廃核の海 〜魔族アバターのまま現実世界に放り出された俺と不思議な美少女の物語〜   作:織雪ジッタ

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ゲームの中のキャラクターの姿と能力のまま現実世界に出てきた他守ショウ。


サークルアンデッドとVRMMORPGファーストアドベンチャー18の正体を知ったショウ達は打倒サークルアンデッドを胸にイシュタラの国へとやってきた。


しかし、イシュタラの国の入国で女神の門の試練に失敗、近くにある人魚の里で修行をする事になった。




■登場人物の紹介
◇他守ショウ  VRMMORPGファーストアドベンチャー18からログアウトしたらゲームのキャラクターのまま現実世界に出てきてしまう。ナノマシーン適合者としてはこの世界最強のSSS。緑色のオーラを持つ。
銀髪に角があり、光を帯びた赤い目、口元には牙が見え、少し尖っ耳に爬虫類系の尻尾がある魔族設定のキャラクターだが中身の本人は童顔を気にする黒髪の28歳。


◇ミネルバ   ショウが呼び出した『ファーストアドベンチャー18のフェイスと呼ばれるパーティーメンバー補填用のNPC』召喚士。ゲーム設定ではヒュムリア王国の王女。


◇剛本剛(ごうもとつよし)     イ特特殊攻撃部隊『D』リーダー。ナノマシーン適合者ランクはA


メロウ  
小さな魔法の帽子をかぶっているショウのメタモルフォーゼの訓練を指導する事になった人魚。
笛吹いて人を魅了する事もある。





11話 ショウ死す??─これ死んでますよね?

自称スライムのその物体はモザイクをかけないといけない程のグロテスクな状態だった。

 

 

ショウ「やっているうちにスライムを思い出してしまったのさ。。。」

 

 

ミネルバ「。。。内臓が。。見えてますわよ。。うっ!」

 

 

涙目で頭を抱えふるふるするメロウ

 

 

メロウ「こんなのスライムじゃない。。」

 

 

ミネルバ「い、一発バハムートいきましょうか。。。?」

 

 

ショウ「殺す気かよ!て言うか、これどうやって戻るんだよ!?」

 

 

ショウ「メロウさん!助けて下さいよ!」

 

 

メロウ「早く元の姿をイメージして下さい!」

 

 

ショウ「やってるんだけど、そもそもアレは俺の本来の元の姿ではないんで。。その辺りで何か自分がよく分からなくなってしまって。。」

 

 

メロウは顔を背けたまま。

 

 

メロウ「じゃあ、あの目が光る方じゃなくて元々の方はダメなんですか!?」

 

 

ショウ「それもやってるんですが。。。」

 

 

やればやるほどおかしく(グロテスクに)なる自称スライム。

 

 

メロウ「ひぃ!」

 

 

ミネルバ「もう無理です。。。」

 

 

その時、限界を超えたミネルバの脳裏にプツンと言う音が聞こえた気がした。

 

 

ミネルバ「無理無理無理無理無理無理!!!」

 

 

とミネルバは召喚魔法を詠唱の舞を舞い始める。。

 

 

ショウ「わ!ちょっと!ミネルバ!早まるな!!」

 

 

そして、ミネルバはバハムートを召喚し、スペシャルムーブ『テラフレイム』と言う無慈悲な攻撃をショウに下した。

 

 

爆音が彼方まで鳴り響き、ショウは断末魔と共に光の中に消えていった。

 

 

幸いテラフレイムの進路は、人魚の里を外れてそのエネルギーの塊は、はるか彼方へと消えていった。

 

 

それが通った後は、ここが水中と言うこともあって大量の泥と泡が巻き上がって視界を遮った。

 

 

 

 

 

 

しばらくして、ようやく視界が戻ると消炭(けしずみ)になったショウの痕跡がそこにあった。

 

 

絶句するメロウ。

 

 

メロウ「あ、あの。。これ、死んでません?」

 

 

ミネルバ「せ、『戦闘不能』です。。」

 

 

メロウ「いや、これ死んでますよね!?」

 

 

ミネルバ「。。。『戦闘不能』です。。多分。。」

 

 

メロウ「多分!?」

 

 

立ちくらみしそうになりながらうろたえるメロウ。

 

 

メロウ「ど、どうしよう。。バアル様に何と報告すれば。。。」

 

 

ヘナヘナと座り込む。

 

 

ミネルバ「だ、大丈夫ですわっ」

 

 

メロウ「これのどの辺が大丈夫なんですか!?」

 

 

ミネルバ「そ、蘇生魔法を試みて見ましょう!ね!?」

 

 

そう言うとミネルバは今度は一般魔法詠唱ポーズを取った。

 

 

メロウ「。。蘇生魔法?」

 

 

すると、白い魔法陣がミネルバの足元に現れる。

 

 

そして、他の魔法と比べるとかなり長い詠唱時間を経て、ミネルバの蘇生の白魔法が発動した。

 

 

メロウに緊張感が走る。

 

 

ミネルバ「リザレクション!」

 

 

ミネルバがそう叫ぶと消炭(けしずみ)になったショウは、白い光に包まれながら空中にそっと抱きかかえられるかの様に浮かび上がり、やがて人の形になっていく。。

 

 

メロウ「。。こ、これは。。。!?」

 

 

そして、天使の様な歌声が一瞬聴こえたかと思うと、光る何かが羽ばたき、やがて光がおさまると、そこには復活したtamoriの姿のショウが立っていた。

 

 

メロウ「い、生き返った!?」

 

 

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