もう一度転生してもストーム1だった件   作:一般兵士Z

15 / 23
はい、ということで11話です。

今回は僕、神様もいるよ。

話すことは別にないのでどうぞ!


11話 シズ

ある日のこと。

 

「今日も平和だなリムル」

 

「そうだなぁ、でもなんか暇だな。そういえばアルト、服を作ってもらえたんだな」

 

「そうそう、ドワーフも来たから作ってもらえてさ、あのアーマーは戦闘用だったから助かったよ。あと、ほら、剣も作ってくれたよ」

 

そう言って俺はリムルに腰に掛けていた剣を見せた。

 

「ほんとだ。でもさアルトにはもっと強い武器があるだろ?」

 

「まぁ確かにあるけどな。遠距離用のライフルとかはあるんだが近距離用の武装がフェンサーだと充実しているんだが、レンジャーだとショットガンぐらいしかないからな。至近距離になると対応出来ないのが心配だったんだ」

 

「なるほどな。ところでなんだけど……」

 

そんな話をしているとリグルドが走って俺とリムルの方へ向かってきた。

 

「どうかしたのか?」

 

「はっ、リグルら警備班から連絡がありました。森で不審な者達を発見したそうです」

 

「魔物か?」

 

「いえ、人間です」

 

「「人間?」」

 

「領土拡大を狙った、どこかの国の調査隊やもしれません」

 

「ふむ…」

 

「なるほど?」

 


その人間はというと、

 

「ハァハァ…」

 

「うお〜!」

「わああ〜!」

「うが〜!」

 

ボギボギッ ドシドシドシ!!

 

4人の人間は今巨大妖蟻(ジャイアントアント)に追いかけられていた。

 

「カバルの旦那が悪いんでやんすよ、巨大妖蟻(ジャイアントアント)の巣に剣なんてぶっ刺すから!」

 

「う…うるせえな!、リーダーに文句言うな!」

 

「リーダーのくせにウカツすぎよ!」

 

「ぐっ…」

 

「死んだら枕元に化けて出てやるんだから〜!」

 

「ウハハハ…そりゃ無理ってもんだ、なぜなら…俺も一緒に死ぬからな!」

 

「いや〜!」

 

ザッ

 

謎の女性が巨大妖蟻(ジャイアントアント)の前に立つ。

 

「シズさん!」

「おい、よせ!」

 

シャキィン

 

剣を抜いた瞬間、剣が燃え上がる。

 

燃える剣でシズと呼ばれた者は巨大妖蟻(ジャイアントアント)を燃やし消し去った。そして次々と巨大妖蟻(ジャイアントアント)を切り倒した。

 

「はぁ…」

 

「す、すごい…」

 

ピクッ

 

巨大妖蟻(ジャイアントアント)がまだ一匹生きていた。起き上がりシズを襲おうとしていた。

 

キィァァァ!!

 

「はっ、シズさんまだ…」

 

「ふっ!あっ…」

 

剣を構えたものの何故か体勢を崩してしまった。

 

「シズさん!」

 

その時だった。

 

ピガァァァン

 

ドゴォォン

 

「シズさん!」

 

「大丈夫?」

 

「え…ええ」

 

「今のなんでやんす?」

 

「黒い稲妻みたいだったが」

 

「おいリムル、流石に強力すぎないか?」

 

「そうだな。黒稲妻、やっぱり強力すぎる。これも封印だな」

 

「でしょうね」

 

「あっ」

 

「ん、…」

 

砂煙が消えて見えたのは、

 

「「「スライムと子供?」」」

 

「ん、スライムで悪いか?」

 

「子供で悪かったな」

 

「あ、いや…」

 

「スライムが喋るとは…」

 

「信じられない」

 

「ほらそこのお姉さんのだろ、すまんな、ケガしなかったか?」

 

そう言いリムルは仮面を渡した。

 

「ええ、大丈夫」

 

「助かったよ、ありがとう」

 

「リムル、お前のせいで俺の印象薄れてるんだけど…」

 

「あ、すまん」

 

こいつ( *`ω´)!

