いや、待つんだ作者君。話すこと結構あると思うよ
例えば?
今のアルト君の状況だったりね?
いや、結構書くのめんd……。ゴホンッ、まぁ、そんな訳でどうぞ!
今、俺達は
「
「ええ、そうです」
そこにベニマルが割って入ってくる。
「いきなり現れて随分身勝手な物言いじゃないか。
ベニマルのその言葉に対してトレイニーは言う。
「そうですわね。オーガの里が健在でしたら、そちらに出向いていたでしょう」
その言葉に鬼人達は驚く。
「まあ、そうであったとしてもこの方々の存在を無視することは出来ないのですけれど」
「ん?」
「え?マジ?」
「我々の集落が
「
「
トレイニーは
「
「ならば、本当に…」
なら、これは一旦少し考えたほうが良さそうだな。簡単に決められる問題じゃない。
「返事は少し待ってくれ。鬼人達の援護はするつもりだが率先して蜂の巣を突く真似をするつもりは無い。これは情報を整理してから答えさせてくれよ。こう見えても、ただのガキじゃなくて主の一人だからな」
「あっ……フフッ」
俺の言葉にトレイニーは驚いたような素振りを見せて微笑んだ。
そして会議は続く。
「ん…」
「うっ、うう…」
リグルドとカイジンの間に座っているので二人は気まずそうにしている。
「会議を続けるぞ。オーク達の目的について何か意見がある者はいるか?」
「あ……、思い当たることが一つあります」
「なんだ?」
「ソウエイ。わたくし達の里、調査してきましたか?」
「はい」
「その様子では、やはりなかったのですね」
「はい」
何が無いんだ?
「同胞の物もオークの物もただの一つも」
まさかの死体か?
「何が?」
「死体です」
「えっ?」
「20万もの大軍が食えるだけの食料をどうやって賄っているのか疑問だったが…」
「それってまさか…」
そのまさかだろうな。
そしてトレイニーが言う。
「ユニークスキル、
「
「世に混乱をもたらす災厄の魔物。
リムルのスキルに似ているな。リムルは食うというより捕食と言ったところか。いや、どっちも一緒じゃね?
トレイニーは目を開き話を再開する。
「リムル様の捕食者と似ていますわね。
「ん〜〜」
リムルが背伸びする。
「さて、となるとだな。うちも安全とは言い難いな。
「まさに魔物のフルコースって言ったところだな」
「一番ヤツらの食いつきそうな餌を忘れてやいませんか?」
「あ〜?」
リムルはポテチを口に運びながら反応した。
「誰だ?」
「いるでしょ、最強のスライムに同格の未知数の人間が」
「どこに?」
「俺では無いだろうな」
「ハハッ」
「うん…」
「え?」
「何その反応……」
「それに…、
「魔人か…」
「いずれかの魔王の手の者ですからね」
森で起きていることは大抵把握している……。なら俺がスキルを使っている様子を少しは観ていることになる…か。とんでもないな。
するとトレイニーは立ち上がり手を差し伸べた。
「リムル=テンペスト様、そしてアルト=テンペスト様。改めて
「「う〜ん」」
指示者はどうだ?信用しても問題はないか?
《
天罰か。とは言え20万なんだよな……。別に倒せるが、前世のように暴れ回りたくはは無いし出来る限りは戦いたくはない。
「当然です!」
シオンが割って入ってくる。
「うえっ…」
え?なんか余計な事言いそうな気が……。
「リムル様とアルト様ならば、
何言ってくれんの!
