混ざり合う世界へようこそ、47   作:メタ(ル)

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ルーラーのサーヴァントを連れた場合の別ルート





ミッションストーリー:職権乱用&点火せよ!

トゥリファスの中にあるカフェへと47はやって来た。

 

あの後、47はサーヴァントを利用する手段を取った。

もし、こちらにサーヴァントが気づいて襲い掛かられたらいくらICAのトップエージェントと呼ばれる者でもサーヴァントを単独で相手するのは無理である。

よって、サーヴァントを連れて行く方針にした47は近場にあったカフェへと赴いた。

 

 

「(ダイアナの事前情報によれば確か‥‥‥いた。)」

 

 

 

奥の方にある2人用の席。

そこには白の短パンに黒のクロップドトップスの上に外側が白いジャージを着たやや露出度の多い服装で白と黒の髪が混ざっている現代の若者風の女が度数の低そうなビールを何杯も飲んでいた。

サーヴァントに酔う概念があるのかは不明だが、顔を見た感じだと酔ってはいなさそうなので声をかける。

 

 

「‥‥‥おい。」

 

「‥‥‥はい?私に何か?」

 

「ICAの者だ。」

 

「‥‥‥ああ、そういうことですか。あなたが今回のマスターになる者でしたか。

ささ、そちらに座ってください。」

 

 

言われるがままに座る。

ICAという単語を聞いた瞬間表情が変わったところを見るにやるときはやるタピなのだろう。

 

 

「改めまして、我が真名は上杉謙信。ルーラークラスのサーヴァントです。

もし名前で呼ぶのでしたら長尾景虎、気軽に景虎で呼んでいただければと。」

 

 

上杉 謙信(うえすぎ けんしん)

かつて日本の越後、現在の新潟県などの北陸地域を支配した安土・桃山時代の戦国大名。

後世においては「敵に塩を送る」ということわざの元の逸話を持つ人物で、私利私欲に拘泥しない義の武将として知られる。

言い伝えであれば男性だったはずだが、彼女は女性、いつの時か北海道のガマ病院にあった書籍で上杉謙信女性説などという日本語の本が置かれていたがそのと通りだったとは。

 

 

ある時の日本で行われた亜種聖杯戦争。

そこで彼女はランサークラスのサーヴァントとして召喚されたのだが、逸話からルーラー適性を持ってる可能性が高いと踏んだ召喚者であるICAのエージェントは、すぐに上層部と相談。

そこから彼女との何かしらの取り決めの後、ICAに全面協力をすることが決まった。

結果、その亜種聖杯戦争は最後のランサーVSライダー*1の戦い以外のサーヴァント及びマスターはICAが全総力を掛けて穏便に取引で敗退させることもあれば強硬手段で消えてもらうなどをして最終的に勝利者へとの上り詰めた。

その後、ICAの持つ科学技術と魔術技術を最大限に利用し景虎の霊基をルーラーに変更させ、さらには常に座にいる本体へ情報を送れるようになった*2そうだ。

わざわざ亜種聖杯5つと小聖杯の欠片を使用しただけあってICAの本気度がうかがえる。

 

 

 

 

 

ミッションストーリーを発見

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Ω
ミッションストーリー

職権乱用

 

ルーラーのサーヴァントを用いたアプローチを採ったようね。

彼女は我々の技術によって全盛期以上の力を聖杯からのバックアップありきで得ているわ。今の彼女なら戦闘になっても負けることは無いでしょうね。

聖堂協会が回収し損ねた亜種聖杯戦争での令呪がこちらには20画以上あるのよね。

彼女の宝具も今情報に送ったわ。裁定者の職権を乱用して思う存分暴れてみてはどうかしら?

 

 

 

Ωマスター用の令呪を受け取る

 

 

 

「とりあえず、暫時的にあなたにはマスターになってもらいますので、令呪を渡しておきますね。」

 

 

47の右腕に赤い模様の入った刺青のようなものが浮かび上がった。

3画の令呪だ。

 

 

 

Ω景虎の話を聞く

 

 

 

「問題ないのか?私は魔術回路を少し持っている*3が魔力が高いわけではないのだが。」

 

「大丈夫ですよ。亜種聖杯によるバックアップで魔力は十分にあるので。

これからどうします、マスター?」

 

「まず質問したい。そちらが所有している令呪は相手のサーヴァントに対してどれぐらいの効力がある?」

 

