廃核の海 〜魔族アバターのまま現実世界に放り出された俺と不思議な美少女の物語〜   作:織雪ジッタ

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32話 暴走

アナト「?」

 

 

アナト「どうした?」

 

 

ショウ「。。。え?あ、いや。何でもない。」

 

 

ショウ「みなさん、話は分かりました。僕で良ければ協力します。」

 

 

バアル「ありがとう。」

 

 

アナト「では、先ず私から頼む。」

 

 

ショウはアナトをじっと見つめて真剣な表情になる。

 

 

ショウ「。。。分かった。」

 

 

アナト「メリュジーヌからちゃんと習ったんだろうな?」

 

 

ショウ「まあ。。何とか」(汗)

 

 

言われて苦笑いをするショウ。

 

 

ショウ:そう言えばあの痛々しい人魚、あのまま放置して来たけど大丈夫だったかな。。?

 

 

ちなみにその言動が痛々しい人魚(メリュジーヌ)はエリドゥにデコピンをされた後、気絶しているところをメロウに回収されて人魚の里に帰っている。

 

 

アナト「大丈夫か?しっかりしてくれよ。。」

 

 

ショウ「ああ。大丈夫だ。」

 

 

ショウ「ミネルバ、俺が始めると同時にキュアオールを頼む。」

 

 

ミネルバ「はいはい。分かりましたぁ。」

 

 

と、面倒くさそうなミネルバ。

 

 

ショウ「まったく、やる気ない声だすなよなぁ。。」

 

 

ミネルバ「はぁ、ホントに文句ばっかりですわね。」

 

 

ミネルバ「いつでもよろしくてよ。」

 

 

ショウ「じゃ、いきます。」

 

 

すると、ショウの体が輝き始める。。

 

 

そしてそれと同時にミネルバも魔法詠唱ポーズに入りそのままショウの光に包まれる。

 

 

光にかき消されそうな魔法陣の上でミネルバは治癒の魔法キュアオールを放った。

 

 

光に包まれていた赤いオーラがみるみるオレンジ色に変わっていく。。

 

 

そして光がおさまるとアナトの身体はバアルと同じオレンジ色のオーラに包まれていた。

 

 

アナトは少し呆けた様に自分の体から出るオーラを眺める。

 

 

アナト「他守。。。」

 

 

ショウ「何だよ?」

 

 

アナト「他守!!」

 

 

ショウ「だから何だよ?」

 

 

次の瞬間アナトは無意識にショウに抱きついていた。

 

 

ショウ「え!?。。ちょっ。。」

 

 

アナトは照れるショウの顔を両手で触り目を輝かせる。

 

 

アナト「お前ホントに凄いな!」

 

 

ショウ「ええ??そ、そう??」

 

 

アナト「チカラが!みなぎってくるぞ。。」

 

 

アナト「そうかぁ。。兄様はいつもこんな感じなのかぁ。。」

 

 

ウットリするアナトに少し引き気味のショウだったが嬉しそうなアナトを見ていると何か嬉しい気持ちになっていくのを覚えた。

 

 

そしてアナトがそのオーラとは別でキラキラと輝いて見えていた。

 

 

同時にその輝きを壊したい真逆の自分の衝動を感じた。

 

 

ショウ:な、何なんだ。。?このイライラは。。?

 

 

ショウ:それにさっきの声。。。

 

 

ショウは何かもやもやした気持ちになったが深くは気に留めなかった。

 

 

ショウ「さ、バアルさんもどうぞ。」

 

 

そしてバアルは一歩前に出た。

 

 

ショウ「いきますよ。」

 

 

バアル「宜しく頼みます。」

 

 

ショウ「ミネルバ、頼む。」

 

 

ミネルバ「ハイハーイ。。」

 

 

気怠そうにしながらもミネルバも用意する。

 

 

 

 

ショウ「いきます!」

 

 

そう言うと再びショウは輝き始めた。

 

 

そして光がバアルを包もうとした時

 

 

ショウの右肩から股間にかけてが吹き飛んで2つに裂けて、その身体は左右にボタリと倒れた。

 

 

ミネルバ「いやあああああああ!!!!!」

 

 

アナト「他守!!!」

 

 

その場にいた者たちは、突然起こったあまりの出来事に全員があっけに取られた。

 

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