お詫びに居酒屋のお誘いでもしておこう。
じゃあ彼に変わって5話どうぞ!
と、その前にあの時、僕がアレを贈呈した時の回想が入るよ。
洞窟の中にまだ居た時のこと。時系列ではヴェルドラが喰われて少し経った時ぐらいのことであった。
《告。理由は不明ですが、エクストラスキル魔力感知を獲得しました。》
え、急すぎだろ!理由が分からないのが1番怖いんだから!で魔力感知って何?
《魔力感知とは、周囲の魔素を感知するスキルです。》
なるほど、なるほど……魔素って何?
《簡単に言えば魔物にとっては生命の元になる物質です。》
よし分かった。ちなみに俺からその魔素というのが出たりしているのか?
《そうです。というかダダ漏れです。》
あらやだ。もしかしなくても絶対に社会の窓開けてるのと一緒じゃん。とりあえず、魔力感知を使用してくれ。
《分かりました。では魔力感知を使用します。》
そしてその瞬間、ガラリと世界の見え方が変わった気がした。
よしじゃあ後は……多分、これで後、魔素を多分、こうすれば…よし引っ込めたかな。
ところでリムル、コイツ魔素ダダ漏れ過ぎて草超えて森だな。まぁ放置してもいいか。
************
そして時は戻り地上に脱出した、アルト達。
「あめんぼあかいなあいうえお」
「急にどうした?」
「少し発音練習をしようと思ってな。これでもまだ慣れないんだ。」
「苦労してんなぁ。でもいつか慣れるだろ、まぁ頑張れ」
「おう分かった」
そう話していると謎のオオカミっぽい奴らが近づいてきた。
グルルルル………
「あ"?」
「キャイーン!」
そして全力で逃げて行った。
「もしかして、俺って犬とかに嫌われているのかなリムル」
「いや犬ではないだろ、でも本当にどうしてだろうな」
そんなことを話しながら歩いている。
ん?
ゴブリンの集団がやってきた。
「グガッ強気者達ヨ……コノ先ニナニカ用事ガオアリデスカ?」
おっ喋った。ところでなんで言葉が理解できるんだ。指示者?
《解。意思が込められいる音波は、魔力感知の応用により理解のできる言葉に変換されます。》
そういうことか。ありがとうな指示者。何かまずい予感がするような……
「初めまして、俺はスライムのリムルという」
ビリビリビリィィ!!
このスライムスマイルで、声がとんでもねぇ!?人の耳、いや鼓膜を消すつもりか!!というかマジで痛い!
「グガッ!強キ者ヨ、アナタ様ノオ力ハ十分ニワカリマシタ!ドウカ声ヲ鎮メテクダサイ!」
「リムル!流石に声がデカ過ぎというか、俺の鼓膜が消えかけたぞ!!」
「それは大丈夫なのか?ってあぁすまんな、まだ調整がうまくいかなくて」
「別に大丈夫だったからいいんだけど」
「オ、オソレオオイ、我々ニ謝罪ナド不要デス!」
「で、俺たちに何か用?この先には特に用事はないけど」
「左様デシタカ。コノ先ニ、我々ノ村ガアルノデス。強力ナ魔物ノ気配ガシタノデ、警戒ニ来タ次第デス」
強い魔物の気配?……あ、もしかしなくてもリムルじゃね?だってリムル、魔素が漏れてるからな。でも気づいてないな。
「俺の魔力感知では、そんなの感じないけど…」
う〜ん、なんというか、流石だな。
「グガッ、グガガッ、御冗談ヲ」
「我々ハ騙サレマセンゾ。ソコノ御人ハトモカクタダノスライムニソコマデノ
コソコソ「……なぁアルト、そんなもの出した記憶はないんだけどなんか知らない?」
「いやまぁ多分だけどさ、別の視点から見ればいいんじゃない?」
「……ふ、ふふふ、わかるか?というかアルト最初から、分かってたんだったら教えてくれよ!」
「すまん、すまん言うの忘れてたわ。テヘペロ」
「おい!」
「勿論デス!漂ウ風格マデハ隠セマセヌ」
という会話をしている内にいつの間にかリムルは魔素を引っ込めた。その後は、話の流れでアルト達はゴブリンの村に行くことになった。
しかも泊めてくれるようだった。
「あそこです」
かなりボロボロだな。何かあったのか?