「あー‥‥そうですね、私自身がイレギュラーでルーラークラスになったこともあってルーラー権限で令呪によってサーヴァントを自害させることは無理ですね。

でも、軽いお願い程度ならできますよ。例えば「~に向かってほしい。」とか「~をするな。」とかそういったことならできます。」

 

「なるほど‥‥‥。」

 

 

しばらく考えた後47は次の行動方針をただ一言。

 

 

「ともかくまずは周囲の探索だ。」

 

 

 

Ωミッションストーリー完了

 

 

 

 

~~~~

 

 

 

 

景虎と歩いている最中、群衆の一部の声が聞こえてきた。

 

 

「なぁ例の仕掛けはどうなったんだ?」

 

「ああ、結婚式用の花火だろ?中止だとよ、この前の雨で火薬がほとんどダメになったのと、あの城の連中が文句を言ってきたもんでな。」

 

「そりゃカップルにとっては災難だな。しっかし、城の衛兵共が待ったを開けるってどういうことだ?」

 

「連中、「信号弾と間違える。」とか「注意がそれる。」だのと言ってた。もう今は戦時中じゃねぇんだぞ。」

 

「はぁ‥‥‥そういや試作で花火師が作ってた花火はどうなったんだ?」

 

「それなら今頃倉庫でお蔵入りだろうよ。この前の大雨で唯一湿らなかったらしいんだが、ホント残念だ。」

 

 

 

 

ミッションストーリーを発見

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Ω
ミッションストーリー

点火せよ!

 

どうやら結婚式で使われる予定だった花火の残りがこの街の倉庫にしまわれているようね。

ユグドミレニアの魔術師たちは光を用いたモールス信号や信号弾で情報のやり取りをしているようだけれど、そんな中大きな花火が打ち上ればさぞ驚くでしょうね。

上手く行けばダーニックたちの注意を逸らせれるかもしれないわ。

 

 

 

Ω花火を入手する

 

 

 

 

 

倉庫へとたどり着いた。

幸いにもカギは掛かってそうにはないが、花火師と思われる男が近くに座っている。

こういうときはコインで気を逸らす。

 

 

 

チャリン

 

 

 

「?」

 

 

イスから立ち上がった花火師は音の発生した方向へと向かった。

その隙に47は倉庫の中へと入り花火を回収した。

 

 

 

Ω花火を仕掛ける

 

 

 

次に仕掛けに取り掛かる。

人だかりの少ない広場、その中央の影ができている場所に花火に遠隔で点火する仕掛けを施し、設置した。

景虎は霊体化している状態でこちらの背後について来ている。

一応は警戒をしくれているようだ。

 

 

 

Ω花火を点火する

 

 

 

 

木々が生い茂り小動物の鳴き声が聞こえる。

辺りは緑の多い森林。

遠くの方を見れば串刺しにされた遺体の数々、ダーニックによる見せしめだろう。

森林の城砦から数百メートルの位置までたどり着いた。

 

 

「ここはどうだ?」

 

「うーん…サーヴァント用の結界が張られていますが令呪による移動を使えば越えられますね。」

 

「そうか。なら始めよう。」ピッ!

 

 

 

手に持っていたリモコンを操作し花火を点火する。

 

 

 

ピュゥゥ~~~~~

 

 

 

ドッカーン!!!

 

 

 

 

Ωミッションストーリー完了

 

 

 

『上出来よ、47。これでダーニックの注意は花火に自然と向くわ。

周りにいるサーヴァントの注意も疎かになる瞬間があれば狙い時よ。』

 

 

 

 

ユグドミレニアの城砦から魔術師とサーヴァントが次々とベランダや外の景気が見える窓を開け始めている。

その中で書斎と思われる場所からターゲットが姿を現した。

 

 

『あれがダーニック・プレストーン・ユグドミレニア。ヴァリアントの遺した亡霊よ。』

 

 

「ターゲットを補足した。行けるな、景虎。」

 

「はい、もちろんです、マスター。

では、えー…ルーラーが令呪を以て黒の陣営の5騎(・・)に命じます━━

1分間その場から指一つ動かないでください。

 

 

景虎の持つ令呪の5画が消費される。

確認しているサーヴァントは全て花火に視線が向いている。

 

 

「令呪を以て命じる━━ダーニックの目の前まで瞬間移動をし、

 

 

令呪が1画消費される。

 

 

宝具を使いダーニックを排除しろ、景虎。

 

「お任せください、マスター!さあ、毘天が白太刀、御照覧あれ!」

 

 

また令呪が1画消費される。

瞬間景虎は神聖を纏った姿となりて、ダーニックの居るベランダの真正面へと瞬間移動した。

 

 

 

「!?」

 

「白き焔が鍛えし、我が一つ太刀。何人足りとて受ける事能わず━━」

 

 

 

天より雷が、光が招来される。

その光の中から一つの太刀が、鞘から抜刀され強烈な光を帯びる。

これこそが毘天が振るう軍神の御業と言わしめた太刀。

光を纏いながらダーニックに対し直線的に突っ込む。

向こうのランサー、ウラドⅢ世は"令呪2画"による強制力でたた動けずその場に突っ立っていた。

 

 

 

 

毘天八相・不知火(びてんはっそう・しらぬい)!!』

 

 

 

景虎によってその一刀が振るわれる。

切られたダーニックは白き焔にて両断された。

その場には彼のサーヴァントであったウラドⅢ世と灰しかなかった。

 

 

『ダーニックの排除を確認。亡霊は天に召したようね。

脱出して、47。』

 

 

 

「さて‥‥令呪を以て命じる、再びこの場に戻ってこい。」

 

 

最後に1画を用いて景虎をその場に瞬間移動させる。

 

 

「にゃー!!!せっかく黒のランサーとも戦いたかったのにーー!!」

 

「離脱するぞ。」

 

「ちぇー…はいはい、分りましたよーマスター。

まぁ久々に不意打ちとはいえ宝具が使えたので満足はしましたけど。」

 

 

よく分からない奴だと47は考える。

自分と同じように内面にどす黒い何かを持っているところまでは分かるが、それが何なのかはっきりとしていない。

裁定者らしい姿を見せる所もあれば、戦闘狂のような一面を見せる彼女。

このサーヴァントをどうやってICAが納得させたのか不思議だ。

 

森の東側、もう少しで離脱地点だ。

追撃してくるような気配はないためこのまま離脱を━━

 

 

「━━お待ちください。」*4

 

 

 

 