「うわぁ!やはり、そうですよね」
トレイニーは喜ぶ。
「ええ!」
腹を括るしかないパターンか?でもなぁ、戦いたくないな。……え?元ストーム1がそんなこと言って良いのかって?いや、ここは地球じゃなくて異世界だぞ。あと、今は軍人じゃないから良いんだよ!というか戦いたいって思えるヤツは中々いないぞ。
そんなことを考えているとリムルはスライムの状態になった。そしてそれをシオンがキャッチする。
「分かったよ、
「はい!もちろんです。リムル様、アルト様」
「どうせ最初からそのつもりだ」
「俺たちゃ、旦那方を信じてついていくだけさ」
「その通りですぞ!我らの力見せつけてやりましょう!」
「「「おう!」」」
「ウフッ」
これで負けたらどうしようか。でもリムルがいるから大丈夫か。
だが、このままの状態だとオーク20万の軍勢を俺達だけで相手取る事になるな。となるとリザードマンとの同盟を前向きに検討したい所だが使者がな……。
「リムル様、アルト様」
ソウエイが立ち上がる。
「ん?」
「リザードマンの首領に直接話をつけても宜しいですか?」
「ソウエイ出来るのか?」
「はい」
何この自信?まさかコイツイケメンか!?
「よし!ではリザードマンと合流し、オークを叩く」
「「「はっ!」」」
「決戦はリザードマンの支配領域である湿地帯になるだろう。これはリザードマンとの共同戦線が前提条件だ。頼んだぞ、ソウエイ」
「お任せを」
ソウエイは一瞬で消えた。
首領がガビルみたくアホでなければ良いが…。というかガビルが余計なことをしないか不安だな。
一方、そのガビルは……。
「ん……うわっ!あっあ」
ガビルが目を覚ます。
「わ〜!」
「ん?」
「ガビル様!」
「ぐわ〜!」
ガビルの部下が泣きながら飛びついてくる。そして残りの部下も来る。
「起きたかよ」
「こ…ここは?」
「良かったよ〜ほんと、ううっ…」
ガビルは状況を思い出す。
「そっそうだ!我が輩は…、ふざけた顔の男に…!うぬ、すっかり騙されたわ」
「ど…どういうこと?」
「簡単なことよ。我が輩を制した、あの者こそ、あの村の本当の主に違いない!」
何故そうなる。
「「「なんと!」」」
「アレが?」
「そうじゃないとガビル様負けたりしないよ」
「しかり」
「汚い!騙してガビル様の油断を誘うだなんて」
「卑怯なり」
「ふざけんな!」
「まあ、落ち着け。弱者なりの知恵というやつだろう。あっ……ハッ」
この男はアホなのだろうか。
「器の大きさ、山の如し」
「流石はガビル様!」
「いよっ!次期首領」
「いや〜カッコええなぁ、ガビルはん」
「いやいや、我が輩などそれ程でも…ってだr…なん!?」
気付くのが遅過ぎて草も生えんな。
「最初からいたよこの人」
「聞いた通りえらい男前やないか。ワイはラプラスという
「ラプラス?」
「ゲルミュッド様の使いであんたに警告しに来たんや」
「おお!ゲルミュッド様の」
「ゲルミュッド様って?」
「ガビル様に名を授けてくださったというお方だ」
「ご足労をお掛けしたな。して、ゲルミュッド様の警告とは?」
「これがまた、えらいことになっとるんですわ」
ラプラスは回転しガビルを通り過ぎたところで決めポーズを決めた。
「今回のオークの軍勢。どうやら本当に
「「「
リザードマン達はどよめく。
「リザードマンの首領は出来たお人やけど、もうかなりのお年やし正直なとこ、お父上には荷が重いんとちゃいます?」
「ん…うん。オーク軍撃退の後に首領の座を受け継ごうと思っていたが…、それでは間に合わんようだな!」
「せやせや」
このガビルという男は本当に操られやすいな。
「ラプラス殿、挨拶もそこそこだが我が輩達は…」
「ええって、ええって。湿地帯に戻りはるんやろ?早よ行ったほうがええで」
