駄文ですが、よろしくお願いします。
――――深夜。
茨城の山奥にある、廃小屋。
屋内に張り詰める冷たい空気は、秋にしては些か冷たすぎる。
先程、客犬を連れてきた2匹――砕羽と切羽は既にでていった。
今、この場にいるのは3匹。
客犬の2匹――ニゲルとブルー。
そして、砕羽達に教授と呼ばれた犬。
静かに奥で佇んでいる。
雲間からでた淡い月光が窓から射し込み、彼の姿をあらわにした。
右頭部に覆われた鉄――右目から右耳まで、その鉄に隠され。
更に後脚部は布で覆われ、後脚の代わりに車輪がついている。
痛々しいその姿から想像つかないが。
彼が、数多くの殺し屋を輩出する――教授ことマーダーSだと知る者は少ない。
「―――――答えを聞かせてくれ、マーダーS」
「――その情報は真か、ニゲル殿?」
マーダーSが、最終確認なのか、静かにとう。
「ああ……俺を信じろ、スナイパー♪」
「そうか、私の事も調べはついてるようだ………クックックク♪
………なら、道は一つしかないな!」
マーダーSは、己の本名を告げられその瞳に驚きを隠せなかったが。
一拍おいた後、くつくつと嗤いだした。
そして………
「―――――一つ条件がある。
全てが終わった時――――して欲しい」
◆ブルーside◆
「全てが終わった時――――して欲しい」
目の前にいる、スナイパーとかいう不気味な奴がそう言った。
その条件に、隣にいる兄貴はどうするんだと、チラッとみる。
「―――いいだろう!♪」
………嗤った。
怒るでもなく、驚きをみせるでもなく、口元を上へ上へとつり上げ嗤う………逆にそれが怖い。
何で、そこで笑うんすか!
スナイパ―に視線を戻せば、此方も嗤っている。
何なんだこの犬たちは……普通じゃねぇ!
早くここから、解放されたい。
空気が重い………すげー時間が長く感じる。
それにしても、スナイパーは何者なんだ?!
今日、兄貴からは軽い感じで「
だから、そこまで身構えていなかった。
…………が、なにこれ。
殺し屋の教授ってなんですか。
それに物騒な話が、ボンボンと飛び出してくる。
ってか、銀の結婚とか、奥羽軍の機密とか、楽園崩壊の原因とか、その他もろもろ……兄貴は何故そんなに知ってるんですか?!
おれが此処から飛び出したいぜ!………ほんとに。
それに兄貴、軍を作るなんて初耳ですよ?!
それを、殺し屋に協力依頼って………
「…………はぁ」
溜め息をつき、項垂れる。
まあ、兄貴の考えがわからなくても、ついていくって決めたしな。
どれくらいたったのだろうか………何時間にも感じられたが実際は数秒だったのかもしれない。
スナイパーが、再び口を開いた。
「――協力ではなく、私は貴方の配下に加わりたい!」
こうして、殺し屋の教授ことマーダーSこと、スナイパーをハンティングすることに成功したようだ。