ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 非公式二次創作小説 『リゾートバイトとはぐれ一匹』   作:スマラカタ

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皆様、どうもはじめまして。スマラカタと申します。この度、ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーが2026年2月8日に最終話を迎えて、自分が一年通して見てきて好きになっていたこともあり、ゴジュウジャーロスになりそうであったのと、洒落にならない怖い話の『リゾートバイト』を見て、この二つを合わせるとどうなるんだろうと思い、せっかくなので書いてみることにいたしました。
そして、重要なこととして、この物語は、2026年2月8日に放映されたゴジュウジャーの最終話である49話以降の時系列を参考にしていただきたいです。そのため、所々ネタバレがございますがご了承いただけると幸いです。それと、この物語は、吠視点ではなく、この物語の主人公側の視点になってます。彼らの目に、吠が、いや、ゴジュウジャーたちがどう映り、吠がいることで主人公たちがどう変わるかを楽しみにしていただけると嬉しいです。
今回の第一話のサブタイトルは、ゴジュウジャー本編第一話の『救世主ナンバーワン!』から拝借させていただきました。せっかくの一話なので、ゴジュウジャーから拝借させていただきたいと思いこうしてみました。
それでは、長々と失礼しましたがどうか、この物語をお楽しみください。


第一話 はぐれ者ナンバーワン!

 これは俺が大学生の頃の話。

 

 夏休みも間近にせまり、大学の仲間5人で海に旅行に行こうという計画を立てることになった。

計画段階で、仲間の一人がどうせなら海でバイトしないかと言い出して、俺も夏休みの予定なんて特になかったから二つ返事でOKを出した。

 そのうち二人は、なにやらゼミの合宿があるらしいという理由で、バイトはNGということになった。少し残念に感じたが、予定があるならしょうがないと割り切ることにした。

 

 それから、五人のうち三人が海でバイトすることになって、残り二人は旅行として俺達の働く旅館に泊まりに来ればいいかという話になった。そのために、まずは肝心の働き場所を見つけるべく、三人で手分けして色々探してまわることにした。雑誌や求人サイトで探していたのだが、思っていた以上に結構募集しているもので、友達同士歓迎と書かれているものも多かった。そこで、俺達はその中からある一つの旅館を選択した。もちろんナンパの名所といわれる海の近くだ。大学生だもの。そこはぬかりない。

 

 そこから、俺たちが勢いに任せて、電話でバイトの申し込みをした訳だが、それはもうトントン拍子に話は進んだ。途中で友達と二日間くらい合流したいという申し出も、『その分いっぱい働いてもらうわよ』という女将さんの一言で難なく決まった。

 

 そんなわけで、計画も大筋決まり、テンションの上がった俺達は、そのまま何故か健康ランドへ直行し、その後友達の住むアパートに集まって、そこに行くまでの道順やナンパ成功時の行動などを綿密に打ち合わせた。正直、道に迷っても困るからな。こういうのは、ちゃんとやっておくべきだろう。

 

 そこからしばらく経って、俺含む三人が旅館へと旅立つ日がやってきた。初めてのリゾートバイトな訳で、俺たちは、緊張と期待で結構わくわくしていた。

 

 電車やバスに揺られること数時間後。ついに、今回の舞台となる旅館に到着した。二階建ての結構広めの民宿で、一言で言うなら、田舎のおばあちゃんの家と言えばわかりやすいだろうか。

 

 俺たちが入り口に着くと、外で掃き掃除しているどこか近寄りがたい雰囲気の、俺たちと同い年ぐらいの青年がいた。彼の見た目は、半袖の黒いコートに赤いセーター、黒いジーンズと鎖を模したネックレスを身に纏い、右手の人差し指には狼をモチーフにしたような赤と金の装飾の入った宝石がつけられた指輪をつけていた。一目見ただけで『何者なんだ!?』と本気で疑いたくなるような、そんな雰囲気の青年だった。

 俺たちがその青年を見て動揺していると、彼がどこか不機嫌そうなで見つめた後にこう言ってきた。

 

「……あぁ? なんだ、てめぇら。人のことジロジロみやがって。何か用か?」

「え、あ、はい。……ここのアルバイトに来たんですけど。」

 

 俺がそう言うと、彼は少し怪訝そうな顔をしてからハッとした顔で言った。

 

「あぁ、そういや、美咲がそんなこと言ってやがったか。俺と同時期に同じアルバイト仲間が来るって。……お前らのことだったのか。ちょっと待ってろ。人、連れてくる。」

 

 彼はそう言うなり、すぐに中に入って、『美咲』と呼ばれた少女を連れてきた。というか、この人も同じアルバイト仲間だったの!? なんか不安になってきたんだが……

 俺がそんなことを考えていると、『美咲』と呼ばれた少女が俺たちにこう言った。

 