「かたじけない。出発するぞ〜!」
「「「おお!」」」
ガビル達は湿地帯に向け走り出した。そしてその様子を見ていたラプラスは言う。
「せいぜい頑張りや。ガビルはん…」
こうした動きの中、オーク軍は今現在も湿地帯を侵攻していた。
「「「蹂躙せよ、蹂躙せよ、蹂躙せよ……」」」
オーク軍の動きにリザードマンの首領は……。
「首領如何致しましょう。オーク軍が迫っておりますが……」
「籠城するしかあるまい。20万のオークを相手に戦う術はない」
「はっ」
その会話の途中、リザードマンの伝令が走ってくる。
「首領!」
「あっ?」
「首領!侵入者です!首領に会わせろと」
「会おう。連れて参れ」
「あっ…首領危険では」
「そなたも感じるか?この
首領は側近に問う。
「ええ、ただ者ではありません。これは…リザードマンの精鋭百体で掛かったとしても…」
この会話が途中で途切れ足音が近づく。
「失礼。今取り込んでおりましてな。おもてなしも出来ませぬ」
「気遣いは無用だ。俺は単なる使者。我が主達の言葉を伝えに来ただけなのでな」
リザードマンの首領に近づいた事により姿が見える。侵入者とはソウエイだった。
「して用件は?」
「我が主達はリザードマンとの同盟を望んでいる」
「同盟?…はて?其方の主達をわしは知らんのだがね」
「我が主達はリムル=テンペスト様、そしてアルト=テンペスト様だ。
「「あっ…」」
「森の管理者が直接…」
「オーク軍を率いているのは
「
兵士の一人が驚く。
「この意味を踏まえてよく検討してほしい」
「うう…」
首領も驚いていた。だがそこに一人のリザードマンの兵士が口を挟む。
「ふ…ふん、リムルにアルトだと?聞いたこともない。どうせ、そいつも
「やめろ!」
首領が止める。
「えっ?」
「口を塞ぐのだ」
「しゅ…首領!そのような態度では舐められ…」
ソウエイは糸をリザードマンの首に掛けて締める。
「あっ、うっ……こっこれは」
糸を締める力を強くする。
「うっううっ…」
「待て。同族の非礼を詫びよう」
首領は椅子から立つ。
「許してやってもらえないかな。これは対等の申し出なのだろう?」
ソウエイはリザードマンに掛けた糸を解く。
「失礼。脅すつもりは無かったが主を愚弄されるのは好まぬ」
「よく言う。止めねば迷わず首を刎ねただろうに。見たところ、其方の
「今は違う。主達よりソウエイの名を賜った折鬼人となった」
「鬼人?」
首領は驚く。
「オーガの中から稀に生まれるという上位種族……!」
「ならば其方に名を与えた主達とはそれ以上の存在……というわけか」
首領は考える。
(
「ソウエイとやら、一つ条件がある」
「聞こう」
「其方の主達。リムル=テンペスト、アルト=テンペストと会いたい」
「分かった。では我々は準備を整え7日後にこちらに合流する。その時お目通りしていただくとしよう。それまで決して先走って戦を仕掛けることのないよう」
「承知した」
「では」
ソウエイは一瞬の内に消えた。ソウエイが消えた後、首領は椅子に腰掛ける。
「首領」
「ハァ〜……どうにか光明が見えたようだ。皆を集めろ」
首領はリザードマン達を集めた。
「オーク軍は既にこの地下、大洞窟のそばまで迫ってきている。だが恐れることはない。7日後には強力な援軍が見込める。それまで我々は籠城し、戦力を温存するのだ。間違っても攻撃に打って出ようなどと思うな。戦死すれば餌になりヤツらの力が増すと思え。それが
首領は槍で地面を叩く。
「援軍と合流したのち、反撃に転じる。その時まで耐えるのだ。誰一人死ぬことは許さん!」
「「「おお!!!」」」
この日から四日後……。現在、リザードマン達は大洞窟の中で籠城し、侵入してきたオークを撃退していた。