 


村に戻った後のこと。

 

「4人はどうしてる?」

 

「はい…」

 

家の中から聞こえてきたのは、

 

「ちょ、お前…それ俺が狙ってた肉!」

 

「「ん?」」

 

「ひどくないですか?それ私が育てていたお肉なんですけど」

 

「旦那方、食事に関しては譲れないでやんすよ」

 

「うん?」

 

「あれ?」

 

「すみません。腹ペコだというものでして食事を…」

 

「おお、いいじゃないか、困っている者に親切にしてやるのは、いいことだぞ」

 

「ははっありがとうございます。今後とも精進したいと存じます」

 

「うん、うん」

 

「良かった、良かった」

 

「リムル様、アルト様どうぞ」

 

どこかで見たことあるような…もしかして洞窟の?

 

《解。その通りです。》

 

で、仮面を被っているのは誰だ?……えっ仮面かぶったまま、食ってるだと!?

 

「お客人、大したもてなしはできんが、くつろいでくれておりますかな?改めて紹介しよう。こちらが我らが主、アルト様とリムル様である」

 

「「「主?」」」

 

「「主で悪いか?」」

 

「えっいや…」

 

「ただのスライムと子供ではないと思っていたけど、まさか…」

 

まあしょうがないか、だってスライムと中身大人の少年だもんな……ん?

 

「初めまして、俺はスライムのリムル、悪いスライムじゃないよ、でこいつが…」

 

「ぷっ」

 

「シズさん?」

 

(ぶっ、こいつ中々のぶっ込んできたな。仕返ししてやる!)

 

「俺は見た目は子供、頭脳は大人、その名も名探偵k……じゃなくてアルトだ」

 

「ぷふっ」

 

「ぐふっ」

 

「「「ん?」」」

 

「シズさん大丈夫?」

 

「リムル?」

 

今思ったが俺たちのネタ分かるのか?しかもリムルも反応したし。でも仕返しは成功したな。

 

「これは失礼しました。まさか魔物に助けてもらえるとは思ってもいませんでましたが助かりました」

 

「あっお肉ありがとうございます、とっても美味しいです」

 

「どうも助かりやした。こんなところでゴブリンが村を建設中とは思いやせんでした」

 

シズは何も言わずに肉を食べている。

 

あの子マイペースだな。

 

「んで…ここには何をしに来られたのかな?」

 

「俺はカバル。一応このパーティのリーダーをしている。こいつが…」

 

「エレンです」

 

「どうもギドといいやす、お見知りおきを」

 

「で、この人は行く方向が同じということで臨時メンバーになった……」

 

「シズ」

 

なるほどね、シズっていうのか、すごい和を感じるな。だって正座してるし。

 

「で?」

 

「俺たちはブルムンド王国の自由組合支部長(ギルドマスター)の依頼を受けて…」

 

めちゃくちゃ言うじゃん。疑わなくて大丈夫?お兄さん心配だよ!…でこの人の話によるとジュラの大森林の周辺国の1つ、ブルムンド王国の自由組合支部長(ギルドマスター)の依頼を受けて、調査に来ていたのか。

 

「なるほどな」

 

「なるほど」

 

「俺たち、ご覧の通り町を作ってる最中だが…その…ギルド的に何か問題があったりするか?」

 

「いや大丈夫だろ」

 

「そうね、ギルドが口出す問題じゃないしね。国はどうなんだろ?」

 

「う〜ん、あっしには分かりません」

 

なんか軽すぎない?

