「今日も平和だな……。まぁそういう時に限って何か起きるんですよねぇ〜」
その俺の予想は的中した。
「アルト様、緊急事態です」
ほらね?で、ソウエイどしたん?
「何があった?」
「ペガサスに乗った騎士が数百機。こちらに向かっております」
はぁ……。ペガサスねぇ…。ハチとかドローンよりはマシか。じゃあさっさとペガサスに乗った騎士のところに行きますか……。
何故、ペガサスに乗った騎士達がこの街にやってくるのか…。少し時を戻し、武装国家ドワルゴンに視点を変えよう。
「王よ、暗部はなんと?」
王と呼ばれた男、英雄王ガゼルは口を開く。
「
「なんですと!?」
「14万のオークは暴走することもなく各地に散ったらしい。しかも
「そんなことが?」
ガゼル王は考え始める。
(複数の上位魔人の参戦により戦争は終結。魔人達は例のスライムの配下であると思われるか…。魔人を従え、魔物に進化をもたらすもの…。此度の件、対応を誤れば国が滅ぶやもしれぬ…)
ガゼル王はスライム…リムルが魔人達を従えていることを見抜く。ただアルトのことを上位魔人の内の一人だと勘違いを起こしていたが……。
「あのスライムの正体。余、自らが見極めてやろうではないか」
そして今に至る。俺達は急いで騎士達が飛んでいる方角に向かう。騎士達の元へ向かうのは俺、リムル、ランガ、ベニマル、シオン、ソウエイ、リグル、リグルド、そしてカイジンだ。騎士達は降下し始め、低空飛行で俺達を囲む。
「ドワーフの英雄王、ガゼル・ドワルゴ…!」
ガゼル・ドワルゴ?誰のことを言ってるんだ?俺、ドワーフの国行ってないから分からないんだけど……。あ、もしかして装飾が豪華なペガサスに乗ってるドワーフか?
「リムル様、アルト様。如何いたしますか?」
「できれば争うのは避けたいんだが…」
今世でも争うのはもう嫌だ!
「問題ありません!蹴散らせば良いのです!」
シオン?…でも戦闘になるかもしれないな。
「一応、住民は避難させよう」
ということは俺達はその時間稼ぎってことだな。
「なら、その間は俺達が時間を稼ぐぞ」
「「「はっ」」」
そう話している間に全てのペガサスが地上に降りる。カイジンは俺達の前まで走りガゼル王の前に跪く。
「お久しぶりでございます」
「久しいな、カイジン」
「はっ」
見るだけでも分かる…。コイツ強いな…多分。
リムルは前に出る。
「スライムか…」
「最初に名乗っておく。俺の名はリムルだ。スライムだがスライム呼ばわりはやめてもらおう。これでも一応、ジュラの森大同盟の盟主の一人なんでね」
そう言いリムルは人の姿になる。
「これが本性ってわけでもないんだが、こっちの方が話をしやすいだろ?…で、何の用だ?」
「単刀直入に言おう。リムル、貴様を見極めに来たのだ」
「見極め?」
勝手にリムルが出てくれて良かった!俺は何もしなくて良さそうだ!
「俺の剣で貴様の本性を見抜いてくれるわ。この森の盟主となったなどと、ホラを吹く貴様には分というものを教えてやらねばなるまい。その剣が飾りではないというのなら……俺の申し出を受けるがいい」
「王よ、まさか…」
「本気で戦ってみるのが手っ取り早いであろう」
「よし、その申し出を受けよう。ホラ吹き呼ばわりしたこと、後悔させてやる」
そうだそうだ!やってやれ、リムル!
