたらしい。

ダーニックと連れのウラドⅢ世の注意が下のサーヴァントたちに集まる。

そこから何かを話しているようだが、ダーナックはその場を動く素振りを見せていない。

 

 

 

再び息を殺し、トリガーに指を掛ける。

そして━━

 

 

 

パシュッ!!

 

 

 

再び一発の銃弾が放たれた。

弾丸は放物線状を描きながら目標地点まで飛んで往く。

 

残り300m、200m、100m、50m、‥‥‥

 

 

 

パシッ!!!

 

 

 

その銃弾は見事ダーニックの頭部を貫いて見せた。

そして、ダーニックは糸が切れた人形のようにその場へと倒れた。

下の方ではなぜかサーヴァントが一人減っているが、残る2騎のサーヴァントは動揺したのか一瞬体が硬直している。

 

 

『ダーニックの排除を確認。彼と契約していたウラドⅢ世も魔力切れで時期に退居するでしょうね。

脱出して構わないわ。』

 

 

 

狙撃に使用した銃を再びブリーフケースに収納し、梯子を滑り降りる。

電波塔に居た痕跡を消し去り、そのまま私は脱出を━━━━

 

 

 

「よう、久しぶりだな。47。」

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「━━よう、久しぶりだな。47。」

 

 

突如として声を掛けられた。

後ろを振り返ると、見覚えのあるジャケットとサングラスをかけた男が居た。

 

 

「獅子劫界離か。なぜお前がここに‥‥‥ん?」

 

 

よく見ると横に10代後半から20代前半ぐらいの女が居る。

整った体つきと顔のパーツを見るにホムンクルスだと思われるが、

 

 

「なるほど、魔術協会から派遣された赤側のマスターの1人だったか。」

 

「ああ、そうだ。こいつの‥‥赤のセイバーのマスターをやってる。」

 

 

獅子劫 界離(ししごう かいり)

七代続く魔術師一族の後継者でフリーランスの死霊魔術師(ネクロマンサー)

戦闘に特化した魔術使いでメインウエポンが水平二連式のショットガン。

一時期ICAのエージェントとして活動していた経歴があり、現在はICAとの連絡網を持ちながらフリーランスの仕事をしている。

 

 

「お前がここに来たってことは、ダーニックの始末だろ。

プリチャードのおやっさん*2からICAが動くとは言われてはいたが、お前が動くとはな。」

 

「相手はヴァリアントの置き土産だ。故にヴァリアントを殺した私を動かしただけだろう。」

 

 

彼はスミスの次点に話が合う。

それもあってか話の内容がプライベートな方へと寄っていく。

 

 

 

 

 

「ふーん…なるほどな。確かに生身の人間の中でも強ぇ部類だ。

オレが居た時代なら円卓の騎士になってただろうな。」

 

 

ふと、獅子劫のサーヴァントがこちらを見定めて来た。

 

 

「おい、セイバー。」

 

「いや、構わない。

叛逆の騎士のお目にかなって光栄だ。」

 

「テメェ、いつのまにオレの真名に気づいて‥‥‥!」

 

「あー…セイバー。こいつの居る組織はサーヴァントの情報を色々持ってる。

こいつが知ってるのはICAの情報だろう。円卓の騎士の情報位持ってるだろうな。」

 

「マジか。てことは不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペディグリー)で認識阻害かけても‥‥‥。」

 

「バレるな。」

 

「マジで反則じゃねーか。マスターが居た組織ってやべぇんだな。」

 

 

 

 

 

 

立ち話もあれだったので、近場のベンチ居座って会話をしているが、そろそろ時間だ。

 

 

「すまないな、私はこれで。」

 

「そうか。久々に会ってみたが、相変わらずで安心だ。」

 

 

エリアからの脱出のために民間のバスに乗ると決めバス停で待機している。

やがてバスがやって来た。

 

 

「ああ、そうだ。ICAの方で調べてほしい奴がいる。

名を『シロウ・コトミネ』、聖堂協会から派遣された赤のアサシンのマスター何だが、うちのセイバー曰くきな臭ぇ。

俺も奴に違和感を感じたんだが、何考えているんだがよく分からねぇ奴だった。」

 

「分かった。情報部に掛け合ってみよう。」

 

 

それを言い残すと、私はバスに乗ってここから離脱した。

 

 

 

 

*1
大型のスナイパーライフル

*2
捏造設定:獅子劫がエージェントだった時のオペレーターはプリチャード




ダーニック排除数分前、黒の陣営の城にて…


「━━どうして、もっと早く止められなかったんだ!」

「‥‥‥すまない。」

「致命傷ですね‥‥‥って、セイバー!?」

「俺は英霊として彼に心臓をささげる━━」(心臓を取り出し埋め込む)

「ちょっと待って、セイバー、君は━━」


「貴様ら、何をやっておのだ!?」

「なっ、ランサー‥‥!」

「これはこれは‥‥我がユグドミレニアに忠誠を誓ったサーヴァントが。
全くもって愚k━━」


パシッ!!!


「がぁっ‥‥!」バタンッ

「なっ、ダーニック!?」



「アーチャー!!」

「狙撃です!!」

「嘘でしょ!?ぼくたちが探知できない距離からだって!?」

「ライダー、今のうちにそのホムンクルスをルーラーに、早くお願いします!!
私はダーニックが撃たれたことをマスターたちに伝えます。」

「分かったよ、アーチャー!」

「(赤のアーチャー?いや彼女、アタランテは弓兵、あの狙撃は銃によるものです。なら今のは‥‥‥まさか第三者による狙撃でしょうか?
ともかくマスターたちに知らせなければ)」



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