軍神アレスとなった誰かの話   作:色々残念

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なんとか思い付いたので更新します


軍神アレスと鍛冶神ヘファイストス

アレス・ファミリアに所属しているのは軍だけではなく、王族やクロッゾ一族などの鍛冶師達も含まれており、何らかの分野で秀でている者にも俺は恩恵を授けていた。

 

俺がオラリオに行くつもりだと知ると、ラキア王国の現国王を含んだ王族達まで「アレス様に着いていきます」と言ってオラリオにまで着いてきそうにはなったが、なんとか説得してラキア国内に留まってもらうようにはしたが、危うくラキア王国の全てがオラリオに向かうことになるところだったのは確かだ。

 

そんなことがあったりもしたが、騎士団の中から俺に同行する存在を選ぶ最中に、争いが勃発。

 

「勝者だけがアレス様に同行できる!」と言いながら、得物を振り回して激しく戦っていた騎士団の面々。

 

同行することが決まっていた騎士団長以外の騎士団の騎士達は、全力で争っていき、勝者だけが得物を掲げて雄叫びを上げ、敗者は地面に倒れていた。

 

魔剣魔導士大隊や治療大隊に補給部隊からも同行者を選ぶことになったが、他も騎士団と似たような状態になっていたりもしたな。

 

ラキア王国の主神である俺に同行したいと考えているラキアの面々は、思っていたよりも多かったようだ。

 

オラリオに向かう俺と一緒に行動するアレス・ファミリアは、騎士団長を筆頭に、ラキア王国の騎士団半数、魔剣魔導士大隊の魔導士長と直属部隊、治療大隊の指揮官と治療師達、補給部隊の各隊長3名と補給部隊の面々、それ以外にも鍛冶師としてクロッゾ一族、優秀な薬師達と、かなりの人数となっている。

 

それにザルドとアルフィアを加えた面々が、今回オラリオに向かうことになっていた。

 

オラリオに向かうまでの道中はラキア王国が俺の為に用意していた凄まじく豪華な馬車に、護衛の騎士団長と共に乗ることになって、とても快適な馬車旅であったのは間違いない。

 

到着したオラリオの入り口で、ガネーシャ・ファミリアが検問のようなことをやっていたが、軍勢のようなアレス・ファミリアをガネーシャ・ファミリアが素通りさせることはなく、何が目的なのかを神ガネーシャから聞かれることになる。

 

ラキア王国の者だと明かし「オラリオに所属するつもりはないがダンジョンを修練場所として、使わせてもらいたいとは思っている」ということを神ガネーシャに騎士団長から伝えてもらい、それが嘘偽りではないことを神ガネーシャに知ってもらった。

 

それから、ザルドとアルフィアが同行者であることを明かすと、前に出たザルドが口を開く。

 

「通さないなら、オレが全てを叩き潰して平らにした道をアレス・ファミリアに進ませるぞ」と脅し文句を言い出すザルド。

 

そのザルドの言葉にも嘘偽りは無く、素通りさせるか、叩き潰されてから進まれるかの選択を迫るザルドに、ガネーシャ・ファミリアと神ガネーシャは頭を悩ませていた。

 

Lv7であるザルドに勝てるとは思っていないガネーシャ・ファミリアは、他国のファミリアを素通りさせたことで起こる問題と、ザルドに叩き潰されてしまうとガネーシャ・ファミリアの面々が傷付くことを天秤にかけて、アレス・ファミリアを素通りさせることを選んだ。

 

それからオラリオに入ったアレス・ファミリアとザルドとアルフィアの2人。

 

早速ダンジョンに向かうつもりであるザルドとアルフィアに、着いていくアレス・ファミリアの半数。

 

もう半数のアレス・ファミリアは、俺の護衛として動いていき、手土産を持ってヘファイストスの顔を見に行く俺に同行する。

 

アレス・ファミリアを引き連れてヘファイストス・ファミリアのホームへと向かい、久しぶりに対面したヘファイストスに、手土産のヒヒイロカネを渡しておくとヘファイストスは喜んでいた。

 

極東産のヒヒイロカネは、荒れている今のオラリオでは手に入りにくい金属ではあったようで「これで眷族の子達も、いい武器が作れるわ」と笑っていたヘファイストス。

 

天界ではそれなりに長い付き合いであったヘファイストスは、俺に鍛冶を教えてくれた師とも言える存在だ。

 

地上で神の力が使えずとも鍛冶神ヘファイストスなら、神匠の腕を持っているのは間違いない。

 

優れた鍛冶神に自分の腕が、どの程度なのか教えてもらいたいと思ったのか、主神である俺に許可を貰ってから、俺に同行していたクロッゾ一族の者達が自身の作品をヘファイストスに見せていく。

 

ガロンの短剣を「いい短剣ね」と素直に褒め、ヴィルの細剣を「まあまあね」と鍛冶神として普通と判断していたヘファイストスは、嘘偽りない鍛冶神の感想をクロッゾ一族に伝えていった。

 

結局褒められたのはガロンだけではあったが、心が折れることはなく、寧ろもっと凄い鍛冶師になってやろうという気持ちに満ちているようだったクロッゾ一族。

 

とりあえずクロッゾ一族が奮起するようになるきっかけを作ってくれたヘファイストスには感謝しておくとしよう。

 

ガロンの孫で、まだ見習い鍛冶師なヴェルフ・クロッゾが、女神であるヘファイストスだけに視線が釘付けになっていたりもしたが、もしかしたらヴェルフはヘファイストスに一目惚れしていたかもしれない。

 

天界だとアフロディーテと微妙な関係になっていたヘファイストスだが、地上だと特定の相手が居る訳ではなさそうだから、ヴェルフの恋が実る可能性は零ではないな。




ちなみにヴェルフが作ったクロッゾの魔剣は、いまいちね、とヘファイストスに言われていたりしたようです
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