リムルとガゼル王が剣を構える。
「俺の一連の攻撃を防ぎ切ったら貴様の勝ちでいい。ただしこの俺、剣聖ガゼル・ドワルゴの剣を甘く見ない事だ」
「分かった」
突然風が吹き、トレイニーが現れる。
お、トレイニーさんじゃないですか。
「それでは立ち会いは私が行いましょう」
「まさか
「フッ。貴様をホラ吹き呼ばわりしたことは謝罪するぞ。それに事情も朧げながら読めたわ」
「じゃあ!」
「だが貴様の人となりを知るのは別の話だ」
「え…」
「立会人も決まったならば、後は剣を交えるのみ!」
「あぁ、そうだな。軽く勝利して今回の剣をキッチリと説明してもらうとするわ」
頑張れ〜!負けるな〜!負けたらシオンの料理を食わせたるからな〜!
「フフ、俺に勝てたなら答えてやるさ」
トレイニーさんが始めの合図を出す。
「始め!」
リムルが先手として正面から剣を振るが簡単に弾かれる。そして回り込み、突くがそれも弾かれ逆に突き飛ばされる。
「貴様の力はそんなものなのか、リムルよ」
「うるさい!まだ本気を出してないだけだし!慌てんな!」
次はガゼル王が攻勢に出る。ガゼル王は片手から両手に剣を持ち直し、振り落とす。それによってリムルは受け止めるも大きく後ろへ下がる。
あの動き…。どっかで見たことあるような……。
ガゼル王は構える。
「いくぞリムル!
ガゼル王はその場から消え、まず下から、そして上からの一撃がリムルを襲う。だがリムルは下からの斬撃は避け、上からの一撃は避けず正面から剣で受け切った。
「ふん…。フフフ…ハハハ!俺の剣を受け止めおったわ!」
「え?」
「それまで。勝者リムル=テンペスト!」
「剣を交えてよく分かった。お前は邪悪な存在ではない」
「「「うんうん」」」
「なんでだよ……」
「それにしても、よくぞ俺の
「いや…偶然だよ。その技、師匠が使っていて訓練でよく打ちのめされた。それだけの話だ」
「なんだと?まさかその師匠というのは…」
ハクロウが後ろからやってくる。
「ほっほっほ。お見事でしたな、リムル様」
「おおっ剣鬼殿!」
まさかの知り合い?
「森で迷っていた、あの時の小僧が見違えましたぞ。いや失礼、ドワーフ王。わし以上の剣士へと成長したようで重畳ですじゃ」
「剣鬼殿にそう言っていただけるとは…。ところでリムルよ。先程、お前は「盟主の一人」と言っていたが…」
「あぁ、そうだったな。紹介するよ。もう一人の盟主、アルト=テンペストだ」
リムル!?はぁ……しょうがねぇな。
「どうも、ただの人間の盟主です」
「なんだと…!?報告に人間の主は……」
騎士の一人が驚く。
いや、そこまで驚くことか…?まさか俺のことを魔人だと勘違いしていたとかないよな?
「ふむ……、アルト。お前のことは後々、聞くとして……。街案内してくれリムル、アルト。上空から見たかぎりでは美しい街並みだったぞ? 美味い酒くらいあるのだろう?」
「あるけど、裁判の時より軽すぎないか?」
え?裁判?リムル、何やらかしたんだ?
「なぁに、こっちが素よ」
ということでガゼル王達を街に案内することになり、宴を開くことにした。
「…なるほど。
「それが敵となるか、味方となるか見極めにな。…リムル、アルトよ。聞きたい事がある」
「なんだ?」
「ん?」
「俺と盟約を結ぶつもりはあるか」
俺とリムルは考えてもいなかった提案に硬直する。
「お前達がもしも、この広大な森を全て掌中にできたならば我が国をも上回る富と力を手にする事ができよう。その時に後ろ盾となる国があれば便利だぞ?」
「……いいのか?俺達、魔物の集団を国として認めると、そう言ってるのと同じだぞ」
「無論だ」
いや、いいの!?
「それとこの話、我らにとっても都合が良い。相互に利益がある話だ」
【アルト、どうする?】
【断る理由はないだろうし……良いんじゃないか?】
「……断る理由はないな。喜んで受けたいと思う」
ガゼル王はリムルの返答に頷く。
「よし。で、お前達の国の名前は何というのだ?」
国の名前?考えてなかった…!