「あ、初めまして! あなたたちが今日からのアルバイトの人たちだね! あたし、美咲っていうの。で、さっき会ったこっちの人は遠野吠さん。先日から住み込みのアルバイトで入ってもらっている人でね。ちょっと変わっていて、結構不器用だけど優しい人だよ。」

 

 美咲ちゃんがそう言うと、遠野さんはどこかムッとした表情で彼女に言った。

 

「ちょっと待て、美咲。俺のどこが変わってんだよ。」

「いや、どう見ても変わっているから! あなたみたいな人、あたし今まで会ったことなかったし!」

 

 この時、俺たちは内心『絶対そうだろうな!』と思ってしまった。だって、こんなインパクトのありすぎる人、もしいたら普通に覚えていないわけがない。むしろ、忘れてたら逆にやばいだろう。

 美咲ちゃんと遠野さんがそんなことを話していると、女将さんが入り口から声をかけてきた。

 

「美咲、遠野さん。そんなところで何やってんだい?」

「あぁ、女将さん。ちょうどいいところに!」

「ちょうど例の奴らが来たところらしくてな。」

 

 遠野さんが俺たちを一瞥しながらそう言うと、女将さんも思い出したようにこう言ってきた。

 

「あぁ、そういえば、今日からだったね。いらっしゃい、あたしは真樹子。女将をしてるよ。よろしくね。」

「「「よ、よろしくお願いします!」」」

 

 俺たちがそんな感じで女将さんに挨拶すると、『よろしくね』と言われた後、彼女が旅館について説明してくれた。

 

 女将さん曰く、『旅館の中は、客室が四部屋、みんなで食事する広間が一つ、従業員住み込み用の部屋が二つの計七つの部屋があり、女将さんの旦那さんも入れて計七人で切り盛りしていくことになるとのことだった。

 俺たちが一通りのことを聞き終えた後、女将さんが遠野さんにこう言った。

 

「あ、そうだ。遠野さん。せっかくだし、この子たちを客室まで案内しておやりよ。明日から一緒に働くことになる後輩君たちなんだし、仲良くしてやったらどうだい?」

 

 彼女が笑顔でそう言うと、彼はどこか気まずそうな顔をした後にこう言った。

 

「……わかりました。おい、てめぇら。こっちだ。案内する。」

 

 そんなわけで、俺たちは、彼と一緒に部屋に向かうことになった。彼は無愛想ながらもしっかりと案内してくれた。

 

「客室はそこの右の廊下を突き当たって左右に、俺たちの寝泊りする部屋は、左の廊下の突き当たりにあるぞ。……で、他は、女将が荷物置いてから説明するって言ってたから後でしてもらえ。」

「あ、はい。わかりました……」

 

 意外と面倒見がいいな、この人。確かに、美咲ちゃんの言ってたように、ちょっと変わっているけど優しい人というのは間違いなさそうだ。

 俺がそんなことを考えていると、友達の百地が疑問に思ったことを遠野さんに聞いていた。

 

「あの、遠野さん。」

「なんだ? 聞きてぇことでもあったのか?」

「いや、単純な疑問なんですけど、この旅館で止まる部屋って二階じゃないのかなと。普通、二階使うこと多いから……」

 

 百地がそう言うと、遠野さんがこう言った。

 

「あぁ、それなんだが、二階は今使ってないらしいぜ。俺もこの間来たばかりで、詳しいことは知らねえけどな。」

 

 まぁ、そうか。旅館には旅館ごとの事情とかもありそうだもんな。それに、今はまだシーズンじゃないからもあるのだろうと特に気に留めてなかった。

それから、部屋について荷物を下ろして、部屋から見える景色とか見ていると、本当に気が安らいだ。これからバイトで大変かもしれないけど、こんないい場所でひと夏過ごせるのなら悪くないと思った。まぁ、ひと夏の思い出というのも期待していたのもあるが。

 

 そんなわけで、俺たちのバイト生活が始まっていった。いや、訂正しよう。俺たちの奇想天外なバイト生活が幕を開けるのだった。




皆様。この度は、この物語をお読みいただきありがとうございます。スマラカタと申します。
2026年2月8日、つまり、今日ゴジュウジャーの最終回をしっかりと見届けてから、この物語を書き始めたのですが……今回の最終回、本当に凄く最高な終わり方だったと、個人的には思います! 流石にネタバレもありますし、後、語れば長くなりそうなので、細かくは書きませんが、ともかく、それも踏まえて、今回書き始めましたので、拙い文章かもですが、応援してくだされば幸いです。
感想、質問など色々ありましたら、どうぞ気軽に送ってくださると嬉しいです。
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