~~~~~

 

 

 

 

「━━お待ちください。」

 

 

ふと女の声が聞こえる。

景虎ではない別の声。

振り返るとそこには金髪の10代後半ぐらいの見た目をした旗を持った少女が立っていた。

ICAの情報から推測するに‥‥‥

 

 

「聖杯大戦のルーラーか。」

 

「ええ、その通りです、黒のマスターを殺した不明(Unknown)のマスターとそのサーヴァント。今は霊体化しているようですが。」

 

「‥‥‥。」

 

 

バレている。

強行突破すべきか、と考えたが隣で景虎が霊体化を解いた。

すると、ルーラーのサーヴァントの顔が驚愕の表情に満ちていた。

 

 

「そんな‥‥!ありえません、なぜ他のルーラーのサーヴァントが居るのですか!北の軍神、上杉謙信!」

 

「真名ジャンヌ・ダルク。確か仏蘭西(フランス)の聖女でしたか。」

 

 

お互いに真名を看破する。

救国の聖女であるジャンヌ・ダルク。

確かに彼女ならルーラークラスになっていたとしても不思議ではない。

耳に付けているイヤーピースからダイアナによる情報が送られる。

 

 

『ジャンヌ・ダルク。フランスのパリで起こった亜種聖杯戦争でランサークラスで召喚されているわ。

その時の情報は今から送るわ。』

 

 

 

□インテルを表示

 

 

 

ジャンヌ・ダルク(ランサー)

 

かつてフランスで勃発した百年戦争で活躍した聖処女。フランスを救った聖女であり、十七歳で故郷を発ち、奇跡とも呼べる快進撃を成し遂げた後、十九歳で火刑に処されるという悲劇的な結末を迎えたが、わずか2年間で歴史に名を刻んだ。

そんな彼女がフランスのパリでの亜種聖杯戦争ではランサークラスで現界。

白い槍を2本と短剣を持ち、さらには白い焔を飛ばしてくる。手慣れの魔術師がマスターなら優勝を狙えるサーヴァント。

 

担当者から一言:

筋力化け物のゴリラ聖女。拠点の壁を壊して襲撃してきてマジで怖かった。

 

 

 

 

「そこを退け、救国の聖女。」

 