「お待たせいたしました、ご客人達。大したおもてなしも出来ませんで申し訳ない。私はこの村の村長をさせて頂いております。」
「あぁいや、お気遣いなく」
ところで出されたこれなんだ?お茶みたいなもんか。なんかヤバそうだから飲まないで…ってリムル普通に飲んでやがる。スゲェな
「それで?何か用があるから自分達を招待してくれたんですよね?」
バッ!!
「「!?」」
「貴方方の秘めたるお力、息子から聞き及んでおります。我らの願い、何とぞ聞き届けては貰えませんでしょうか」
いやマジかぁ、こうなるか。
「……内容によるな。言ってみろ」
コイツちょっと高圧的じゃない?大丈夫か?調子乗ってないよなぁ?少し心配だな
「ははっ。ひと月程前、この地を守護する竜の神が突如消えてしまわれました。その為、縄張りを求める近隣の魔物たちがこの地に目を付けたのです」
うん、俺たちのせいだな。多分、絶対。
*******
なるほど、つまりは話はこうか。牙狼族という奴らに苦戦しリグルという村一番の戦士が死に物狂いで情報を手に入れたがその時に死んでしまったということか。これはハッキリ言って本当に絶望しかないな。
「村長、一つ確認したい事がある」
「俺達がこの村を助けるなら、その見返りは何だ?お前達は、俺達に何を差し出せる?」
そうだろうな。これが気まぐれだったとしても、な。
「強き者達よ、我々の忠誠を捧げます!」
リムルはどうするか?でも俺はすでに決まっている。二度目の転生をした。ストーム1であった男だった。そんな男がこんな状況を放置する訳がない。
ウォォーーン…
「牙狼族の遠吠えだ…!」「近いぞ!」「いよいよ攻めに来るのか!?」「これやばいって!」「おしまいだ!」「俺達皆食われちゃうんだっ!」「逃げようよ!」「どこへ!?」「行くとこなんてないよ、ケガ人や女子供だっているんだぞ!」
「お前たち、落ち着きなさい…」
「「怯える必要はない」」
被っちゃった、恥ずかし。
「これから倒す相手だ」
「では…」
「暴風竜ヴェルドラに変わり、このリムル=テンペストと」
あっ、マジでこのままいくのかよ。
「アルト=テンペストが」
「「聞き届けよう」」
ドッドドッドッ…
ゴブリン達は土下座をした。
「我らに守護をお与えください!さすれば今日から我らはお二方の忠実なるシモベでございます!」
あの助けてください。急に襲われて、襲ってきた人?と一緒に問答無用で連れてこられて今居酒屋にいるんですけど……
ん?それが一体どうしたんだい?作者君?
い、いえ何も…
君、もうちょっと楽しまないと。折角、この僕、つまり神様と話せるというのにさ。
そうか。……いやどうしてこうなった?!
それはもちろん、気絶させちゃったお詫びだよ。
ア、ハイ、ソウデシタカ。ちなみに何頼みます?
じゃあ僕はとりあえず、生ビールと枝豆で。
分かりました。もうこうなったら楽しむか…
そういえば君どうやって物語を書いているのかい?
あぁそれはですね。簡単に言えば別世界を観測して書いてるんですよ。なのでアルトなど全て想像して書いてる訳じゃないんですよ。
なるほどね、だから僕のことにも気づけたのかい?
あ、そうですよ。ってめちゃくちゃ馴染んでるよ俺!!
いやぁ君も面白いね。アルト君のこの先の話並みにね。
アハハ、ご冗談が上手で、
いやいや本当だよ。というか大丈夫かいこんなに話して?
あ、そうだった!では6話もお楽しみに!
お楽しみにしてといてね!