「よし回り込め!」
回り込んだリザードマンはオークを斬り倒した。
「これが本当にオークなのか?まるでオーガとでも戦っている気分だ」
「ゾッとするな」
「こんなヤツらが20万も居るだなんて」
「それが
「後、三日も守り通せるだろうか」
「守ってばかりでは疲弊するだけだ」
「おおっあなたは…」
それは戻ってきたガビルだった。そしてガビルは首領達の所に向かった。
「親父殿!」
「「「ん?」」」
首領達は声のする方向を向く。
「おお、戻ったか。してゴブリンからの協力は取り付けることが出来たのか?」
「はっ、その総数七千匹、待機させております」
「うん」
その言葉に首領は頷く。
「しかし…、オーク相手に籠城とはどういうつもりなのです?とても誇り高きリザードマンの戦い方とは思えませんな」
「お前が居ない間に同盟の申し出があったのだ。その者達と合流するまでは防衛に徹するのが最善だ」
「ハァ……老いたな親父」
「何?」
ガビルは立ち上がり合図を出す。するとガビルの部下や配下となった兵士が入ってくる。
「あっ……」
「天然の迷路を利用し、大軍と戦うのは良い策かもしれん。だがそれでは数多ある通路に戦力を分散させ過ぎて、戦力の集中による迎撃が出来ぬ」
ガビルの部下達が首領に槍を向ける。
「ガ…ガビル殿。これは一体どういう……」
「落ち着け!親衛隊長。危害を加えるつもりはない」
「しかし…うっ」
親衛隊長達は拘束される。
「手荒な手段になってしまったことは後で詫びる。窮屈な思いをさせるが、我が輩が
「息子よ!勝手な真似は許さんぞ!」
「ガビル殿…いえ兄上!目を覚ましてください!」
「ええい、放されい!放さんか!放すのだ!勝手な真似は許さん!」
首領達は牢獄へ連れてかれガビルの元へ部下の一人がやってくる。
「ん?」
「ガビル様、これを」
「親父殿の…」
部下が持ってきたのは首領が持っていた槍だった。
「ん…」
ガビルは槍を手に持ち構えるとガビルと槍が光る。
「こ…この力、
「各部族長の掌握が完了したぜ。若い連中にはこの防衛戦に疑問を抱いていた者も多かったからな」
「そうか」
ガビルの部下や兵士はガビルに跪く。
「皆、アンタについていく。頼むぜガビル様」
「いいとも。我が輩がリザードマンの真の戦い方を見せてやろうぞ。時が来たのだ!」
「「「おお!!!」」」
「「「ガビル!ガビル!ガビル………」
こうして、ガビル達は、アルト達の合流を待たずして、動き出してしまった。
「「「蹂躙せよ、蹂躙せよ、蹂躙せよ、蹂躙せよ…」」」
湿地帯を埋め尽くす、オークの大軍。その一角からざわめきが生じた。
「ううっ……」
一体のオークがリザードマンの攻撃によって倒された。
「豚どもを必要以上に恐れる事などない。湿地帯は我らの領域、素早い動きでオークどもを撹乱するのだ。ぬかるみに足を取られるノロマに後れは取らん!」
「やった!」
「攻撃が効いてるぜ」
「然り」
「オークなど我らリザードマンの敵などではない!よし!一旦離脱」
ガビルの実力は仲間達が認めるものだった。
「ああっ…うわあ!」
「ん?」
部下の悲鳴を聞いてオークの方を向くとオークがオークを食らっている所を目にした。
「なんだ?」
ただ一つ誤算があるとすれば、ガビルは知らなかった。
「オークがオークを食っている…」
首領は知っていた
「「「蹂躙せよ、蹂躙せよ、蹂躙せよ、食べた仲間の力を我が物に!食べた獲物の力を我が物に!」」」
さぁ、そろそろ戦闘が始まりそうだね!
そうですね。まぁ、少し不安点があるとすればアルトが活躍するのかっていう所なんですけどね
流石に活躍すると思うよ。でも今までの活躍的にねぇ……
ですね。という事で次回も楽しみに!