「許可できません。私としてはあなた方がなぜ聖杯大戦に乱入したのか、目的を聞かなければなりません。」

 

「マスター、どうします?やり合います?」

 

「‥‥‥少し待て。

ダイアナ、この場合の対処を聞きたい。」

 

 

イヤーピースからダイアナの返事を待つ。

 

 

『上層部から許可が出たわ。機密事項さえ語らなければダーニック暗殺の目的は話して良いと。

本当は接触を避けたかったのだけれど、こればかりは仕方ないわ。』

 

 

 

「‥‥‥‥‥‥。」

 

「上からの許可が下りた。故に我々の目的を話そう。

我々の目的はダーニックの排除。

排除理由はダーニックと協力関係だった我々の組織に属していたトップエージェントが機密事項を漏らした恐れがあったからだ。

これで満足か?」

 

「なるほど、ですが2点だけ。

あなた方の組織は一体何なのですか?」

 

「それは答えられない。言えるとすれば世界的な巨大組織とだけだ。」

 

「では次に、あなた方の目的は黒のランサーのマスターのみですね?」

 

「ああ。彼以外のユグドミレニアの関係者は排除リストに入っていない。」

 

「ならばこれ以上あなた方はこの聖杯大戦に関わることはありませんね?」

 

「少なくとも、"今は"そうだ。」

 

「そうですか‥‥‥。」

 

 

しばらくジャンヌ・ダルクは考えた後動きを見せた。

 

 

「どうぞ通ってください。」

 

「良いのか?」

 

「ええ、私としてはこの聖杯大戦に参加した目的とその理由を聞くことが目的でしたので。

聖杯大戦を妨害するような目的ではない以上私が動く理由はありませんので。」

 

 

その場からジャンヌ・ダルクは去っていった。

 

 

「敏捷、魔力がA、宝具がA++に固有スキル5つ以上‥‥あはは、抑止力のサポートを受けられるサーヴァントなだけあって、強いようですが、今の私には勝てないでしょう。」

 

 

 

何やらぼそぼそと景虎が呟いてはいたが、それを聞き流して近くにあったボートで離脱した。

 

 

 

*1
一体何回目の川中島の戦いをしたのでしょうね~?

*2
hitman世界のICAだからできること。型月世界だと絶対無理

*3
先のヴァリアントもそうだがICAのエージェントの一部は魔術回路を所有している

*4
前回と似たようなパターン(再放送)




Q&A

Q.なぜ景虎が選ばれたのか?

A.消去法

そもそもルーラークラスは亜種聖杯戦争で召喚されるか不明。なので、別クラス(FGOのサンタ、水着などを除く)を持つ(持つてそう)かつ依り代系を省くかつ召喚されそうなサーヴァントに絞るとギルガメッシュ、マルタ、ヨハンナ、卑弥呼、天草四郎、上杉謙信などが挙げられるが、

ギル…ICAを雑種判定、乗っ取るか潰す(スミスを道化判定してくれたら協力するかも)
マルタ…暗殺組織に協力する気なし
ヨハンナ…上に同じ
卑弥呼…上に同じ
天草…そもそも赤陣営

となり消去法で景虎になる。
ちなみに、景虎がICAに提示した条件は「人の感情を知りたい」、「他のサーヴァントと戦いたい」など。それもあって、ICAはたまに身内で固めた亜種聖杯戦争に景虎を参加させている。



Q.景虎の強さは?


A.
ステータス

筋力:A
耐久:A
敏捷:A+
魔力:B++
幸運:B+
宝具:A++

固有スキル

・対魔力(A)
・騎乗(A+)
・神性(A+)
・宝在心(B+)
・運は天に、鎧は胸に、手柄は足に(A+)
・白き焔(A+)
・毘天宝塔(B+)
・真名看破(B+)
・神明裁決(EX)

亜種聖杯&小聖杯の欠片(偶々手に入った)&ICAの技術によるバックアップでランサークラス時の武器8種も持ってきたり、真名看破と神明裁決追加、亜種聖杯戦争でICAがしれっと回収している令呪20画以上所持と「ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァント」状態になっている。多分聖杯大戦で真正面から相手取れるのは令呪ブースト付いたカルナぐらい。


Q.ジャンヌダルク(ランサー)ってどんな感じ?


A.サムレムのジャンヌが正しく召喚された場合という認識でok。一部スキルも聖女らしいものへとなっているが、それでも筋力ゴリ‥‥‥


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