軍神アレスとなった誰かの話   作:色々残念

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思い付いたので更新します



軍神アレスと伝令神ヘルメス

友神であるヘファイストスが所有していた空き物件を買い取り、オラリオでの拠点としたアレス・ファミリア。

 

俺の護衛として残る面々は別として、ダンジョンに行って戻ってきた騎士団や他の面々が言うには、地上のモンスターとは違って、全く弱体化していないダンジョン内のモンスターは明らかに強さが違っていたそうだ。

 

世界の中心とまで言われるオラリオのダンジョンとはモンスターが無尽蔵に生まれる場所であり、階層を進むごとに強力なモンスターが出現するようになる場所である。

 

それでも竜の谷の竜を相手に戦ってきたラキア王国の軍隊は、ダンジョンの深層にまで行かなければ苦戦することもなかったようだった。

 

ダンジョンに行ったアレス・ファミリアの面々の背の恩恵を更新してみたが、Lv7のザルドとアルフィアの鍛え直しに着いていった面々は、無茶をしたようだが、かなりステイタスが伸びていたみたいだ。

 

オラリオのダンジョンという場所が修練場として優れた場所であるのは間違いない。

 

護衛として残る面々を入れ替えて、アレス・ファミリアの面々をダンジョンに送り出すということを続けていたが、ステイタスを伸ばしていったアレス・ファミリアの眷族達。

 

ラキア王国では魔導書の生産も行っている為、アレス・ファミリアの全員が魔法の使用が可能であり、魔力の数値も確りと伸びていたアレス・ファミリアの団員全員。

 

そんなアレス・ファミリアのオラリオの拠点を訪ねてきたファミリアがあったが、一応は知神であるヘルメスとヘルメス・ファミリアの団長が、門番を勤めていた騎士達に「アレス・ファミリアの主神に会わせてほしい」と頼んできたそうだ。

 

ヘルメスが余計なちょっかいを出してくる前に、釘を刺しておけるなら刺しておいたほうがいいと判断した俺は、報告に来た騎士に「ヘルメスと名乗った神が、胡散臭い顔をした神だったなら通していい。それならヘルメス本神だ」と指示を出す。

 

それからヘルメスとヘルメス・ファミリアの団長と対面したが、相変わらず胡散臭さ丸出しな顔をしたヘルメスが「やあ、我が友アレスよ、きみの王国の騎士団長がLv7に到達して、ついでにゼウスとヘラの生き残りもきみと共に居るそうじゃないか」などと軽薄な様子で話しかけてきた。

 

「ヘルメスと友神になった覚えはないな。特に仲が良い訳じゃない相手を友神扱いするのはやめておけ。不愉快に思う神も中にはいるだろう」とヘルメスに忠告を伝えてから再び俺は口を開く。

 

「リヴァイアサン討伐に参加したラキアの騎士団長がLv7となったのは確かだ。それとザルドの毒にアルフィアの病は、ラキア王国の総力で完治させておいたぞ」と俺が言うと「待て待て!?医神でも治療できないベヒーモスの毒と不治の病を治療したのか!?」と珍しく驚いていたヘルメス。

 

「ああ、だから今のザルドとアルフィアは、健康で元気一杯だ」なんて笑いながら言う俺に神妙な顔をしていたヘルメスは、ゼウスとヘラの生き残りが復活したことが予想外ではあったらしい。

 

その後、アレス・ファミリアの今後の行動方針などを聞いてきたヘルメスに、ダンジョンを修練場にして鍛えるつもりであることを教えておき、アレス・ファミリアの邪魔をしないようにと釘を刺しておいた。

 

「他のファミリアを唆そうが、お前の仕業なら解るからな」と言った俺に、帽子を脱いで胸に手を当てて「誓おう、このヘルメスの名に懸けてアレス・ファミリアの邪魔はしない」と宣誓したヘルメスは、嘘を言ってはいない。

 

基本的にヘラヘラしていて軽薄な様子を隠さないヘルメスではあるが、1度誓ったことを破らない程度の律儀さはある。

 

それはそれとして邪魔はしていないからオッケーと余計なお世話をしてくる可能性も存在しているのが、ヘルメスという神だ。

 

信用も信頼もしない方がいい神の1柱であるヘルメスは、事前に釘を刺しておいても、完全に行動を縛れる訳ではない。

 

だが、ヘルメスも恐怖を感じない訳ではないので、効果的な言葉というものはある。

 

「ちなみに話は変わるが、オラリオを出たゼウスの居場所を知っているのにヘラに報告しない伝令神が居たそうだな。誰のことかなヘルメス」と言っておくと、微振動し始めたヘルメスの身体。

 

「ヘラがそれを知れば、どうするかな。なあヘルメス」と続けて言いながらヘルメスの肩を軽く叩く俺に「勘弁してください上司から黙っとけって言われたんです!?」と何故か敬語になってそんなことを言っていたヘルメスの動揺は激しかった。

 

まあ、ヘルメスが余計なことをしなければ、俺がヘラに情報提供することはない。

 

とある神話の伝令神がどうなるかは、ヘルメスの行動の結果にかかっているな。

 

さて、これだけ太い釘を刺しておけば、流石のヘルメスでも命を惜しんでくれる筈だ。

 

それでもどうなってもいいと考えてヘルメスが行動するというなら、俺は止めはしない。

 

ヘラに詳細な情報を提供して、ついでに手頃な得物も渡し、ヤバイ女神であるヘラを解き放つだけだからな。




ちなみにヘルメス・ファミリア団長は、まだアスフィではなく、ビビるヘルメスを指差して笑ってたりしました
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