 

「そうか、まあ話は分かった。今日はここに泊まるがいい。ゆっくり疲れを癒してくれ」

 

「そうだな。ここに来るまで大変だったろ。なら明日に備えておくといいしな」

 

「「「ありがとうございます」」」

 

「「丁重にな」」

 

「「はっ」」

 


夕暮れになり、俺は高台に来ていた。

 

ん?シズさんだったけ?なんであんなところに?あれリムルもいるな。なら俺も行くか。

 

「ちょっといいか(な)?」

 

「あれ?アルトどうしたんだ?」

 

「リムルとシズさんがいたからな。気になってきたんだ」

 

「そっか。ところでシズさん、聞きたいことがあるんだけど、そのシズさんは日本……」

 

「スライムさんと人間さん、さっきのはゲームとアニメのセリフでしょ?」

 

「「え……」」

 

「悪いスライムじゃないよって、あと見た目は子供、頭脳は大人って」

 

「ああ…」

 

「なんか恥ずい」

 

「私はやったことも見たこともないけど同郷だった子から聞いたことがあってね」

 

シズはリムルの体を持ち上げた。

 

「おーう!?」

 

リムルはシズに抱き上げられた。

 

リムル、こいつ大人だったんだろ、そう考えると絵面が地獄なんだけど。

 

「スライムさんも人間さんも日本から来たの?」

 

「あぁ」

 

「そうだな」

 

「そっか。会えて嬉しいよ」

 

「スライムさんと人間さんはどうしてこっちに?」

 

「いやあ、それがさ…刺されて死んじゃってさ、気づいたらこんな素敵な姿に…」

 

「あっそっか」

 

「スライムさんは転生者なんだ。大変だったね。人間さんは?」

 

俺の死に様を言うのもアレだし少し嘘つくか。

 

「俺はテロに巻き込まれて、銃弾を何発か内臓を貫通して死んだんだ。それでいつの間にか若返った姿になってたんだ」

 

「えっアルト、そんな死に方してたのかよ」

 

「人間さんも転生者なんだ。そっちも大変そうだったね」

 

「シズさんは違うの?」

 

この流れ的に召喚者だろうな。

 

「私は召喚者だから」

 

「シズさんはいつ頃召喚されたんだい?」

 

「ずっと昔、町が燃えて、炎に包まれて…」

 

「戦争?」

 

第二次世界大戦のときか…

 

「空から爆弾が降ってきて…」

 

じゃあ空襲か。

 

「お母さんと一緒に逃げていて、そのときに…」

 

「お母さんは?」

 

(このスライムが!そんなこと聞くのかよ)

 

「ん…」

 

「すまない」

 

「ううん」

 

シ〜ン…………

 

どうしようこの空気感、リムルどうにかしてくれ、役目でしょ。

 

「そうだ、おもしろいものを見せてやるよ」

 

「「おもしろいもの?」」

 

リムルは思念伝達を使い俺達に、最初ハプニングがあったものの戦後の成長した日本を見せた。そしてリムルは皆んなが平和に暮らせる街を作りたいという想いを語った。だがその直後…

 

「うっ…」

 

突然シズが苦しみだした。

 

「シズさん!」

 

「おい!どうした?」

 

「うっはぁ…ごめんなさい」

 

「大丈夫かい?」

 

「大丈夫か?」

 

「ええ、たぶん」

 

そう言いシズは仮面を被った。

 

「リムルとアルトの旦那、ちょっといいかな?新しく家を建てる場所の相談をしたいんだが…」

 

カイジンがリムルと俺を呼んだ。

 

「ああ」

 

「いいぞ」

 

「じゃあ」

 

「じゃあ、また」

 

「じゃあ」

 

3人は別れの言葉を交わし俺とリムルはカイジンの所へ行った。

 

「お邪魔だったか?」

 

「うるさいよ」

 

「照れんなよ」

 

「そうだぞリムル」

 

「そんなんじゃねぇし」

 

「赤くなってるぞ」

 

2人が離れるとシズは丘の上で静かに空を見つめていた。

 




ということでアルトはリムルに出番を盗まれた挙句、少し前みたいに存在が少し薄くなりましたね

ならまたアルト君をこの空間に入れようかな?

いや、駄目だろ。正直言ってアルトは何故かこちらの存在に気がついてきているというのにそんなことしたら確実に殺し合いの始まるになるぞ

いや冗談だよ、作者君。ほら敬語抜けてるよ

誰のせいなんでしょうね!まったく…
ということで次回も楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。