【リムル、案はあるか!】
【今、考えてる!……えぇっとジュラの森とリムル=テンペストとアルト=テンペストのテンペストを取って…】
【じゃあジュラ・テンペスト連邦国とか?】
【それだ!】
「ジュラ・テンペスト連邦国だ!」
「ジュラ・テンペスト連邦国……」
「おおっ!」
「流石、リムル様とアルト様です!」
「では!国の名はジュラ・テンペスト連邦国!この町の名前はリムルと致しましょう!」
「異議はナシ!」
「アルト!?」
「中央都市リムルです!」
「おいおい、それはちょっと恥ずかし…」
この日、歴史にジュラ・テンペスト連邦国と中央都市リムルの名が初めて刻まれたのである。
そして宴が終わり、俺は街に近い森を散歩していた。
「仲間は皆死んだ〜♪恋人も家族もすでにない〜♪それでも戦うぞ!もう帰る家は無い〜♪」
やっぱ歌はいいな!前世は歌う余裕すらなかったからな…。なんだったら一人の時間も久しぶりか?仕事の関係でリムルと一緒にいることも多かったし…。
「一人か……」
はぁ…何度繰り返しても…俺の前から消えて…。目の前で死んで…、最後は俺一人に…。って…なんで前世のことを今、思い出すんだろうな…。もう過ぎたことだったはずなのに…。
「おーい!アルト!」
あ、リムル……。
「リムル、どうした?森まで来て……」
「少し、話したいと思って…たんだけど、アルト大丈夫か?」
え?何?俺、体調悪くないし……。
「え?俺は何とも無いぞ?」
「いや…でも…いつもより浮かない顔してるからさ…。何かあったのかなって…」
あ〜……。顔に出てたかぁ…。
「ちょっと…前世のことを思い出してな」
「前世……」
「でも大したことないぞ?」
実際大したことないし…。ただ戦争初期から共に戦った
「だったら良いんだけど……」
「別に気にするなって!ほら、俺と話したいんだろ?」
「いや…でも…」
そこまで気にするか?……そういえばスライムってどんな触り心地なんだろうな…。気になる……。
「なぁ、リムル」
「…なんだ?」
「スライムになってくれないか?」
「…?別にいいけど…」
そう言ってリムルは人の姿からスライムになった。
「じゃあ……少し撫でさせてくれ」
「………え?俺を撫でるのか?」
「ん?そうだけど…。嫌か?」
いや……普通に考えて嫌に決まってるよな…。そうだよな、俺が非常識だったよな…。
「………少しだけだぞ」
え?いいの?
「…いいのか?」
俺の顔が一気に明るくなる。
「アルトだけだからな…!」
「そうか。じゃあこっちに来てくれ」
俺は地面に座りリムルを呼び出す。そしてリムルは躊躇うこともなく俺の膝の上に乗る。
……じゃあ撫でるか。
俺はリムルを撫で始める。
ひんやりして…それにぷよぷよしてる……。
「……もういいか?」
「いや、もう少しだけ……」
「…分かった」
満更でもなさそうなリムルを撫で始めてから10分が経った。
「そろそろ撫で終わるか…。ありがとな、リムル」
いやぁ…満足、満足!
「その代わり…また撫でてくれよ」
ん?まぁ…撫でるくらいだったら…。
「あぁ、もちろんだ。何せ親友だろ?」
「親友……。そうだな…俺達、親友だもんな!」
その後、俺とリムルは談笑しながら街へ戻った。
この中で1番好きな武器はなんだ!追加して欲しい武器があったら感想でよろぴく☆
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EXAブレイザー
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MR111ファング
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ライサンダーZ
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マキシマム ディスラプター
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35ミリ バトルキャノン砲
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ワイルド リバイアサン
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カノン砲DZ
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重爆撃機フォボスZ プラン4
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テンペストATS